[ 記事作成日時 : 2016年11月1日 ]
[ 最終更新日 : 2020年3月10日 ]

看護師の初任給の手取り額は?新卒1年目の給料を大卒・専門卒で比較

看護師の初任給

「看護師の初任給は高いと聞いていたのに、想像よりも低くてがっかりした。」という経験をした新人ナースの方もいるのではないでしょうか。

では、どのような看護師が高い初任給をもらっているのでしょう?この記事では看護師の初任給の平均手取り額から、看護師が基本給そして年収アップを目指すためにどうすべきかを紹介します。

看護師の初任給5つのポイント
  • 看護師の平均的な初任給額は20万程度で毎年2%上昇している
  • 手取り金額は給料から2~3万円程度引いた金額
  • 看護師の初任給の額は、地域や学歴や病院規模ではあまり違いがない
  • 看護師は昇進・昇級しにくいので、その後の基本給が上がりにくい
  • なかなか昇給しないなら、転職を検討するのもおすすめ

看護師の平均初任給と手取りは思っていたよりも・・・

看護師の初任給比較

初任給の平均

  • 初任給は20万円程度
  • 2013年から2%程上昇している

まず看護師全体の初任給の相場はどれぐらいなのでしょうか?日本看護協会が2013年度に調査した「病院勤務における看護職員受給状況調査」によると、平均的な初任給は20万円程度となっています。

この数字だけをみると「看護師の初任給、思っていたほど高くない」と思う人も多いかもしれません。

ただし、看護師の初任給は2007年からほぼ毎年上昇しており、2013年までの6年間では約3,500円、率にして2%ほど上昇していますので、これでも初任給は上がっているのです。

また、この初任給の2%上昇という数字については厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、2007年から2013年までの6年間における全産業の女性大学卒業の伸び率1.9%とほぼ同じ水準です。

そのため、特に看護師の初任給だけが上がっているわけではないことには注意しておきましょう。

新卒の手取りはいくら?

学歴による手取りの違い

同じ正看護師資格を持っていて、同じ年度からのスタートでも学歴によって初任給が違ってきます。

また、学歴によって昇給にも差が生じることがあるようです。

ここでは看護師の学歴別の初任給と、その手取りの平均額についてお話しします。

(※日本看護協会「2017年病院看護実態調査」を参考に算出)

専門学校卒の看護師

看護師の最終学歴でもっとも多いのが専門学校卒です。

専門学校卒の看護師の平均給与は、勤務する職場や夜勤回数や働く地域によって差があります。

専門学校卒の看護師の初任給の平均額は月収が19.94万円で、全職種で見た場合、初任給は高い方に入るでしょう。

実際に毎月もらえる手取りの平均額は15.95万円です。

短大卒の看護師

短大卒の看護師の初任給は、専門学校卒の初任給と違いがないことがほとんどです。

そのため、専門学校卒と一緒に記載されていることが多いです。

大卒の看護師

大卒の看護師の初任給の平均月収は平均月収20.32万円で、手取りの平均額は16.26万円です。

専門学校でも大学卒業でも給与が変わらない病院もありますが、大卒だと給与が高くなる病院も少なくありません。

特に 大学病院や大規模病院がそうした傾向があります。

大学院卒の看護師

大卒と大学院卒の給与が同じというところもありますが、大卒より1万ほど月収が違う病院が多いようです。

そうしたこともあり、大学院卒の看護師の初任給の平均月収は20.75万円が平均額で、手取りは16.6万円となっています。

大学院卒だと、大卒よりもより専門的な知識を学んでいるため、将来の管理職候補として、採用担当が優先的に採用する傾向があります。

大卒と同じく昇給の伸び率がよく、大学病院のようなところだと、大学卒の看護師とも年収の差が開く場合があります。

最終学歴による看護師の初任給の差はそれほどありません。

そのため一般企業と比べて、学歴による給与差は最初はあまり感じらないでしょう。

学歴による初任給の違い表まとめ

学歴 平均月収 平均手取り額
専門卒 短大卒の新卒看護師 19.94万円 15.95万円
大卒の新卒看護師 20.32万円 16.26万円
大学院卒の新卒看護師 20.75万円 16.6万円

