看護師の転職の流れと転職サイト登録後の流れ
※本記事は、提携する企業のPR情報が含まれます。掲載するサービス及び掲載位置に広告収益が影響を与える可能性はありますが、サービスの評価や内容等は当サイトが独自に記載しています。
転職のことが気になり始めたら少しずつ準備に取りかかりましょう。初めて転職される方も転職経験がある方も、いざ転職するとなると様々な不安や疑問があると思います。まずこちらで転職の流れを確認しておいてくださいね。
転職サイト | 総合評価・特徴 |
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※ランキング評価の詳細は看護師転職サイトおすすめランキングの記事で紹介しています。
※当サイトは口コミの一部を掲載しています。
この記事に書いてあること
転職活動の流れ
1.事前準備
転職活動を始めるにあたって、事前準備を十分にしておくことが大切です。
まず「なぜ転職したいのか」という転職理由、「どんな転職先を希望するか」という転職先に求める条件などを自己分析し、転職の目的を明確にしておきます。
また今まで積み重ねてきた看護師としてのキャリアやスキルを振り返えるとともに、現状感じている不満、将来どのような看護師になりたいかなどを踏まえながら、条件の優先順位を決めることをおすすめします。
自分の希望がすべて叶う転職先を見つけるのは難しいものです。条件の優先順位を決めることができれば、数多い求人先のなかから転職先をぶれることなく探すことができるでしょう。
また転職活動のスケジュールを作成することも必要です。スケジュールはまず転職する目標の日を決め、その目標日を基準に逆算し活動の予定を組み立てるようにします。
そうすることで、転職活動を始める時期が明確になります。
2.情報収集
転職する際に理想の職場を見つけるために欠かせない、重要な役割を担っているのが情報収集です。
しっかりとした情報収集は、数多くの求人先からより希望条件に叶った職場を見つけることもそうですが、再び転職をする事態にならない、転職に失敗しないためにも重要なのです。
情報収集が不十分だったため、「思っていた職場環境と違った」、「職場の雰囲気が悪すぎる」「待遇面でも十分でなかった」などの理由から、せっかく転職できたのに再び退職をしてしまうケースも少なくないのです。
転職に失敗しないためにも、待遇面だけでなくキャリアアップやスキルアップできる環境か、病院の内部事情に問題はないかなども含めて確認する必要があります。
転職先を選ぶ際には、次の情報は必要不可欠でしょう。
- 病院のタイプ
- 国公立病院、民間病院、総合病院、大学病院、専門病院、急性期病院、慢性期病院など
- 労働環境
- 勤務体制(日勤のみ、交代勤務、夜勤専従など)、勤務時間、休日数、休暇制度など
- 待遇
- 給料、手当、ボーナス、寮・保育施設・駐車場の有無、補助金制度、子育て支援制度など
- 病院の内部事情
- 人間関係、上司・経営者の評判、経営状況、離職率など
- 教育体制
- 教育方針、教育制度、院内・院外研修制度、新人へのサポート体制など
ハローワークや看護協会のeナースセンター、求人誌などを利用して求人情報を収集している方も少なくないようですが、より豊富で詳細な情報を提供してくれる看護師転職サイトの利用もおすすめです。
ここでは、看護師転職サイトを利用した転職活動の流れを見ていきましょう。
3.応募書類の作成
主な応募書類として履歴書や職務経歴書などがありますが、この応募書類の書き方が原因で不採用となることも少なくないのです。
特に注意したいのが履歴書で、希望者の多い病院や企業では履歴書などの書類選考だけで落とされ、面接試験すら受けることができないケースもあります。
- 日付
- 住所・氏名
- 連絡先(電話番号)
- 学歴と職歴
- 志望動機
- アピールポイントや資格
他に入職後の希望や退職理由などを記載するケースもあります。
履歴書を作成する際には、書き方のマナーをしっかり守ることはもちろんですが、採用担当者に「会いたい」「即戦力になりそうだ」などと思わせる内容にすることが重要です。
職務経歴書は、職歴に特化した書類で、履歴書よりより詳細に職務経験を記載するようにします。
- 日付
- 住所・氏名
- 連絡先(電話番号)
- 職務経歴(勤務先名、職種、就業期間、雇用形態など)
- 職務内容(配属部署、業務内容など)
- 取得資格
- アピールポイント(看護師としての実績、スキル、業務を通して学んだことなど)
この職務経歴書では、履歴書では十分に表現できなかった看護師としての経験・能力などをアピールするようにします。
あと応募書類を提出する際には看護師免許が必ず必要となりますので、忘れないように準備しておきましょう。
