夜勤専従の看護師ってどんな働き方?メリット・デメリットや収入まで解説

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看護師といえば夜勤が連想されるほど、イメージが定着していますが、働き方のひとつとして夜勤専従という方法があります。

また収入を増やすために、夜勤専従のアルバイトを考えるという人も中にはいるのではないでしょうか。しかし夜勤は昼夜逆転の生活を強いられ、人手も少ないため非常に過酷であるともいえます。

看護師にとって、夜勤専従で働くことにはどのようなメリットがあるのでしょうか。夜勤専従看護師の実態を紹介しながら、働き方について解説していきます。

夜勤専従の看護師の仕事

夜勤専従とは夜勤シフトのみで働く看護師を指します。一般的な看護師については、夜勤回数は法律で制限されていますが、夜勤専従看護師はどのように働いているのでしょうか。

夜勤専従看護師の基本的知識

夜勤専従とは、夜勤シフトだけを行う看護師を指します。雇用形態には常勤・非常勤、パート・アルバイトなどさまざまな形があり、夜勤専従だからといって非正規雇用とは限りません。

夜勤だけで働くというと一見かなり厳しいようにも感じますが、いくつかの時間帯のシフトが組み合わさっているよりも、働く時間が一定しているため慣れれば逆に楽に思える人も多いようです。

また夜勤専従看護師はその需要の多さから、一般的なシフトよりも給与体系が高めに設定される傾向があります。そのため、あえて夜勤専従という働き方を選択する看護師も、少なくありません。

看護師の夜勤の実情

日本医療労働組合連合会(日本医労連)が公表した「2017年度 夜勤実態調査」によると、夜勤体制については3交代夜勤のみの施設が47%、2交代のみの施設が15.4%、3交代・2交代の混合施設37.6%となっています。

1人の看護師に対する長時間の労働負担が大きい2交代制は、年々少しずつ減少してきてはいますが、依然として16時間以上にわたる勤務を強いられている看護師は多いようです。

また特に問題となっているのは、夜勤と夜勤の間のインターバルの問題です。夜勤1回あたりの勤務時間が短縮されても、夜勤回数が多くなってしまうのでは、看護師の負担が増える一方です。

特に日勤と夜勤の組み合わせは、生活のサイクルが整わないため、身体的にも精神的にも大きな影響を与えます。

3交代制にしてシフトの調整を適切に図るためには、やはり夜勤に充てられる人数を増やしていくより方法がありません。

現在の日本社会では慢性的な看護師の不足が、たびたびニュースとして取り上げられています。そのため人材の確保の強化策として、潜在看護師の活用が注目されているようです。

事情があって看護師の仕事を離れている人については、短時間での勤務や夜勤専従といった多様な働き方を提示することが、潜在看護師の復職の有効策ともなります。

夜勤専従の看護師の役割

日本看護協会の調べによると、夜勤専従看護師がいると回答した病院の割合は38.7%となっています。しかし残りの6割の病院でも、夜勤体制が万全かというと決してそうではありません。

夜勤従事者が不足している病院では、ひとりの看護師が担当する患者数が多くなり、ガイドラインでは看護師1人あたり10人とされているものの、現状はそれに追いついていません。

実際に働く看護師の声を聞くと、40床で夜勤が2人、50床で夜勤が3人といった病院も珍しくないようです。

厚生労働省が行った病院に対する病院へのアンケートでは、「短時間労働の正規雇用」について検討中という回答も合わせて5割近くが導入の意向をもっています。

夜勤専従者の雇用についても、同じく柔軟な体制が増えていくことが予想されます。

現時点での夜勤専従の看護師の働き方は「3交代」が7%、「2交代」が23.4%、「混合」が15.2%となっており、特に2交代制の病院での需要が多いのがわかります。

日勤で働く看護師の人数は足りていても、夜勤をこなせなかったり必要回数を補えなかったりという病院・施設では、夜勤専従の看護師が大きな役割を果たします。

夜勤専従者は日勤をするの?

