看護師転職の理由ランキングと面接と履歴書の書き方

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転職に踏み切るほどではないけれど、現在の職場で働き続けていいのだろうか…?

と、どこか疑問を持っているという看護師は意外に多いようです。

そうした迷いを持ちながら働くことは、果たして正しい判断と言えるのでしょうか。

ここでは転職理由のランキングを見ながら、より良い人生を送るための決断について考えていきます。

看護師の転職理由ランキング

看護師の転職理由ランキングを見ると、予想通り「人間関係」がトップとなっています。

一般的な職業では、転職をしたビジネスマンへのアンケートで第1位とされた理由は「ほかにやりたい仕事がある」でした。

しかし、面白いことに「転職理由の本音ランキング」では、「上司・経営者との関係」「同僚・先輩・後輩との関係」が1位と3位に入っています。

1位:人間関係

社会全体で転職理由の上位に見られる「人間関係」は、看護師にとっても職場を変えたくなるほど大きな問題であることがわかります。

看護師という職業は自分ひとりで、すべてを覚えていけるような仕事ではありません。

プリセプター制度や先輩からの指導に従い、各場面での手技や業務の流れを習う必要があります。

患者の生命と健康に関わる職業だけに、失敗は許されず厳しい監視の下でプレッシャーに耐えながら働くのが看護師です。

ときには自分の看護に対する考え方が認められずに悔しい思いをしたり、失敗して落ち込んだりすることもあります。

そうした場合、周囲に理解者が得られないと孤立する恐れもあります。

また現代の医療現場はチームプレーを要求されることが多く、そこで良好な人間関係が築けていないと、業務がスムーズに進められなくなります。

気が合わない、あるいは理解し合えない相手との共同作業は、苦痛でしかありません。

看護師の人間関係の悩みは、業務に深く関わっているため、一層大きなものとなりがちです。人間関係が原因で、転職するのは十分理解ができます。

2位:結婚や出産・育児

看護師は未だその9割以上が女性という、特殊な業界です。

そのため「結婚」や「出産育児」が転職理由の上位にあることも、仕方がないといえるのかもしれません。

考え方によっては、それまで何らかの不満を抱えて転職に踏み切れずにいたり、転職しようとするたびに引き止めにあっていたりした看護師が、ライフイベントを契機として職場を変えるというケースもあり得ます。

全国的な看護師不足の状況にあって大規模な病院の多くは、看護師のライフイベントへの体制を整えており、熟練した看護師の流出を防止しようとするのが普通です。

勤務先にもよりますが、ライフイベントが転職理由とされている中には、密かに感じている不満が真の理由として潜んでいるのかもしれません。

3位:働く条件への不満

第3位に挙げられている「給与に不満」と以下、ほぼ横並びとなっている「超過勤務」「休暇取れない」は働く条件への不満です。

超過勤務が多い、休みが取れない、夜勤が多いといった項目を見る場合には「給与に不満」との関連性も想定できます。

例えば「超過勤務が多くて、まともに休みが取れないのに看護師平均年収にも満たない」という不満がある場合、働きに見合う給与がもらえれば納得できるのかもしれません。

看護師としての忙しさが変わらないにしても、もっと給料が良い職場はあるのではないか、という気持ちが転職につながっていきます。

毎日を目まぐるしく過ごしながら、「もう少し楽にならないかな」「気楽に働ければ良いのに」と考えている看護師は潜在的には、相当な数になるのではないでしょうか。

そこで転職に踏み切るかどうかで、人生の在り方はまったく変わってきます。

職場に不満がある看護師は転職したほうがいい!

ランキングでは看護師が転職する理由について、およその傾向を見ることができました。

自分の中でいろいろと思い至ることもあるのではないでしょうか。

それでも「自分の悩みなど、転職するほどではないのではないか」と迷っている人がいるかもしれません。

ここでは転職に至った実際の事例をあげながら、より具体的に考えていきましょう。

人間関係が転職理由の場合

前向きな姿勢が理解されない

どんなに興味ある科での勤務でも、職場の人間関係が良くないと結局働くことに行き詰まってしまうと思います。

自分はキャリアアップを目指し毎日前向きに働いていましたが、そうではない人が多い病院やクリニックだと自身のモチベーションも影響されて下がってしまいます。そのような環境にずっといると、ストレスも多くなり、メンタル面で支障を来たしてしまうため転職に至りました。