また職場によっては寮費や駐車場費、制服代などの費用が給与から引かれる場合もあります。

その場合、手取りの金額はもう少し低くなってしまいます。

看護師の給与から控除される項目と金額

看護師の給与から共助される項目として、社会保険、税金、その他があります。それぞれの項目と金額について紹介します。

【控除項目】

社会保険
  • 健康保険料と介護保険料
  • 厚生年金保険料
  • 雇用保険料
  • 厚生年金基金

健康保険料と介護保険料、厚生年金保険、厚生年金基金は、勤務先と看護師が各々2分の1を、雇用保険料は勤務先が3分の2、看護師が2分の1を負担します。

年齢が40歳以上になりますと、健康保険料にプラスして介護保険料の支払いも必要となります。

税金
  • 所得税
  • 住民税

所得税額は、課税対象となる金額に規定の既定の税率をかけて計算しますが、雇用保険料や社会保険料、非課税通勤手当などは税金の対象外でこれらの金額を引いて計算します。

もちろん扶養家族の人数によって税率が変わってきます。

住民税には、都道府県税と市区町村税があり、前年度の所得に応じて税額が決まります。

その他
  • 財形貯蓄
  • 厚生年金基金

財形貯蓄には、財形年金貯蓄や財形住宅著徳などがあり、給与から貯蓄額に合わせて一定額が天引きされます。ただ勤務先によっては財形貯蓄制度を設けていないところもあります。

厚生年金基金は民間で行っている企業の年金制度で、厚生年金基金によってその掛け金率は違っています。負担額は、勤務先、看護師ともに2分の1です。

【主な控除項目の金額】

健康保険料と介護保険料

健康保険料は都道府県によってその税率が異なります。東京都のケースでは、9.9%で、看護師の負担は半分の4.45%です。月収が30万円の場合、健康保険料は14,850円となります。

年齢が40歳以上で65歳未満の方の介護保険料は、氷人報酬月額・標準賞与額に介護保険料率を掛けて算出しますが、介護保険料率は健康保険組合ごとに異なっています。

厚生年金保険料

厚生年金の税率は、18.3%で看護師が負担するのはその半分の9.15%となります。月収が30万円の場合、厚生年金料は27,450円となります。

雇用保険料

雇用保険料は、給与額の0.9%でその内勤務先が0.6%、看護師が0.3%負担します。月収が30万円の場合の負担額は、900円ということになります。

所得税

所得税の税率は、年収によって異なります。

年収別所得税率と控除額
  • 年収195万円以下:税率5%、控除額なし
  • 年収195万~330万円以下:税率10%、控除額97,500円
  • 年収330万超~695万円以下:税率20%、控除額42万7500円
  • 年収695万超~900万円以下:税率23%、控除額63万6000円

年収が480万円の場合の所得税額は53万2500円となります。

計算式:

(30万円×12ヶ月+120万円)×20%-42万7500円

住民税

住民税率は、市区町村税の6%と都道府県税の4%を合わせた10%です。課税額にこの10%をかけて算出しした金額に均等割を足して算出します。

月収30万円、年収48万円、独身で日件未加入の場合の住民税は38万912円となります。

計算式:

(480万円:年収-53万2500円:所得税-33万円:基礎控除-17万8380円:社会保険料控除)×10%+5,000円:均等割

控除額は他にもありますので、ほかの控除を受けることができる方は、この金額より住民税が少なくなります。

看護師の初任給を地域別に比較

北海道・東北:19.42万円

都道府県 平均 看護3年課程卒 平均 看護系大卒 平均
北海道
19.55万円
19.15万円 19.92万円
青森
18.78万円
18.37万円 19.19万円
岩手
19.19万円
18.85万円 19.54万円
宮城
19.72万円
19.36万円 19.75万円
秋田
19.22万円
18.69万円 19.19万円
山形
20.07万円
19.66万円 20.49万円
福島
19.43万円
19.07万円 19.79万円

関東:20.54万円

都道府県 平均 看護3年課程卒 平均 看護系大卒 平均
茨城
19.76万円
19.48万円 20.05万円
栃木
20.27万円
19.92万円 20.63万円
群馬
19.94万円
19.75万円 20.13万円
埼玉
20.93万円
20.77万円 21.09万円
千葉
20.72万円
20.46万円 20.99万円
東京
21.06万円
20.73万円 21.4万円
神奈川
21.12万円
20.84万円 21.4万円

