[ 記事作成日時 : 2020年1月20日 ]
[ 最終更新日 : 2023年9月10日 ]

看護師転職の不安や悩みを解消!失敗しない職場の選び方と転職方法

看護師の転職の不安

※本記事は、提携する企業のPR情報が含まれます。掲載するサービス及び掲載位置に広告収益が影響を与える可能性はありますが、サービスの評価や内容等は当サイトが独自に記載しています。

「先輩看護師のいじめに耐えられず辞めたいけど、こんな理由で転職できる?」

「夜勤がつらくて、転職したい。何歳までなら転職できるの?」

つらい労働環境を変えるために、転職しようかな…と考える看護師は少なくありません。ただ、転職への一歩を踏み出すのは不安も多いもの。こんな転職理由でいいのか、年齢的に転職できるのか、どんな転職先があるのか…など、様々な不安が浮かんできます。

看護師の転職事情や傾向など、看護師転職に関する基礎的な知識を得ることで、ひとつひとつ不安を解決していきましょう。

      
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4人中3人が「辞めたい」看護師の転職事情とは?

看護師をやめたい

「看護師の仕事がつらい!もう辞めたい!」

そう考える看護師は実は非常に多く、看護師の70%が「看護師の仕事を辞めたい」と考えているのだそうです。(日本医療労働組合連合会「看護職員の労働実態調査」2017年)

およそ4人中3人の看護師が「辞めたい」と思うのはなぜなのでしょうか?

看護師の転職理由トップ5

同調査によると、仕事を辞めたいと思う理由として多いものは、以下の5つでした。

  1. 仕事がきつい(人手不足)
  2. 賃金が安い
  3. 休暇が取れない
  4. 夜勤がつらい
  5. 達成感がない

ほかにも、以下のような理由が一般的です。

  • 人間関係の悩み(パワハラ、いじめなど)
  • 医療事故への不安
  • 仕事内容に関するストレス
  • 健康問題(腰痛など)

また、結婚や妊娠・出産、引越といった家庭の事情による離職も多いです。

看護師の転職は超売り手市場

日本看護協会によると、2011年度から2015年度までの離職率は10.8%~11.0%で推移しています。およそ10人に1人は離職している計算になります。

実は、この高い離職率は、同時に高い転職率にもつながっています。看護師は売り手市場とされており、他職種に比べ高い求人倍率を誇っています。常に人が入れ替わっているからこそ、看護師は転職しやすいのです。

2025年問題という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

2025年問題とは

超高齢化社会が進む日本では、2025年に約196~206万人の看護師が必要になると想定されていますが、厚生労働省の発表によれば、今後順調に看護師の数が増えていったとしても13万人の看護師が不足するとされています。

このような事情から、看護師の高い需要は今後も続くことが予想されており、看護師の資格を持ちながらも離職している「潜在看護師」への注目も高まっています。

つまり、看護師の資格をもっている限り非常に転職しやすい状況にあるということなのです。せっかく看護師という国家資格を持っているのですから、そのメリットをフルに活かし、前向きに「転職」について考えてみましょう。

転職して良かった体験談

大学病院の手術部⇒老人施設(20代・女性)

前職ではオンコールや緊急などが多く、夜中まで働かなければならないことも多かったです。命最優先の現場なのでストレスもあり、勤務中に意識を失うことも度々あるほどで、体力的にも精神的にも厳しいと感じて転職しました。

子どもがいるため、夜勤がないことと保育園が終わる時間帯に勤務終了できることを最優先して求人を探し、老人施設に転職しました。

給与面では下がりましたが、体調が劇的に良くなり倒れることがなくなりましたし、家族との時間も持てるようになりました

毎日子どもと一緒に夕飯を食べたり一緒に寝ることができるので、本当に良かったと思います。

クリニック⇒総合病院の急性期病棟(30代・女性)

