看護師1年目は転職できるの?新人のクリニックへの転職も解説!

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1年目の看護師って転職できるの?

「続けるべき?転職すべき?」

と悩んでいる新人看護師の方は多いのではないでしょうか。この記事を読むうちに、選択を決断する際のヒントが見つかるかもしれません。

1年目の転職について一緒に考えていきましょう。

看護師1年目の転職の不安

そもそも看護師1年目の転職は可能か?

一般的な社会人であれば、1年目の新人が会社を辞めて転職するのはリスクが大きすぎると考えられています。しかし看護師の場合、難しくはあるが転職は可能と言えるでしょう。

日本看護協会の調べによると、2015年の離職率は常勤看護師では10.9%、新人看護師では7.8%となっています。

確かにほかの年次の看護師に比べれば低い数字ですが、極端に少ないというわけではありません。そして離職した多くの看護師は、無事に次の転職先を見つけて働いています。

看護師は取得に時間のかかる国家資格であり、日本社会は慢性的な看護師不足にあります。まだ経験の少ない看護師であっても、働く場所はたくさんあります。

看護師の資格さえあれば、1年目で転職することも可能だと言えるでしょう。

これからの看護師としての経歴に傷はつく?

結論から言えば、1年目の転職で看護師の経歴に傷がつくということはありません。先にもありましたが、新人看護師の離職はそこまで珍しいことではないからです。

その理由として、「リアリティショック」があります。新人看護師がこれまで受けてきた教育と現実の差に、衝撃を受けたり苦悩したりするのはある意味当然と言えます。

そこに指導力不足や過重な労働環境が重なれば、転職を考えるのも理解できます。転職の際に前職を辞めた理由を聞かれることがあっても、そこまで重視されるわけではありません。

そもそも経歴に問題があると考える応募先であれば、採用面接には至りません。

むしろ中途半端な状態の転職より1年目の看護師であれば十分なやり直しがきくと考えられます。

初期指導を行ってくれる病院はある?

現在は、中途採用に対してもプリセプター制度を置くなど、教育プログラムを充実している病院が増えてきています。

特に中規模以上の病院であれば、その多くが何らかの教育制度を整えていると考えて良いでしょう。

こうした教育プログラムでは、対象者となる看護師の経験やスキルに合わせた指導が行われるため、1年目の看護師であれば初期指導に見合う内容と考えられます。

その背景となっているのは、離職率への改善策です。看護師に対しての教育制度がある病院では、整備が進んでいない病院と比較して離職が抑制されているというデータがあります。

看護師の離職を避けたい病院側は、ただ中途採用を受け入れるだけではなく、看護師のスキルを高め、自信を持って働けるよう教育を提供しています。

1年目の看護師は転職後もうまくやっていける?

