臨床経験なしの看護師でも就職できる?実務未経験の求人選びの注意点
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「免許は持っているけど、まだ看護師として働いたことはなくて…」
「臨床経験はないけど、看護師としてまた働けるの…?」
「看護師の免許は取得しているのだけど、今まで他の仕事をしてきてしまった…。」
「そもそも看護師未経験でも採用される求人はある?」
看護師の求人はたくさんありますが、臨床経験がない場合はどうやって求人を探したらいいか、不安になってしまいますよね。
そもそも看護師未経験でも採用される求人はあるのでしょうか?今回は、そんな臨床経験なしの看護師の就職・再就職状況についてご紹介します!
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この記事に書いてあること
未経験看護師の就職事情!需要はあるの?
「未経験の看護師」とは、看護師の資格を取得したものの実務経験のない看護師を指します。
毎年5万人近くの人々が看護師国家試験に合格していますが、全員が看護師として働くわけではありません。
結婚や出産、病気、家族の介護など何らかの事情で働けなかったり、看護とは異なる仕事に就く方もいます。
看護の仕事は需要が高く、給与面もほかの職種よりも高い傾向にあるため、資格取得から数年経って「やはり看護師として働きたい」と考える看護師が大勢います。実は、こうした未経験の看護師さんたちも、その需要は高いのです。
潜在看護師は需要アリ?有効求人倍率2.8倍の看護師求人
現代の日本において、看護職員(保健師・助産師・看護師・准看護師)の数は約157万人以上と言われています。
そして団塊の世代が後期高齢者となる2025年には、看護職員は196~206万人が必要とされています。
しかし、このままでは2023年には3万人~13万人もの看護職員が不足すると予測されています。
このような状況を踏まえ、現在働いていない「潜在看護師」が活躍できるよう厚生労働省では復職支援や離職防止・定着促進に取り組んでいます。
日本看護協会が調査したところによると、2014年現在、看護師の求人倍率は2.8倍と、日本全体の有効求人倍率の1.09倍に比べてかなり高い数値となっています。
この数字に表れているように、全国的に看護師はまだまだ不足しているのが実態になるのです。そのため、たとえ臨床未経験であったとしても、応募できる求人はたくさんあります。
看護師の免許を取得後、妊娠・出産、親の介護、進学などの理由から、看護師して働く機会がなかった方は、意外と多いのです。
このように、看護師の資格を持っているにも関わらず、看護職から離れている方を対象とし、今は「潜在看護師の掘り起こし」が進んでおり、今後さらに臨床未経験の方であっても、働ける求人は増えていくことが考えられます。(参考:厚生労働省 看護職員確保対策)
未経験看護師でも、求人が高いことはわかってもらえたと思います。「でも、じゃあ、どうすればいいの?」と次の疑問が湧いてくるはずです。
手っ取り早いのは転職サイトの転職コンサルタントに話を聞くことだと思うのですが、まずはその前に、どんなことに注意すべきか?どんな知識を入れるべきか?などについて、あらかじめ頭に入れておきましょう。
臨床未経験で求人を選ぶ際の注意点
臨床未経験の方が求人を選ぶ際には、ぜひチェックしたい3つのポイントがあります。それは、「未経験歓迎の募集か?」「プリセプター制度があるか?」「クリニカルラダーがあるか?」の3つです。
求人は「未経験歓迎」の募集か?
たくさんある看護師の募集求人の中で、まずチェックしていただきたいのが「未経験歓迎かどうか」です。
臨床未経験者の場合は、臨床経験のある看護師さんとは違い、看護師になるための教育を受けてから時間が経過しています。
医療事故を起こさないためにも、1からしっかりと指導を受け、仕事を覚えていく必要があります。
求人に「未経験歓迎」と記載してある病院のほとんどは、規模が大きなことが多く、教育に力を入れています。そのため、就職するにあたっては事前に指導者を用意してもらえたり、業務以外の勉強会を開いてもらえたりなど、看護師としての知識をより高めることができます。
よって「未経験歓迎かどうか」は、求人を探す上で不安を取り除く大事なチェックポイントになります。
プリセプター制度はあるか?