夜勤専従者として正式に雇用されている場合には、原則として日勤はありません。診療報酬の算定ルールに従い、日勤者と区別されています。

ただしシフト表に日勤者としての記載がなく、急病などによってどうしても人員が足りないときに補充要員となる場合があります。

この場合にでも夜勤専従者としての扱いは変わらず、夜勤時間の算出をする際には臨時で働いた日勤時間は別とされます。

つまり夜勤専従者として雇用されている看護師に対して、日勤をさせる雇用者は違反をしていると見なされます。

夜勤専従と契約書に記載されているときには、日勤に入るように言われてもそれを断る権利があるといえます。

夜勤専従の看護師にもいろいろなタイプがある

夜勤専従で働いている看護師にも、いろいろなタイプがあるようです。

自分から進んで夜勤専従となっている場合だけではなく、やむを得ない事情から一時的に夜勤専従として働いている看護師もいます。

主な夜勤専従の看護師には以下のようなタイプがあります。

  • 日勤者として雇用されているが人手不足などを理由に数か月を条件に夜勤専従をしている
  • 転職により夜勤専従で常勤として働いている
  • 転職により夜勤専従で非常勤として働いている
  • 定年退職後に夜勤専従で非常勤看護師となった
  • 復職にあたり夜勤専従を選んだ
  • 副業として夜勤専従のアルバイトをしている

通常シフトで働く看護師がいきなり夜勤専従を申し渡される例はあまり聞きませんが、夜勤の人員が不足し、窮状を見かねて一時的に夜勤専従を申し出た看護師もいるようです。

看護師の夜勤回数には、法律による制限があるはずですが、夜勤専従看護師の場合には同じルールでは規定されていません

夜勤専従看護師が重宝されるのには、そうした法的な背景も関係しています。

夜勤専従と法律の関係

夜勤専従看護師の夜勤回数

夜勤専従看護師の場合、労働基準法の上での1か月の夜勤勤務時間に制限は設けられていません。

もともと看護師については、一般的な労働基準ではなく「変形労働時間制」という規定が適用されています。

労働基準法では1日の労働時間が「8時間」と定められていますが、24時間体制が基本とされる病院の場合にはこの法律による勤務では対応できません。

医師や看護師を始めとする特殊な働き方をしている労働者が対象とされるのが、「変形労働時間制」です。

変形労働時間制にも働く業種や職場によって、1年単位の変形労働時間制、1か月単位の変形労働時間制などがあります。医療機関では主に、1か月単位の変形労働時間制が採用されています。

この規定の場合には、1か月平均で週40時間以内(ただし職員9人以下であれば44時間以内)になるように勤務シフトを組むことができ、日や週によって法定労働時間を超える業務も可能となります。

夜勤の「72時間ルール」と夜勤専従

看護師の夜勤には「72時間ルール」が定められています。夜勤をする回数を公平にし、ひとりあたりの負担を軽くするために考えられています。

「72時間ルール」の基本的な考え方は、夜勤をするすべての看護師の夜勤時間の合計を看護師の人数で割った数字が72時間以内にならなければいけないというものです。

つまり、ひとりあたりの夜勤時間数が月72時間以下になるということです。このルールを適用すると、2交代制で16時間勤務の場合には月4回が限度、3交代制で8時間勤務の場合には月9回が限度になります。

以前、夜勤専従看護師の場合にはさらに別のルールが設けられていました。それが144時間の制限です。

厚生労働省が夜勤専従者に対しては、労働時間が休憩を含めて144時間以内でなければならないと定めていたものです。

2012年まではこのルールに従い、夜勤専従看護師の月間勤務時間の上限は144時間までと決まっていました。しかし現在は、看護師全体の夜勤負担の軽減のためこの144時間ルールが撤廃されています。

現状では夜勤専従看護師の勤務時間に関するルールはとくに設けられておらず、回数にも制限がないのです。

看護協会の見解では144時間が基本

看護協会のサイトには、変速労働時間制に従った夜勤回数の上限として以下のように記載されています。

“夜勤における拘束時間を計算してみると、夜勤専従看護師の場合は月に9回までの夜勤が上限であると考えられます。”

“労働基準法上の制限はありませんが、負担の重い「夜勤」をもっぱら行うため、本会としては、夜勤専従者の夜勤時間数の上限を月144時間とする必要があると考えています。”

