看護師からの転職ってどんな仕事がある?ジョブチェンジのヒントにしたい職種を解説

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「看護師として働いてきたけれど、他の人生も歩んでみたい」

「どうしても看護師として働き続けられる自信がなくなった」

そう感じる人も少なくないのではないでしょうか。看護師は社会的にとても貢献度の高い仕事ですが、自分の人生は自分だけのものです。つらい思いや疑問を抱えながら時間を費やしていくのは必ずしも正しいとはいえません。

ここでは看護師が異業種や他職種へ転職する場合の転職先や注意点、成功させるためのポイントについて解説していきます。

看護師からの転職について

7割以上が「看護師を辞めたい」と一度は感じる

日本医療労働組合連合会が公表している労働実態調査(2017年)によると、「仕事を辞めたい」と思うことに関する質問に対して、ほか20.9%が「いつも思う」、54.0%が「ときどき思う」と答えています。

実に約75%の看護師は、少なくとも一度は「看護師を辞めようか」と悩んだ経験をもっているということになります。

しかし実際の転職傾向を見ると、看護師を含むメディカル業界から異業種に転職する人はそう多くはなさそうです。

各業界の転職事情について調べた転職サイトの調査結果によると、同業種への転職でメディカル系はトップクラスです。つまり看護師もまた、転職後も医療施設などの関連する仕事場で働いていることが考えられます。

看護師を辞めたいと思いながらも、なかなか業界から飛び出す勇気が出ない。そこにはいろいろな理由があります。もっとも大きいのは学校卒業後に看護師となり、他の職種の状況がわからないという不安ではないでしょうか。

また看護師は女性の職種の中では、収入が上位にある仕事です。経済的な面から、看護師を辞められないというのも実際の理由だと思われます。

看護師を辞めたいと思う原因

前述の調査によると看護師を辞めたい理由は、「人手不足で仕事がきつい」「賃金が安い」「思うように休暇が取れない」「夜勤がつらい」が大きな割合を占めています。

その一方で「つらいがこの仕事が好きだ」という声も多く、看護師という仕事への愛着を強く感じていることがわかります。

ただたびたびニュースなどでも取り上げられているように、看護師の働く現場は想像以上に過酷です。妊娠していても夜勤や通常労働が免除されず、それがもとで障害を生じてしまうことは珍しくありません。

同じ調査によると、看護師の3人に1人が切迫流産の経験があり、流産も1割に上ります。10人中1人の看護師が流産をしているというのは、妊婦全体から見ればかなり異常です。

結婚や妊娠を機に看護師を辞めて、家庭生活と両立のしやすい仕事を選択するのもしかたのないことといえるかもしれません。

看護師が異業種へ転職するときに感じる不安

「看護師を辞めたい!」でもなかなか踏み切れない。先にも少し出てきましたが、看護師が他の仕事に転職することにためらいをもつおもな理由には以下のようなものがあります。

  • 未経験の職種への不安
  • 収入が減る
  • 一般企業での勤務経験がない
  • 人間関係
  • 基本的な社会人マナーに自信がない
  • PCスキルに自信がない
  • 家族からの理解が得られない

未経験の職種への不安

病院はいわば閉ざされた世界といえます。医師をはじめとする医療スタッフと患者以外には、ほとんど接点がありません。これまで看護という仕事を通じてのみつながっていた世界が、突然変わってしまうことに戸惑いや不安があるのも当然です。

看護師としては一人前でも、学生時代にアルバイトをしたこともなく、他の分野の仕事はまったく未経験という場合にはなおさらです。

「看護師以外ではたして通用するのだろうか」「いい年をして何もわからずに迷惑をかけるのではないか」など、思いつめてしまうこともあります。

普通に考えれば、社会人として、また専門職として立派に仕事をしてきた看護師が、他の仕事でまったく通用しないということは考えにくいことなのです。しかし当人にしてみれば、病院以外の世界を知らないということは大きな問題に思えてきます。