北陸・甲信越:19.79万円

都道府県 平均 看護3年課程卒 平均 看護系大卒 平均
新潟
19.61万円
19.34万円 19.89万円
富山
19.71万円
19.33万円 20.11万円
石川
19.68万円
19.26万円 20.11万円
福井
19.52万円
19.09万円 19.95万円
山梨
20.27万円
20.09万円 20.45万円
長野
19.93万円
19.56万円 20.3万円

東海:20.33万円

都道府県 平均 看護3年課程卒 平均 看護系大卒 平均
岐阜
20万円
19.7万円 20.31万円
静岡
20.62万円
20.28万円 20.97万円
愛知
20.47万円
20.11万円 20.83万円
三重
20.23万円
19.78万円 20.68万円

関西:20.37万円

都道府県 平均 看護3年課程卒 平均 看護系大卒 平均
滋賀
20.33万円
20.05万円 20.61万円
京都
19.83万円
19.58万円 20.08万円
大阪
20.87万円
20.61万円 21.13万円
兵庫
20.64万円
20.33万円 20.96万円
奈良
20.53万円
20.23万円 20.84万円
和歌山
20.02万円
19.55万円 20.5万円

中国:19.48万円

都道府県 平均 看護3年課程卒 平均 看護系大卒 平均
鳥取
19.55万円
19.3万円 19.81万円
島根
19.39万円
18.97万円 19.82万円
岡山
19.75万円
19.52万円 19.99万円
広島
19.40万円
19.1万円 19.71万円
山口
19.32万円
18.94万円 19.71万円

四国:19.55万円

都道府県 平均 看護3年課程卒 平均 看護系大卒 平均
徳島
20.24万円
20.7万円 19.81万円
香川
19.53万円
19.13万円 19.94万円
愛媛
19.41万円
19.17万円 19.66万円
高知
19.03万円
18.63万円 19.43万円

九州・沖縄:18.99万円

都道府県 平均 看護3年課程卒 平均 看護系大卒 平均
福岡
19.61万円
19.18万円 20.04万円
佐賀
18.94万円
18.34万円 19.54万円
長崎
18.8万円
18.4万円 19.2万円
熊本
18.76万円
18.35万円 19.17万円
大分
19.33万円
19.1万円 19.56万円
宮崎
18.36万円
17.95万円 18.77万円
鹿児島
18.96万円
18.58万円 19.34万円
沖縄
19.14万円
18.78万円 19.51万円

平均年収と同じで、初任給の額も都道府県やエリアによって違っています。

日本看護協会のデータで調べてみたところ、平均初任給がもっとも高い都道府県は神奈川県で平均21.12万円。

次いで東京都の21.06万円、埼玉県の20.93万円がトップ3です。

都道府県別の平均初任給のトップ3
  • 神奈川県:平均21.12万円
  • 東京都:平均21.06万円
  • 埼玉県:平均20.93万円

逆に平均初任給が低い都道府県の1位は宮崎県で初任給の平均額は18.36万円。次が熊本県の18.76万円、青森県の18.78万円となっていました。

日本看護協会には、「看護3年課程卒」と「看護系大卒」の学歴別の初任給が出ており、どちらも1位は神奈川県で、最下位は宮城県でした。

ただし、その差は看護3年課程卒で2.89万円ほど、看護系大卒で 2.63万円ほどありました。

次に、エリア別の平均初任給トップ3を見てみましょう。

エリア別の平均初任給のトップ3
  • 1位関東 20.54万円
  • 2位関西 20.37万円
  • 3位東海 20.33万円

都市部は地方部より初任給が高めになっていました。特に、関東や関西はエリア全域で初任給が高い傾向にあります。

エリア全体で初任給が低いのが九州・沖縄で、8県はいずれ初任給の全国平均を下回っていました。

また中国地方や四国地方も九州・沖縄地方ほどではありませんが、エリア全体で初任給が低い傾向にあります。

しかし看護師の給与は勤務する病院の規模や夜勤のある・なしでも違ってきます。

初任給が低い都道府県で働いている看護師でも、勤務する病院の選び方や、働き方を考えれば給与アップが望めるでしょう。

看護師の初任給を施設別に比較

「2012年病院勤務の看護職の賃金に関する調査 報告」と看護職の給与データ(2018年版)を参考にして、看護師の初任給を施設の形態や病床数別で比較してみました。

運営母体 平均初任給
19.85万円
公立等 20.34万円
公的医療機関 20.31万円
社会保険関係団体 20.68万円
公益法人 20.41万円
医療法人・個人 20.13万円
その他 20.34万円