1年目の看護師は、まだ看護師としてスタートラインに立ったばかりです。

ある程度の経験を積んだ看護師の転職とは違い、職場を変えることがゴールではなく、転職先で新たなスタートをし直すことがゴールとなります。

大切なのは、新しい職場で看護師としてのキャリアを着実に積んでいけるかということです。もちろん1年目の看護師でも、理想的な働き方を転職先で実現することはできます。

しかしまずは自分に合った職場を選び、転職を成功させなければなりません。

転職後もうまくやっていくことは可能ですが、すべては次の職場をどう選んでいくのかにかかっています。

先輩看護師の体験談

人間関係も穏やかで長く働けそう

指導が厳しいばかりで、質問しても叱られてばかりいました。急性期病院だったこともあり、みんな忙しくて雰囲気は最悪でした。

次第に追い込まれていき、心身ともに潰れかけたので思い切って退職しました。転職先は療養型の病院で、第2新卒歓迎で教育体制も整っていました。

最先端の現場でバリバリするというところではありませんが、人間関係も穏やかで長く働けそうです。

考えてみればのんびりした性格の自分には、最初の病院が合っていなかったのかなと思います。

もう少し頑張っていたら違う自分になれただろうか…

激務に耐えきれず辞めること以外考えられなくなり、一年目で辞めました。その時は辞めて心底ほっとしたのですが、ちょっと考えが甘かったと思います。

転職先でも仕事はきついし、給料が下がってしまったので正直、損をした気がします。

最初の病院勤務が短いことはやはり付いて回る気がしています。どこへ行っても「1年目で辞めた人」という評価で、本当のことなので何も言えません。

1年目で辞めたことを後悔はしていませんが、もう少し頑張っていたら違う自分になれたのだろうかと考えてしまいます。

何とか1年は過ごし看護ケア技術の基礎は身に付いた

1年目の時、希望の場所に配属されました。ただ、自己評価の低さから「自分は看護師に向いていないのじゃないのか」と思い詰めてしまいました。

夜勤やシフト体制についての体調管理も上手くできず、病棟勤務は難しいと考えるようになりました。

それでも何とか1年は過ごし、看護ケア技術の基礎は身に付いたと思います。すると2年目に、外来に異動できました。

採血・点滴・処置がとにかく多いですが、1年目で培った技術が役に立っています。外来でも勤務はきついと思いますが、人間関係に救われています。

結局、どこの仕事も大変ですが、一つでもやり甲斐や楽しみを持つことができれば、仕事は続けられるのかなと思います。

反論できないままずるずると同じ職場に…

中規模の病院に新人として入りましたが、希望した部署ではありませんでした。人間関係もあまり良くない上に、満足に指導を受けられず、身体がきついばかりでした。

思い余って看護師長に相談しましたが、「今辞めるのは早い」「1年目はできなくて当たり前」「3年は我慢しないと看護師として不利」などと引き留められました。

結局反論できないまま、ずるずると同じ職場にいます。引き留められた時は、2年目に希望部署に異動できるようなことを言われましたが、それもありませんでした。

今また、転職をしようかと迷い続けています。

看護師が1年目で転職するメリットとデメリット

看護師1年目の転職のメリット

看護師が1年目で転職するメリットには、心身の負担となっている直接的な原因を転職により解決できることが挙げられます。

問題が病院の人間関係や労働環境、勤務体制にある場合には、より良い環境に移ることでそうした状況から抜け出し、楽に働けるようになります。

また看護師のキャリア自体は、病院が変わっても継続されます。

例えばつらい状態のまま我慢して働き続け、身体や精神を傷めてしまうと、看護師という職業を辞めざるを得なくなる可能性もあります。

苦労して取得した国家資格をそのまま生かして看護師を続けられるという点では、1年目での転職を選択することに大きな意味があります。

看護師1年目の転職のデメリット

体験談の中にもありましたが、事情に関係なく「1年目で辞めた人」という見方をされる可能性があります。

前職場を辞めた背景や職場環境には、それなりの大きな理由があったはずです。

しかしそうしたことを考慮されず、「辛抱の足りない看護師」「我慢ができず続かないタイプ」という誤解が生まれることもあります。

こうした見方に対しては説明が通用しないため、転職が致し方ないことだったのを、その後の勤務態度によって身をもって証明していくしかありません。

また1年目の転職は不可能ではないですが、経験不足教育不足という点が不利になります。

キャリアも経験も重ねた3年目以降の看護師と比べると、応募先の幅は狭く、転職へのハードルが上がります。

自分の職場がつらい?1年目という状態がつらい?

転職したいと思い詰めると、冷静な判断ができなくなります。しかし、一度立ち止まり、転職という問題について、自分自身に問いかける必要があります。

今自分が抱える課題が転職することで、本当に解決できるのでしょうか。新人の看護師が転職したいと考える理由には、一般的に次のようなものがあります。

  • 先輩や同期との人間関係
  • プリセプターとの関係
  • 残業が多い
  • 病院の規模が大きく多忙
  • 病院の立地が悪く通勤に不便
  • 研修が多い
  • 命に関わるプレッシャーに耐えられない

転職の原因が現在の職場環境にあり、自分の力ではどうにもならないものであるならば、確かに転職は解決方法となります。

病院の規模や立地は転職による解決しかできませんが、業務内容については転科という方法もあります。

人間関係の悪さは病院が変わっても存在する可能性があり、研修が多いのは新人のうちはどうしようもありません。

問題を切り分けて見れば、勤務先が原因なのか、1年目という立場が原因なのかがわかってきます。

1年目という状態が原因の場合は、今転職をしたところで解決するものではないです。どこの職場でも同様の立場であるのは変わらず、転職を後悔する結果となってしまいます。

転職に踏み切る前に、つらい原因が現在の職場なのか1年目という状態なのかを見極めて、今後の行動を十分に検討しなければなりません。

看護師1年目が希望する職場の条件は?

