[ 記事作成日時 : 2017年11月26日 ]
[ 最終更新日 : 2020年2月14日 ]

看護師3年目の転職はまだ早い?将来を見据えて後悔しない転職を

看護師3年目の転職

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今、転職しないとタイミングを逃すのでは?

もう少しここで働き続けるべき?

新卒3年目というのは仕事にも慣れ、周囲が見え始める時期です。同期の看護師が次々と転職をしていく中で、気持ちが揺れ動く人も多いようです。

自身で納得する結論を得るために、ここでは3年目の転職について考えていきましょう。

      
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看護師3年目が転職を考える理由とは?

1位:給料を上げたい

3年目の看護師が転職を考える理由の第1位となっているのが、給料です。

看護師の仕事は想像以上に厳しく、新人としての学びを得ながら働くのはさらに過酷です。

初期指導が終わり一人前になったことを自覚したとき、自分の頑張りの対価となる給料が思うよりもらえていないとモチベーションが下がります。

他の病院で働いている同期が自分よりも良い給料を得ていると知れば、相当なショックを受けても当然です。

看護師の給料は一般的には高いと言われますが、働く場所によってかなりの差があります。

同じ仕事をしながら、あるいは労働条件が良いのにも関わらず、他ではもっと給料が高いということはよくあります。

周囲の先輩たちを見れば、自分の昇給の傾向もある程度予測ができます。現在の病院で働き続けても、この先大きな昇給が見込めないと考え、転職を検討し始める3年目の看護師は多いようです。

2位:残業を減らしたい

転職理由の第2位は、残業です。看護師の仕事は新人看護師時代から、決して楽とは言えません。

3年目ともなるとただでさえ忙しい看護師業務に加え、委員会係やプリセプターなどの新人教育も担うようになります。

先輩看護師からも頼りにされ始める時期のため、仕事の量は膨大なものとなります。結果的に業務時間内にこなせなくなり、残業時間が大幅に増えてしまうということもあるでしょう。

病院によっては1人に過大な残業の負担が発生しないような体制に取り組むところもあります。また業態によっては、もともと残業がほとんど発生しないという施設もあります。

あまりに多忙な現状の改善が望めないと思うと、残業の少ない他施設や他職種への転職を考えるようになります。

3位:人間関係をリセットしたい

3年目の看護師は、教えられる立場から教える側へと立ち位置が変わります。

初めての新人教育が始まるとプリセプティーと上手くいかなかったり、先輩と後輩の板挟みとなったりと、これまで以上に人間関係の悩みも増えていきます。

さらにリーダー業務などの責任、プリセプターとしての役割などの重圧がのしかかります。

看護師の仕事は患者を始め、医師や同僚、医療スタッフなど、密な人間関係にさらされています。命を預かる立場上、そうした関係をおろそかにすることはできません。

そこに後輩との関係が加わると、毎日が耐えがたいものに感じられるようになります。

ついこの前までは自身が新人であったはずが、先輩プリセプターのように上手くできないという思いに苛まれ、経験したことのない荷の重さのあまり、プレッシャーから解放されて楽になりたいと考える看護師も多いようです。

4位:スキルアップしたい

新人時代が終わる3年目は、自分の看護師としての目標や学んでいきたい分野が明確に見え始める

ただ看護師を目指していた頃とは違い、どのような働き方をしていくか>が今後の課題となっていきます。

たとえば、興味のある診療科や究めたいと考える専門科が現在の病院になかったり、資格取得を希望しているにも関わらずそのサポート体制が整備されていなかったりする場合があります。

自分の未来のためには、望むことが実現できる職場へと身を置くことが必要です。

現在の職場が自分の求めるものと違うと感じたとき、将来を見据えたキャリア構築のため、さらなるスキルアップが望める病院へ転職したいと考えるようです。

5位:お礼奉公が終了するため

資格を取るために奨学金を利用している看護師は多く、就職後は多額の奨学金を返済しなければなりません。

その救済措置として、指定の病院で3年間働くことで、奨学金返済が免除されるという条件になっているケースが多く見られます。

ありがたい制度ではありますが、看護師の側から見れば3年間はどのような不満があってもその病院で耐えるしかありません。

しかし3年間を経てその期間が満了すると、支払いの義務から解放されようやく転職を考えられるようになります。

3年目の看護師は自由に働く場を選べるようになる、初めての時期にあるとも言えます。

6位:結婚するため

22~23歳で就職をした場合、3年目には25~26歳の適齢期を迎えます。自分の人生の転機として、結婚を機に転職を考える看護師も増えてきます。

結婚すると同時に引っ越しをする場合には、物理的に転職が必要となります。また出産や子育てを考える場合には、夜勤や残業がない職場への転職をするきっかけとなります。

ライフステージの変化に伴い、幸せな人生を送るために転職を選ぶという看護師は多いようです。

7位:同期と比べられることがつらい

入職から苦楽を共にしてきた同期も、初期指導を終える頃にはさまざまな差が生まれてきます。

これまで横並びで見られていた同期同士でも、業務内容に違いが出てきたり自分だけ任される仕事量が少なかったりなど、気になることも多くなります。

こうしたことはスタートが同じだっただけに、気にするなと言われてもやはり気になります。

人によっては精神的に大きな負担となり、同期がいることで次第に業務に集中できなくなるといった可能性もあります。

そうした状況が続くと、転職をして同期のいない環境で働きたいと考える看護師もいるようです。

看護師3年目の転職は最適なタイミング?

