看護師は何歳まで働ける?転職の年齢制限は?看護師の年齢の悩みを考える

看護師の求人にも年齢制限がある?
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他の職種と比べると看護師の求人は全国どこでも絶えることがなく、年齢が上がっても特に問題はなさそうに感じます。しかし実際に現場で働く看護師は、夜勤や肉体労働に対して年齢的な不安を抱えていることが多いようです。

現職場での業務内容よりも、もっと楽な仕事をと考えた場合、年齢的にいつまで転職が可能なのでしょうか。また生涯現役の看護師として働くことはできるのでしょうか。

ここでは看護師と年齢の関係について、解説していきます。

看護師は何歳から何歳まで?

看護師の年齢分布

正看護師は短大などで学んだ場合、最短では20歳で資格を得ることができます。

一度とった資格は一生有効となるので、何歳になったら看護師のキャリアが終わるという決まりはありません。働く場所さえあれば、生涯現役の看護師でいることも可能です。

平成28年末の時点で、看護師の年齢分布は40~44歳がもっとも多い15%を占めています。

次いで35~39歳の14.3%、45~49歳の13.2%と続きます。興味深いのは平成22年末の調べよりも、60~64歳、65歳以上の層がそれぞれ2倍に増えていることです。

いつまで看護師を続けるのかは個人の事情にもよりますが、今は昔と比べて「何歳だから」という意識が次第に低くなってきているようです。

看護師になるのに年齢制限はある?

看護師免許自体には年齢制限がないため、何歳からでも看護師になることは可能です。

最近は子育てを終えた30~40歳の女性が、長く働ける看護師の資格を目指す傾向が多くなってきました。厚生労働省の調べでは、看護師養成校の入学者の約16%は25歳以上の社会人で、准看護師養成課程になるとその割合は50%を占めています。

遅いスタートを切ったとしても、一般的な職種よりも就職しやすく、安定した収入が得られる看護師資格には十分な価値が認められています。

慢性的な看護師不足の対策として、国も社会人の看護師資格取得を奨励しており、今後も年齢に関係なく看護師を目指す人が増えていきそうです。

看護師の定年

個人としての看護師には明確な終わりはありませんが、一般的な病院では看護師にも定年があります。

国公立の病院の場合は公務員となるため、55~60歳とやや早めに定年を迎えます。民間の病院の場合は、65歳を定年とするころが多いようです。

ただ役職の付かない一般職や嘱託扱いで再雇用するケースも見られ、大規模な病院の場合は関連する医療施設への再就職が紹介されることもあります。

年齢から見る看護師の就業場所

60歳以上でも5割が病院勤務

厚生労働省統計情報部の「看護師の年齢階級別就業場所の割合」では、60~64歳でも病院に勤めている看護師の割合が約50%、65歳以上でも40%となっています。

25歳未満では病院勤務がほぼ全体を占めていますが、25歳からは診療所や社会福祉施設が少しずつ増えていきます。一般的な職業と同様、若い看護師ほど病院の求人に対しては有利なはずですが、あえて病院以外の職場を選んでいる人も少なくありません。

35歳からは診療所が一定数を占めるようになり、高い年代層まであまり変化は見られません。

一方で60代、70代になっても病院勤務を継続する看護師もいます。病院の種類や労働の重さの違いもありますが、年齢を重ねても病院で働くことは可能であるといえるでしょう。

また年齢に関係なく、自分の働く場所を変える看護師が多数いるのも事実です。年齢にとらわれず、まずは自分がどのように働きたいのかを定めることがもっとも大切なのではないでしょうか。

年齢が高くなるほど勤務先は多彩に

45~49歳くらいになると、約4割は病院以外の施設で働くようになります。病院以外で多いのは診療所ですが、そのほかにも保健所・市町村、社会福祉施設、介護老人保健施設、訪問看護ステーションなど多彩です。

病院のような夜勤がなく、急性期医療のような緊急性が少ない施設ならば、精神的にも余裕をもって仕事に当たれます。

年齢が上がるにつれて、助産師や保健師といった看護師にプラスした資格を保有する割合も増えていきます。そうした背景もあり、年齢が高くなるほど病院以外にも活躍の場を広げていっているようです。