収入が減る

他の仕事を知らない看護師であっても、看護師の収入が世間からどう思われているのかはよくわかっています。実際に他の職種に就いた友人などと比較すると、普通のOLさんは案外給料が少ないと感じているかもしれません。

看護師を辞めて中途採用で入職した場合、どのような仕事であっても現在の給与より高い金額がもらえるとは到底思われません。場合によっては半減してしまう可能性もあります。

看護師全体の平均年収は480万円前後を推移しています。国税庁の調査(平成29年度)による女性の給与所得者全体の平均は287万円とされているので、200万円もの差があることになります。

比較的給与額の高い業界で働く女性でも、平均は300万円台にとどまります。

一般企業での勤務経験がない

こうした現状から見ても、看護師を辞めた女性が新たな職種でそれまで以上の収入を得るのはかなり難しいことがわかります。

職種経験がないために不安を感じるのと同様に、一般企業で勤めた経験がないということも看護師にとっては懸念材料となるようです。業務内容もさることながら、一般の企業では病院とは違う組織体制があります。

診療科に分かれ、医師を中心に業務が行われる病院と、全体が上下関係でつながっている会社とでは、組織としてまったく異なる運営が行われています。

対応する相手が患者である場合と、顧客や取引先である場合とではその関係性に大きな違いがあります。病院を離れ、企業という世界で一から経験を始めることは思う以上に勇気が必要なのかもしれません。

人間関係

病院への転職であれば、同じ看護師どうしなら初対面でも仕事を通じて会話が成り立ちます。しかしまったく知らない職種の仕事場で、はたしてうまくやっていけるだろうかと考えてしまうこともあるようです。

看護師にもさまざまなタイプの人がいますが、メディカルという共通項があることは関係性の構築に役立ちます。

それに頼ることができない職場では、人間関係についても不安を感じてしまいそうです。

基本的な社会人マナーに自信がない

病院では、ビジネスマナーを気にする場面があまりなかったかもしれません。患者に対しては処置やケアをする側として、ていねいでありながらも指示やアドバイスを与える立場でした。

ビジネス上のマナーやルールにのっとって行動することに慣れている看護師は、あまりいないでしょう。

電話の応対一つ、メールの送り方一つでも顧客や取引先への対応の仕方は、これまで経験のないことばかりです。心がくじけそうになるのも理解できます。

PCスキルに自信がない

看護師以外の仕事を探そうとすれば、ほとんどの仕事でPCスキルが求められます。オフィスソフトやタイピングなど、これまであまり縁のなかった操作が必要となるかもしれません。

医療に特化した端末には触れたことがあっても、一般的な企業で使われているPCには不慣れということもあります。携帯でかなりのことができるようになったとはいえ、企業ではPCが使えなければ仕事になりません。

PCスキルの不足によって、転職後の職種がかなり限られてしまうことは避けようがありません。

家族からの理解が得られない

「嫁ブロック」という言葉があるように、本人が転職の意志をもっていても家族の反対にあって断念するケースは多く見られます。看護師は社会的に見れば、一生収入に困ることのない上級の専門職です。

周囲からは「勤め先は変えてもよいからやはり看護師を続ければ?」と、看護師以外の転職を止められてしまうことが考えられます。特に親はせっかく「立派な」仕事に就いているのに、「もったいない」と思うのかもしれません。

周りの反対を押し切るだけの気持ちがもてないという理由で、看護師からの転職を諦めてしまう人も少なくないようです。

看護師から転職できる職種には何がある?