プリセプター制度とは、「プリセプティ(新卒や臨床未経験の看護師)」に対し、「プリセプター(先輩看護師)」がついて、マンツーマンで指導を行う教育制度です。
プリセプター制度が導入されている職場に就職できると、基本的にプリセプティ一に対し、プリセプターがマンツーマンで指導を行なってくれるため、自分の理解度や知識の習得度に応じた指導を受けることができます。
しかし注意したいのは、プリセプター制度が導入されているかどうかは、求人票には記載されていないということです。
同制度の有無を確認するには、転職サイトなどを利用し、「職場にプリセプター制度が導入されているかどうか」を確認することをおすすめします。
また、プリセプター制度が導入されていても機能していないところもあるので担当コンサルタントに直接確認しましょう。
クリニカルラダーはあるか?
クリニカルラダーとは、病院ごとに設けられた「看護実践能力開発プログラム」のことです。
臨床未経験の場合は、新人と同じ段階に設定されることが多いことは、想像がつくはずです。そして、この制度があることで、たとえどの部署に配属されても、看護師として病院が定める最低限の知識と経験が身につくよう指導を受けることができるのです。
スムーズに仕事の知識を経験を得たいと考えている人にとっては、この制度が導入されている職場はおすすめです。
クリニカルラダーは2014年頃より日本看護協会が特に力を入れている制度ですが、なかにはまだ採用を見送っている病院もあります。
クリニカルラダーが導入されているかどうかについても、求人票では確認できないため、同制度を利用して、少しでも不利な状況を良くしたいと考えているなら、転職サイトなどを利用して、導入の有無を確認したいところです。
看護師の再就職には年齢も関係する?
たとえ前述の3つの条件が揃ったとしても、未経験看護師の人で、30~40代の方は「本当に働けるんだろうか」という不安を抱えている人は少なくないはずです。年齢が30代、あるいは40代以上である場合は、さらに就職先が絞られることがあるようです。
しかし、各年代での現状を知れば、動きはずっと取りやすくなり、効率的な就職活動ができるようになるはずです。それぞれの年齢と就職先の関係について解説しましょう。
30代の臨床未経験看護師の実状?
30代の臨床未経験看護師の場合、20代よりも再就職の難易度は上がることが想定されます。
難易度が上がる理由としては、看護師の資格を取得してから時間が経過しているために、職場から敬遠されてしまう可能性があるからです。
また未経験、経験ありに関係なく、入職にあたっては一定の年齢制限を設けている病院もあるからです。
なかには、就職試験を受けるために書類を出したら、年齢を理由に書類選考の時点ではじかれてしまった、というケースもあります。
よって、30代の臨床未経験看護師が職場を探す場合には、「未経験可」という条件の他に、「年齢制限」についても、事前に確認しておきましょう。
40代以上の臨床未経験看護師の実状?
40代以上で臨床未経験の場合は、年齢制限を設けている病院や、「資格取得から時間が経ちすぎているので、指導が難しい」と判断されてしまうことも多く、30代以下に比べると、再就職の難易度はさらに上がります。
一方で、この年代で新たなことに挑戦しているという点において批判的にとるのではなく「今後長く病院で活躍してくれそうだ」と肯定的に捉え、積極的に採用する病院もあります。
しかし、数ある看護師求人のうち、自力でそうした病院を探すことは難しいです。そのため、自分自身の状況や希望により合った職場を探すためには、転職サイトを活用し、転職コンサルタントにアドバイスを受けながら病院を探すという方法をおすすめします。
30代・40代の未経験看護師向けの求人数は?
看護師は高い求人倍率を誇りますが、医療機関、特に公務員扱いとなるような公立病院などは、年齢制限を設けているところもあります。そのため30代・40代の求人数は20代よりも少なくなります。
「年齢制限のある病院にどうしても就職したい」という場合は、直接問い合わせるか、看護師専門の転職サイトの転職コンサルタントに相談して、自信を売り込んでもらうというチカラ技もあります。
30代・40代の未経験者が働くときの注意点とは
30~40代の未経験看護師が就職する際、ひとつだけ心得ておきたいことがあります。
それは、職に就くことができた後でも、看護師の仕事で重視されるのは、年齢ではなく経験だということです。
未経験で就職した場合、最低でも1年間は先輩の指導のもと働きます。指導役の先輩が20代であることも多く、年下に仕事を教えてもらう場面もあります。
年齢のことは、いろいろ場面で気になるでしょうが、「あくまで自分は教えてもらう側」ということを意識し、言葉遣いや態度には気を付ける必要があります。
看護師未経験が働きやすい診療科や施設がある?