クリニックで働いていましたが、このままでは看護師としてのスキルアップができないと感じて転職をしようと思いました。

総合病院で働きたいという希望があったので、転職サイトから総合病院の急性期病棟の求人を紹介してもらい、転職しました。

転職後は毎日のように経験したことのない処置や検査、看護を経験でき、スキルアップすることができていると実感しています。

転職に失敗しないか不安…看護師の転職成功のコツとは

「転職しても、合わなくてすぐ辞めてしまったらどうしよう。」

「なかなか内定がもらえなかったらと思うと怖い…。」

転職活動を始めるにあたり、様々な不安が頭をよぎることは無理のないことだと思います。

看護師の転職でよくある失敗を知り、同じ失敗をしないように対策することで転職を成功に導きましょう。

看護師の転職によくある失敗

転職したものの、「思い描いていたような環境ではなかった」と思うこともないとはいえません。

合意したはずの条件と違っていた、人間関係が悪かった、求められるスキルにギャップがあった、キャリアアップできない…などは転職によくある失敗例です。

だからといって、転職してもすぐ辞めてしまい、何度も転職を繰り返すのはデメリットが多いので避けたいところ。

転職回数が多くなってしまうと、「退職理由は本人に問題があるのでは?」と思われてしまいかねませんし、自信もなくなり転職活動自体がつらいものになってしまいます。

転職を成功させる4つのコツ

1.情報収集

自分の希望に合う条件の求人情報をなるべく多く集めることは、転職成功の大きなポイントです。

良い条件の求人があったとしても、知らなければ応募すらできません。また、多くの求人情報があれば条件を比較して判断することができますし、複数の求人に応募した方が内定をもらえる確率も増えます。

さらに、応募先の職場を見学させてもらったり、人間関係や仕事環境についてヒアリングするなど、求人情報からは得られない現場の状況を知っていることもミスマッチを避けることにつながります。

こうした情報集めに最適なのが、看護師の転職サイトです。転職サイトは好条件の非公開求人や情報網を持っており、転職に必要な情報を効率よく手に入れることが可能です。

2.自己分析

2つ目のコツは、自己分析です。転職するうえで優先したいのは何なのか、これまでのキャリアやこれからの展望なども含めて、じっくり考えてみましょう。

このプロセスは転職活動の中でも一番といってもいいほど大事な部分です。これを疎かにしてしまうと、転職後に「自分の実際の思いと違った…」と後悔することが多いです。

転職はこれからのキャリアを含めた人生を左右するものですから、「本当に自分が望むこと」を見極める機会ととらえて自己分析に取り組みましょう

同時に、「自分が転職先に提供できるスキルや経験は何か?」と考えてみることで、転職目的や転職先選びがより明確になりますし、面接の際の自己アピールにもつながります。

3.希望条件を明確にする

転職後の「こんなはずじゃなかった」を避けるためには、希望する給与や夜勤の有無、労働時間などの条件をクリアにすることが肝心です。ここがあいまいなままだと、やはり転職後にミスマッチが起きやすいです。

内定が決まった場合、諸々の労働条件については契約の文書に記載されているはずなので、そうした文書にはしっかりと目を通し、控えを取っておくと良いでしょう。

4.相手の目線で考える

なかなか内定がもらえないと、「自分には価値がないのでは?」「もう内定はもらえないのでは?」と不安になることもありますね。

そんな時は、「相手が何を求めているのか」を考えてみましょう。

  • 採用側はどういう看護師が欲しいのか?
  • 期待にこたえるだけのスキルや経験が自分にあるか?
  • 足りないスキルはどう補うか?
  • 採用されたらどのような価値を提供できるのか?
  • 採用する立場なら自分のような看護師をどう評価するか?

このような自問をしてみることで、面接の際にもより説得力ある話ができるようになりますし、内定にもつながりやすくなるはずです。

転職は、採用側のニーズと求職者側のニーズが合うことで内定につながります。どちらか一方のニーズだけが満たされるのではダメなのです。

看護師の転職しやすさは年齢や経験年数で変わるの?