女性上司に振り回された

職場は女性ばかりで、上下関係が厳しいところでした。1人、気分屋の人がいて機嫌が悪いと周りにも当たり散らす人ですごく気を使いました。

機嫌良いときは、プライベートの話をしたりニコニコしているのに機嫌が悪いときは、細かいとこまで目をつけていちいち怒ります。機嫌が悪いときは挨拶もしてくれないので、そういう人に振り回されて、胃腸炎に何度もなりました。これでは身体がもたないと思い、転職しました。

上司が男性ばかりで限界

上司が男性で、管理者すべてが男性でした。自分の好みや好きな人を優先し研修等に行かせ、自分の嫌いな人間は退職に追い込むなどのハラスメントを誰も止める事が出来ない環境でした。

我慢の限界を感じ、また研修の環境も整っていなかったため、これ以上のスキルアップも困難であると思い退職しました。

無責任な上司に失望

上司がその時々で違う話をし、何も行動してくれない、意見を言ってもすべて却下になるため、職場環境は悪化するばかりでした。

職場環境の改善を求め、散々話し合いの場を設けましたが、その時はいい話をするものの、その後の改善はなく、その話の確認をしても聞いてないと何も取り合ってもらえなくて失望して辞めました。

人間関係はどの職場でも避けることはできませんが、転職の理由としてもっとも多く見られる問題です。

感じ方は人それぞれであるため、「辛抱が足りない」と考える必要はありません

人間関係での退職で目立ったのは上司との関係です。

本来、スタッフ間を取り持つ役目であるはずの上司の言動に振り回され、苦労している看護師が多く見られます。

事例で見たように、上司が男性であっても女性であっても、あまり変わりはないようです。

目下とは違い、目上の立場の人間を変えることは困難です。

理不尽な要求や成長を妨げるような態度に限界を感じた場合には、働く場所を変えるのが賢明です。

結婚・出産・育児・家族の健康問題・介護・通勤時間が転職理由の場合

子育てに理解がない職場

子供が2歳で家の近くの保育園に通っているが通勤時間が1時間以上かかるため、早く預けないといけない職場で、夫の地方異動が迫っていました。単身で家事、育児、仕事をこなさなければならない状況となるのに、子どもが病気でも休むなと言われる職場だったため継続は困難でした。

家族生活との両立

だんなさんと休みを合わせるためや子どもが生まれたため、育児環境を整えるために転職しました。同時に病棟から離れ、手術室に変更したので自分自身のスキルアップができました。有給消化率や休みのとりやすさ、部所内の雰囲気なども重視し、長く働ける環境のところにしました。

子育てがしやすく、家庭との両立ができる上、上司への相談のしやすい病院に勤めることができました。

産休・育休体制の不備

妊娠したため産休を取れれば、また復帰しようと思っていましたが、勤めていた病院では産休や育休の理解があまりありませんでした。産休中や育休中の給料の面で納得がいかなかったのも1つの原因です。子育てに対してもっと理解のあるところに転職したかったというのが理由です。

ライフイベントや家族の関わりが理由となる転職では、職場がどの程度、個人の生活を重視してくれているかという点が問題となります。

ワークライフバランスなど、働き方への考慮を職場に求める動きはありますが、病院によっては依然として理解がないところもあります。

看護師の生活への配慮は、病院によってまったく異なります。

長く働き続けるためにも、無理なく家庭生活と両立できることが重要です。

給与に対する不満が転職理由の場合

資格取得が給与に反映されない

正看護師の免許を取得したのにも関わらず給料にはほとんど変化がありませんでした。どんなに仕事が残っていても残業手当が出ず、休憩もなかったため、さすがに無理に感じました。

時間外が承認されない

一番の理由は給料だと思います。多忙な病棟だったのでもちろん当たり前のように時間外勤務をしていましたが、まず承認されません。どれほど時間外で働いても、ほぼ自己研鑽扱いでタダ働きでした。夜勤手当も安く、月に6回程度の夜勤をしていましたが理想的な収入とは多くかけ離れていました。

忙しくても給料が良ければ続けられますが、忙しく、給料は安いことが転職の大きなきっかけになりました。

給与が安い上に業務が多い

もともと超過勤務も多くて厳しい職場環境だったのですが、すべての残業代が出るはずもなく、夜勤手当もそこまで高いわけではありませんでした。それなのに委員会などの業務が加えられ、残業してやらなければいけない状況でした。手取りで20万そこそこしかもらえていない現実に不満を持ち、結婚を契機にして転職しました。