看護師3年目の強み

3年目の看護師の転職事情は、おおむね良好と考えて良いでしょう。

1、2年目の看護師とは違い、基本的な看護スキルがついているため、どこの病院でも即戦力として歓迎されます。

さらに年齢もまだ若いため、これまでの経験のみにこだわらず、新しい分野にも柔軟に対応していくことができます。

そのため診療科に関わらず採用されやすい傾向にあります。自分の求めるどんな方向への軌道修正も可能です。

給料面や福利厚生などの条件から見ても、有利な求人が多いようです。上手に職場を選べば、これまで以上の収入を得るチャンスもあります。

看護師3年の経験があれば、転職先選びに困ることはまずありません。基礎的な知識と経験、十分な体力、新たな仕事を受け入れる柔軟性、いずれも看護師の転職には強い武器となります。

3年目の看護師は、他のどの世代にも負けない強みがあると言えるため、転職に対して自信を持って臨んでください。

本当はもう少し働くのがベスト

まる3年まであと少しという場合には3年間やり切ってから転職をするのがベストです。3年を過ぎれば「新卒で入ってすぐ辞めた」といった世間体も気にならなくなります。

ある程度の知識や経験があるからこそ、次に向かっての転職ということで誰からも理解を得られる状況となるでしょう。

看護師に限らず3年というのは社会的に見ても1つの区切りとされており、3年を過ぎているのとその前に転職するのとでは、わずかな違いに見えて実はさまざまな相違があります。

たとえば、3年を経過した時点を区切りとして、退職金の支払いを規定している病院も多く見られます。

少しでも退職金が得られれば、転職活動の期間の資金にできるので、転職先の選択の幅も広げられます。

数ヶ月の差であっても、3年間を最初の職場で過ごしたという事実は重要です。転職を考えているのであれば、「3年」を起点として考えるようにするのがおすすめです。

看護師3年目の転職で気を付けるポイント

スキルアップできる職場かどうかを見極める

今の職場では思うような技術が身につかないと考え、スキルアップをしたいと思うなら転職がもっとも手っ取り早い方法と言えます。

スキルアップが目的の看護師は、転職先が以下のポイントに合致しているかどうか確認しましょう。

  • 救急車の搬入が多い
  • 学びたい分野の専門性が高い
  • 重症患者が多い
  • 手術件数が多い
  • 専門看護師や認定看護師が活躍している
  • 認定資格取得の支援体制が整っている
  • プリセプター制度がきちんと機能している
  • 個々のレベルに合わせた教育を実施している

転職で給料をアップさせたいなら

看護師の転職で給料アップが望める職場は急性期病院で、給料アップが望めない職場はクリニックといえますが、さらに詳しいパターンを紹介していきます。

公務員系の病院

国立病院や公立病院など公務員系の病院では、新人のころは給料が低いところもありますが、勤続年数が長くなるにつれて飛躍的に高くなるという特徴があります。

また年間休日数が120日以上のところも多く、福利厚生も充実しています。退職金の額が大きい点も見逃せません。

夜勤手当の高い病院

夜勤手当の金額で支払われる給料にかなりの差が生じます。夜勤に多く入れると給料はかなりアップできます。

賞与実績が高い病院

病院によって賞与の支給額にかなり差があり、賞与の計算方法も違います。

手当てが多く、給料が高くなっている病院でも賞与の計算は基本給をベースに行うことが多いので確認しておく必要があります。

賞与は少ないところでは年間2ヶ月、多いところでは5.5~6ヶ月以上になることもあります。当然ですが、賞与が多いと年収もぐんと跳ね上がります。

3年目の看護師に人気の職場

1位:急性期病院

これまで新卒で大学病院や総合病院、公立病院といった大規模な急性期病院で働いてきた看護師で、転職先も同じく急性期病院を選ぶ人が多いようです。

看護師としての知識や技術のベースを作るためには、急性期医療を行う施設で働くのが一番です。

また、他の業態の施設で働いていた看護師が、急性期病院でスキルアップしたいと考える場合もあります。

3年目の看護師は基本的なスキルが身についたといっても、学ぶべきものはまだ数多くあります。

年齢的に十分な若さを持つ3年目の看護師が、さらにプロとしての自信をつけていく上で、急性期病院を選ぶ看護師が多いのは当然なのかもしれません。

その一方で、3年目の転職の場合は、同じ急性期病院でも今まで勤務していた職場ほど忙しくなく、看護師としてのスキルも維持できる中規模の急性期病院を希望する看護師も多くなります。