看護師は転職しやすいことをお伝えしましたが、それでも、年齢や経験の浅さから転職に不安を感じている方もいます。

看護師何年目なら転職できる?

第二新卒や1年未満の看護師

一人前の看護師になるには、最低でも3年は必要と言われています。看護学校卒業後3年以内、いわゆる第二新卒の看護師は、今の時点で転職してよいものか悩むことでしょう。

しかし職場に対して不満や不安を抱いたまま働き続けるのは、自分にとっても周囲にとっても好ましいものではありません。不安定な精神状態では、あなたが理想とする看護が提供できないかもしれません。その点、思い切って新しい環境でやり直すのは、決して間違った選択ではないのです。

第二新卒で転職する場合は看護知識や技術に不安があるので、「第二新卒歓迎」とうたっている職場や、研修制度や教育体制が整っている職場を選ぶことをオススメします。

3年目の看護師

3年目以降ともなれば、もはや中堅と言われる立場です。仕事にも慣れ、他の職場に興味が出てくる頃。即戦力、体力ともにあるため、内定ももらいやすいので、キャリアアップを目指して転職する看護師が多いです。

ただし、3年目は新人教育に携わるチャンスでもあるので、そのチャンスを失ってしまうかもしれないというデメリットはあります。

5年目の看護師

5年ほどの経験を積んだ看護師は、様々な立場を経験しており、視野が広く柔軟性もあります。転職しても仕事や環境に慣れるのも早く、即戦力として活躍してくれることが期待できるため、転職には非常に適した時期といえます。

それだけに、今後の看護師人生を決める転職先は将来を見据えてじっくりと選ぶことをおすすめします。

10年目以上の看護師(管理職)

看護師経験10年以上ともなれば、主任看護師や看護師長などの管理職という役割を担う看護師もいますし、転職によって管理職へのキャリアアップを目指す方もいます。

管理職の人材を外部から採用する病院は多いので、意外とたくさんの求人があります

一方で、結婚や出産などライフスタイルの変化が多い頃です。どのような働き方をしたいのか、ワークライフバランスを考えて、その希望に合う職場を見つけることが大切です。

年齢の壁は存在する?40代・50代転職事情

20代、30代で転職するのはもはや普通のことですが、40代にさしかかるくらいになってくると「若くないからどこからも内定をもらえないのでは?」という不安が出てきます。

40代看護師の転職事情

40代は、仕事を継続していれば十分なキャリアやスキルがあり統括的な仕事もできる年代です。

一方、転職では選べる職場が限られてくる可能性があります。学ぶことの多い先進医療をメインとする現場や、体力が必要となる手術室の場合には応募先に不安を持たれます。例えば慢性期医療から急性期への転職は、かなり可能性が低いと考えなければなりません。

また、ブランクがあり、再就職を目指している看護師も多い年代です。家庭生活を優先するのであれば、クリニックや夜勤が少なめの介護施設などが適しています。

スキル不足に不エリア安があるのならば、再就職支援を行う研修制度がある病院がおすすめです。

50代看護師の転職事情

50代はキャリアの仕上げと退職後を見据えた職場選びをする人が多くなります。定年まで働けることや、一定以上の年収が転職条件として挙げられます。

求人の内容としては、年齢的な長所を生かしたマネジメント的な仕事や指導者的立場が想定されます。

同年代が多く働く介護施設や療養施設、訪問看護ステーションなどでは、緊急対応の頻度が低く、落ち着いた職場環境が期待できます。

こうした施設では年齢による制限が少ないため、より自分の条件に合わせた転職先を選ぶことができるでしょう。

再度の転職の可能性が低い年代だけに、退職年齢や仕事内容をよく調べて決定することをおすすめします。

看護師の転職先1:病院で働く

希望の科や部署で働く…診療科目別の特徴を比較

看護師は職場によって担当する診療科が変わるため、看護師の求人情報を見るにあたって「どの診療科があるのか」という点は非常に重要です。

主な診療科について簡単に解説していきましょう。

内科

内科は外科などに比べ、一人の患者さんと長期にわたって人間関係を構築する必要があります。よって、患者さん一人ひとりとじっくりかかわりたいという方には向いているといえます。