看護師が忙しい職業であることは、誰しも理解しています。

問題は労働に対して、正当な対価が支払われていないということです。

たとえ残業や夜勤が多くても、それなりに給与が高ければモチベーションにもなりますが、サービス残業を強いられている看護師がかなりいるというのが現実です。

超過勤務が転職理由の場合

理由を付けて残業手当が支払われない

残業手当はその都度、所属部署の師長に申請する仕組みでしたが、段取りや業務配分が悪いからと理由をつけられ、残業手当がもらえない状態でした。病院全体で見ると残業手当の申請を許可してくれる師長さんもいるため、部署間での給与格差も大きかったです。

残業するのは構いませんが、残業したことで犠牲にしている自分の予定や家族との時間があります。きちんと見合った手当が頂けないことが不満で転職しました。

職員の少なさでしわ寄せ

有床診療所は職員が少なく、いる職員ですべてこなさなければなりませんでした。院内処方を扱っている診療所だったため薬剤の棚卸もありました。月末には職員が総動員で、終了するまで帰れない日もありました。そのため日勤帯で出勤しているにもかかわらず日付が変わるまで残った日もあります。

通常から職務が終わらないと帰れないのは当たり前ですが、上司が理不尽で許可をくれず、終わっていても帰れないこともあったため、苦痛に思え転職の機会となりました。

早朝から働く日々

年功序列制であり、低学年が病棟の患者さんのケアを全てこなさなければならず、責任だけでなく身体的にも精神的にも限界でした。毎朝5時に起き出勤するも、毎日終電まで残業をし、泣きながら帰る日々でした。

とうとう病棟で倒れてしまったこともありました。2年働いた頃に運良く結婚が決まり、家庭を大切にしたかったため寿退社をしました。

多くの看護師は多少の超過勤務は覚悟の上で働いているようですが、あまりに度を超すと心身ともに疲弊してしまいます。

特に労働に見合った手当が支給されなかったり、上司に認められなかったりすると我慢の限界を超えます。

労働基準を逸脱している可能性もありますが、改善を待つよりも転職を選ぶ方が容易です。

自分の仕事に合った適正な賃金が支給されないと思えたら、転職を考えてみるべきです。

休暇が取れない・個人の健康問題が転職理由の場合

休みが取れずストレスが過度に

毎日ほぼ満床の中、スタッフが少ないため1人当たりの受け持ち人数が多く、勤務体制がきつい職場でした。長期休暇希望の時でも、月8休の中に納めるため、結果的に休みが少なくなりました。職場の人間関係も悪くなりがちで責任のなすり付け合いとなり、過度なストレスを感じて転職を決めました。

上司の好き嫌いで休みの取得に差

上司が好き嫌いでスタッフの対応を変えることが嫌でした。面接の内容と違い休みの希望が出せず、給料も面接時で伝えられたよりも少なかったことにも不満がありました。上司に嫌われないように振る舞うのに疲れ、転職しました。

長期休暇が難しかった

前職場では年に3日のみの夏季休暇しかなく、週休と合わせて最長でも1週間程度の長期休暇しか取れませんでした。海外旅行が好きだったため、それだけの休暇では行きたいところに行くのが難しいと考えて退職しました。

現職場は夏季休暇として6日間与えられているので、週休と合わせれば10日程度の長期休暇や、1週間程度を2度取得することも可能です。

健やかに働き続けるために、適正に休みが取れることは重要です。

休みが少ない職場は慢性的な人手不足で忙しく、スタッフ同士の関係もぎすぎすしがちです。

心身が疲労し尽くしてしまう前に、自分を守る手段として転職を考える必要があります。

看護師不足が解消できない、あるいは不足を補う工夫がなされないのは経営側の怠慢です。

「スタッフが少ないから仕方がない」と考えてしまうと、いつまでも状況は改善されません。

夜勤の負担が転職理由の場合

夜勤回数15回

夜勤回数が多くて、月に15回くらいしていました。結婚を考えていたので、すれ違いの生活になるのが嫌だったのと、子供も早くほしかったので、生活リズムも整えたかったのが転職理由です。