先にも述べたように看護師として働いてきた能力があれば、基本的にはどんな仕事もできないわけはありません。とはいえ、年齢的な問題や個人的な向き不向きによって、やはり就職先には一定の制限が出てきます。

転職のポイント別で、看護師からの転職が可能と思われる職種について見ていきましょう。

未経験からでもやれる仕事

ごく一般的な仕事をしてきた人でも未経験でできる代表的な仕事としては、「営業職」「接客・販売職」「事務職」などがあります。

それぞれの職種の特徴やメリット・デメリットなどについて見ておきましょう。

営業職

営業と一口にいっても、その内容は多彩です。基本的にはサービスを提供している会社であれば、必ず営業部門があります。

営業には企業相手の法人営業と、個人のお客を相手にする個人営業があります。営業にもすでに取引のあるところを回る「ルート営業」や新規開拓をする「飛び込み営業」などのタイプがあります。

また営業職の中でも企画営業、営業アシスタント、内勤営業、など役割が分担されています。営業と聞くと「私には向いていない」という声がよく上がりますが、営業の仕事内容によって向いている資質は変わります。

例えば一般的には営業に必須とされるコミュニケーションスキルについても、逆に実直さが買われて顧客からの信頼を得ている営業マンはたくさんいます。口がうまければ営業成績が良いというものではありません。

看護師からの転職にあたっては、営業という言葉だけでその仕事を避けるのではなく、内容をよく確認してみることをおすすめします。

接客・販売職

接客業や販売職も未経験からでも、比較的入りやすい仕事です。こちらも非常に幅広く、飲食業の接客や商品の販売の他、営業に近い職種もあります。

販売スタッフの仕事では、単にモノを売るだけではなく、在庫管理や品出し・展示、販売するための企画まで行うこともあります。

またホテルのフロントやコンシェルジュといった仕事では、高いコミュニケーション能力が求められます。看護師時代に培ったホスピタリティや、気配りが活かせる仕事といえるでしょう。

事務職

女性の仕事で人気が高いのが事務職です。事務職と呼ばれる仕事の範囲は広く、営業と同様にどんな小さな会社でも必ず必要となる職種です。

一方で最近では外部委託をする企業も増えてきており、一般事務については派遣会社と契約をしているところが大半です。

そうした意味では比較的小規模な会社の方が、「事務員」を直接雇用する傾向が見られます。事務職は業務の守備範囲が広く、書類作成や管理の他、企業のどこの部署にも入らない雑用を一手に引き受けます。

仕事の優先順位をつけるのが上手なタイプであれば、適材といえるでしょう。ただPCスキルについては必須となるため、それなりに習得しておく必要があります。

また事務職は人気が高いため、求人数に対して応募数が多くなります。競争率が厳しいことは覚悟しなければなりません。

プログラマー・Webデザイナー・DTPデザイナー

意外に感じるかもしれませんが、IT系や広告系の仕事でも未経験可としている職種はあります。年齢的にはある程度の制限がありますが、PC操作に慣れているのであれば挑戦はそう難しくはないでしょう。

これらの仕事はOJTで学んでいくことがほとんどです。現場で働きながら、集中して学習する意欲がある人であれば、いずれは戦力として活躍できる可能性があります。

看護師と同等レベルの収入にこだわる

看護師から異業種への転職の壁となる、収入面にこだわった仕事を探すとなると、かなりハードルが高くなります。少なくとも450~500万円以上でないと、これまでと同じレベルは保てません。

求人情報をもとに、未経験からでも高い年収を得られる仕事を見ていきましょう。

ハウジングアドバイザー

住宅の営業・販売職は給与が高額に設定されていることが多く、歩合によっては月100万円稼ぐ人もいるようです。未経験者、復職者なども受け入れており、自分のがんばり次第で収入を伸ばしていける業種です。

エステサロン

ボディセラピストなどと呼ぶところもあるようです。ボディケアやアロマテラピーなど、看護師とは異なる手技を駆使する仕事です。

モデルケースでは2年目で月収40~50万円となっていますが、顧客がつくかつかないかで差があるようです。

生命保険会社

人脈があるほど有利になる職種です。保証される基本給は20~23万円程度ですが、歩合がつけば50~80万円になる場合もあります。医療保険など、看護師の知識が活かせる場面は多くありそうです。

