転職先が合わない!看護師が感じるギャップへの対処法と病院の選び方

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無事に転職をしてホッとしたのもつかの間、新しい職場で想定以上のギャップに衝撃を受ける例は少なくないようです。

業務に対応できずに自信を失ったり戸惑いを覚えたりしていれば、このまま働き続けて良いのかという迷いが生じます。

ここでは転職先で大きなギャップに出会った際の対処法について、一緒に考えていきましょう。

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「転職先が合わない」と感じたことのある看護師さんの体験談

求められるスキルのギャップ

人間性をも含めた要求への戸惑い

小児科から小児科への転職でしたが、求められるスキルの深みにギャップを感じました。

スキル不足を痛感するのはやはり注射の時です。子供は注射が嫌いだし、すぐに泣いてしまいます。

そこでいかに泣かさないで打てるかは、技術とスキルにかかってきます。上手く打てば、子供を泣かせずに済ませられます。

こうしたスキルには経験に加え、人間性があらわれます。前職ではそこまでは求められませんでしたが、転職先では内面性も求められているようで戸惑っています。

看護師長の肩書と技術不足のギャップ

総合内科から眼科クリニックへの転職です。

前職の総合内科では、個室中心で、特別室やリカバリもありました。個室希望であれば、ホスピス、結核、小児、産科以外の患者様は受け入れるような病棟で外科の患者様も入院していました。

そのため、ある程度知識がありどの科に転職してもやっていけると思っていました。しかし、転職先の眼科外来の業務は入院中のケアとは違い、検査が中心となります。

眼鏡やコンタクトの処方など、今までとは全く違う知識が必要で、検査技術の未熟さを痛感しています。

肩書きだけですが看護師長となり、立場とスキルのギャップに大きな不安を感じています。

病院の経営方針の違いにギャップ

総合急性期混合から回復期リハビリテーション病棟への転職です。急性期で培った自分のスキルを活かして、患者さんの対応ができると考えていました。

しかし、転職先では経営や経費削減等のことを多く言われ、患者ファーストという方針の病院ではありませんでした。

今までの経験を活かして、もっと患者さんのためになるケアができると思いながらも、なかなかそれが行えない現状にありました。

病院の体制の古さとのギャップ

神経内科、腫瘍内科、泌尿器科の混合病棟から内科への転職です。転職先は、これから二次救急を立ち上げていく予定の私立の総合病院の外来でした。

転職前は5年も県内有数の総合病院の急性期で働いてきたので、どこにいっても大丈夫だろうと思っていました。

ところが、転職先の病院のあまりの体制の古さに大きなギャップを感じています。

病院自体も紙カルテを使用しており、外来にくる患者さんは軽い症状の方ばかりで、カルテ整理やたまに点滴をするぐらいしか仕事がありません。

今まで経験してきた抗がん剤投薬や、急変対応などの知識は必要とされず、看護師としてのスキルがおちていくことに不安を覚えます。

転職前はあまり忙しくない環境を、と希望していましたが、転職先を紹介してくれた会社から聞いていた事前情報とは環境があまりに違いました。

忙しくないどころか何もすることがない状況に驚くばかりでした。

その上今まで得てきた知識も、古くからいる看護師に否定されます。急患の際の点滴ライン確保すらやり方が古く、最近の衛星管理上こうだと説明しても逆に怒られるという環境です。

求められているのはこの病院独自のルールに染まることなのだという事実と自分のスキルとの間に、大きなギャップがあります。

転職先が合わないと感じたらどうしたらいい?