夜勤は体もしんどかったので、結婚を機に思い切って退職という形をとりました。人手も充分でなく、なかなか辞めづらい面もあったので、何かの機会がないと思い切るのは難しいところもあります。

夜勤で子育てに支障

子供が小さいと夜勤を行うにも自分が寝不足でままならなかったことと、協力してくれている主人も夜勤があり子供を見れず、お互いの実家も遠方で頼れる親戚もいませんでした。私の中では他人や託児所に預けるという選択肢はありませんでした。転職をして勤務時間の見直しをしようと思いました。

看護師の仕事といえば夜勤が付き物というイメージがありますが、プライベートの生活が圧迫されるようでは何のための人生なのかわかりません。

自分の中の優先順位を見直し、夜勤によって何がどれだけ奪われているのかを考え直してみてください。

夜勤がなくてもそれなりに収入が得られる職場もあります。

夜勤があっても良い場合には、月何回までならば余裕をもてるのかを、明確にしておきましょう。

教育体制・他施設への興味・キャリアアップ・進学が転職理由の場合

看護師としてレベルダウンへの危惧

他施設への興味が転職理由です。看護師としてレベルダウンをしたくありませんでした。精神科看護は、特別に覚える事もなく穏やかに業務ができましたが、一般内科の知識を忘れたり新しい治療法が分からなくなるのが怖くなりました。

一般内科に転職後も、プリセプターや研修制度が充実しているわけではなく不安が大きく、最新の所できちんと学びながら仕事したいと思いました。

資格取得を目指して退職

認定看護師の教育課程に進むために退職しました。籍を置きながら教育課程に行くことも病院の勤続年数によっては可能ですが、認定看護師の資格を取得後に3年は働くという決まりがあることがほとんどです。

私の場合は、在籍していた病院にいる気持ちがなかったため、また夜勤をしながら通うのに自信がなかったため退職をして進学しました。

魅力のない業務でモチベーションが低下

自分自身がやりたい・突き詰めたい・向上したいと思っていた仕事内容と全く違う部門での仕事を命じられたことが転職理由です。それでも自身としては、初めての仕事内容などもあり、それらを通して新たな学びや成長があるかもしれないと思い数年間に渡り取り組みました。

しかし自分自身 が元々やりたいと思っていたこと以上に魅力を感じることが出来ませんでした。その上、超過勤務などにより肉体的にも精神的にも疲弊し、新たな環境を求めて退職するに至りました。

自身の成長を目指しての転職

一つの施設で働いていたら、自分の成長していく上での課題や自分の持ち味がわからないのではないか?「井の中の蛙」になってしまうのでは?と思い転職しました。いろいろな職場で経験を積むことで看護師としての自分の経験値が増すとともに看護師に必要なスキルが身について、最終的にはキャリアアップにも繋がっていくのではないかと考えています。