外科

外科では主に術前、術後のケアがメインとなりますので、患者さんの入れ替わりは内科に比べて早くなります。よって、「患者さんが元気に退院していく姿を見たとき、やりがいを感じる」という方には向いています。

特に整形外科の場合、多くの患者は運動器の疾患によって入院しているため、身体介助が多く、看護師も体力が必要です。そのため、腰を痛めやすい診療科とも言われています。

救急、ICUなどのハイケアユニット

救急外来やICUは患者さんの入れ替わりが非常に早く、かかわれる時間も限られてしまいます。

疾患名が確定されていないことも多いため、広範囲の知識と経験が必要となりますが、看護師としてさらに成長したい方、医療の最前線で働きたいと思っている方に向いている環境です。

精神科

精神科では患者さんの言動や行動に振り回されず、常に冷静にアセスメントを行う必要があるので、周囲に流されず、マイペースに仕事ができるという方が向いています。

小児科・産婦人科

小児科や産婦人科は、対象となる患者さんが限られているため、より専門的な知識が必要となります。

小児科では患児だけでなく家族に対するフォローも看護師として重要ですし、子どもの成長発達に合わせた看護を提供する必要があります。

産婦人科では、産科は妊娠・出産を扱うため、「異常の早期発見」がメインとなります。婦人科では女性にとって精神的につらい処置も多く、患者さんの負担軽減も重要です。

また、小児医療センターなど専門病院に勤務すれば自身のスキルアップにもつながり、資格取得者であれば給料面でも優遇されます。

対象となる方一人ひとりに合わせ、より細かい心遣いが必要となるため、「子どもが好き」「赤ちゃんが好き」「少しでも安心して過ごしてもらいたい」と思える看護師さんに向いている診療科といえるでしょう。

緩和ケア

緩和ケアは、最期の時を迎える方とそのご家族が、穏やかな時間を過ごすためのお手伝いをする診療科です。

また、最期の時以外でも、ガンなど疾患によって疼痛など苦痛に感じる症状を緩和し、QOLを上げるという診療科でもあります。

そのため、緩和ケアについての知識は必須条件ですし、「患者さんの希望をどうしたら叶えることができるか」という、常に患者さんやご家族側に立って、ケアを行える方が向いています。

美容外科

美容外科では美しさやアンチエイジングの効果を求めて訪れる人を相手にするため、病院よりもサービス業に近い接客スキルが求められます。

健康や美容、肌の手入れ法などの知識を身に着ける意欲のある方に向いており、さらに皮膚科や外科の経験や知識があると有利です。

勤務時間が一定で、仕事内容も女性の関心が高い分野なので女性看護師に人気があります。一般的なクリニックと比較して給与も高めです。

ただし、特殊な分野だけに、技術を習得する場が限られているというデメリットもあります。

働き方を変える(派遣、パート)

看護師には常勤以外にもパート、日勤のみ、非常勤など、さまざまな働き方があります。状況に応じて、こうした多様な働き方を選択することも一つの転職方法です。

子育て中におすすめな非常勤の働き方

子どもが小さい時には「子育てを優先したい」、「保育園のお迎えに間に合うように働きたい」ということもあるでしょう。また、親が年をとれば介護の時間が必要…というように、必ずしも常勤で仕事を続けられるとは限りません。