体験談でも見られるように、転職前に想像していた以上に大きなギャップがあったと感じている看護師はかなり多いようです。

スキル不足、あるいは求められているスキルのレベルが違う、また看護師として誠意を持って働きたいという意志が病院の方針によって否定されることもあります。

教育されてきた時代の違いが理解されず、旧態依然とした非効率的な看護ケアを押し付けられるというケースも珍しくはありません。

前職と違う診療科に移る場合はもちろんですが、同じ診療科でも病院によって雰囲気ややり方は大きく異なります。

病院自体の経営方針、またスタッフの多数を占める年代などによっても、環境に違いが生まれます。

転職の際にはそうした事情も含め、職場による違いを理解しておく必要がありそうです。

求められるスキルが合わないと感じたときの対処法

周りの人に相談する

転職先で求められているものが自分のスキルと合わないと感じると、果たしてこの職場でやっていけるのだろうかと悩んでしまいます。

しかし、そこで看護師としての自信を完全に失ってしまうと、その後にどのような選択をするにしても、前向きには考えられなくなります。

ひとりで思い詰めてしまうと、乗り越えられる程度の障害でもとても高い壁に見えてしまうものです。

同期や家族、話しやすい先輩に相談することで、まずは気持ちを落ち着けていきましょう。

先輩や同期の体験談を聞けば、自分ひとりが悩んでいるわけではないと安心できるかもしれません。似たような悩みを聞けば、励まし合って気持ちが楽になります。

相談しやすい相手を見つけ悩みをため込まずに、その日のうちに解決できることは解決するように努めると、翌日まで引きずらずに済みます。

抱えた悩みは上司に打ち明け、できるだけ早くクリアしておけば、前向きに捉えられるようになるかもしれません。

わからないことは素直に聞く

スキル不足で悶々と悩んでいても、何も解決できません。自分の課題を理解し、それを解決できるように受け止めましょう。

その姿勢ができれば、わからないことについて素直に質問できるようになります。

たとえ後輩や年下の看護師であっても、恥とは思わず質問することが大切です。質問がなければわかっているものとしてスルーされ、余計苦境に立たされます。

できないことはできないと早めに表明していきましょう。

体験談にも「そんなこともできないの?」と言われるのを恐れていたが、思い切って聞いたらとても親切に指導してもらえたという事例があります。

もし「そんなこともできないの?」と言われたとしても、「これまで経験がありませんでした」と答えれば良いだけです。

看護師でもすべての分野を網羅しているわけではありません。「前職場と少しやり方が違うようなので」でも構わないでしょう。

もっともまずいのは、聞かなかったばかりにトラブルになってしまうケースです。患者にまで迷惑が及べば、看護師としては最悪です。

「聞くは一時の恥」といいますが、看護師としてスキルアップになることを考えれば、気にしている暇はありません。

余分なプライドを捨て、必要なときに必要な質問ができるように心がけていきましょう。

スキルアップのための努力をする

自身での学習努力ももちろん大切です。現場の対応については尋ねるしかない場合もありますが、勉強して理解できることは積極的に学んでいくことが必要です。

ただ質問してばかりいると、仕事に対する本気度を疑われます。自分でもできる努力を重ねていけば、周囲からの理解も得られやすくなります。

書籍での学習や、勉強会への参加、専門的な知識のある人に頼んで講義してもらったという看護師もいます。

また日常業務の中で、上司や先輩に聞いたことをメモし、自宅での復習をくり返して実践したという体験談もありました。

いずれの方法にしても、忙しい毎日の中で続けるのはとても大変なことです。早く追いつきたい、業務スキルを向上したいと焦る気持ちは理解できますが、一歩一歩確実に前進する姿勢が重要です。

「今日より明日、一つなにかを知って成長できていればいい」そんな気持ちで気長に取り組むのが、最終的なスキルアップには必要なのかもしれません。

職場が合わないと感じたときの対処法

周りの人に相談する

自分が思い描いていた働き方とのギャップがあり過ぎ、職場自体が合っていないのではないかと思い悩むときにはどのように対処すべきでしょうか。

こちらについてもやはり、まずは誰かに話を聞いてもらうことが一番です。

ひとりで考えていると、現時点での状況のみに視点が行き過ぎて、結論を急いでしまう可能性があります。

自分の気持ちを他の人に聞いてもらうことで、少し冷静になれるかもしれません。

同僚や上司などでも良いですが、転職を視野に入れている場合には、相談しづらいときもあります。職場の雰囲気などの悩みについては、実際に関わっていない人の方が相談相手としては適当です。

身近な家族や友人に話を聞いてもらい、それだけで落ち着くことができたという例は多いようです。

またほかの病院で働く看護師仲間や、広く世間を知る年長者からは前向きなアドバイスが得られることもあります。

家族から「無理しなくてよい」と言われただけで、気持ちが軽くなり吹っ切れて先を考えられるようになったという声も聞かれます。

思い切って転職する

転職した過去があると、再度転職するのにはためらいをもってしまいがちです。しかし、転職サイトのコンサルタントに相談して、とても気持ちが楽になったという声もあります。