看護師として働く以上は、自分の能力を最大限に生かし、納得できる仕事をしたいと考えるのは当然とも言えます。

自らの興味や資格取得などの目標がその職場では果たせそうものないと思えるとき、別の場所での可能性を探っていくことが大切です。

職場はその時々の給与を支払っても、未来までは保証してくれません。

どのような看護師として働きたいのかを、自分自身で選択していく必要があります。

面接の場面での本音の転職理由の伝え方

転職に踏み切れない理由として、不確かな転職理由では応募しても採用してもらえないのではないかという不安があると思われます。

先に採用担当者がどのように感じるのか、どう答えれば納得させられるのかを知っていれば、転職に先立つ不安が軽減できるのではないでしょうか。

ここではアンケートで見られたそれぞれの転職理由について、印象が良くなる伝え方を見ていきましょう。

人間関係が転職理由の場合

転職の理由に人間関係を挙げた応募者に対し、採用担当者の抱く懸念は、ずばり「うちに来ても同じ理由ですぐ辞めてしまうのではないか」ということです。

先にもあったように、人間関係は社会人として働く以上、避けられないものです。

先の職場で何らかの問題があったのであれば、また同様の事態になるかもしれないという危惧を抱かれるのも当然です。

採用担当者によっては「人間関係を理由に転職をする人は、同じ理由で去る」と考え、採用をためらう可能性もあります。

採用担当者の懸念を払うためには、人間関係の問題がどこから発生したのかを明らかにして説明しなければなりません。

何となくうまくいかなかったという伝わり方をすると、「協調性がない」「関係性をうまく構築できない」「自己主張が強い」といったマイナスのイメージを与えかねません。

職場の風土としてパワハラが改善されづらい雰囲気にあった、何度も管理側に訴えたが聞き入れてもらえなかったなどの経緯が説明できれば、見方を変えられます。

逆に自分からは改善の努力をせずに、安易に職場を変えれば状況が変わるだろうという姿勢が見えると、採用は難しくなるかもしれません。

人間関係は退職理由としては決して好ましいものではありません。

そこをあえて伝えようとするのであれば、「チーム医療をよく理解し、尊重していること」「より良い業務遂行を目指した転職であること」をアピールしていく必要があります。

例えば「スタッフの年代層が高く非常に勉強にはなったが、その位置に甘んじてしまうため、切磋琢磨できる同年代のスタッフが多い職場を希望している」などという理由であれば、同じ人間関係が理由であっても印象を良い方向に変えられます。

結婚・出産・育児・家族の健康問題・介護・通勤時間が転職理由の場合

結婚・出産・育児・家族の健康問題・介護・通勤時間の問題が転職理由の場合、採用担当者の懸念は、「今後はどうなるのか」にあります。

結婚の場合

結婚を機に退職した場合、「なぜ結婚によって仕事を辞めざるを得なくなったのか?」という疑念があります。

現代社会ではとも働きはごく当たり前のことであり、女性側がキャリアを打ち切る理由とはなりません。

住所が変わったために通勤ができなくなった、家族と生活を合わせるために、夜勤のない職場を選んだという明確な理由があれば納得されます。

また、働くことへの家族の同意が得られていることや、出産の計画について明らかにしていくことが大切です。

結婚が退職の理由になったのは「看護師」という仕事自体のせいではないことと、問題なく働ける態勢であることを伝えなければなりません。

出産・育児の場合

出産・育児の場合も、「産休・育休で対応できなかったのか」「復職をせず転職する理由は何か」という疑問が生まれます。

最大の懸念材料は、「子どもの体調不良などの場合には受け入れ先があるのか」ということです。

病院の仕事はどこもタイトなシフトが組まれており、突然「今日は休みます」では済まされない場合が多いものです。

現在の子ども数は当然ですが、今後の出産計画についてはデリケートな問題ながらも、採用担当者にとって気がかりなポイントです。

子育てと仕事の両立に対する自分の考え方を伝え、周囲の子育て支援の状態や病児保育への登録など、より具体的な方策を伝えなければ現実性がありません。

採用担当者に良い印象を与えるためには、根拠なく「大丈夫です」というのではなく「ここまでならば大丈夫」というラインをはっきりとさせておきます。

介護の場合

介護などで離職をした場合は「今はどうなのか」「これからは大丈夫なのか」が焦点となります。

現時点での見通しや、どのような勤務体制が可能なのかを明確にしなければ、採用側も判断をしかねます。

転職理由が家族の健康問題や介護のためである場合は、逆に「なぜ今は就職できるようになったのか」を説明する必要があります。

介護と仕事を両立するつもりなのか、それは果たして可能なのか、その根拠はどこにあるのかを採用担当者は疑問に感じます。

同居している家族の介護なのか、同居していない家族の介護なのか、ほかにも介護をする家族はいるのか、サポート体制は万全なのかといったところがポイントとなります。

通勤時間の場合

就職する際には、通勤時間について十分に可能であることを確認してから応募しているはずです。

「実際に働き始めてみたら、通勤が辛くなった」という理由では、社会人としての資質を疑われます。

家庭の都合で転居し転居先からでは困難であった、寮に入れる予定であったが入れなかったなどといった、第三者からみてもそれは致し方ないと思える明確な理由であれば問題はありません。