そのような場合は非常勤看護師として働くことで、自分の都合に合わせて仕事をすることが可能となります。

一方で、職場によっては年金や社会保険などに加入できない場合があり、収入も時給換算で支給となるため、不安定となるのがデメリットです。

単発や派遣で効率よく働く

「海外留学の予定があるので、期間を決めて働きたい」、「働ける日が限られている」という方は、派遣看護師として働く方法があります。特定の科目を希望する場合は、経験者や資格者であれば問題なく採用されるでしょう。

派遣期間も長期派遣から数か月単位の短期派遣、単発など、さまざまな条件から選ぶことができます。

派遣会社によっては年金や社会保険に加入することができますが、必ず自分の希望条件に合う仕事が見つかるとは限りませんし、収入も不安定なのはデメリットです。

一般的に、新卒や看護師経験の浅い方は常勤として働いて経験を積み、ある程度看護師として働けるようになった時点で非常勤や派遣など、さまざまな雇用形態も検討する、という方が多いです。

看護師の転職先2:病院以外で働く

病院で働く看護師の中には、夜勤や急患の多さに心身ともに疲れてしまい、「もう病院で働きたくない…」と考えたことがある方もいるのではないでしょうか。

病院以外に転職するケースとしては、看護師の資格を活かして医療関係の職場で働くほか、追加で資格を取ってステップアップするケース、さらに、まったく看護師と関連性のない異業種で働くという選択肢もあります。

それぞれの仕事を見ていきましょう。

  1. 診療所・クリニック
  2. 介護施設
  3. 美容クリニック
  4. 治験コーディネーター・CRA
  5. 保育園、幼稚園
  6. 健診センター
  7. 献血センター
  8. 医務室、産業看護師
  9. クリニカルスペシャリスト、フィールドナース
  10. コールセンター
  11. シップナース、ツアーナース
  12. 医療系一般職(デスクワーク)
  13. 資格取得:保健師
  14. 資格取得:ヘルパー
  15. 資格取得:言語聴覚士
  16. 異業種で働く

看護師としての資格を活かす

看護師の活躍できる場所は病院だけではありません。診療所や介護施設、訪問看護ステーションなど、病院以外の施設の求人は求人全体の約5割弱で、病院と同程度の求人数があります。(「都道府県ナースセンター登録データ」分析結果 公益社団法人 日本看護協会 2014年)

この章では、看護師が活躍できる病院以外の職場をご紹介します。

診療所、クリニック

診療所やクリニックは、地域に根付いた医療を提供している場所と言えます。そのような地域医療に携わることでより患者と身近に接することができ、やりがいを感じやすいでしょう。

介護施設

最近では世間の介護に対する要望の多さから、介護業界の求人も増えてきています。

介護業界の場合、デイサービスや訪問入浴といった昼間のみの仕事から、特別養護老人ホームのように夜勤もあるシフト制の仕事もあります。給与は施設によって差がありますが、夜勤がある施設では、医療機関と同等かそれ以上の待遇となる場合もあります。

美容クリニック

美容整形外科や美容クリニックなど、保険外のクリニックで看護師として働くこともできます。看護師にも営業ノルマがあったり、その待遇には大きな差があります。

夜勤なし高収入!美容外科クリニック看護師の業務内容とメリット・デメリット

治験コーディネーター、CRA

最近、CRA(臨床開発モニター)の人気が高まっています。新薬の治験に携わる仕事で、高給のイメージがありますが、転職当初は22万~26万円程度の月収が一般的で、看護師の給料よりも落ちることもあります。

看護師の可能性を開く職場!臨床開発モニター・治験コーディネーター

保育園、幼稚園

「保育園ナース」とは、基本的に医療行為をおこなわず、園児のケガの応急処置などをおこなう仕事です。保育園によってはクラスを担当することもあるなど、日常保育にも携わることができます。

給与は保育士の給与基準に合わせられることが多いですが、保育士よりは高い傾向にあります。詳しくは「保育園看護師の転職について」をご覧ください。

保育園看護師は子ども好きなだけで働ける?仕事内容と求人の探し方

乳児院看護師は親代わり?!乳児院看護師の求人と給料、その役割とは

健診センター

主に健康診断を行う医療機関で、採血や血圧測定、身長体重測定など、様々な業務を担当します。多くの受診者がいるなかで的確な判断と素早い行動が求められます。夜勤や休日出勤がないため、ママ看護師や自分の時間を大切にしたい看護師に人気です。

健診センターは日勤のみなのに給料が多い?仕事内容も徹底解説!

