離職後に後悔したくない!看護師を辞める前に理解しておきたいデメリットとリスク

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看護師は社会的な貢献度が高く、やりがいのある仕事ですが、非常に過酷な現場であることは確かです。

女性の中では収入が高い職種である一方、これほど重労働な仕事も珍しいといえるでしょう。

身体的な負担だけであればまだしも、人の命や健康というかけがえのないものと向き合う精神的な重圧は、何よりも耐え難い状況にあるといえます。

看護師という仕事をやめてしまいたい、そう考える人がいても無理はありません。

実際に看護師をやめて他職種へ転職するのも珍しくはありませんが、一方でせっかく取得した資格を生かせないのがもったいないと転職できずに思い悩む看護師も多いようです。

ここでは看護師を辞めることで被るデメリットや、続けていくための方策、また思い切って辞めるべきなのはどのような場合などかといった点について、多角的に解説していきます。

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看護師以外の選択をした人の現状

月刊医療労働「看護職員の労働実態調査報告書」によると、現役で働いている看護師の約75%が、「看護師をやめたい」と考えたことがあると回答しています。

また別の調査でも、8割が辞めることを考えたという結果が報告されています。

ほとんどの看護師が一度は考える離職。それでは実際に行動に移しているのは、看護師の中でどれくらいの人がいるのでしょうか。

看護師をやめた人はどのくらいいるの?

少子高齢化が進む社会の中で、大きな話題として取り上げられたのが、「潜在看護師」の存在です。

2010年度時点での推計数では、約71万人にも上る人が資格をもちながら看護師以外の人生を送っていることがわかりました。

この数は看護師資格保有者の3割以上となり、3人に1人は国家資格を取得しても看護職から離れているということになります。

このうち正看護師の割合では23%程度にとどまりますが、准看護師では52.6%と半数以上となっています。

看護師資格の取得には長い時間と、費用がかかっています。国家試験に臨むまでには、相当の苦労もあったに違いありません。

それだけの努力を重ねて取得したにもかかわらず、多くの看護師が現在はその資格を活かしていないという現実があります。

これらのデータから看護師を辞めるというのは、決して珍しいことではないのがわかります。

実は看護師に戻りたい人も

一方で離職した看護師に関する調査では、復職したい意志をもつ人も4割程度いるというデータも見られます。

それでも復職が進んでいないのは、看護師が医療業界の中の高度な専門職であることが理由であると考えられます。

現代医療は日ごとに急激な進歩を遂げています。日々、新しい技術が導入され、新しい用語が使われるようになっていきます。

ほんの数年のブランクでも、復職にためらいを持つ看護師もいます。

社会の中で復帰を切望される立場でありながらも、現実的には一度離れるとなかなか戻るのが難しくなる、それが看護師という仕事のようです。

看護師を辞めることでどういったデメリットがあるのか

看護師を辞めたいと考える理由は人それぞれです。人間関係の悩みや、業務のきつさというのは一般的に聞かれる原因ですが、いずれにしても多忙すぎる現場や精神的な重圧などが、根本的な要因であることが考えられます。

看護師の宿命ともいえるこの現状から逃れるために、辞めるという選択をするのはいたし方ないことなのかもしれません。しかしその前に、看護師を辞めることについてのデメリットを十分に理解しておく必要があります。