夜勤専従看護師の働き方として夜勤回数には事実上の制限がないため、夜勤専従についてはその職場に任せられています

職務上の規定がない病院で本人が希望してさえいれば、より多くの夜勤も可能であるということです。

一方、看護協会では夜勤専従の看護師についての所定労働時間は、一般のフルタイムの看護師よりも少なく規定すべきだと述べています。

“本会は、夜勤専従者を常勤職員として処遇する時には、職場の仕組みとしてフルタイム職員より働く時間を短くすることを職場の仕組みとして位置付けることを本会では推奨しています。”

夜勤専従者の勤務の具体的な例を見てみましょう。ここでは看護協会の見解にそって144時間に制限しているとします。

例として夜勤は1回で16時間を想定します。その間の休憩は合計で2時間とします。

144時間を厳守すると144÷16時間で月9回の夜勤となります。

休憩時間は2時間×9回=18時間です。

実働の時間は144-18=126時間となります。

夜勤専従看護師の場合には、日勤帯での勤務は基本的にはありませんが、勤務の前後に関しては日勤帯にかかるのが認められています

夜勤前と夜勤後が、夜勤時間帯以外の時間にさしかかっており、業務にあたっていてもそこは問題にはなりません。

極端に時間外労働となったり、それが常態化したりするのは好ましくありませんが、例えば、夜勤の始めと終わりに30分ずつ日勤帯と重なる時間があるのはごく普通にあることです。

その場合には実働時間である30分×2×9回=9時間を所定の労働時間に加え、月の合計を135時間で設定します。

夜勤専従看護師の働く実態

看護師の夜勤についての法律や好ましいとされる規定、ルールなどはいろいろありますが、夜勤専従として働く看護師の実態はどうなっているのでしょうか。

夜勤専従看護師の勤務時間

先にも出ていたように、夜勤専従看護師は2交代制での需要が特に高くなっています。

看護師によっては生活時程の調整が面倒な3交代制よりも、シンプルな2交代制の方が楽、という意見もありますが長時間の勤務になるのは避けられません。

夜勤専従看護師が2交代で働く場合、具体的な勤務時間帯では16:30~翌朝9:00までといった16時間以上の勤務が大半を占めます。

中には20:00~8:00といった16時間未満の夜勤もあるようですが、そうした変則的なシフトは少数です。夜勤専従看護師に対する実態調査では、圧倒的に16時間以上の長時間の勤務が多くなっています。

夜勤専従看護師のインターバル

夜勤明けから次の夜勤までの間隔については、どうでしょうか。日本看護協会のガイドラインでは、勤務の間の時間は11時間以上と定められています。

しかし「2017年度 夜勤実態調査」によると、それが守られているのはごく一部でしかありません。勤務の間の時間がなんと8時間以下という職場が半数以上もあるというのが実情です。

例えば3交代のシフトの例で「深夜勤→準夜勤」となっていたり、2交代制と3交代制が混合のシフトで「夜勤・夜勤明け→準夜勤」といった組み方になっていたりすると、勤務の間が非常に短くなります。

本来、夜勤明けの翌日は休みでなければなりませんが、夜勤専従の看護師の中には「夜勤・夜勤明け→夜勤・夜勤明け」で働いている例もあります。

夜勤専従の看護師については、労働基準法によって定められた明確な基準がないため、雇用元の意識に頼らざるを得ない状態です。

看護師が慢性的に不足しているなどの施設の状態によっては、夜勤回数に制限のない夜勤専従の看護師に大きなしわ寄せがあるケースも多く見られます。

夜勤専従看護師の夜勤回数

日本医療労働組合連合会の「2017年度 夜勤実態調査」には、夜勤専従看護師だけのデータの記載はありません。ただ看護師全体で夜勤の最多回数が3交代で24回、2交代で18回という記述があります。

先にあった「夜勤の72時間ルール」を考えれば、これは夜勤専従者の数と考えて間違いないでしょう。ここでは最多回数のみとなっているため、実際に夜勤専従の看護師の夜勤回数の平均はわかりません。

一般的な看護師の夜勤で3交代の場合は、月8日以内が76.2%、8日が37.2%、9日15.1%、10日以上が8.8%となっています。

2交代の夜勤では4回以内が68.2%、4.5~5回が21.9%、5.5回以上が9.9%です。

夜勤専従の場合は、勤務先が144時間のルールを守っているのかどうかでかなり回数にも違いがあると考えられますが、2交代で9回以上3交代で18回以上であるのが普通ととらえておくと良いでしょう。