ただ、再度引っ越し予定がある場合、同じ理由で転職を考えてしまうのかという懸念を与えるため、今後の予定も併せて伝えましょう。

寮への入居を希望しているのであれば、さらに離職への懸念が軽減されるため、採用に関して有利になると思われます。

給与に対する不満が転職理由の場合

給与についての不満を転職理由とした場合、客観的に考えて説得力がないとかなりのマイナスイメージを与える可能性があります。

採用側の懸念としては、「給与の低さを理由にして働かない看護師ではないか」「評価が低い人物ではないか」といった点があげられます。

また給与だけで志望先を決めることが伝わってしまうと、看護観を持っていない印象を持たれます。

社会常識の範囲で、不当な扱いでの給与設定であったり説明も無く減給をされたり、手当がカットされたりといった事情が明らかにできれば、理解されやすくなります。

給与が転職の理由である場合に、印象を良くするためには、相応の給与が必要な理由を伝える必要があります。

夫がリストラに合った、家族の医療費が必要、母子家庭のためなど、収入を上げざるを得ない理由を理解してもらえます。

上記の理由を述べた上で、応募先の規定に従って正当な労働対価を得られることを希望している旨を伝え、決して理不尽な要求をするわけではないことをアピールします。

超過勤務が転職理由の場合

超過勤務を転職の理由とする場合、看護師として事情をよく理解していること、現職の超過勤務時間が度を超すものであることを説得する必要があります。

採用担当者側の懸念としては、「超過勤務のまったくない職場でなければ働く気がない看護師なのではないか」という点があげられます。

急変や救急対応があるため、必ず定時で上がることが保証されている仕事でないことは、看護師になる前にわかっているはずです。

そうした事情を理解せずに不満をいっているとすれば、看護師として採用するのが不安になります。

超過勤務を転職理由として理解してもらうためには、具体的な状況を説明し、それに対し超過勤務を改善するための努力や工夫をしたことを併せて伝えます。

その上で自分ひとりの力では改善できなかった結果から、転職に至ったことを改めて伝えます。

個人の健康問題が転職理由の場合

もっとも懸念されるのは「健康的に働いてもらえるのか」ということでしょう。

建前上は健康での問題を理由に、採用不採用の判断をしてはいけない事にはなっているのですが、過去の健康問題が現在にどう影響しているか、今後はどうなりそうなのかが採用を左右します。

採用後に病欠ばかり続くようでは、戦力として使いようがありません。

伝え方としては、「過去に病気や怪我をしたことがあるが、今は問題ない」「薬でコントロールできており、通常に勤務する範囲であれば支障ない」というように明確に話すようにします。

どのような病名なのか、身体的な健康問題なのか、メンタル的な健康問題なのかをきちんと答えられるかどうかで印象が変わります。

できるだけ良い印象を与えるためには、健康になるために生活を変えるなどの努力をしていることを伝えると良いでしょう。

休暇が取れないのが転職理由の場合

休みが取れないことを転職理由としている場合には、単なる我がままや自己中心的な考えをする人と受け取られないように注意しなければなりません。

採用担当者の懸念としては、入職前に公休数を確認し、承諾しているはずなのに不満を持つというのは、そのほかのルールに対しても認識が甘いのではないかということなどが挙げられます。

多くのスタッフと統制を取りながら働く職場で、ひとりだけ特別ということはありません。

「休みが取れない」という意味が、どのような状況を指しているのかを十分に説明できないと、扱いづらいという印象のみが残ります。

「休みが取れない」理由を良い印象に変えるためには「自分では状況を踏まえ、周囲との調和を図りながら希望休を提出したが、前職では叶えられないことが多かった」というニュアンスが伝わるようにします。

基本的なルールに合わせ、正当な手続きで休みが取れる働き方をしたいだけであるのを上手に伝えれば、労働者の権利として当然であると納得してもらえます。

夜勤の負担が転職理由の場合

夜勤の負担を転職理由とする場合には、夜勤の何がどう負担となったのかをきちんと説明する必要があります。

採用担当者側としては、夜勤人員が不足している状態を知りながらあえて転職をする人材であれば、転職先でも周囲の事情に関わらず自分だけが楽になるような行動に出るのではないかという懸念を持ちます。