看護師を辞めることで生じると予測される、デメリットについて考えていきます。

経済的なデメリット

看護師の収入は思う以上に高い

看護師をしていると、周囲は医療関係者ばかりです。医師や年長の看護師の中にいると、自分の給料がそこまで高いとは感じなくなるかもしれません。

むしろ労働のきつさの割には、手取りが少ないと思っている看護師も多いようです。

しかし社会的に見ると、女性労働者の賃金は非常に低い水準であるのが現実です。非正規雇用を含めた全職種の女性の平均年収は、300万円にも届きません。

特に専門職以外では250万円以下、比較的収入が良いと思われる企業の社員でも年収水準は400万円以下です。

現代は格差社会といわれ、1,000万円以上稼いでいる人がいる一方で、男性でも300万円台が多くを占めています。

その中にあって看護師の給与は、長期にわたり一定しています。経済の景気動向に影響されることなく、およそ470~480万円を推移しています。

看護師を辞めてわかるもっとも明確なデメリットが、収入面であるのは間違いありません。

同水準の給料を得るのは可能か

女性の年収ランキングを見ると、大学教授や医師など高位の専門職が上位を占めています。

同じランキングの中で看護師は13位と健闘していますが、それより高い収入が得られるのはシステム・エンジニアや一級建築士、歯科技工士などで、その下には薬剤師、製紙工などが並んでいます。

いずれも資格が必要な専門職が並んでいるため、看護師を辞めてすぐに同程度の収入を得るのは難しいということは明らかです。

看護師を辞めたあと同じくらいの給料をもらおうとするのであれば、また資格取得への挑戦をしなければ実現は困難であると思われます。

看護師資格を活かして高収入を得る手段としては、製薬会社や医療機器関連に就職するという方法もありますが、いずれも狭き門となることは間違いありません。

看護師という資格だけで、すぐに500万円に迫る収入を得られる仕事を見つけるのは、よほどの幸運がなければ難しいといえます。

精神的なデメリット

看護師ほどやりがいが感じられない

辞めたいという思いにとらわれていると、看護師という仕事の素晴らしさを見失いがちです。

厳しい業務、重い責任ばかりがクローズアップされてしまう看護師の仕事ですが、それでも看護師を続けている多くの人がいるということは、それだけやりがいのある素晴らしい職業だという証です。

看護師をしているうちはごく当たり前だった職業の価値に、辞めて初めてわかるということもあります。

人の健康を支え、生死の現場に立ち会うという経験は、ほかの職業では得られません。

看護師を辞めてしばらくは、ほかの仕事の平穏さにほっとするかもしれません。しかしやがて、何か物足りなさを感じていくのではないでしょうか。

仕事にはそれぞれの辛さがあるのは確かですが、それでも看護師が体感している以上のものを味わう機会はなかなかありません。

売上の達成感よりも、人の命が助けられた達成感の方が大きいのは当然です。また看護師は非常に社会への貢献度が高いという、誇りのもてる仕事です。

仕事に対するプライドはどのような職業であっても重要ですが、一度看護師を経験していると、なかなか次の仕事で看護師と同じように考えるのが難しくなります。

大きな責任とやりがいは、常に一対です。看護師の仕事に比べると、ほかのどの仕事で味わえる気持ちも今ひとつに感じてしまうかもしれません。

看護師以外の仕事では新人

それなりに経験を積みリーダーとなったり、重症患者を看るなどしたりしてきた看護師でも、医療現場を離れればただの求職者となります。

看護師以外の職業経験がなければ、どこにいってもまったくの素人であり、新人でしかありません

例えば事務職や販売職に就いたとしても、自分よりも年下の経験者に囲まれることは大いに考えられます。

そのような状況をまったく気にしないタイプであれば問題ありませんが、自分の置かれている立場を面白くなく感じてしまう可能性もあります。

しかしどれほど不本意であろうと、一度看護師業界から出てしまえば、それを受け入れるしかありません。

勝手のわからない心細さや自信のなさに、落ち込んでしまう可能性もあります。看護師として優秀であればあるほど、他の仕事に就いたときに、立場の落差を痛感してしまいます。

社会的なデメリット

周囲からのプレッシャー

「看護師を辞める」といったとき、まず周囲の反応は「もったない」といった声が予測されます。

世間的にも看護師は高収入と認識されており、資格を得るためには何年も勉強しなければならないこともよく知られています。

どれだけ大変な仕事かも認知されている一方で、「何も辞めることはないのではないか」というのが一般的な反応でしょう。

家族や友人だけなら良いですが、出会う人ごとに言われ続ければ、いい加減イヤになってしまいます。

それほど看護師を辞めてしまうということは、インパクトがあると考えておかなければなりません。

最近は子育てに一段落した後、一生の資格として准看護師を目指す女性も増えてきています。そうした視点からは、正看護師を辞めるなどは「うらやましく」「もったいない」話とした思えません。