ITエンジニア

未経験からの人でも働いている会社が多くあります。現在の企業になくてはならない職種だけに、需要がなくなることはありません。端末操作に苦手意識がなければ、意外に伸びる可能性があります。資質と合っていれば、成長できる分野です。

教育関連業

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、業種別平均年収で金融業界に次いで高いのは「教育・学習支援業」となっています。「教育、学習支援業」は、学校やその他の教育施設で人に教える業種を指します。

安定的に一定以上の収入を得るためには、こうした業界で働くという方法もあります。こうした仕事には、実際に知識や技術を教えるという場合と、学習に関する支援を行う場合があります。

教職の資格を取るのが難しくても、その周辺の仕事であれば就職するのは可能です。

女性の年収の高い業界は?

実際に看護師が転職先として選ぶかどうかは個人の問題ですが、一般的に女性の年収の高い業界について紹介しておきましょう。

求人情報「キャリコネ」を運営するグローバルウェイが2019年1月に発表した調査によると、女性の年収が高い企業のランキングは以下のとおりです。

1位「野村證券」

2位「リクルートホールディングス」

3位「アクセンチュア」

4位「東芝」

5位「ソフトバンクグループ」

6位「三菱UFJ銀行」

7位「マイナビ」

8位「楽天」

9位「SMBC日興証券」・「富士通」

こちらに掲載した企業で働く女性の平均年収はいずれも、看護師の平均年収を上回っています。中には未経験ではとても無理に思える企業もありますが、系列の会社を選ぶなどすればある程度の収入を確保できる可能性が高くなります。

人間関係に悩まない職場にこだわる

看護師の悩みで常に上位にあるのが、人間関係です。医療の現場は人の命と隣り合わせということもあり、常に緊張感があります。また業務の多忙さから、ピリピリと空気が張り詰めているところも少なくありません。

そうした背景があるせいか看護師の職場の人間関係は、他の仕事にも増して厳しいようです。

看護師から異業種へ転職した人の声にも、そうした事情がよく表れています。

  • 上下関係が厳しく、常に先輩に気を配りながらの仕事に耐え切れなくなった
  • 女性ばかりの職場で派閥があった
  • 同僚との関係は良かったが、患者やその家族への気遣いがストレスだった
  • 直属の上司である師長との意見の食い違いがあり、どうしても賛同できなかった

どの職場にも人間関係があるのは確かですが、病院という特殊環境の中では仕事をすることすら困難になるケースも見られます。

人間関係が楽な仕事にこだわる場合には、どのような職種が最適なのでしょうか。比較的人間関係の煩わしさがないといわれる仕事には、以下のようなものがあります。

  • 派遣社員
  • 営業事務
  • 工場のライン
  • コールセンター
  • 警備員

派遣社員は期間限定で働くことができ、派遣先でも密な人間関係を築くことを求められません。派遣社員にもさまざまな職種がありますが、事務職や経理などを希望する場合にも、一般的な就職をするよりはハードルが低いと考えられます。

営業事務は営業マンの補佐役を果たす仕事です。営業を主体とする会社の場合、営業部隊が外回りに出払うため営業マンや顧客と電話応対しながら社内業務を行います。1部署に1名という体制が多いので、人間関係で悩むことはまずありません。

ラインの作業は黙々と目の前の仕事をこなしていきます。おしゃべりする余裕がなく、ノルマをしっかりと果たすことに集中せざるをえない仕事です。

コールセンターはコミュニケーションの仕事ですが、顧客との通話のみで完結します。電話を通しての対応だけで済み、同僚との接触も必要としないため人間関係も無理に築く必要はありません。

警備員は持ち場の監視を行う仕事です。スーパーやホテル、スポーツクラブなど、必ずしも危険を伴う現場でないことが多く、最近では女性も多数進出しています。基本的には一人で業務に当たるので、人間関係の問題は少ないと考えられます。