夜勤の負担を理由にする場合には、まずは数値などで明らかにした上で、夜勤の負担によってどんな影響があったのかを述べます。

夜勤のあるなしは就職する時点で了解をしているはずなので、夜勤が負担であるというのは基本的には理由になりません。

休憩・仮眠が一切取れない、夜勤体制が手薄、残業が多く超過勤務が日常的、といった運営体制の問題が明らかにされれば、「負担」という理由にも説得力が生まれます。

また、家族の事情や体調面での問題を隠さずに伝えることで、夜勤ができないのはやむを得ないと印象に変えられます。

教育体制・他施設への興味・キャリアアップ・進学が転職理由の場合

教育体制・他施設への興味・キャリアアップ・進学が転職理由の場合は、一見して非常に前向きにも見えますが、具体性がなければただの言い訳に受け取られる恐れがあります。

採用担当者側の懸念としては、「単なる思い付きなのではないか」「高望みして実践できない人物ではないか」といったところが挙げられます。

問題となるのは、本人が目指すもののためにどれだけどのような努力をしているのか、転職によって得ようとしているのは何かという点です。

しっかりとした将来へのビジョンを持ち、それを実現可能なものとして説明できなければなりません。

ただの憧れではなく最終的にどのような看護師になりたいのかを、熱意をもって伝えられるように自分の中で明確にしておく必要があります。

基本的には向学心や向上心は転職理由として良い印象を与えますが、これまでの経験から学んできたこと、今後目指す方向性とその理由・目的、さらに現在の取り組みについて具体性をもって説明できれば、より好印象を残すことができます。

なんで面接官が転職理由を知りたいの?

転職した理由

そもそも採用担当者が転職理由を聞く理由とは何でしょうか。

それは、「採用後にすぐに辞められるようでは困る」からです。

面接で転職理由を聞くのは、書面上ではわからない人間性や本心を見抜くためであり、そこから「またすぐに辞める看護師」であることを察知するためです。

採用担当者が本当に知りたいのは、応募者自身についてであって、過去の状況ではありません。

それをどのように語り、どのように受け止めているのかを知りたいだけです。

そこを取り違えてしまうと、見せかけだけに固執してしまう恐れがあります。

いかに自分に落ち度がなく、良い人材であるかをアピールしたいあまり、姑息な人物と見られるのは避けたいところです。

大切なのは、新しい職場で何ができるのかに尽きます。

そこを忘れないようにすれば、どのような転職理由であっても、結果は必ず付いてくるはずです。

必ずしも転職理由が大事ではない

採用担当者の生の声を聞くと、転職理由自体を重視しているわけではないことがよくわかります。

過去に起きた事実は調べようもなく、また述べられている内容についても本心であるかどうかわかりません。

冒頭で紹介した一般ビジネスマンへのアンケートでも、表向きの転職理由と本音で違いが見られました。

重要なのは直接の原因ではなく、本人がそれをどうとらえているかということです。

問題に対して前向きに改善への努力ができる人間なのか、ただ背を向けて逃げようとするのかが転職理由を通して垣間見えます。

自分をごまかそうとせず転職という現実に向き合い、熟考している人材であれば、転職理由を聞かれても堂々と答えられます。

採用担当者が本当に知りたいのは、そうした態度が取れる人材かどうかです。

自分の過去を否定せず、転職をバネに活躍が期待できる看護師が求められています。

履歴書に志望動機を書く際の注意点

転職活動でもっとも重要なのは、書類や面接で語ることの一貫性です。

転職理由と志望動機は、同じライン上になければなりません。これらはいわば過去・現在・未来です。

過去の問題を解決するために転職をし、より理想的な働き方をするためにその病院を志望しているというシナリオでなければうまくいきません。

そうした内容に少しでも嘘があると、どこかでほころびが出ます。

採用担当者がもっとも知りたいのは、採用後に長く活躍してくれるのかという点です。

それを確信してもらうためには、転職の原因となった障害が転職により解消され、自分の目指している働き方が実現できるのは応募先の職場であることを示さなければなりません。

おすすめの看護師転職サイトTOP5

看護roo!
看護のお仕事
マイナビ看護師
4位 医療ワーカー
5位 ナースではたらこ

4月は予定人員確保の追加募集が増える時期

4月入職予定者の内定辞退や家族の転勤や進学による急な引っ越し、年度末に退職できなかったスタッフの退職などが多くなります。その為、予定人員が確保できなくなり追加募集をする医療機関が増える時期です。

また、復職を考えている潜在看護師の方が求人を探し始める時期なので、ママさん看護師向けの求人も多くなります。

日勤のみの常勤希望が増えるため、フル出勤可能で夜勤もできる看護師はとても重宝がられます

4月になればいい求人は残っていない」と考えるのは早計です。新着の条件がいい求人が看護師の転職サイトで非公開求人として紹介されています。転職サイトによって扱う求人情報が異なりますし情報が入る時期も違います。

条件がいい求人を探している方は、複数の看護師転職サイトに登録して非公開求人情報が手に入りやすい状態にしておくといいですね。

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