もちろん職業の選択は個人に与えられた権利であり、何をしようと自由です。

しかし、看護師を辞めることについて思いがけないプレッシャーを受ける可能性があることも、考慮しておく必要があります。

「看護師」という肩書き

「看護師さん」は患者から頼りにされ、また周囲からも医療の専門職として一目おかれています。看護師として働いているというだけで、社会的には信用があり、例えばローンの審査なども比較的通りやすいのではないでしょうか。

普通に働いているときには自覚がないかもしれませんが、そうした看護師に対する社会の見方は、生活する上でとても有利なはずです。

しかし看護師という肩書がなくなり、どこかの企業に勤めることになると、「どこの会社」で「何の仕事をしているのか」をよく聞かれるようになります。

そのときに初めて看護師という身分があれば、それだけで世間を納得させられることに気付くのではないでしょうか。

人はその世界の内側にいるときは、案外よく自分のことが見えていないものです。

看護師を辞める決意をするということは、そう簡単なことではなく、十分に考えた上での結論であるのは当然でしょう。

それでもやはり、辞める前に今後どのようなデメリットがあるのかを、知っておく必要があります。

デメリットを理解し、それを乗り越えられるという覚悟がなければ、後で悔いることにもなりかねません。

注意したい看護師を辞めた後のリスク

先に看護師を辞めるデメリットを解説してきましたが、辞めることでリスクが生じることもあります。さらに看護師を辞めた後のリスクについて、追っていきましょう。

翌年の税金に注意

看護師を辞めた後、経済的なデメリットがあることを紹介しました。同レベルの収入が得られる仕事を見つけるのは、簡単ではありません。

それでも心身ともに負担が軽く、楽しく働ける仕事であれば、そこそこの給料でも良いと考える人は多いでしょう。それはそれでひとつの選択であるため、また現実的な手段といえます。

ただし注意しなければならないのは、住民税や健康保険料などの基準が前年の収入であることです。

経験のない新しい仕事に就く、あるいは充電期間を置く、いずれにしても税金は待ってくれません。看護師として働いていたときの収入を基準に、税金の請求がなされます。

看護師の給料から天引きされていたときには、そこまで意識しなくて済んだものでも、働いていなかったり働いていても給料がぐんと下がっていたりすると負担は相当重く感じられます。

仕事を辞めた人が翌年、徴収金額の通知が届いて愕然とする話は良くあります。

看護師が社会的に見ても収入の高い職業であること、次の年の税金の換算はそれを基にされることを忘れないようにしなければなりません。

看護師で働いているうちは毎月決まった収入が得られますが、辞めてしまえばそれ以上の収入が得られなくなると考え、余裕をもって生活資金を確保しておきましょう。

納得できる仕事が見つからない

看護師で働いていたときの勢いをスライドさせるように次の職業に就こうとしても、無理な話です。デメリットのところでも出てきましたが、看護師資格はそれを必要とする職場でのみ有効となります。

