[ 記事作成日時 : 2017年4月19日 ]
[ 最終更新日 : 2020年2月6日 ]

自衛隊看護師の中途採用の倍率は?給料・年収や募集求人、年齢制限を解説

自衛隊看護師

「自衛隊看護師って中途でもなれるの?資格は必要なの?」

自衛隊看護師の求人に興味を持っている方でも、このような疑問を抱いている方は多いのではないでしょうか。

この記事では、看護師との違いや、自衛隊看護師の仕事内容、給料や待遇を解説します。

それに加えて、自衛隊看護師になるメリットや、転職方法なども記載しているので、自衛隊看護師に興味のある方は参考にしてみてください。

自衛隊看護師の仕事内容は?

自衛隊看護師とは?

自衛隊病院で働く看護師は特別職国家公務員に分類されます。

病院やクリニックで業務を行う一般の看護師と違って、自衛隊看護師は主に衛生要因として配置され、自衛隊の一員として看護業務を行います。

自衛隊の中央病院や自衛隊病院の他に、陸上自衛隊では各部隊で看護業務をし、自衛官としての教育も受けることになります。

自衛隊管轄の病院で看護業務を行いますが、災害や有事の際には看護要員として出動する可能性があり、医療技術や知識を活かして自衛隊の活動を助ける役割を担います。

自衛隊で組まれる隊に所属して前線で看護をするので、一般の看護師以上に体力や忍耐力が必要になります。

自衛隊看護師は海外派遣に行くの?

衛生班として、海外を含む現場で救命活動のサポートを行います。

海外で大きな災害が起きた場合は自衛隊看護師も出動し、自衛隊員の怪我や被災者のケアをします。海外派遣の時にも自衛隊看護師のサポートは必要となり、海外でも欠かせない存在となるのです。

自衛隊看護師の衛生科ってなに?

自衛隊には衛生科という職種があり、その中に自衛隊看護師も含まれています。自衛隊の衛生科は医官(医師・軍医)や看護官(看護師・准看護師)、薬剤官(薬剤師)などから編成されています。

衛生科の任務は衛生科部隊や駐屯地医務室、自衛隊病院に配属されます。自衛隊看護師に就く場合は、自衛隊の衛生科に所属することを覚えておきましょう。

中途採用でも自衛隊看護師になれる?

自衛隊看護師になるには

自衛隊看護師の年齢制限は?

自衛隊職員になるための年齢の条件として、看護師免許がある人は36歳未満が対象です。

看護師免許がない場合は、一般では18歳以上27歳未満が募集条件になります。防衛医大看護学科学生(自衛官コース)を目指す場合は、21歳未満が対象となります。

もし、自衛隊を目指すなら若い年齢のうちに決断しなければ職員になることはできません。

また、資格をもっていても自衛官になれるのは医師免許をもっている場合のみなので、自衛隊看護師になりたい場合は早めの決断が必要になるでしょう。

自衛隊看護師の身体検査は何を検査されるの?

検査項目 男性 女性
身長 155cm以上 150cm以上
肺活量 3,000cc以上 2,400cc以上
視力 裸眼0.6以上 裸眼0.6以上

※裸眼視力が0.1以上0.6未満の場合は矯正視力(眼鏡などの着用)で0.8以上ある者が合格条件となります。裸眼視力が0.1未満の場合は屈折度測定によって判断されます。

自衛隊看護師になるために必要な資格は?

自衛隊職員になるために必要な資格は特にありません。看護師免許をもっていなくても自衛隊職員になってから看護師免許を取ることができるからです。

ただし看護師免許をもっている場合は、年齢制限が緩くなるなど条件が変わるため、先に取得しておくと自衛隊看護師への道が近くなるかもしれません。

中途採用でも自衛隊看護師になれるの?

中途採用も上記の年齢制限を満たして入れば受けることができます。また、自衛隊病院の看護師になるためには自衛隊に所属して看護師や准看護師になるのが条件なため、特殊な経歴なども必要ありません

もし看護師経験があれば、自衛隊職員に合格して隊内の教育機関で研修を受けた後に、資格がない人と比べて即戦力としてみてもらえる可能性はあります。

しかし、必ず経験をしておいたほうがいい経歴はないので看護師としての経歴がなくても安心して応募できます。

自衛隊看護師の求人の探し方は?

全国16ヶ所にある自衛隊病院
  • 自衛隊中央病院(東京都)
  • 自衛隊札幌病院(北海道)
  • 自衛隊仙台病院(宮城県)
  • 自衛隊大湊病院(青森県)
  • 自衛隊三沢病院(青森県)
  • 自衛隊横須賀病院(神奈川県)
  • 自衛隊富士病院(静岡県)
  • 自衛隊岐阜病院(岐阜県)
  • 自衛隊阪神病院(兵庫県)
  • 自衛隊舞鶴病院(京都府)
  • 自衛隊呉病院(広島県)
  • 自衛隊福岡病院(福岡県)
  • 自衛隊別府病院(大分県)
  • 自衛隊熊本病院(熊本県)
  • 自衛隊佐世保病院(長崎県)
  • 自衛隊那覇病院(沖縄県)

防衛省は現在全国に16ヶ所ある自衛隊病院を今後10ヶ所に集約する方針を立てています。

散らばっている16ヶ所の自衛隊病院を整理・統合し、資源の「集中」を図ることで、連携と機能強化を目指していくようです。

自衛隊看護師の求人募集はよくある?

