[ 記事作成日時 : 2016年10月1日 ]
[ 最終更新日 : 2020年6月1日 ]

救命救急センターの看護師として働きたい!救急看護師の収入や仕事内容・適性を紹介!

救命救急センター看護師

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救命救急センターで働くにはどうしたらいいの?

救急は部署の中でも人気が高いため、働きたくてもなかなかチャンスがないという看護師さんも多くいます。ここでは救急看護師のやりがいや苦労、給与事情、求人の探し方について解説します。

      
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救命救急センターの看護師の役割と仕事内容

救急看護師とは?

救急医療施設で働く看護師のことで、一般に救命救急センター救急外来で働く看護師が多いです。

また医療施設以外にも、医師と共にドクターヘリに同乗するフライトナースや、災害時や海外に派遣される看護師も救急看護師です。

急性期の重症患者が対象となるため、さまざまな疾患の患者を診なければならず、現場で働く看護師には幅広い医療知識と経験が求められます。

救命救急センターで働く看護師の仕事内容

救命救急センターは一次および二次救急で対応できない重症患者を受け入れる三次救急医療機関になります。一次および二次救急の急患も診察するため、患者が途切れることはありません。

救命救急センターの患者は、集中治療室への入院が必要な方ばかりです。看護師は心肺停止の患者の救急蘇生の処置や、骨折の応急処置、頭部外傷など緊急性の高い対応をします。

さらに、運ばれてくる患者の多くは突然容体が急変したり、不慮の事故にあったりした方なので、患者とその家族のサポートも大切な業務です。

また、救命救急センターの中には特に高度な診療を提供する「高度救命救急センター」があり、重症の急性中毒症状や重症熱傷など特殊疾病の患者に対して高度な医療を提供します。

救命救急センターで働く看護師の役割

救命救急センターで働く看護師には、強い精神力と体力、スキルが求められます。24時間体制で救急車を受け入れるので、一瞬でも気を抜けない状況が続くでしょう。

生命の危機にある患者が搬送されてくることが多く、一刻を争う事態の中で正確かつスピーディーな医療処置ができることが求められます。

また、患者に寄り添いながら不安を取り除くことはもちろん、患者の家族の精神的なケアも救命救急センターで働く看護師の重要な役割です。

冷静に状況を見極めながら医師や他の看護師と連携し、迅速で的確な対応をしていく必要があります。

救命救急センターで働く看護師の給料は?

救急看護師の年収

一般的には救命救急センター、救急外来で働く看護師は全体的にやや高めの収入を得ているようです。

東京都にある江戸川病院の救急外来では、月給30万4,600円~、想定年収は460万7,928円~となっています。

また、千葉県の小張総合病院の救急外来は、月給32万700円~、想定年収は487万3,050円~となっています。

救急看護師の給料は、諸手当を含め平均して30~40万円といわれており、年収にすると450~600万円程度が相場のようです。

特徴としては基本給が高く、新卒の看護師でも他の科と比較すると初任給は高めに設定されています。

また、通常の給料に加えて、残業手当や救命救急センターの看護師のみに支給される手当が加算されることがあります。

一部の病院では「特殊業務手当」を支給したり、オンコールを導入している職場では「オンコール手当」を支給しているところもあります。

より高収入の職場に転職したい方は、残業代や各種手当の有無も確認しましょう。

救命救急センターで働く看護師の待遇例

救命救急センターは非常にハードで、精神的にも肉体的にもタフな看護師でなければ務まりません。そのハードさゆえに待遇面でいろいろと配慮している医療機関も多く、それが給与に反映されています。

例えば東京都板橋区の救命救急センターで30歳の救命救急勤務看護師の場合、年収は500万円です。

勤務形態は3交替勤務、4週8休制で昇給は年1回、賞与(ボーナス)が年2回支給され、年末年始、創立記念日、夏季、慶弔、育児・産前産後などの有給休暇があります。

この他にも東京都文京区の救命救急センターでも500万円、岐阜県の救命救急センターでは600万円を超える年収が見られます。

救命救急センターで働くには?

他の科から救急看護師へ転職できる?

「救急の経験はないが、転職して救急看護師になりたい」と考えている方もいるでしょう。決して不可能ではありませんがハードルはかなり高いでしょう。

なぜなら救急看護師は、全ての診療科に対する一通りの知識はもちろん、どんな状況下においても冷静に対応できる判断力と体力が求められるからです。

医療機関側も未経験者の採用はためらう可能性があります。転職活動の際は、面接などの場において「なぜ救急をやりたいのか」「どれだけやる気があるか」を積極的にアピールすることが大切です。