確かに応募の際に資格の欄で目を引く可能性は高いのですが、それが必ずしも良い受け止め方をされるとは限りません。

社会的な通念から考えれば、「なぜ看護師という立派な資格があるのに、わざわざうちのような会社を受けに来るのか?」という疑念をもたれる方が順当といえるでしょう。

看護師を辞めて心を切り替え、「いざ新しい仕事」にと意欲を燃やしても、自分が期待するような職種が見つかるかどうかは保証がありません。

看護師を辞めれば看護師としての辛さはなくなりますが、自分の人生をかけられる仕事が見つけられずに、気持ちが停滞したままとなる人もいます。

看護師を辞めることについて、しっかりとした自分の信念がなければ、精神的にゆらぎ続けるかもしれません。

また、看護師を辞めたことで一時的に燃え尽き症候群のような状態になるというのも十分にあり得ることです。

看護師を目指して勉学にいそしんでいた頃のように、情熱を傾けられる仕事が見つけられるかどうかは、今後の自分次第といえるでしょう。

復職が難しくなるリスク

冒頭にもありましたが、復職を希望しながらもなかなか実行に移せずにいるという潜在看護師も少なくありません。

看護師は高度な専門職であり、また急激に変化する医療現場で活躍する仕事です。数年間のブランクが、復帰の妨げとなってしまうことも考えられます。

特に第一線でばりばり活躍していた看護師にとっては、ブランクを経て、再び新人のような立場で就職するのはかなりの抵抗があると思われます。

看護師を辞めると決めたときには、もう二度と戻らないと考えるかもしれません。しかし、これまで紹介してきたように、看護師でなければ得られない充実感や金銭的な優位性もあります。

別の仕事を経験しているうちに、どうしても戻りたくなるということもあるでしょう。そうしたときに、戻ることにためらったり難しく感じたりするという可能性が出てきます。

今は復帰支援プログラムを提供している自治体や病院も多く見られますが、復職は自分の気持ちが大きく影響してきます。

一度医療現場を離れたら、看護師としての復帰のハードルが高くなるかもしれないということについては、よく検討しておく必要があります。

少なくとも年次による看護師としてのランク付けを含め、現在と同じ立ち位置で働くことはかなり難しいと考えて良いでしょう。

看護師を続けるためにどういったことができるか

辞める・辞めないで揺れ動く中で、まだ看護師を続けたいという気持ちが残っているとき、どうやって乗り切っていけば良いのでしょうか。

まず何よりも重要なのは、自分の気持ちを冷静に見つめ直すことです。さらに現状をしっかりと把握することで、何が問題なのか、解決の手段がないのかがわかってきます。

具体的な方法としては、以下のようなものが考えられます。

  • 有給休暇を取得する
  • 休職する
  • 信頼のおける人に相談する
  • 徹底的な自己分析
  • 職場を変える
  • 看護師として働ける場所を調査する

有給休暇を取得する

方法としてはもっとも現実的であると考えられますが、看護師としての職業上、長期休暇は難しいかもしれません。

辞めることを考えるほど追い詰められている場合、そもそも職場に余裕がないと思われます。

ただ1日でも2日でも有給休暇を取ることで、「休むことは可能なのだ」と考えられるようになるでしょう。またその期間まったく何もせずにいれば、心身ともにリセットされて新たな方向性を見出せる可能性もあります。

疲れ切ってしまうと、どんなことでも悪い方にしか見えなくなるものです。まずはゆっくりと休むことを目的として、休暇を取ってみてはいかがでしょうか。

休職する

辞めるのを考えるほど、心身の状態が悪化しているのであれば、早めに休職を申し出てください。雇用側でも経験のある看護師に退職されるよりは、数か月の休みをはさんで復帰してもらうことを望むはずです。

休暇よりも長期に休養できるため、完全なリセット状態に戻すことができます

よく考える時間が得られれば、この先のどのような決定についても悔いが残りません。じっくりと休めば、部署異動などで解決できるなどを考える余裕が生まれるかもしれません。

