医療事故が起きたらどうする?看護師の医療損害賠償保険について

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あってはならないことですが、医療事故が起こり、看護師個人も損害賠償を要求されることもあります。そのような場合に補償する「看護職賠償責任保険」について、知識を深めましょう。

看護職賠償責任保険とは

医療事故が発生し、被害者や家族から損害賠償責任を要求された場合のために、様々な医療従事者のための賠償責任保険があります。

病院が法人加入する「医療法人総合保険制度」や、医師が加入する「医師賠償責任保険制度」、そして看護師が加入する「看護職賠償責任保険制度」などが用意されています。

それぞれ加入資格は設定されていますが、看護職賠償責任保険制度に関しては日本看護協会員もしくは都道府県看護協会員がその資格となっています。

個人で加入する必要がある看護職賠償責任保険

看護職賠償責任保険制度は、ナース個人が加入をします。病院が加入する医療法人保険では、看護師個人の賠償事故をカバーできないこともあるだけでなく、病院側が看護師を過失により訴えることもあります。

そのような場合にも対応できるように、個人で保険に入っておくことが必要なのです。

対人補償や対物補償だけでなく、事故調査費や見舞金などの初期対応費用と、弁護士費用や調停や裁判に必要な訴訟費用に保険適用されます。

また名誉棄損や秘密漏えいなどで人格権を損害された場合の争訟費用にも適用されます。

また、看護職賠償責任保険制度の契約者は、実際に医療裁判になった時に、専門の知識を持つスタッフのサポートも受けることができます。

賠償金が妥当な額であるのか等のチェックも行えますので、万が一の場合にもあわてずに対応することができるでしょう。

看護職賠償責任保険の加入状況

2001年に始まった「看護職賠償責任保険制度」は、まだ一般的な知名度が低いこともあり、加入者は2011年の時点では165,000人弱、看護協会員の25%程度と報告されています。

ですが、今後、ますます病院や医療職を相手とした医療訴訟は増えると考えられます。このような保険制度の必要性も増していると言うことができます。

他の保険会社でも、訪問看護・介護に特化した総合保険制度や助産師・保健師などへも向けた保険も提供しています。必要に応じて、必要な保険に加入しましょう。

ますます高度になる医療現場において、看護業務を行う上での看護師のリスクも高まっています。保険額は2015年5月現在で2,650円程度ですので、もしもの時のために備えておくのも、人間の命を扱う医療の現場で働く者には必要なことなのです。

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