残業がない

大規模な病院の場合、残業の発生しやすい診療科と比較的少なめの診療科があります。

  • 精神科
  • 皮膚科・泌尿器科・耳鼻科の外来
  • 慢性期病棟
  • 回復期リハビリテーション病棟

クリニックも残業が少ないと思われがちですが、立地する場所によっては閉院ギリギリで受付に駆け込む患者が多いというところもあります。

小児科クリニックなどは夕方に患者が多くなるため、残業が発生する可能性が高くなります。ほぼ残業ゼロの職場を希望するのであれば、完全予約制の病院がかなり確実です。

病院以外では健診センター献血センターなども、看護師の職場の中では残業が発生しにくい施設と言えるでしょう。

重症患者が少ない

心臓外科や脳外科のある大規模な急性期病院では、重症患者を扱う部署に配属される可能性があります。

  • 慢性期病棟
  • 回復期リハビリテーション病棟
  • クリニック
  • 整形外科
  • 形成外科

上記の病棟などであれば、比較的急変する患者も少ないと考えられます。入院施設のないクリニックや科なども重症患者がいることはまずありません。

介護施設の多くでは重症患者はいませんが、老衰で亡くなる可能性はあります。

認知症患者が少ない

介護施設以外の一般的な病院も、認知症気味の患者が入院している病棟が増えてきています。

完全に認知症患者がいない現場で働きたいのであれば、小児科保育園企業の医務室などがあります。

整形外科や形成外科、呼吸器科などでも、高齢者が患者となることが多いため、認知症の患者とまったく関わらないという保証はありません。

受け持ちが少ない

病棟の場合、受け持ち数がもっとも少ない7対1の施設は、大学病院など大病院が多いと言われています。

単純に受け持ち人数で考えればこうした環境が考えられますが、その分重症の患者が多い可能性が高くなります。

比較的症状の軽い入院患者が多い、中小規模の病院では看護師1人当たりの受け持ち人数も増えます。

クリニック外来であれば、そもそも受け持ちという考えから外れて働くことができます。

夜勤がない

夜勤のない勤務がしたい場合には、比較的多くの求人から応募対象を探すことができます。

  • 病院病棟(日勤のみ)
  • 病院外来
  • 手術室
  • クリニック
  • 保育園

このほかにも会社の医務室治験センターなど、企業系の求人では夜勤がありません。ただし看護師としてのある程度の経験が求められる場合が多いようです。

新人教育が丁寧

新人教育の制度が整っている職場を希望する場合には、圧倒的に規模が大きめの病院が多くなります。クリニックや小規模医療施設などでは、系統立てた教育はまず期待できません。

プリセプター制度や新人研修、教育プログラムなど、各病院で効果の高い制度を採用しています。

入職からの離職率を調べられれば、丁寧な新人教育が行われているか見当がつけられます。

新人看護師のクリニックへの転職は?

看護師1年目はクリニックへ転職できる?

クリニックでは夜勤もなく、残業が少ないなど看護師に好まれる条件を満たしているように思われます。

1年目で転職する看護師が、こうしたクリニックで働くのは可能なのでしょうか。

確かに大規模な病院に比べ、重症患者や急変する患者の対応をすることのないクリニックの仕事は楽に見えます。

しかし一方で、クリニックは個人経営がほとんどで教育制度が整備されていません。基本的な看護技術がしっかりと身についていない新人看護師にとっては、厳しいものがあります。

スタッフ人数が少なくこなす業務が多いことも、場慣れしていない新人看護師には辛く感じられるかもしれません。

転職した場合、その後の看護師人生に影響する?