思い切って転職をすることで、前向きになれた例は少なくありません。

ギャップが自分の努力でも埋められないときや、病院の方針自体が自身の看護師としての意志とギャップがあり過ぎるときには、我慢して働き続けても時間の経過とともに辛くなるばかりです。

毎日長時間を過ごす職場は、自分の人生にとっても重要な場所です。働く場がただ辛いだけの場所であっては、限りある時間をムダにすることになりかねません。

自分が必要とされる場所がほかにもあることを信じ、割り切って転職を考える方が幸せな人生につながる可能性が高くなります。

職場とのギャップは、個人の責任ではありません。単に相性が悪かっただけと割り切って、次のステージに向かう勇気も必要です。

抱え込まないことが大切

求められるスキルが合わず、業務がうまく果たせない。職場の雰囲気や病院の方針が自分と合わない。いずれの悩みについても、自分だけで抱え込んでいては解決できません。

時間の経過とともに、ますます気持ちが辛くなっていき、心身に影響を及ぼすこともあります。解決の糸口を見つけるためには、まずは誰かに聞いてもらうことです。

相手に話すことで自分の本当の悩みの原因が明確になっていき、自然に解決策が浮かび上がることもあります。

たとえ直接的な解決に結び付かなくても、心が軽くなり、具体的にどうして行けば良いのかを考える余裕が生まれます。

自問自答をくり返すだけでは、自身を追い詰めるだけです。悩みを共有できる相手に対して、ことばに出すことが大切です。

先輩や同期、家族のほか、転職アドバイザーなど、親身に相談に乗ってくれる人を探しましょう。

ここからの変化を望むのであれば一人で抱え込まずに、誰かに相談することで何らかの手がかりが得られるはずです。

ギャップを感じない職場選びのコツ

施設形態や部署による特徴の違いを知る

今後、職場を選んでいく上で、できるだけギャップを感じないようにするためには、施設形態や部署による特徴の違いがあることを理解しておく必要があります。

もちろん施設によって多少の差異はありますが、施設規模や形態により、ある程度の予測はできます。

例えば、大学病院や大規模な総合病院などでは、看護師の裁量の幅が小さく、自由な処置は制限されます。

慢性期病棟と比べると、急性期病棟では患者ひとりひとりと接する時間が限られ、深い関わりがもちにくいという傾向があります。

また求められるスキルも、施設形態や部署によって大きく変わってきます。

介護系の施設であれば技術的なスキルよりも、コミュニケーション能力や精神的なスキルが重視されます。

重篤な患者を扱う急性期病院では、高い技術力に加え、冷静で的確な判断力が求められるでしょう。

そうした施設形態や部署の性格をとらえることで、看護師に具体的に求められる役割が把握でき、転職前の準備や心構えがしやすくなります。

あらかじめ想定できていれば、それだけギャップを感じにくくなります。

転職では応募先の労働条件や待遇面を見てしまいがちですが、もっとも重要なのは、「看護において何を大事にしたいのか」「どんな働き方をしたいか」ということを自分で知っておくことです。