施設によっては病院と比べて退職年齢が遅く、年齢を気にせず働けるということも大きな理由のひとつに挙げられそうです。

年齢に関する看護師の悩みの事例

30代から40代前半のうちはまだ無理がきいても、疲れが残る年代に差しかかると仕事に対して次第に不安が募っていきます。年齢に関する具体的な看護師の悩みの例を見ていきましょう。

新卒から続けて公立病院に勤務してきたが…

公立の病院に新卒で採用されてからずっと同じ病院に勤め続けてきました。しかし、50代になってから将来についての不安が大きくなってきました。

公立ということで雇用条件が良く、定年まで安定して働ける一方で、レポートや夜勤も多く、もう少し楽なところで働きたいという気持が出てきました。その反面、せっかく20年以上も勤めたのだから、同じ病院で定年までいたいとも思います。

現在のきちんとした身分を捨てて転職をしても、同程度の雇用条件を得られるかどうかわからないというところで揺れ動くのは理解できます。

しかしこのまま悩み続けていても、時間が過ぎるばかりです。50代ということもあり、転職するのも遅くなればなるほど難しくなります。

まずは上司に相談をし、現在の病院内での異動の希望が叶えられる可能性について打診してみることが先決です。その上で難しい状況ということがわかれば、次の段階を考えられるようになります。

転職後の収入が下がるのは覚悟しなければなりませんが、現業務を続けて身体を壊してしまえば元も子もありません。自分の身体と相談しながら、先行きを考えていく必要があります。

47歳、2交代で月8回の夜勤がこたえる年齢に

現在勤めている病院では、2交代で月の夜勤回数が7~8回あります。今はまだダメージも少なく続けることができていますが、50代以降のことを考えると体力的な不安を感じてしまいます。

転職を見据えているのならば、40代のうちに考えた方が条件の良い求人を探せる可能性が高くなります。限界まで頑張り過ぎると、転職先を吟味する気力も失われてしまうかもしれません。

夜勤以外に不満がないのであれば、夜勤回数を減らせることができるのかを確認してみるのが一番です。病院側もベテランに退職されるよりは、夜勤専従者を雇っても引き止めた方が、痛手が少ないと考えるのではないでしょうか。

ただし見極めは早めにしなければなりません。口先だけの改善で、夜勤回数が減る様子がなければ、転職先を探し始めることをおすすめします。

40代・50代の転職は可能?

年齢制限は表記されない

平成19年に雇用対策法が改正され、求人や採用の際には年齢制限が禁止されるようになりました。これは年齢に関わらず、均等に雇用の機会を与えるという主旨によります。

また求人票で年齢不問としながら、年齢を理由に応募を断ったり、書類選考や面接で年齢を理由に落としたりすることは、法律違反となります。看護師の求人でも50歳だからといって、応募できないということはありません。

しかし、退職年齢との関係で雇用年齢に制限を設けているケースはあります。例えば60歳定年の場合には、応募条件は59歳までと記載していることが多いようです。実際には1年しか働けなくなるため、定年の年齢に近い求職者を採用することはなさそうです。

定年後の再就職

長年勤めていた病院を退職した後で、再就職をしている看護師もたくさんいます。最近良く耳にするのは、病院に併設された訪問看護ステーションに定年後、再雇用されるというケースです。