例えば、なんとかクリニックに転職を果たし、それなりに仕事ができたとしても、専門の看護技術や病院では当たり前に使われる特定分野の知識の習得ができません。

そのため、十分な病院勤務経験を持たずにクリニックで働いた場合、その後再度転職をする際には病院勤務をするのが難しくなります。

入院設備のないクリニックは夜勤をせずに済む一方で、看護ケアの知識と経験がつかず、覚えられる手技も限られてしまうことを考慮しなければなりません。

新人看護師でも転職できるクリニック

1年目でクリニックへ転職することには、なにかと障害がありますが、それでも希望するのであれば不可能ではありません。

看護師の中には新卒でクリニックに就職をしているという経験者も見られます。

看護師1年目で転職するのであればおすすめは、内科系のクリニックです。注射や点滴をする機会が多く、看護師の基本的な技術を学びながら勤務ができます。

将来的に病棟勤務をすることになっても、最低限の知識やスキルとしては困らないでしょう。クリニックといっても、指導熱心な院長や先輩スタッフがいるところもあります。

看護師としての技術に自信がない場合には、そうしたクリニック内の環境をポイントとして転職先を探すようにしていきましょう。

希望の転職先の選び方

1年目の看護師が転職する際には、どうすれば自分の希望に沿った転職先を見つけることができるのでしょうか。

新人看護師は、転職についても初心者です。最初に就職した現場以外には、職場についての知識がありません。

まずは、現職で転職の原因となった問題点を明確にしておきましょう。その上で次の職場に求める条件を、整理して書き出します。

そこから絶対にこれだけは譲れないという、条件の優先順位を決めていきます。ポイントとなるのは、看護師としてのキャリアを確実に積んでいけることです。

給与など、目先の条件にとらわれてしまうとまた途中で辞めることになりかねません。

しっかりと看護師の道を歩めるように、教育制度やフォロー体制などを重視していくことが大切です。

転職ってどうやってするの?

転職の流れ

初めての転職はどのように進めていけば良いのでしょうか。ベーシックな転職活用の手順と、その流れを見ていきましょう。

  • 転職する時期を決める
  • 求める条件をピックアップする
  • 求人のチェック
  • 退職の手続きの準備
  • 求人情報を選択し応募
  • 面接対策を立てる
  • 面接
  • 内定
  • 内定受諾と入職日・退職日の決定
  • 退職
  • 入職

転職すると決めたら転職に向けて、おおまかなスケジュールを決め、最終的に転職する期限を定めます。

なし崩しに現職に留まることを避けられ、本気で転職活動に取り組む意欲が高まります。

応募先の選定と同時に、退職にあたって必要となる手続きや、その日取りについても確認しておきましょう。

応募先が決まったら、その施設に合わせた応募書類の作成や面接戦略を立てていきます。

確実に採用されるためには、応募先の病院の情報を可能な限り収集し、求められる人材像を探ります。

1年目の転職ということで多少ハードルは高くなりますが、雇用に値する人材であること認めてもらえれば採用にこぎつけます。

面接で離職理由を尋ねられたら、前職場の環境のせいばかりに聞こえないよう、話し方の工夫をしていきましょう。

辞めたことをマイナスに捉えず、自分を振り返った上で、仕事に対するやる気・自ら学ぶ意欲をもって前向きな姿勢を示すことが重要です。

せっかく次の職場が決まっても、退職手続きがきちんとされていないと入職までに間に合わないといった事態になりかねません。

提出書類、返却物、各種手続きについては、事前に準備をし、期日に遅れずに処理できるよう注意してください。

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求人の探し方

看護師1年目という条件付き転職は、年数を重ねて経験を積んだ看護師の転職と比べて、希望条件に合った求人を探すのが難しい傾向があります。

転職に慣れていないと個人で活動しても、どの求人が自分に適しているのかを見分けるのさえ困難です。社会人経験が未熟なうちは、応募書類ひとつ作成するのにも手間取ります。

そこでぜひ活用をおすすめしたいのが、転職サイトです。1年目で転職するという困難な状況を乗り切るためには、プロのサポートが欠かせません。

転職サイトは使った方がいい?

1年目の看護師は経験や学びもまだ不十分で、強みとなるスキルもなく、転職に自信が持てません。アピールポイントを知らずに転職活動を行っても、良い結果が出ないことは目に見えています。

転職サイトに登録することで、転職エージェントのサポートが受けられるようになります。

転職のプロから見た条件の優先順位付けや、応募書類の作成・添削、応募先の病院に合わせた面接対策など、細やかなアドバイスにより採用率がぐんと高くなります。

1人ぼっちの転職活動は心細く、孤独感にさいなまれます。常に相談にのってくれる転職アドバイザーの存在は、何よりも心強く感じられるでしょう。

転職サイトの活用により効率的な転職活動が進められ、理想的な職場を早期に見つけることができるでしょう。

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