実務経験なしの場合、職場選びがカギを握ります。
当たり前の話ですが、看護師の職場には十分な知識や技術、経験が求められます。しかし、そんな中、未経験者でも比較的働きやすい職場は存在します。
ここでは未経験者におすすめの働きやすい職場を紹介しましょう。
焦らず働けるリハビリテーション科
臨床未経験者におすすめできる病院の診療科目は、リハビリテーション科です。病気やケガで体の機能が低下した患者をサポートするのが日々の業務です。
リハビリテーション科のメリットは、焦らずに働けることです。リハビリはスピードではなく、患者一人ひとりとじっくり向き合いながら仕事を進めていく「根気強さ」が求められます。
患者を励ましたり、失敗をフォローしたりするうちに「人の役に立つ」という看護師の本質や、日々の充実感を得られる科目でもあります。
緊急を要する場面が少ない介護施設
緊急を要する場面が少ない介護施設も、臨床経験なしの看護師におすすめの職場です。利用者である障がい者や高齢者の多くは症状自体は安定しており、特別な施術はほとんど必要ありません。
入居者の「健康管理」をおもな業務とする介護施設であれば、基礎的な看護技術があれば十分です。
利用者と積極的にコミュニケーションを取り、些細な変化も見逃さない意識を持つことは必要となりますが、頻繁な救急対応は少ないのが普通です。
介護施設の仕事は、利用者の人生を明るく楽しいものにする仕事ともいえます。人々の役に立っているという実感は、看護師としての喜びにもつながるはずです。
アルバイト・パートとして働く
スキルに自信のない未経験者は、正職員ではなく、アルバイトの看護師として働く方法もあります。
アルバイトは業務時間が決まっていたり責任の範囲も限られているため、仕事と家庭を両立させたい方にもおすすめです。
看護師のアルバイトの時給は1,300円ほどが相場です。ただし、地域や施設によっても異なります。
なかには時給2,000円を超える求人もありますが、あまりに高額な給与を提示しているところは注意が必要です。専門的な知識や技術を求められる場合があります。
未経験看護師でも、必要とする職場は多く、ポイントを踏まえて職場探しをすれば、チャンスは沢山あります。また、未経験者でも働きやすい施設、リハビリテーション科、介護施設も存在します。
でも、実際の職場の情報は、どうやったら得られるのでしょうか?その最も簡単な答えが、「ネット検索」と「転職サイト」への相談になります。
未経験看護師におすすめの転職サイト
未経験者が看護師としてはじめての職場を探す際は、未経験でも働ける職場かどうか、未経験者向けの研修が充実しているかどうかを確認したいところです。
なかには研修制度があるとうたっておきながら機能していない病院も存在します。
就職活動の際には病院や施設の実情を把握することが大切です。病院の内情を把握するためには、看護師専門の転職サイトを活用するのがおすすめです。
経験豊富なコンサルタントが病院の教育制度や、勤務する職員の様子をできる限り教えてくれます。
未経験であっても、自分に合った形でしっかり経験を積めば一人前の看護師になれるチャンスはあります。いいスタートを切るためにも、まずは看護師専門の転職サイトに相談してみましょう。
- 看護師の有効求人倍率は約2.4倍で、多くの病院が看護師を求めている。たとえ未経験看護師であっても消して需要は低くない。
- 病未経験看護師が病院選びをする際のポイントは、「プリセプター制度」と「クリニカルラダー」等のフォロー制度がしっかり整っているかどうかを確認することです。
- 臨床に自信がなければ、リハビリテーション科か介護施設で働くのがおすすめです。
- 未経験歓迎の職場を探すのに一番頼りになるのは、転職サイトの転職コンサルタントに相談でしょう。きっと自分に合った職場を見つけるのに、大きな力となってくれるはずです。
※ランキング評価の詳細は看護師転職サイトおすすめランキングの記事で紹介しています。
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