夜勤専従看護師の収入

夜勤専従看護師については、収入の高さが大きな魅力となっています。一般的な看護師に比べると、具体的にはどの程度高額の給与がもらえるのでしょうか。

夜勤専従看護師の基本給

夜勤専従看護師に対しては、基本給自体を高めに設定している求人が多く見られます。基本給が高いことで、賞与を始めとした各種手当分も多くなります。

首都圏の求人の例では、夜勤専従看護師の基本給の相場は25~30万円となっています。これに夜勤手当が上乗せされれば、トータルでの年収もかなり期待できます。

参考とした求人情報ではもっとも低いところでも年収550万円、多くは600万円以上も可、としており、看護師全体の平均年収の470~480万円を大きく上回ります。

夜勤専従看護師の月収

夜勤専従看護師の月収は、基本給プラス夜勤手当が加算されることになります。

一般的な夜勤手当については、日本看護協会のデータでは以下のようになっています。

2014年 2015年 2016年
3交代制準夜勤 4,190円 3,983円 4,076円
3交代制深夜勤 5259円 4,953円 5,023円
2交代夜勤 10,859円 10,711円 10,772円

平均的に見ると準夜勤で4,000円前後、深夜勤で5,000円前後、2交代の場合の夜勤が11,000円前後とといったところです。

もちろん病院の規模や地域によっても異なりますが、およそのところは上記と大きな違いはないのではないでしょうか。

看護師の月額収入を手取り額と基本給との比較で見ると、8万円程度の上乗せが平均的です。一般的なシフトで働く看護師の夜勤回数から見ても、妥当なラインといえます。

一方、夜勤専従看護師の求人を見ると、夜勤手当の相場はかなり高額です。

千葉県の回復期リハビリ病棟の求人例では、常勤の枠で「夜勤専従38,000円/回」となっています。もちろん正職員としての雇用なので、賞与は3.65ヶ月分、昇給有りの高待遇です。

こちらでは看護師の基本給が25万円となっているので、月9回夜勤をしたとしても単純計算で月給は60万円近くになります。

ここから考えると夜勤専従であれば、年収ベースでは600~700万円をねらうのも難しくはないようです。

夜勤専従で働くメリット・デメリット

夜勤専従看護師は、日勤なしという特異な働き方です。あえて夜勤専従を選ぶメリットとデメリットを見ていきましょう

夜勤専従看護師として働くメリット

夜勤専従で働くメリットとしては、以下のようなことが考えられます。

  • 高額収入が期待できる
  • 日中が有効に使える
  • 連休の取得が容易
  • 人間関係の悩みが少ない
  • 行事への参加の免除

高額収入が期待できる

先にも見てきたように、夜勤専従の場合は基本給・夜勤手当が高めに設定されています。

そのため短期間働いても高収入を得られる可能性が高く、資格の取得を目指している場合や長期旅行を計画している場合などにも向く働き方といえます。

家を購入する、子どもの教育資金を貯めたいといった、大型の出費に備えるときにも、しっかりと収入を得ることができます。

日中が有効に使える

また夜勤に特化した業務であるため、日中の時間が好きなように使えるというメリットもあります。

打ち込みたい趣味があったり、日中でなければ参加できないイベントがあったりする場合でも、夜勤専従であれば思う存分楽しむことが可能です。

夜勤専従者に対しては、リーダーのような責任のある役割が割り当てられることはありません。そのため余分な業務が発生せず、ほぼ定時で上がれることが多いようです。

連休の取得が容易

一般的な看護師のシフトでは、日勤と夜勤が順番に入るため、連休は多くても2日程度しか取れません。より多くの連休が欲しければ、予めシフト調整を行い、有給を使うことになります。

しかし夜勤専従であれば、月の勤務が9~10回としても週2回~3回の出勤となります。夜勤明けは3連休、あるいはそれ以上となることもあるため、旅行などにも気軽に出かけられます。