4.応募・面接
書類選考に通れば、次は筆記試験と面接試験に挑むことになります。
病院によっては小論文を含む筆記試験と面接を行うところ、面接試験だけのところなどがあります。なかには課題提出を求めるところもあるようです。
小論文などの筆記試験を受ける際には、事前に試験内容を確認し、試験対策をしておきます。また課題提出が求められているのであれば、提出期日を厳守するようにします。
面接試験でも事前の準備は欠かせません。採用担当者が面接時にチェックするポイントや質問内容を知っておくことが大切です。
面接時にチェックされる主なポイント
- 身だしなみ
- 応対の態度(質問者の目を見て話ができているかなど)
- 受け答えが明瞭さ
- 入室・退室時の行動、挨拶の仕方
これらのポイントをしっかり覚えておき、面接を受けるようにしましょう。
面接時に必ず聞かれること
- 志望動機
- 転職先として選んだ理由
- 退職理由
- 看護師としての経験、スキル
上記の質問は必ず聞かれると思って間違いないでしょう。履歴書にも書かれている内容ですので、履歴書と面接時の回答に矛盾がないように注意します。
またこれらを加えた想定質問をいくつか用意し、受け答え方の練習も行うようにします。
面接に不安のある方には、看護師転職サイトで行っている面接サポートを利用することをおすすめします。面接サポートを利用することで、安心して面接を受けることができるようになるでしょう。
応募先が複数ある場合には、応募先によっては面接日が決まっているところもありますので、面接を受ける順番を決め、他の面接と重ならないように注意し、スケジュールをしっかりと立てるようにします。
5.内定
採用内定が決定すると、電話などで連絡があり、その後正式な内定通知書や内定承諾書、勤務条件を記載した書類などが送付されます。
内定通知書等の書類が届いたら、雇用条件(給与や雇用・勤務形態、配属先、休日など)が聞いていた内容となっているかの確認をします。
すぐに返事ができない場合は、保留期日を確認し、期日内にできるだけ早く返事をするようにします。期日を過ぎて承諾した場合、内定が取り消されていることもありますので注意が必要です。
一般的に承諾するにも、辞退するにも一週間以内に返事をするのがマナーといわれています。また辞退する場合は、相手に失礼がないようにします。
内定を承諾したら、内定承諾書を提出することになります。内定承諾書だけでなく、お礼状も添えて提出すると良い印象を与えることができるのでおすすめです。
6.引き継ぎ・退職
退職するにあたっては、就業規則をしっかりと確認しておく必要があります。
法的には退職の14日前に意思表示をすればいいことになってはいますが、それぞれの病院の就業規則に退職の意思表示の指日が決められています。
病院によっては3ヶ月前からというところもあれば、1ヶ月前からというところもありますが、いずれにしても就業規則に則って退職の意思表示をするようにしましょう。
当然後任者への引き継ぎ業務なども必要ですので、その日程も考慮する必要があります。
円満な退職をするためにも、ある程度日程的に余裕をもって退職することが必要です。しっかりと退職の手続きをして退職するようにしましょう。
看護師転職サイト登録後の流れ
1.登録する
看護師転職サイトを利用するためには、登録が必要です。登録はもちろんですが、提供してくれるサービスも無料で利用することができます。
登録はいたって簡単で、登録したい看護師転職サイトのホームページから登録画面(フォーム)を開き、氏名や生年月日、住所、連絡先、メールアドレス、取得資格、希望の働き方(常勤、非常勤、日勤のみなど)、希望の勤務地、入職時期など必要事項を入力するだけで登録完了です。
登録は24時間いつでも自分の好きな時間に行うことができます。
転職を成功させるためにも、看護師転職サイト選びはとても重要なポイントとなります。
看護師転職サイトのチェックポイント
- 個人情報が守られているか(プライバシーマークの有無など)
- サービス対応地域が、希望求人先のエリアを含んでいるか
- 求人数・求人先は豊富にあるか
- 信頼性・実績があるか(評判の良し悪し、上場企業、全国展開など)
- キャリアアドバイザーとの相性は問題ないか
少なくとも上記の点は、よくチェックしてから利用する看護師転職サイトを決めてほしいものです。
より多くの情報を入手するためにも、信頼できる複数の転職サイトに登録することをおすすめします。
2.希望条件のヒアリング
登録を済ませると、看護師転職サイトの専門のキャリアアドバイザーから連絡があり、面談をすることになります。
面談は主に電話で行われますが、メールを利用したり、転職サイトによっては直接会って面談を行ってくれたりするところもあります。