また、救命救急センターのみ募集している職場はまずないため、看護師向けの転職サイトで求人を探すことをおすすめします。

救急外来で働く

「救急看護師として働きたいけど、救命救急センターへ行くのはまだハードルが高い」と感じている方には救急外来をおすすめします。

救急外来は、休日や夜間に緊急性のある患者を対象に診療を行います。ここでは受付順に診察をするのではなく、診療の緊急性の有無に応じて診察をすることになります。

そのため、トリアージを行って患者の容態を見極めて治療の優先度を判断する力が求められます。

救命救急センターと同様に、重症の救急患者を受け入れますが、救急患者に対して初期診療を提供し、処置しきれない重症な患者は救命救急センターへ搬送します。

まず、救急外来で経験を積んでから救命救急センターへ転職するという選択もあります。

救急へ転職する前に経験しておくと良い診療科

救急は専門がないことからさまざまな患者がやってくるため、全ての医療の知識を広く浅くもっておく必要があります。

その中でも、循環器内科や脳神経外科の患者が多いため、専門の診療科での経験が役に立つといえます。

心筋梗塞や狭心症、脳梗塞などの搬送は一刻も早い処置が必要となり、それらの処置に慣れていたり経験が豊富であったりすると即戦力として活躍することができます。

脳神経外科ではさまざまな神経兆候の観察や勉強をすることができ、循環器でも心電図の読み取りを訓練することができます。

そして、外科での経験は、緊急処置やオペ室以外での簡易オペ時の清潔操作に活かせるでしょう。

またICUは、救急科や脳神経外科、循環器内科、消化器外科、心臓血管外科などあらゆる診療科の患者が入院しているため、救急で働くときに有利になります。

緊急搬送された患者の持参薬があった場合は、より多くの薬の知識をもっていることも重要になってきます。

救命救急センターで働くために必要なスキルと資格

救急看護師として働くためのスキル

技術面では心肺蘇生術であるBLS(一次救命処置)やACLS(二次救命処置)、頭部外傷であれば意識レベルの確認や止血、包帯法、骨折時の応急処置があります。

また、救急カートや心電図を使いこなせるのはもちろんのこと、蘇生の解除技術は必須となります。

救急対応ではまず「気道が確保できているか」「呼吸に異常はないか」を脈や顔色、意識レベルを確認して即時に評価を出します。

次に応援要請をしますが、ポイントとしては自分の名前、部署、場所、状況、何が必要なのかを伝えます。こういった対応もすぐにできるようにします。

適切な判断とアセスメントが瞬時にできることが求められます。先を見据えた処置を行い、慌てず落ち着いてドクターの指示を適切に行えるスキルが必要です。

スキルの習得は、基本的には本人の努力次第です。激務の中でも継続して学ぶ姿勢が大切です。

日々の忙しい業務をこなしながら学びも行っていくには、やはり体力が欠かせません。24時間体制になる場合もあるため、自身の体調をしっかり管理する能力と、どんなときでも臨戦態勢になれる体力が求められます。

救命救急センターで働くための資格

救命救急センターで働く際に有利になる資格として、救急看護の認定看護師や日本救急医学会が実施している「ICLSインストラクター」があります。

ICLSとは「Immediate Cardiac Life Support」の略で、突然の心肺停止に対する最初の10分間の対応と適切なチーム蘇生を習得することを目標としたコースがあります。その一定の基準に満たしたコースに対して「コース認定」が行われています。

トリアージや救命技術のスキルに関しては、日本救急看護学会が実施している「トリアージナース育成研修会」や「外傷初期看護セミナー(JNTEC)」などに参加し、技術を習得するのがおすすめです。

救命救急センター・救急外来の看護師求人の探し方

救急医療の現場で働くために

救命救急センターや救急外来で働く看護師にふさわしい資質としては、とにかく勉強熱心であること、目の前のことに真摯に取り組めることがあります。

叱責を受けたり注意されたりしながら、一つひとつの仕事を自分のものにしていく辛抱強さが必要となります。

救命救急センターや救急外来には、ひっきりなしに重症患者がやってきます。看護師の体調に構っている暇はありません。

看護師業務は基本的に激務といわれますが、救急医療の現場ではさらに体力が勝負となります。

体調管理が万全にでき、どれほど忙しくてもそれに負けない体力が求められる職場です。

救急看護師としてステップアップできる職場を選ぶ

救急医療の現場では、日本中で均一な医療処置が行われるよう勉強会などの制度が整備されています。

救急の看護師として働きたいのであれば、新人教育に加えて資格取得支援研修制度の有無もあわせて確認しましょう。

看護師のステップアップに力を入れている病院であれば、全体の水準も高いと考えられます。

求人情報の待遇や条件をチェックするのはもちろん大切ですが、一次、二次、三次救急のいずれであっても自分が救急医療の看護師として成長していける土台がつくられるような職場を選ぶべきでしょう。

応募前に確認しておきたい条件を調べるときには、看護師転職支援サイトの利用をおすすめします。

好条件の病院を紹介してくれることに加え、その職場で行われている救急治療の詳細まで調べてもらえます。

自身のスキルや資質に合った応募先を選ぶためにしっかりと情報収集を行い、救急看護師としてステップアップにつながる転職を目指しましょう。

※ランキング評価の詳細は看護師転職サイトおすすめランキングの記事で紹介しています。

※ページ内の求人数は職種別に集計しています。