自衛隊看護師は求人募集を行う時期が決まっており、毎年9月に行われます。

そして、その年の11月に試験が行われ、翌年の1月に合格発表があります。自衛隊看護師を望む人は、募集受付の時期には気をつけてチェックするようにしましょう。

自衛隊看護師になりたいけど...

前述のとおり自衛隊看護師になるのはとても大変です。自衛隊看護師になりたくても条件のクリアができなかったり、試験をうけても不採用になってしまったりする場合もあると思います。

その場合は、日赤病院や労働者健康福祉機構(労災病院)など類似した待遇の病院を選んではいかがでしょうか。また、独立行政法人国立病院機構に所属している病院に務めると国家公務員になります。

「どうしても自衛隊看護師になりたい!」と考えている人以外は他の道を考えてみるのも選択肢のひとつではないでしょうか。

また、情報収集のためにも看護師専門の求人サイトに登録しておくと求人に関する様々な情報を得ることができます。

高給与・高待遇!自衛隊看護師の3つのメリット

看護師の平均年収を大きく超える

自衛隊看護師の給与は階級や勤続年数などにより変わってきます。

階級による給料の差
  • 一等陸曹:22万1300円
  • 二等陸曹:21万2700円
  • 陸曹長:22万8100円

給与の月額は約20万~35万円ほどで、そこに手当がついた分が給料として支払われます。この他に年2回のボーナスや昇給制度などがつくので、年棒は月給を12ヶ月でかけた数字よりは高くなります。

初めのうちは300万~350万円程度ですが、全体の相場では500万~550万円です。一般の看護師の年収相場が400万円程度ですので給与面は高い部類に入るでしょう。

国家公務員として安定した生活を送れる

国立病院に勤務している看護師は国家公務員で、都道府県立病院に勤務している看護師は地方公務員扱いになります。

自衛隊は特別職国家公務員です。自衛隊に所属している看護師も、自衛隊の肩書があるので特別職国家公務員に値します。

クリニックに勤務している方や病院勤務をしている看護師に比べ、公務員に値する自衛隊看護師は安定した職種といえるでしょう。公務員なので、福利厚生などの待遇が恵まれているのも自衛隊看護師のメリットといえるでしょう。

高待遇で補償も手厚い

自衛隊看護師は自衛隊員と同等の待遇を受けることができます。自衛隊の営舎内で暮らす自衛官は、宿舎を無料で借りられる他にも光熱費や食事代などを支給・貸与してもらえます。

そのため、日々の生活費にお金がかからないのもひとつの待遇になります。

また、宿舎に入らない場合は光熱費や宿泊費が自分負担になる代わりに、営外居住手当が給与に加算されて支給されます。

保険も手厚くかけられ、生命保険の他にも家族団体傷害保険などに入ることができます。年金制度も退職共済年金の他に、若年定年退職者給付金や傷害共済年金があるので退職後の補償も一般看護師よりも手厚くなります。

福利厚生として防衛省共済組合施設や提携している施設を割安で利用できたり、週休2日制で休みも保証されていたりなど、特別国家公務員特有の待遇の良さがあります。

自衛隊看護師のデメリット

一般の看護師と比べて転勤が多い

自衛隊看護師は転勤が多い職業です。自衛隊病院が全国にあり、その全ての病院が勤務地の対象になります。

また、自分の部隊が異動になったときも転勤をすることになります。あくまで環境によりますが、一般の看護師よりも転勤回数が多くなるでしょう。

訓練が厳しい

「自衛隊看護師は看護を主とするので他の自衛官に比べれば訓練も厳しくはないのでは…?」と考えている人もいるのではないでしょうか。実は、自衛隊看護師も厳しい訓練を受けているのです。

災害の現場では、道路の封鎖などで必ずしも自動車やバイクが使えるとは限りません。そのような場合も想定して約30kgの荷物を背負って20kmを歩く歩行訓練や、ほふく前進、射撃訓練を行います。

厳しい訓練を乗り越えた人が、自衛隊看護師として活躍できるようになるのです。

厳しい訓練がある自衛隊看護師になるのは簡単ではありません。競争倍率も高く、自衛隊看護師に就くには難易度が高い職種といって良いでしょう。また、自衛隊看護師として就業し始めてからも体力や厳しさについていけない人もいます。

自衛隊看護師として勤めていくのは根気や強い精神も必要になることを覚えておきましょう。

3月は内定辞退や急な退職で追加募集が増える時期

4月入職予定者の内定辞退や家族の転勤や進学による引っ越し、転職を決めかねていたスタッフの退職の申し出などが多くなります。その為、予定人員が確保できなくなり急遽、追加募集をする医療機関が増える時期です。

また、3月末退職予定者が有給消化のため出勤しなくなり、実働スタッフ数が減るため3月中に入職できる看護師を探す職場も出てきます。「3月からでは、もう4月入職に間に合わない」「いい求人はもう残っていない」と考えるのは早計です。

まだまだ、新しい求人が看護師の転職サイトで非公開求人として紹介されます。転職サイトによって扱う求人情報が異なりますし情報が入る時期も違います。条件がいい求人を探している方は、複数の看護師転職サイトに登録して非公開求人情報が手に入りやすい状態にしておくといいですね。今すぐ登録しておけば、まだ4月入職にも十分間に合います。