運営母体別の平均初任給を紹介しましたが、次に運営母体の詳細をご紹介します。

運営母体 詳細
厚生労働省(国立ハンセン病療養所等)・独立行政法人国立病院機構・国立大学法人・独立行政法人労働者健康福祉機構・独立行政法人地域医療機能推進機構・その他の国の病院
公立等 都道府県・市町村(一部事務組合を含む)・地方独立行政法人・公立大学法人
公的医療機関 日本赤十字社・済生会・厚生農業協同組合連合会・北海道社会事業協会
社会保険関係団体 健康保険組合(連合会)・共済組合(連合会)・国民健康保険組合
公益法人 公益社団法人・公益財団法人
医療法人・個人 医療法人(社会医療法人を含む)・個人
その他 社会福祉法人・医療生協・会社・学校法人

比較してみたところ、初任給が一番高いのは社会保険関係団体でした。

国立の病院は給与が高いというイメージがありますが、初任給が最も低かったです。

しかし施設の形態によって初任給に差はありましたが、それほど大きな差があるわけでは無いようです。

次に病床数による看護師の初任給の違いを比較してみます。

病床数 平均初任給
99床以下 26.35万円
100~199床 26.6万円
200~299床 26.6万円
300~399床 27.2万円
400~499床 27万円
500床以上 27.7万円

病床数が多い病院の方が初任給は高くなることがわかりました。

300〜399床より400〜499床の病院の初任給の方が若干低くなっていましたが、これはそれぞれの病院の総数が違っていることが関係しています。

病床数による初任給の差もそれほど大きくはありませんが、初任給の高い職場に就職したいのなら、病床が500床以上の社会保険関係団体を選ぶとよいでしょう。

大卒?専門卒?平均初任給が高い看護師

初任給が高い看護師

地域差によっては看護師の平均初任給に多少差がありますが、平均初任給に影響する要素は他にないのでしょうか?

みなさんがイメージする平均初任給の高い看護師というと、「4年生大学卒業の大きな大学病院の正看護師」という人が多いかもしれません。

看護師の平均初任給の疑問についてよく調べられる点は「専門学校卒業と大学卒業という学歴の違い」や、「国立病院と都立病院といった設置主体の違い」「病院の規模による違い」といった部分です。

これらの疑問やイメージについて、次の段落から日本看護協会が発表している資料を元に考えてみましょう。

大卒と専門卒の看護師の平均初任給の違い

最終学歴 看護師の平均初任給
専門卒 19万7689円
大卒 20万4683円

まず、大卒と専門卒の看護師の平均初任給について比較してみましょう。

日本看護協会「2012年病院勤務の看護職の賃金に関する調査」によると、大卒と専門卒の看護師における平均初任給の差額は0円であるという病院が全体の16%を占めております。

また、差額が6,000円未満も45.8%と半数近い数値となっています。

大卒の平均初任給の方が若干高い病院が多い結果となっています。

大卒の方が若干平均初任給が高いというのは、1年在学期間が長く専門的な知識や技術を得ているので、1歳相当分の昇給額を加味しているという意味合いが多いようです。

そのため、専門卒の2年目の給料と同額程度を支給している病院が多いので、一概にすべての病院で専門卒と大卒で平均初任給に違いがあるということはできないのです。

初任給が低い看護師はずっと給料が低い⁉

年収を確認する

このように看護師の平均初任給は、勤務先の締め日の関係で少ないといった特殊な事情があることもありますが、基本的には学歴や設置主体、病院の規模による差はほとんどありません。

それでも、自分の平均初任給が低いと感じた場合には、年収に換算すると給料が低いのかどうか検討してみましょう。

勤務先によっては、毎月の給料を低めに設定している代わりにボーナスを多めに払ってくれる病院もあります。

そのため、毎月の給与は他の看護師と比べて低くても、年収で比べると自分の方が多いといったこともあるのです。

病院によっては社宅の提供や交通費の支給といった福利厚生面が充実している場合もありますので、一概に初任給だけで比べるのではなく、年収という総合的な給与面で考えてみると良いでしょう。