キャリアアップにこだわる

たとえ就職時には収入やポジションが高くなくても、将来的にしっかりとステップアップしていける仕事を選びたいと考えている人もいるでしょう。

女性の社会進出は目覚ましいものがありますが、それでも男性と比べると出世の道はそれほど開けてはいません。

今後、女性でも活躍が期待され、比較的ポジションを上げていきやすい職種としては以下のようなものがあります。

  • 広告および販売促進マネージャー
  • 人事部マネージャー
  • 広報マネージャー
  • 教育管理者

上記の仕事には、いずれも異業種からの参入がしやすいという特徴があります。またマネジメント能力が問われる仕事のため、多少のノウハウが身につけば十分に活躍できる可能性があります。

看護師の資格を活かした病院以外での仕事

病院勤めは嫌だけれど、せっかく保有している看護師の資格はやはり活かしたい、そう考える人がいても当然です。

以下は看護師の資格を活かしながら、病院以外で働けるおもな仕事です。

企業系の仕事

  • 企業の医務室・診療所
  • CRC
  • CRA
  • コールセンター
  • クリニカルスペシャリスト

介護系の仕事

  • サービス付き高齢者向け住宅
  • 訪問入浴・訪問・看護
  • デイサービス
  • 特別養護老人ホーム
  • 介護老人保健施設
  • 老人ホーム

教育系の仕事

  • 保育園
  • 乳児院
  • 児童養護施設
  • 大学の保健室
  • 看護師養成所教員

検診関連・献血の仕事

  • 検診/健診センター
  • 献血ルーム・献血カー

その他の仕事

  • イベントナース
  • ツアーナース

看護師の資格を活かした転職については以下のページで詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

企業で働く看護師の職種や仕事内容とその収入までを徹底追跡!

大学や企業の医務室看護師!残業がない人気求人の仕事内容とは?

異業種に転職した元看護師の声

ここでは実際に異業種に転職した元看護師たちの声にふれていきましょう。

転職理由になっていた問題は解消された?

人間関係については転職後、良い方向に向かったと答える人が多いようです。転職理由の上位に挙がっていた人間関係の問題も、ほとんどの場合は解消されると見られます。

転職先の職場では医療現場のような異常な緊張感がないことや、極端な人手不足がないこと、また上下関係についても看護師ほどには厳格でないことなどが人間関係にも大きく影響しているようです。

責任やストレス、プレッシャーについても看護師時代と比較するとかなり軽減されます。人の生死に関わる現場、また少しのミスが重大事につながる環境と比べると、一般的な職場はかなり楽に感じられるのでしょう。

体調の喜ばしい変化についても、多数聞かれます。

「休日は疲れていて寝てばかりだったのが外出を楽しめるようになった」「夜勤を気にせずにいられるのが嬉しい」といった声は多いようです。

また生活サイクルが整って肌荒れがなくなったり、腰痛が軽減したりと個人的な悩みが解消している様子が伝わります。

仕事内容については、以前から興味のあった好きなことを仕事にしていたり、たくさんの人と関われる仕事に就いたりと世界を広げた人もいます。

「看護師時代のように勤務中以外に仕事を考えることがなくなった」という意見からは、看護師という仕事の厳しさが理解できます。

転職後に感じたデメリット

一方、転職するにあたって危惧していた収入に関しては、やはり大幅減となった人が多いようです。転職後に収入の問題が解決したとするのは少数派で、多くの元看護師は今の給与が足りないと感じています。

自由に使えるお金がなくなったり、以前は気にせずに済んでいた生活費について考えるようになったりと、看護師時代の給与を懐かしむ声もあります。

特に地方では看護師とそれ以外の女性の仕事の給与格差が大きく、「田舎で稼ぐには看護師が一番」であることを実感した人もいるようです。

看護師が異業種への転職を成功させるためには

看護師を辞めて他の仕事に就きたいと考えている場合、転職を成功させるためのポイントにはどのようなものがあるのでしょうか。ここまで見てきた内容を踏まえて考えていきます。