2位:回復期リハビリテーション病棟

回復期リハビリテーション病棟も、3年目の看護師の転職先として人気があります。

急性期病院などで看護ケアの基礎となるスキルを身につけた後、患者の回復プロセスに深く関わる回復期リハビリテーション病棟の仕事に興味を持つ看護師は少なくありません。

急性期病棟では急変や救急の患者が多く、残念ながら命を落としてしまう場面にも日々遭遇します。

看取りの辛さからもっと穏やかな場所で仕事をしたいと願ったり、多忙の日々を送る中で患者一人ひとりと関わりたいと考えたりする看護師もいます。

また回復期リハビリテーション病棟は、急性期病院のように救急の受け入れがなく、予約入院のため突発的な残業が発生しません。

それなりの大変さはあるにせよ、急性期病院と比較すると働き方に余裕が生まれます。観察と見守りが主体となり、急性期病院での経験があればこそ適切な看護ケアが実施できると言えるでしょう。

過去の経験とスキルを活かしながら患者の回復に寄り添いたいと考える、3年目の看護師に転職先として選ばれているようです。

3位:美容外科クリニック

美容外科クリニックもまた、看護師経験3年目の転職先として好感度の高い職場です。勤務体制や業務内容から見ても給料が高く、非常に効率的に働くことができます。

求人の年齢も25~30歳前後までがメインとされるため、若さを活かした転職ができます。

ただし医療行為は注射や点滴、術後のケアなど比較的軽微なものにとどまり、看護師としてのスキル向上を望めないのが難点です。

一般の医療施設とは異なる、営業系の仕事に興味がある看護師に好まれるようです。

4位:専門系クリニック

透析クリニックなど、専門の医療行為に特化したクリニックへの転職希望も多く見られます。

こうしたクリニックでは入院施設を持たないところが多く、完全予約で診療を行います。

そのため夜勤や残業がないので、家庭との両立やプライベートを優先させたいと考える看護師が転職を希望します。

専門系のクリニックでは機器類の扱いなど特殊な技能も必要となりますが、基礎知識を持つ3年目も看護師であれば、現場で学びながら十分に対応できるため採用については特に問題はないようです。

5位:医療機関以外への転職

3年目の看護師の転職では、CRA(臨床開発モニター)、CRC(治験コーディネーター)など、医療機関以外への就職を希望するケースもあります。

看護師の働く現場とはまったく異なる職場ですが、看護師としての経験や医療の知識を活かすことができ、病院よりも高額の収入も期待できます。

病院のような閉ざされた現場を物足りなく感じ、もっと広い世界で自分を試してみたいと考える看護師も少なくないようです。

CRAやCRCは特に新しい資格を取得する必要もなく、臨床経験がある看護師であれば問題なく応募できます。

20代半ばで看護師としての基礎的な知識を持つ3年目の看護師ならば、違う分野で十分成長していける可能性があります。

最近ではさまざまな場所でCRAやCRCのように医療に関連しながら、企業に勤める働き方も増えてきています。看護師の資格を保有しながら病院以外の場所で働く、看護師の新しい働き方と言えます。

3年目の看護師が転職を成功させるために

最後に、3年目の看護師が転職を成功させるためのポイントを紹介します。

教育やスキルアップを目指せる病院を探すには

看護師としてさらに成長するために教育が充実しスキルアップできる病院を探したいと思っていても、実際にそのような病院を探すのはとても大変なことです。

そこでおすすめしたいのが、転職サイトの利用です。転職サイトは、登録するだけであなたの希望の地域内において、希望通りの職場をピックアップしてくれます。

さらに、看護師の履歴書の書き方や、面接の質問や回答例など、転職にまつわるあらゆることを、看護師の転職に精通している専門の担当者がサポートしてくれます。

面接対策の質問対策

面接では「どうして今の職場で続けようと思わなかったのか」「今の職場でもっと働き続けた方がので良いのでは」といった深掘りをされることがあります。

この質問に対して、相手が納得できる回答を用意しておく必要があります。

最終的には「職場選び」が大事。でもどうやって…

経験3年目の看護師の転職についてみてきましたが、最終的に転職成功のポイントは、ずばり「職場選び」に尽きると言えそうです。

自分の悩みを解決できる職場を選べるかどうか、職場を見極める能力が求められるということです。

しかし、個人では限界があります。そこでおすすめの方法が「看護師の転職サイトランキング」を参考に看護師転職サイトを選んで登録し、コンサルタントの力を借りることです。

コンサルタントは看護師転職のプロです。

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