それでも、給料、年収が低い場合にはひょっとしたら、あなたの勤めている勤務先の給料、年収が周りと比べて特筆して低いのかもしれません。

手当で稼ぐ

看護師の手取り収入の中で、大きな割合を占めるのが手当です。手当の種類の多さが、他の職業との違いでもあります。

残業手当のほか、役職手当、資格手当、通勤手当など様々な種類がありますが、特に大きな割合を占めるのが「夜勤手当」です。

夜勤手当とは、準夜勤や深夜夜勤といった深夜帯の労働に対して、割り増し手当が支給されます。

夜勤手当は職場によってバラつきがありますが、おおよそ平均的な額は二交代制で夜勤1回あたり8,000~12,000円程度のようです。

月に何回夜勤に入るかによって変わりますが、手取り額のなかで夜勤手当が大きな割合を占めるのがよくわかりますね。

しかし、精力的に夜勤をこなして夜勤手当をもらえるうちはいいのですが、ライフスタイルの変化で夜勤に入れなくなったときに、夜勤手当がなくなって収入がダウンして苦しむことになります。

そんなときは日勤のみで高収入をキープする方法についても参考にしてください。

看護師は昇級しにくい?

また、看護師は他の医療関係と比べて昇級しにくいという特徴があります。看護師の数は他の医療従事者と比べて多く、管理職のポストが少ないからです

そのため初任給が低いとその後の給料が増えにくいという問題があります。

ボーナスは基本給の○カ月分という決め方をしている病院が多いため、基本給が上がりにくいということは年収にも大きく影響します。

このような問題を放置しておくと、年収の差額の積み重ねで退職するころには非常に大きな給与額の差が生じていることでしょう。

もし、あなたが勤めている病院の初任給が低く、年収ベースで検討しても低いと感じる場合、看護師は地域によっては人手不足になっていますので、転職を検討してみることも選択肢のひとつです。

現在では色々な転職サイトがありますので、自分に合った条件を見つけてくれそうなサイトを探してみてはいかがでしょうか。

給料に不満があっても転職ははやい?

看護師の給料は同じ勤務先だと昇給しにくい傾向があり、大幅に給料をアップするなら思い切って転職をする方法もあります。

病院に長く勤務しても昇給額は、良くても毎年数千円程度でしょう。病院によって給料にはかなりの格差がありますので、条件のいい病院に転職することができれば大幅な給与アップが見込めます。

しかし給与に不満があるからといって、すぐに条件のいい病院に転職しようとするのは考えものです。給与などの条件のいい病院は、誰でも働きたいでしょうから、求人倍率も高くなっていまうでしょう。

すぐに転職するのではなく2~3年ほどたってから転職されることをおすすめします。

すぐにやめてしまうと長続きしない人材と判断され、給与の高いところに転職しようとしてもなかなか採用されないことも十分ありえます。

2~3年の間に看護師としてしっかりと技術・経験を身に付けるようにすることで、より条件のいい病院への転職が可能となります。

また看護師としての勤務経験を給与に反映してくれる病院も少なくありませんので、より給料アップにつながるでしょう。

3月は内定辞退や急な退職で追加募集が増える時期

4月入職予定者の内定辞退や家族の転勤や進学による引っ越し、転職を決めかねていたスタッフの退職の申し出などが多くなります。その為、予定人員が確保できなくなり急遽、追加募集をする医療機関が増える時期です。

また、3月末退職予定者が有給消化のため出勤しなくなり、実働スタッフ数が減るため3月中に入職できる看護師を探す職場も出てきます。「3月からでは、もう4月入職に間に合わない」「いい求人はもう残っていない」と考えるのは早計です。

まだまだ、新しい求人が看護師の転職サイトで非公開求人として紹介されます。転職サイトによって扱う求人情報が異なりますし情報が入る時期も違います。条件がいい求人を探している方は、複数の看護師転職サイトに登録して非公開求人情報が手に入りやすい状態にしておくといいですね。今すぐ登録しておけば、まだ4月入職にも十分間に合います。