そうした施設では、救急や病棟の業務とはまた違った苦労もありますが、看護師として培ったコミュニケーションスキルや看護ケア技術が十分に活かされます。

若手看護師では読み取れない家族や利用者の気持ちを察しながら、勤められる経験豊かな看護師のニーズが高いこともうなずけます。

厳しい条件を飲む覚悟も必要

40代、50代でも転職は十分に可能ですが、若い世代の看護師とまったく同じというわけにはいかないことを、理解しておく必要があります。

新しい職場の上司は、ほぼ自分よりも年下ということは覚悟しなければなりません。場合によっては一回り二回り違っていることもあります。

いくら過去の経験について自信をもっていても、応募の際にそれを前面に出してしまうと、扱いにくい看護師と受け止められて避けられてしまいます。

また病院によっては勤務経験やスキル、年齢を考慮してある程度の給与額を提示してくれることもありますが、最初は新人と大差ない条件となる可能性もあります。

ハードな勤務や夜勤ができなければ、看護師としての収入が下がるのも仕方のないことです。

転職で何を優先するのかを良く考え、ときには厳しい条件を飲むという決断も予測しておく必要があるでしょう。

転職を有利にすすめるための心がけ

コミュニケーションの幅を広げておく

ずっと同じ病院で長期間勤務し、部署の移動もあまりしていなかった場合、コミュニケーションの幅が限定されてしまうこともあります。

ベテラン看護師として若手の看護師たちを指導してきた立場のまま転職に臨むと、苦戦することが目に見えています。

転職を考え始めたら、積極的に若い世代の看護師たちと親しみ、これまで以上に患者さんにも声かけをしながら、コミュニケーションスキルを鍛えていきましょう。

次の職場がどのような場所であれ、多くの新しい人たちと交わらなければならないことは間違いありません。

転職においては、前の職場での自分にこだわるのは、障害にしかなりません。一新人として新たなスタートを切れるように、目上、目下というくくりを外して話ができるよう心がけましょう。

ネットワークを強化しておく

転職への縁はどこに転がっているかわかりません。セミナーや研修であった別な病院、医療施設のスタッフ、またはまったく違う業界の人から、次の仕事に結びつく情報がもらえることもあります。

広いネットワークをもつ人は、それだけ可能性も広げられます。少しでも興味をもてる情報があったときには、必ず連絡を付けておくことです。未来へとつながる糸口は、そのとき見えなくてもどこかに隠れているかもしれません。

健康管理を徹底する

転職でもっとも強みにできるのは、体力です。例え現職より身体的に楽な仕事を選ぶとしても、健康に不安があるようでは採用してもらえません。長く勤められることをアピールするためにも、自己管理を徹底し、ベストな状態を保っておきましょう。

定期的に健康診断を受けるのはもちろん、歯科検診や眼科健診など部分的な管理も積極的に行います。

年齢を重ねると若い頃のような無理はきかなくなります。ささいなことでも不調の原因を取り除いていくことで、万全な状態に整えられます。

寛容性を身につける

年齢が上がるほど、柔軟な思考が失われがちになります。凝り固まった頭では、転職時の切り替えがスムーズにできません。

過去は過去としてすっきりとけじめを付けられるように、無用な職業的プライドを捨て、寛容な心を持てるように努力してください。

転職先で求められるのは、大人として頼れる看護師です。年齢が高いということをマイナスに捉えられないためには、年齢を重ねたからこその円熟味を感じさせなければなりません。

転職の成功を勝ち取るために

転職の目的を明確にする

看護師という職業は他の業種と比較すると、確かに年齢が高いなりの需要はあります。しかし、年齢が上がるごとに転職の条件が不利になっていくのは避けられません。

転職をするときには、「これが最後」という決心で臨む必要があります。

転職をする目的が自分の中で定まっていないと、転職先の選択でもゆらぎます。体力的なことが一番の条件であれば、夜勤の回数やシフト体制などを重視し、その上で待遇面とのバランスを考えましょう。

目的が明確になれば、転職先候補の病院や医療施設を絞り込みやすくなります。

年齢の高い看護師に強い転職エージェントを活用する

知人からの紹介などが期待できない場合には、自分で転職活動をするより他はありません。

個人で自分の希望に沿った転職先を探し出すのは、相当の手間がかかります。年齢が上がると応募はできても、実際に採用に至る確率はかなり下がります。

転職活動に不安があるのならば、年齢の高い看護師に強い転職サイトの活用がおすすめです。転職に精通したプロが、応募先の選択から採用率を高めるアピールの仕方までアドバイスしてくれます。

孤独な転職活動せずに済み、希望に沿った転職ができる可能性がずっと高くなるのは間違いないでしょう。

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条件がいい求人を探している方は、複数の看護師転職サイトに登録して非公開求人情報が手に入りやすい状態にしておくといいですね。

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