結果的に辞めることになるにしても、自身が納得できます。また勤め先に対しても「休職しても状態が良くならなかった」という理由付けができて、退職しやすくなります。

信頼のおける人に相談する

上司や同僚に相談しても、同じ病院関係者であれば引き止めたくなるのは当然ともいえます。アドバイスを受けるのであれば、信頼のおける第三者が適任です。

できれば看護師の仕事についても知識がある方が良いですが、それが無理であれば、社会的な事情に通じている人が良いでしょう。

看護師という職業だけではなく、全般的に公正な視点で物事を見られる人物であれば、現状を整理して的確な判断をする手伝いをしてもらえます。

もし看護師を辞めることになった場合についても、客観的にみてどのような仕事であれば通用しそうかといった適性についても相談できます。

看護師しかいない環境の中で、進路を思い悩んでいても視野が狭くなるばかりです。

外部の意見を取り入れて考え直してみれば、看護師を続けていくための方策が見定まる可能性があります。

徹底的な自己分析

なぜ現在の心境にいたったのかを見つめ直せば、辞めるという選択肢以外に目が開くこともあります。

心理学に、「過度な一般化」ということばがあります。一部分で起きていることを、全体としてとらえる傾向を指します。

例えば今の職場の中の人間関係を、医療業界全体、看護師全体の問題ととらえてしまえば、看護師を辞める道しか見えなくなります。「どこへ行っても同じ」という思いにとらえられていれば、ほかの仕事を探すしかなくなります。

起きている問題をきちんと整理し、それに自分がどう向き合ってきた結果なのかを見つめ直していきましょう。

そこから本当は自分がどうしたいのか、どうなりたいのかを確認していきます。

もしも生じている出来事の原因が自分の在り方ということになれば、職業上の問題ではなくなります。

また「忙しすぎる」「患者との関係が難しい」「夜勤に耐えられない」など、具体的な課題がある場合には、看護師を辞める必要があるのかどうかを再検討していく余地があります。

自分の仕事は、自分自身の問題です。環境条件と自分の心情とがごちゃまぜになっていては、正しい回答が見つかりません。

自己分析をしっかりと行い、どの答えがもっともしっくりとするのか、自分に問いかけていきましょう。

職場を変える

職場を変える、あるいは働き方を変えることで、看護師という職業自体から離れる理由がなくなる可能性もあります。

正職員でなければならない、フルタイムで働かなければならないという思い込みから、看護師を辞めたくなるほど自分を追い込んできたのかもしれません。

看護師を辞めたくなったという体験者の声でもっとも多いのが、「パートにしたら気が楽になった」「職場が違うとこれほど環境が変わるものかと感じた」といった意見です。

看護師という仕事自体がイヤになってしまったのであれば、仕方ありませんが、職場環境が変われば改善することは数多くあります

看護師という職業から完全撤退する前に、働く場所を変えるという決断もあります。

看護師として働ける場所を調査する

正しくは「看護師の有資格者」として働ける場所を調査してみる、ということです。辞めるか辞めないか深く悩むのは、「看護師の資格があるのにやはり活かせないのはもったいない」という点ではないでしょうか。

患者相手に働くのは今後避けたい、ということでも看護師資格を活かして働く方法はあります。

ポイントとなるのは、看護師の資格で働ける職業について知識を広げることにあります。このことによって、「看護師の職場イコール病院」という考え方から視野を広げられます。

一度肩の力を抜いて、看護師という仕事を別の角度から見直してみることも大切です。看護師を辞めるかどうかの判断材料としても、必ず役立つはずです。

看護師を辞めるほうが良い場合はどんな時か

看護師を辞めるという決断は、ことばでは表せないほど重いものがあります。しかし、さまざまな条件があったとしても、やはり看護師を辞めた方が良いという場合もあります。また逆に辞めるべきではない場合もあります。

ここでは辞めた方が良い人と辞めるべきではない人について、見ていきましょう。

辞めた方が良い人

看護師を辞めた方が良いと思われる人の条件としては、以下のようなことが考えられます。

  • 業務によるストレスが強い
  • 何らかの健康障害を発症している
  • 長年の経験を経ても看護業務が辛いと感じる
  • 看護師の業務に何も感じなくなってきた

看護師を辞めた方が良いのは、周囲の環境ではなく、自分自身の在り方が看護師という職業に合っていないと思われる場合です。

例えば残業代や深夜手当などが出ない、長時間労働をさせられるといったいわゆるブラックな勤め先の場合には、職場を変えれば解決ができます。いじめや嫌がらせ・パワハラについても同様です。