入職後のギャップを小さくするためには、自分の理想とする働き方を考慮した上で、自分に合う施設形態や部署であるかを見定めていく必要があります。

ギャップとは、思い違いや捉え違いから発生します。ズレをなくすためには、自分自身の基点をきちんと持たなければなりません。

職場見学をする

職場の雰囲気は、自分の感覚でとらえなければわかりにくいものです。職場の雰囲気を的確につかむためにも、職場見学をすることが大切です。

しかしただ漠然とその場所にいっても、「ただ何となく」といった程度でしか捉えきれません。

見学時には具体的にどのような行動をしていけば良いのか、2つのポイントを紹介していきます。

通り過ぎる人に挨拶をする

通り過ぎるスタッフや患者など、区別なく挨拶をしてみましょう。自分の挨拶への反応を見れば、挨拶を習慣的に行っている職場かどうかがわかります。

常にことばを交わし合っている職場では、人間関係をも含め明るい職場である傾向があります。

逆に声をかけても無言だったり無視されたりするようであれば、入職後もなじみにくい可能性があります。

いくらコミュニケーション能力に自信があっても、最初から打ち解けてくれない職場では先が思いやられます。

気さくにことばをかけられる雰囲気があるかを、挨拶で確認してみましょう。

現場の看護師に、実務的な質問をする

見学時に現場の看護師と話せるチャンスがあれば、実務的な質問をしてみるのがおすすめです。面接や応募時には、看護部長や総婦長が人事対応をしていることが多いものです。

大規模な組織では、現場の状況を看護部長が把握しきれていないということもあります。実際に現場で一緒に働く看護師に話が聞ければ、具体的な雰囲気がより伝わります。

誰もが明るく、わかりやすく答えてくれる現場であれば、入職後も気持ちよく働くことができそうです。

病院のチェックポイント

転職後に大きなギャップを感じないためには、次のようなチェックポイントで応募先を選別していきます。

  • 中途採用者へのフォロー体制の整備
  • 看護師に任せられている裁量の範囲
  • 看護師に任せられている裁量の範囲
  • 使われている器具や技術の新しさ
  • 病院独自のルールややり方・制限と柔軟性

中途採用の看護師に対してのフォロー体制が確立されていないと、わからないことがあっても、誰に聞いて良いのかわからず放置される可能性があります。

病院や施設ごとの違いを早期に埋めるためには、フォロー体制が整っていることが重要です。

自分のスキルを活かした看護ケアをしたいと思っていても、看護師の裁量権が狭すぎて何も手出しできないというケースがあります。

また、逆に転職間もないのに、「好きにして」と放り出されても困惑するばかりです。

先のフォロー体制とともに、ひとりの看護師が実施できる自由性についても、確認しておきたいところです。

自分が受けてきた教育による知識や使ってきた医療器具と、現場の状況が違い過ぎると業務がうまく遂行できない場合もあります。

新しい技術であればスキルアップに役立ちますが、時代を逆行するような現場では働くモチベーションも低下します。

病院独自のルールがあり過ぎ、それに厳密に従わされるのも苦痛を感じる原因となります。

非効率であったり理屈に合わないやり方であったりしても、改善の提案が受け入れられず、柔軟性がない現場では次第にやりきれなさを感じるようになります。

自己分析をする

慢性的な看護師不足の社会にあって、転職市場は常に売り手市場です。

転職者としては喜ばしい限りですが、希望条件にばかり目を向けて転職を行うとギャップを解消できず、また転職をくり返す恐れがあります。

そうした傾向から抜け出すためには、「自己分析」が必要となります。自己分析なくして転職の成功はあり得ません。

自分が理想とする看護師像、自分の保有するスキル、自分の看護師としての強み、働き方と転職先に求めるもの、そして今回の転職の目的。

そうした項目を分析し、明らかにすることで応募先の選定の精度を上げることができます。

自己分析とは自身を見つめ直すことで、より自分にマッチする職場を探すための基準を明確にする作業です。

自己分析をきちんと行って転職した看護師ほど、離職率は低い傾向にあると言われます。

自己分析を行わずに目先だけの条件で転職をしてしまうと、応募先の施設の特徴や経営方針へのチェックが甘くなります。

実際に業務に入ってから、想像と違い愕然とするといったことがおこりがちです。

自己分析によって自分がどのような職場にあれば活躍できそうなのかを探り出し、そこに応募先を重ね合わせることで、職場に対するギャップを最低限に抑えることができます。

転職先でのギャップに再度泣かないためには、丁寧な自己分析こそがカギとなります。

病院のことをよく知るためには

先にもあったように転職先の状態を確認するためには、ポイントがあります。しかし、病院の内情を自分だけで調べるのは、なかなか困難です。

ひとりで転職活動をした場合には、情報の入手経路がどうしても限られてしまい、本当に知りたいことには手が届かない可能性があります。

看護師という特殊な世界の情報を集めるためには、その道のプロを頼るのが一番良い方法です。

看護師専門の転職サイトでは、担当する施設の内部情報や多くの看護師から収集した情報を提供してくれます。

応募候補となる職場の比較的細かい部分や、深い部分までの情報も集められるので、自分によりマッチした職場を見つけやすくなります。

自己分析の方法や強みとなるスキルの見つけ方など、転職活動に向けた具体的なアドバイスももらえる上、転職への不安についていつでも相談にのってもらえます。

転職先でギャップを極力抱かないようにするためにも、応募先候補についての綿密な情報収集は重要です。転職サイトを上手に活用して、転職をぜひ成功させてください。

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条件がいい求人を探している方は、複数の看護師転職サイトに登録して非公開求人情報が手に入りやすい状態にしておくといいですね。

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