この面談では、主に希望条件(雇用条件や待遇、入職時期など)、退職理由、看護師としての経験などが聞かれます。
またこの面談の機会に転職する上での不安、疑問に思っていることなどの相談をすることもできます。
今後の転職活動・サポートにも影響がありますので、希望条件は遠慮することなくはっきりと伝えるようにしましょう。
3.求人を紹介してくれる
ヒアリング内容に基づいて、希望条件にあった求人先を担当のキャリアアドバイザーが調査し、紹介してくれます。
紹介してくれる情報は、公開されている求人情報はもちろんですが、各転職サイトが独自に扱っている非公開の求人情報のなかならも希望条件にあった求人先を探してくれます。
紹介してくれる求人先は、ひとつだけでなく、複数紹介してくれることが多いようです。
気になる求人先があれば、より詳細な内容を確認し、納得できれば次のステップとして応募手続きをすすめます。
もし希望条件と異なる求人先を紹介された場合には、その旨を伝え断るようにします。無理に妥協して受け入れるのではなく、新たに希望条件に則った求人先を紹介するよう求めるようにします。
希望条件を改めて伝えても希望と異なる求人先ばかり紹介された場合、担当のキャリアアドバイザーの変更を申し出る、転職サイトを退会し別の転職サイトを利用するなどの方法があります。
また転職サイトによって同じ求人先でも給与などの条件提示が異なるケースもありますので、複数のサイトを利用し比較することをおすすめします。
4.書類作成・面接のサポート
転職活動において、書類作成と面接対策は欠かせませんが、それらのサポートを看護師転職サイトでは行ってくれます。
書類作成ではキャリアアドバイザーが、作成マナーや注意点など書類作成のノウハウを指導してくれます。具体的には、「書き方の指導」や「添削」などを行います。
面接に関しては、マナー指導、相談対応、面接シミュレーションなど、自信をもって面接試験を受けることができるようさまざまな支援を行ってくれます。
また面接日の日時の調整、複数の求人先への面接を考えている方には、それぞれの面接の調整も行ってくれます。
転職サイトのなかには心強いことに、面接にキャリアアドバイザーが同行してくれるところもあるようです。
5.採用条件の調整
看護師転職サイトを利用する大きなメリットの一つが、採用条件の調整を行ってくれることです。
個人ではしにくい、給与や手当などの待遇、勤務時間、休日、勤務部署、入職の時期などさまざまな条件の交渉を転職サイトのキャリアアドバイザーが代行してくれます。
もちろん交渉結果については書面等での報告があります。
知識や経験が豊富なキャリアアドバイザーが交渉しますので、個人で交渉するよりは希望が叶う確率は高まるはずです。
キャリアアドバイザーが交渉しても全ての希望が叶うとは限りませんが、より自分の希望に近い条件で就職できるでしょう。
これらの交渉をスムーズにできるのは、求人先との信頼関係がある転職サイトだからです。
6.内定フォロー・入職
内定の連絡・通知が来たら、まず雇用条件を確認しましょう。雇用条件を記載した書類がない、雇用条件が不明瞭な場合、書類を求めたり、条件内容確認をしたりすることが重要です。
面接での話の内容、事前に聞いていた条件と違ったということも少なからずあるようですので、この作業は必ず行うようにします。
条件が違っていて、再び条件交渉が必要な場合、転職サイトのキャリアアドバイザーにお願いすることが可能です。
またキャリアアドバイザーは、入職する際の不安についての相談に応じてくれるなど、内定後のフォローも行ってくれます。
内定を承諾したら、入職の準備を進めます。準備内容としては、入職時必要な書類や仕事で使用する備品(筆記用具など)の手配、住居の確保(現在の住まいから引っ越しの必要な方)、病院への通勤方法・通勤時間の確認などがあります。
内定承諾書などの必要書類を送付し受理されれば、正式採用決定・入職ということになります。
転職サイトの中には、入職後のフォロー、サポートを行ってくれるところもありますので、安心して入職することができます。
退職の流れ
1.師長に退職することを伝える
スムーズな退職には、円満な退職が欠かせません。
退職する際には、直属の上司でもある師長にその意思を伝えなければなりませんが、意思を伝える前に本当に退職していいのか、退職の意思が本当に固まっているのかを再確認します。
退職の意思が揺るがないのであれば、就業規則をよく読み、退職項目をチェックします。意思表示の指定日などの規則があるはずです。
意思表示は指定日ギリギリではなく、できるだけ速やかに上司に相談するようにしましょう。