シフト調整で有給を使わずにさらに長期の休みとするのも難しくはありません。

人間関係の悩みが少ない

夜勤専従看護師は、同じ職場で働く看護師であっても少数派となります。例えば夜勤が数人体制で行われるとしても、毎回顔ぶれが変わるため、日勤をするよりもずっと人間関係は薄くなります。

また看護師長などの管理職は日勤のみの勤務であることが多いため、上司と接する時間もごく限られています。そうした意味でも、かなり気楽に働くことができるといえるでしょう。

濃密な看護師同士の関係に悩まされずにすみ、上司からの干渉も少なく、わずらわしさを感じずに働くことができます。

行事への参加の免除

夜勤専従者は、基本的には日勤帯に出勤する必要がありません。研究会や勉強会、委員会などへの参加も免除されます。

看護師には通常業務以外に時間を取られることが、意外と多くあります。しかし夜勤専従者は、そもそも月の出勤日数が少ないこともあり、出席せずにすませられることが多くなります。

上司も夜勤専従の看護師に対しては、さまざまな行事への出席を強要することはないようです。

夜勤専従看護師として働くデメリット

一方で夜勤専従看護師として働くことにも、デメリットはあります。

  • 体調管理が難しい
  • 患者の把握・関係性の構築が難しい
  • ほかのスタッフとの連帯感が得られにくい

体調管理が難しい

夜勤専従は日勤シフトがないため、常に同じ生活リズムで暮らせるという利点があります。人によっては夜勤のみの方が、ずっと楽に感じるという場合もあります。

しかし何といっても夜勤専従となると、昼夜逆転の生活が断続的に続くことになります。

人間のもともとの生態として、夜は眠り日光で目覚めるというのがもっとも自然です。それに反した生活を長く続けていれば、必ずどこかで無理が出てきます。

夜勤専従の看護師は、ほかのシフトと比較すると休みが多く、週2回程度の出勤となりますが、それでも自律神経への影響は避けられません。

自分なりに体調を崩さないための工夫をし、常に健康状態を良好に保つ努力が求められます。

患者の把握・関係性の構築が難しい

夜勤専従の看護師が患者とふれあうのは夜間だけです。

安静にしていたり眠っている患者も多い時間帯に働くため、患者の名前と顔がなかなか一致しなかったり、普段の状態がわからないかったりと関係性の構築が難しくなります。

日勤の看護師であれば声をかけ、ちょっとしたおしゃべりをしてコミュニケーションをはかりながら関係を深めていけますが、夜勤専従看護師にはそれができません。

患者との関係を大切にしたいと考えている看護師には、物足りなく感じるかもしれません。

ほかのスタッフとの連帯感が得られにくい

夜勤専従の看護師はさまざまな集会への参加も免除され、看護師同士のカンファレンスにも一般的なスタッフのようには出席できません。

そのためどうしても、同じ病院で働く仲間としての意識が薄くなりがちです。夜勤で顔を合わせる程度では、同僚として打ち解ける時間も取れず、事務的な応答にとどまる可能性があります。

連帯感が育たず、人によっては疎外感をもったり相談相手が欲したりといった悩みを抱く可能性があります。

夜勤専従看護師に向くタイプ

夜勤専従看護師は、一般的なシフトで働く看護師とはかなり異なる働き方であることは間違いありません。

夜勤専従看護師で長く働けるタイプとは、どのような看護師なのでしょうか。

依頼心がなく責任感が強い

夜勤専従看護師は、夜勤という常に人員の少ない現場での業務となります。そのため突発的なことが起こっても、常に冷静に判断をし、対処できるタイプでなければ務まりません。

すぐに誰かに聞こうとしたり、動転して次の対応に迷っていたりするようでは夜勤のみの仕事はとても無理です。

責任感が非常に強く、夜勤で起こったことについての責任をすべて引き受けるというくらいの、精神力の強い看護師が求められます。

孤独が気にならない

夜勤専従看護師は、同じ職場の中でも他のスタッフから離れた存在となります。周囲からの扱いも、少し違うものとなるのを覚悟しなければなりません。

看護師同士の集まりに声をかけられなくても、仕方がない場合もあります。そうしたときでも、卑屈になったり強い疎外感をもったりせずに、淡々と職務を果たせるタイプでないと辛いかもしれません。