看護師に人気の保健センターの役割とは?転職には保健師の資格が有利

献血センター

献血センターの仕事は、血液提供者(ドナー)に対する問診、採血がメインです。ドナーの状態を観察したり、採血後の対応などの役割もあります。夜勤がないため、夜勤のできないママ看護師などには理想的です。

献血センターや赤十字血液センターで働く看護師のお仕事

医務室、産業看護師

医療機関ではなく、一般企業に社員として勤務する仕事もあります。社員の健康管理をする企業内の医務室・保健室での勤務が一般的です。

給料は勤務先の企業に準じているので、病院勤務に比べると下がる場合もありますが、土日祝日は休みということがほとんどなので、労働時間に見合った収入ともいえますし、実力が認められれば昇給の可能性もあります。

企業で働く看護師の職種や仕事内容とその収入までを徹底追跡!

大学や企業の医務室看護師!残業がない人気求人の仕事内容とは?

学校保健室で養護教諭として働く看護師の給与

クリニカルスペシャリスト、フィールドナース

医療機器メーカーなどの企業で商品開発に携わるクリニカルスペシャリストは、最近非常に人気のある転職先です。営業担当者と一緒に製品のプレゼンテーションを行うこともあり、コミュニケーション能力や営業力も求められます。

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コールセンター

コールセンターのオペレーターの仕事も人気です。

医療コールセンターでは健康に関する電話相談に応じたり、怪我や緊急の病気の処置に対する電話対応をします。

医療機器サポートセンターの場合は、医療機器の取り扱いや使用方法についての問い合わせに答えることが主な業務です。

医薬品メーカーのコールセンターでは薬の用法や用途の説明を担当します。

【人気!】コールセンター看護師の仕事と給与

シップナース、ツアーナース

ツアーナースは主に小・中学校や高校の修学旅行に付き添うことが主流でしたが、最近では高齢者向けのツアー旅行に添乗する機会も増え、需要は今後ますます高まるものと予想されています。

ツアーナースの給料は日給制であることが多く、1日平均10,000円~12,000円が相場です。

ツアーナースの給料っていくら?収入が不安定でも人気な理由を紹介!

旅行好きな看護師にはうってつけ?ツアーナースのお仕事と収入事情を詳しく解説

医療系一般職(デスクワーク)

看護師資格を活かしたデスクワークの仕事は、治験の品質を管理する業務や健診センターの健診結果レポートの作成業務など様々です。

また、産業看護師やコールセンター、フィールドナースなどもデスクワークが主体です。

看護師以外の資格を取る

医療関連では、新たに資格を取得して保健師などになるケースがあります。

保健師

保健師の仕事は病気やけがの予防、健康増進を目的としています。

看護師資格に加えて、保健師のカリキュラムを取り国家試験に合格することで保健師の資格を得ることができます。

夜勤や手当がないため看護師より給与が低いなどのデメリットはありますが、夜勤がなく休日も休めるため人気の仕事です。

保健師の仕事とは?保健師の年収や仕事内容を職場別に徹底比較

ヘルパー

高齢者や身体障害者の生活をサポートするホームヘルパー2級(介護職員初任者研修)の資格を取得すると、療養型の病院や訪問介護事業所、特別養護老人ホームなどの施設で働くことができます。