しかし看護業務自体がストレスであったり、そのために健康障害が起きていたりするのであれば、職業との相性が悪いということになります。

長年看護師をしてきたけれど、やはり仕事が辛い、何をしても喜びや充実感がないというのは、看護師のもっとも職業的な魅力であるやりがいのない状態です。

どのような患者を前にしても感情が動かず、ただ目の前の業務をこなすだけという状況では、いつ重大なミスにつながるかわかりません。

例えば工場の中の流れ作業であれば、無感情でも仕事は続けられます。しかし看護師というのは、患者を観察し、常に心を配らなければならない仕事です。

毎日の業務について、何も感じなくなってきているのであれば、看護師を辞めた方が良いと判断されます。

辞めない方が良い人

看護師を辞めない方が良い場合については、以下のようなケースが考えられます。

  • 職場を変えれば解決できる問題
  • 看護師になってまだ日が浅い
  • 自信がないので業務が怖い

辞めた方が良い場合と逆に考えれば、辞めない方が良い理由がわかります。

労働環境・職場環境や人間関係などが問題なのであれば、看護師自体を辞める必要はありません。職場を変えれば、一気に改善できます。

また、看護師になって経験年数が少ない場合には、まだ辞める決断をするのが早いかもしれません。

新人のうち仕事が辛いのは、看護師の仕事に限りません。確かに看護師はほかの職業と比べても、覚えることが多く、また周囲の先輩や上司から厳しく指導されます。

しかしそれは、職場が病院という特殊な環境にあるからです。厳しい指導も、自分自身に向けられているというよりは、「新米の看護師」という立場に対してのものです。

患者の安全を図るため、小さなミスでもきつく叱責されるのは仕方のないことです。

ただ、多かれ少なかれどの職場でも新人は叱られるものであることは、理解しておかなければなりません。ここで一人前の看護師になるのを投げ出してしまえば、恐らくは一生自分の心にわだかまりが残ります。

自信がないということに関しても、同様です。

考え方を変えれば、看護師の場合、自信満々で間違いなど侵さないと思い込む方が、医療事故へのリスクは高くなります。

自信がないのであれば、その分フォローが受けられるように周囲に打ち明けるという方法もあります。わからないことをわからないままにせず、ひとつひとつ解決していく姿勢が大切です。

それができないようならば、どの仕事についても似たような状況になるのは目に見えているでしょう。

志を立てて勉強し、国家試験を経てようやく手にした資格による仕事に対しては、どの時点で見極めるのかが、この先の人生にも深く関わってきます。

辛いことを体や心が壊れるまで耐える必要はありませんが、一度立ち止まり、見方や考え方を変えてみることもムダにはなりません。

ひとりで悩まずにプロに相談するという方法がおすすめ

看護師を辞めてしまうのかどうかは、単純な転職よりもずっと難しい選択です。先にもあったように、信頼のおける人物に広い視野からのアドバイスを受け、自分の気持ちを振り返りながら結論を出していくのが良策です。

ただ、周囲に適当な相談相手がいない場合には、転職サイトなどを通じて仕事のプロのサポートを受けるという方法もあります。

看護師を完全に辞めるという結論に急がなくても、現在の職場で問題となっているポイントを丁寧に洗い出し、転職という方法で解決できないかどうかを探っていくこともできます。

業界に幅広い知識があるエージェントであれば、さまざまな施設やクリニックに関する提案もしてもらえそうです。

看護師の資格を活かせる職業についても、個人で調べるよりずっと多くの情報を得られます。

今の仕事を辞めてしまいたいと思うほど、切羽詰まった状況であっても、いきなりキャリアを捨ててしまうのはあまりに惜しいことです。

未来の自分がどうあるのかは、現在の決断にかかってきます。自分のことだからこそ、より慎重に道を決めていかなければなりません。

ひとりで思い悩んでいると、現状の苦しさから見失うものが大きくなってしまいかねません。

看護師という素晴らしい資格をむげに捨ててしまわないためにも、より多くの情報を得ながら、自分自身が納得できる方向に進んでいきましょう。

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