自己管理能力が高い

夜勤専従の看護師は、少なくとも週に数回は完全な夜型生活を送る必要があります。生活リズムについては自己責任で、しっかりと身体を慣らしていくことが大切です。

自分なりのリラックス法や熟睡する方法を探したり、夜勤明けの生活の工夫をしたりするなどで、体調の管理を心がけます。

休みの取りやすい夜勤専従ですが、次の業務について考え、常に自己管理をしていかなければなりません。

急性期での経験がある

臨機応変の対応が求められる夜勤専従看護師には、豊かな臨床経験が必要です。そのため、新卒ではとても務まらず、採用の際にはある程度の経験年数が問われます。

夜勤専従看護師として歓迎されるスキルとしては、急性期病院や救急での患者の扱いの経験です。普通の病棟看護師とはまた違う観点からのスキルが、求められると考えても良いでしょう。

例えばある程度のコミュニケーション能力は必要ですが、夜勤専従の場合は、それよりも緊急時の対応の方が重視されます。

患者の容態が急変したときや救急搬送があった場合など、人員の少ない中でどれだけ積極性をもって動けるかが重要です。

患者と親しくなるのは難しい業務ですが、責任をもって看護師としての任務に当たることに、やりがいを感じるというタイプには向いている働き方です。

夜勤専従看護師への転職

子育て中でも対応可能な夜勤専従看護師

夜勤専従看護師は、意外なことに子育て中の看護師にも人気があります。理由としては出勤する回数が少ないこと、休みが多いこと、子どもが起きている時間に一緒にいられることなどが挙げられます。

特にシングルマザーのように、生活費を自分だけで稼がなければならない状況にある人にとっては、非常に魅力のある働き方といえます。

子どもを育てながら夜勤専従へ転職を希望する場合には、夜間保育などの施設環境について良く確認することが大切です。

夫がいて夜間、子どもを見てくれるという環境であっても、院内に託児施設をもっている病院の方が何かと安心できるでしょう。

夜勤専従看護師の求人は人気が高い

夜勤専従看護師は、通常シフトで働くのに疲れている看護師からも人気が高く、求人数の割に希望者が多いようです。そのため良い求人案件は、すぐに応募が殺到してしまいます。

これから夜勤専従で働いてみたいという場合には、看護師専門の転職サイトの活用がおすすめです。

転職サイトに登録する際には、夜勤専従の求人についての実績があるかを確認するようにしましょう。

夜勤専従の案件の中には、1回の夜勤手当が4万円を超えるような好条件の求人もありますが、そうした求人情報は非公開にされていることがほとんどです。

条件が良い求人には応募が殺到し、採用に時間がかかり過ぎるため、非公開で紹介を受けた人材の中から採用するケースが多くなります。

また病院が保険診療外の専門治療を行っているなどで、看護師の給与体系も高めの設定にしているという場合もあります。そうした病院では看護師に対しても、専門性の高いスキルを求めます。

いずれにしても、個人的な転職活動でそうした求人を探し出し、採用にこぎつけるのはかなりの困難を伴います。

夜勤専従の仕事について転職ノウハウをもつエージェントであれば、個人の希望条件にマッチした求人を紹介し、採用へのサポートもしっかりとしてくれます。

普通シフトでの看護師の働き方に限界を感じているのであれば、夜勤専従看護師として理想的な職場を探してみるのもひとつの生き方ではないでしょうか。

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4月は予定人員確保の追加募集が増える時期

4月入職予定者の内定辞退や家族の転勤や進学による急な引っ越し、年度末に退職できなかったスタッフの退職などが多くなります。その為、予定人員が確保できなくなり追加募集をする医療機関が増える時期です。

また、復職を考えている潜在看護師の方が求人を探し始める時期なので、ママさん看護師向けの求人も多くなります。

日勤のみの常勤希望が増えるため、フル出勤可能で夜勤もできる看護師はとても重宝がられます

4月になればいい求人は残っていない」と考えるのは早計です。新着の条件がいい求人が看護師の転職サイトで非公開求人として紹介されています。転職サイトによって扱う求人情報が異なりますし情報が入る時期も違います。

条件がいい求人を探している方は、複数の看護師転職サイトに登録して非公開求人情報が手に入りやすい状態にしておくといいですね。

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