さらに、ケアマネージャーの資格を持つことができればスキルアップにつながりますし、資格手当が出るなど収入アップにもつながります。

言語聴覚士

言語聴覚士は、病気や事故、発達障害などにより言語機能が損なわれ、コミュニケーションに問題がある方に対して専門的な支援をする専門職です。

資格を取得するためには、言語聴覚士の国家試験に合格し、厚生労働大臣の免許を受ける必要があります。

医療機関や福祉施設のほか、教育機関などでも活躍できる仕事です。

異業種で働く

希望に燃えて看護師を志したものの、代わり映えのしない毎日にやりがいを見出せなかったり、病気や死に直面することからくる精神的なプレッシャーなどから燃え尽きてしまったり、「もう看護師を辞めたい」と思い詰めてしまうこともあります。

看護師を辞めて全くの異業種で働く場合、比較的人気があるのは一般職(事務職)やアパレルなどの販売員です。

そうした職業に就いた場合、服装や髪型を楽しめる、勤務時間が短いなどの利点がある一方で、給料が激減する可能性があります。看護師の平均年収約478万円に対し、女性の平均年収は、サービス業で200万円台。400万円を超えるのは一部の技術系だけです。

看護師の資格があっても、他の職種ではまったく素人です。給料が下がり、生活の質も落とさざるを得なくなるということは覚悟した方が良さそうです。

看護師求人の3つの探し方

公的なハローワークで探す

求人情報を探す方法として真っ先に浮かぶのが「ハローワーク」です。

ハローワークにはさまざまな職種の求人が集まっており、自分の条件に合った求人を無料で探すことができます。また、全国にあるため、遠出をしなくても自分が住んでいる自治体で仕事を探すことができるというメリットがあります。

一方で、勤務地を絞り込むことはできても、診療科や病棟、病院の規模といった専門的な検索ができません。看護師のような特定の資格を持っている方が求人を探す場合には、あまり向いていない方法だといえます。

eナースセンターで探す

eナースセンターは、47都道府県の看護協会が自治体の指定を受けて運営する「都道府県ナースセンター」による無料職業紹介がインターネット上で見られるというものです。

応募から採用までをインターネット上で済ませることができ、地元の都道府県ナースセンターに足を運ぶ必要がないので便利です。

ただし、サービス内容はあくまで職業紹介にとどまるため、履歴書の添削、面接対策、面接日の調整や待遇の交渉をすることはできません

また、細かい希望や特殊な条件に合わせた応募先選びなどは難しいです。

非公開求人なら看護師転職サイト

ハローワーク以外で看護師の求人情報を探す方法は、「看護師の転職サイト」を利用する方法です。転職サイトに登録することで、ハローワークでは検索できないような、より看護師に特化した条件で求人情報を検索することができます

転職サイトは条件の良い「非公開求人」情報を多く持っています。求人を一般に公開せず非公開にすることで、条件の良い求人に応募が殺到するのを避けたり、求人側の条件に合った求職者を探すことが目的です。よりよい求人情報を探すには、転職サイトを利用することが一番の近道です。

看護師の転職に最適な時期はいつ?

転職にベストな時期は?いつから始めればいい?

病院が看護師の求人を行う時期は、年度始まりの4月、夏冬のボーナス後の7月と1月、半期の区切りとなる9月です。それぞれの時期に合わせて退職する看護師が増えるため、それに従って求人も増えます。そのため、転職活動を始めるのに適しています。

転職する時期としておすすめなのは、新人看護師の入職が多い4月と10月です。研修などの受け入れ態勢も整っていますし、同期がいれば職場にもなじみやすくなります。

転職は数日で決着がつくものではありません。転職を決めたら少なくとも2か月は転職活動に充てるつもりで考えます。例えば、4月に転職をするとすれば、転職活動の開始は12月~1月がベストです。