必ず直属の上司に相談・報告をし、相談や意思表示をする相手の順序を間違えないようにすることが重要です。
退職の意思表示をする際には、上司の仕事の状況など相手のことも考慮し、できるだけ業務に影響がないタイミングで相談するようにします。
上司から退職を思いとどまるよう説得されることもあるでしょうが、その際は退職する意思が固いことをしっかりと伝えます。
円満な退職をするためには焦ってはいけません。焦るとスムーズな退職、円満な退職の妨げになりますし、今までお世話になった病院に迷惑をかけることにもなりかねません。
余裕を持った退職計画をたててすすめることが大切です。
なかなかうまくいかないときには、転職サイトのキャリアアドバイザーに相談しアドバイスをもらう、担当のキャリアアドバイザーからも病院に話をしてもらうという方法などがあります。
2.退職日の決定
退職する日は、自分の都合だけで決められるものではありません。病院と十分協議し、お互いに納得できる退職日を決めることが大切です。
病院や他の看護スタッフなどへできるだけ迷惑をかけないようにするのはもちろんですが、今まで担当してきた患者への影響も考える必要があります。
そのためにも病院側とは退職日だけでなく、引き継ぎ業務を含めた退職に至るまでのスケジュールも話し合いながら決めるようにします。
退職を認めてもらったものの、退職日を少しだけ延長してほしいとの要望があるかもしれません。そのような場合は特に問題がなければ、円満に退職するためにも退職日を延ばすことを了承するようにしましょう。
3.退職願の提出
退職日が決定したら退職願の準備・提出をします。退職願を提出する前に、就業規則の退職に関する項目をよく読み、提出日や書式などの規定がないか確認します。
もし規定があればそれに則って退職願の作成・提出をします。
退職願の提出はできるだけ早めに、目安として1~2ヶ月前に提出するようにしましょう。
退職願を渡す際には、上司の忙しい時間帯を避けるなど、上司の状況に配慮しながら直接手渡しするのがマナーです。
4.後任者への引き継ぎ
退職前に行う大事な仕事として、後任者への業務の引き継ぎがあります。引き継ぎ業務は退職者の重要な役割で、退職後に後任者が困ったり、戸惑ったりしないようしっかりと引き継ぐようにします。
そのためにも引き継ぎ業務を行う際には、マニュアルを事前に作成・準備し、不安要素が残らなくなるまでていねいな指導を心がけるようにします。
マニュアルは、仕事の流れや個人的に行っていた業務内容、担当患者情報、活用していた資料などについて、具体的にわかりやすくまとめるようにします。
引き継ぎ業務は、余裕をもって行うことも大切で、退職日の1~2週間ほど前を目安に一通り終わらせるようにするのがよいでしょう。
引き継ぎ業務が不十分ですと、退職後も問い合わせがくるということもありえます。
5.荷物の整理・備品の返却
引き継ぎ業務も終わり、退職日が間近になったら、荷物の整理やロッカーの清掃などを行います。
これらの作業は目立たないようにするのがマナーで、かなり早くから退職のための整理・清掃を行うのはあまりいい印象を与えないので要注意です。
退職日当日に慌てることがないように、前日くらいから始めるのがいいでしょう。
また返却しなければならない備品・書類などを事前に確認し、準備もしておきます。返却だけでなく退職時に受け取らなければならない書類もあります。
ここでは主な返却品、受け取る書類などを紹介します。
- 社員証
- ネームプレート
- 名刺
- 制服(貸与の場合)
- 病院購入の事務用品・書籍
- 健康保険被保険者証
- ロッカーのカギ
- 年金手帳
- 雇用保険被保険者証
- 雇用保険被保険者離職票
- 源泉徴収票
- 退職証明書
備品や書類などの返却忘れ、書類の受け取り忘れがないようにしっかり確認をしましょう。
6.あいさつ回り・退職
退職するうえで最後を締めくくるのがあいさつ回りで、退職日の当日に行うようにします。
あいさつ回りは上司から行うのが基本となっていますので、最初に直属の上司にあいさつをするようにします。できれば忙しくない仕事が始まる前のタイミングがいいでしょう。
同じ部署のスタッフ、各病棟や外来、医師などお世話になったり、付き合いがあったりした方にもお礼と感謝の気持ちを伝えるようにします。
このときも、相手が忙しくないタイミングを見計らい、長くならないよう簡潔なあいさつを心がけるようにします。
お世話になったのにあいさつができなかった方には、ちょっとしたプレゼントに感謝のメモを添えるという方法もあります。すべてのあいさつ回りが終われば、晴れて退職ということになります。
※ランキング評価の詳細は看護師転職サイトおすすめランキングの記事で紹介しています。
※ページ内の求人数は職種別に集計しています。