看護師時代に培ったスキルを再認識する

看護師を辞めて他の仕事に就いたとき、意外に看護師時代に身についた経験やスキルが役立っていることに気づく人は多いようです。

現在の仕事に特に役立っていると感じているスキルには、次の3つがあります。

  • コミュニケーション力・接客対応力
  • 医療、看護に関わる知識・経験
  • 体力・精神力

看護師として患者にわかりやすく説明したり、不安を軽減させるための声掛けをしたりといった日常的な行動が高いコミュニケーションスキルを育てます。看護師特有の説得力や包容力を感じさせる話し方は、どの職業であっても大きな武器になります。

安心感を与える雰囲気は、接客業でも大いに役立つでしょう。

医療・看護に関わる経験や知識は、職場の仲間や顧客に対しても信頼感を与えます。体調や健康についてのちょっとした相談に乗ってあげれば、「さすが元看護師さん」という言葉を聞くことも多くなるかもしれません。

転職した元看護師の話にもありましたが、医療現場で培われてきた体力と精神力は並大抵のものではありません。

一般的な企業内での心身への負担が、それほど大変に感じられないというのは、看護師経験があってのものです。そのタフさには、周囲もきっと驚くことでしょう。

もしも将来的に異業種への転職を考えているのであれば、看護師をしているうちにこれらのスキルの向上を意識し、できるだけ高めておくことが後々必ず役立ちます。

転職を成功させるために心得ておくこと

看護師という仕事の過酷さに「つらい!辞めたい!」としばしば考えるかもしれません。しかし、明確な目標をもたずに異業種への転職をすることは決しておすすめできません。

確かに看護師は大変な仕事ではありますが、他の仕事がすべて楽かというとそうとはいえません。隣の芝生が青く見えるように、他の仕事もそれなりに大変なこともあるはずです。

やりたい仕事があるのであれば、そこに向かっていけば良いですが、これから何をしようかと考えるのであれば、先に方向性を固めておく必要があります。

何度もいうように看護師という厳しい仕事を続けてこられたのであれば、他の仕事で活躍するのは難しくはありません。

ただ自分の進みたい道を決めておかないと、何度も転職を繰り返し、最終的にはやはり看護師に戻るということになります。実際、他の仕事に転職してから「社会はそれほど甘くない。看護師の方が楽かもしれない」と感じる人は多いようです。

看護師として他の病院に転職する際にも、どのような働き方をしたいのか目標をもつことが成功への重要なカギとなりますが、 異業種への転職であればなおさらそこを慎重に考えていく必要があります。

異業種への転職を成功させるコツ

どのような転職であれ、成功のために必要なのは念入りなリサーチです。

自分がやりたい仕事、業界の周辺情報をしっかりと集め、現実的に可能かどうかを推し量っていきます。例えば条件的に就職が難しそうだと感じても、少し違う業界で似たような職種を見つけられる可能性があります。

そうした意味では病院や医療施設よりも就職先は幅広いと考えてよいでしょう。

そのためには、希望する分野については1社だけではなくなるべく多くの会社を見て、どのような違いがあるのかを知ることです。業界別に区切られていても、多様性をもった会社や融合型の会社はたくさんあります。

看護師をしていたからわからないのではなく、調べないからわからないと考えるようにして調べてみてください。

病院への転職と一般企業への転職では、求められる要素が重なる部分もありますが、異なる部分も当然あります。

例えば基本的なビジネスマナーを事前に勉強しておくなど、自分でできることはすべてやっておくくらいの姿勢が大切です。

一般企業への就職活動に不安があるときには、転職エージェントを活用するとよいでしょう。

各分野に精通した転職エージェントを選択すれば、異業種への転職が、よりスムーズになります。看護師であった前歴を上手に活かした転職戦略を進められるようにサポートしてもらえるでしょう。

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