情報収集に時間をかけ、ターゲットとする病院の欲しい人材について十分に調査を行います。入念な準備期間があれば、それだけ理想的な転職ができると考えましょう。

月ごとの転職おすすめタイミング

転職活動開始 転職(入職)
1月
2月
3月 × ×
4月 ×
5月 ×
6月
7月
8月 × ×
9月
10月
11月 ×
12月 × ×

転職活動はどう進めればいい?看護師転職のノウハウ

看護師が転職する際のステップは、以下のような流れが一般的です。

  1. 求人探し:ハローワーク、転職サイト、転職フェアやセミナーなど
  2. 履歴書を出す:履歴書や職務経歴書などの必要書類提出
  3. 面接:応募書類が通れば面接に進む
  4. 条件交渉:給与や休日などの条件交渉
  5. 内定:入職に向けての日程調整や必要書類の提出
  6. 退職:退職届提出、退職日の調整や引継ぎ業務
  7. 入職:転職先での仕事スタート

看護師の合同説明会やセミナーを活用するには?

看護師の合同説明会は、求人を募集している病院が一同に会して職場紹介を行うイベントです。以前はか看護師の人材紹介会社が転職フェアを開催していましたが、最近は実施しているところがあまりありません。

合同説明会は、面接のような堅苦しさがなく、複数の病院関係者に質問したり特徴を聞いたりできるので、通常の転職活動ではできないような体験ができます。

参加することで、それぞれの病院の具体的なイメージがつかめ、病院関係者に直接コンタクトが取れます。参加をきっかけに、それまであまり知らなかったような病院施設が転職候補となる可能性もあります。

イベントの主催者は民間の看護師転職サイト運営会社や、医療機関のほか、日本看護協会やハローワークなどの公の機関でも実施しています。

合同説明会以外に、個別相談会を随時開催している看護師転職サイトもあります。

参加に際しては、それぞれのサイトで参加条件や事前登録の有無などを確認します。参加が決定したら聞きたいことを事前に準備し、当日はしっかりとメモを取るようにしましょう。

履歴書はどのように書けばいいの?

転職の応募にあたって最初の関門となるのは、履歴書・職務経歴書です。

また、面接時に面接官が注目するのは、志望動機や自己PR欄です。志望動機は病院に対しての感想文ではありません。自分がその病院で働きたいと感じるポイントと、自分にどんな働きができるのかを具体的に説明します。

例えば、「過去に〇〇の経験があり、貴院が行っている医療体制に感銘を受けました」「将来的には●●に従事するスタッフの一員として、××医療に貢献できると確信しております。」などの書き方があります。単に病院のサイトにある理念を写すのではなく、きちんと内容を把握しなければ、納得させられる志望動機は書けません。

自己PRも同様に「責任感が強い」だけではなく、その根拠となるエピソードや周囲からの評価を取り入れ、最終的には病院への貢献へとつなげます。

面接官に好印象を与える面接テクは?

面接時の成功ポイントは、看護師として信頼感を与えられるかどうかです。

「不採用になったら、どうしよう…」という不安や面接に対する緊張は仕方ありませんが、応答には誠実さが重要です。自分の名前をきちんと伝え、適宜相手の目を見ながら話せるよう、落ち着いた態度で臨みましょう。面接時の行動は社会人としての礼儀を意識すれば、問題ありません。

看護師の転職サイトを利用しよう

転職したあとに「こんなはずじゃなかった」「もっとこうしておけばよかった」と後悔しないよう、事前に情報を集め、しっかりと自己分析や履歴書・面接対策をしましょう

効率よく転職活動を進めるために、まずは無料で利用できる転職サイトに登録することをおすすめします。看護師専門の転職サイトは、看護師に特化しているだけあって求人募集数も多いのが特徴。その多くはハローワークにはない非公開求人であることが多いです。

また、転職コンサルタントが給料や職場の雰囲気から通勤時間まで、細かな要望にそった求人を紹介してくれます。他にも転職サイトのサービスを利用するメリットは多いので、登録して損はないですよ。

※ランキング評価の詳細は看護師転職サイトおすすめランキングの記事で紹介しています。

※ページ内の求人数は職種別に集計しています。