[ 記事作成日時 : 2016年8月15日 ]
[ 最終更新日 : 2020年5月8日 ]

看護師の転職時期は4月がベスト!いつから始めるかタイミングが重要

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看護師の転職に、時期って関係あるの?

どの時期が看護師の求人を探すのにベストなの?

看護師の求人は常にネット上にたくさん出ていますが、よりよい職場に巡り合うためには、求人を探す時期は意外なほど重要なポイントとなります。

この記事では、あなたにふさわしい転職時期をわかりやすく解説します。

      
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※ランキング評価の詳細は看護師転職サイトおすすめランキングの記事で紹介しています。

※当サイトは口コミの一部を掲載しています。

看護師の転職タイミングは何月がベスト?

看護師の転職に最適な時期

看護師が転職するベストタイミングは、4月と10月の年2回と言われています。

なぜでしょう?キーワードは「なじみやすい」です。詳細の理由は次の通りです。

4月

どんな状況の看護師さんにもオススメですが、なかでも経験が浅い看護師が転職するのに向いている時期。4月は新入職者、中途採用者対象の研修を実施する職場が多いため、スムーズに職場になじめるでしょう。同期もいるため、心強さもあります。

10月

4月同様、職場内の異動がある時期。4月に入職した看護師も仕事に慣れ、職場側の受け入れ体制も整っていることが多いでしょう。中途入職者も職場になじみやすい時期です。

看護師の各月の転職状況をチェックしよう!

次は、看護師の転職状況を月別に見ていくことにしましょう。

転職に向いている時期は、「中途入職者をフォローする体制が整っているかどうか」を考えてみればわかります。

また、転職活動を始めるのにふさわしい時期は、求人数の多さに左右されます。では、詳しく見ていきましょう。

1月

12月にボーナスをもらい、年末年始もしっかり休めることからオススメなのが1月です。新年会を行う職場も多いため、周囲に溶け込みやすいというメリットもあります。

退職時も「年内いっぱいで」と区切りをつけやすく、年明けから新たな気持ちで仕事を始められるでしょう。4月入職に向けての求人も出回り始める頃なので、求人の情報収集にも最適な時期です。

2月

2月は冬休み取得がひと段落し、3月いっぱいで退職する方もまだ働いている時期です。看護師の人数も足りていることが多く、比較的中途入職者のフォローをしてもらいやすい時期でしょう。

3月は人手不足でフォロー体制が整っていない時期、4月は新人向けの時期、ということを考えると、2月はある程度の経験を積んでいる看護師にとっては比較的、新しい職場で働きはじめやすい時期でしょう。

3月

3月いっぱいで退職する看護師が有休消化に入る月です。そのため、どの職場でも人数不足が予想されます。そのため中途入職者のフォローまで手が回らないことが多く、職場になじむためには相応の努力が求められるでしょう。

一方で、4月入職の方よりも一足先に働くことにより、4月から夜勤に入れるようになるのはメリットです。「新年度からバリバリ働きたい!」という方には向いています。なお、転職活動を開始する時期としては、3月はあまりオススメできません。4月の入職を控え、求人数が一番少ない時期だからです。

4月

新卒の看護師が入職する4月は、中途採用者も一緒に研修を受けられるため、転職する時期としてはベストシーズンです。一方で、経験豊富な看護師が新卒向けの研修を受けなくてはならないこともあるため、「すぐにバリバリ働きたい」と考えている方にはおすすめできません。

転職活動を始める時期としても、4月は不向きです。4月に求人を出しているということは、新卒が入ってもなお看護師が不足していることを意味します。よい求人に巡り合える確率は低いでしょう。

5月

5月は、4月入職の新人や中途採用者の研修が続いている時期です。職場側としては5月入職者を対象とした研修を用意するのが難しく、受け入れ体制が整っている可能性は低いことから、おすすめできない時期です。また、5月はじめにはゴールデンウイークもあるため、職場に溶け込むのに時間がかかってしまう時期だといえます。

一方で、公立病院への転職を検討している場合は、この時期から来年度の採用試験に向けた説明会などが始まります。随時採用情報をチェックし、情報を集めるとチャンスが広がります。

6月

6月はほとんどの職場でボーナスが支給される時期です。この時期に転職すると、前職でボーナスをもらえないため注意が必要です。6月は4月入職者が仕事に慣れ始める頃なので、5月と比べて受け入れ態勢が整っているというメリットがあります。

市立・県立を狙うなら、注意を向ける必要があります。ボーナスをもらって辞める看護師の補充のため、求人数が増えるのもこの時期なので、転職活動を始めるにはよい時期でしょう。

7月

夏のボーナスをもらったあとに転職する方が多いのが7月です。7月は多くの職場で夏休みの取得が始まり、看護師の人数が減ることが予想されます。7月に転職すると、夏休みの取得が認められないこともあるため、転職先には夏休みの有無を確認しておきましょう。

転職活動を始める時期としては、7月はおすすめのタイミングです。なぜなら中途入職にちょうどいい10月向けて、求人数が増えてくる頃だからです。

8月

夏休みを取得する職員が増える8月。特にお盆期間は、最低限のスタッフで職場を回す必要があります。8月に入職すると十分な指導を受けられないまま働くことになり、仕事に慣れるためにはかなりの努力が求められるはずです。

また、7月と同様、8月に入職すると夏休みが取得できないこともあります。事前に確認したうえで、入職時期を検討しましょう。多くの職場はお盆休みなどで職場見学や面接の日程調整が難しいため、転職活動するにはあまり向いていない時期です。まずは転職サイトに登録し、情報収集を行なうとよいでしょう。

9月

9月は7月~8月よりも夏休みを取る方が少ないため、職員数が比較的揃いやすく、中間フォローも受けやすい時期です。また、10月の異動シーズン前に転職することで、前職でたっぷり夏休みを取得しつつ、入職後はより手厚いフォローを受けられるといったメリットもあります。

この時期から10月退職者を見越した求人が増えてくるため、転職活動を始める時期としてもおすすめです。

10月

10月は異動シーズンです。この時期に入職すると異動する方と同期になるため、職場にもなじみやすいでしょう。また、4月入職の職員が職場に慣れる頃でもあるため、受け入れ態勢も比較的整っています。先輩からのフォローも受けやすい時期です。

10月は転職活動を始める時期としても適しています。10月は年明けや新年度に向けて、求人数が増えるためです。1月、あるいは4月入職に向けても時間がたっぷりあるため、転職活動見つけた求人がよい求人か見定めることもできるでしょう。

11月

11月は10月に異動した職員や、転職してきた職員のフォローを行なっている時期です。11月に入職しても、手厚いフォローは期待できないでしょう。転職活動を始める時期としては、求人数も多いためおすすめです。転職サイトを活用することで、さらに多くの情報を集められるでしょう。

12月

年末年始に向けて忙しくなる12月は、転職しても十分フォローしてもらえないことが予想されます。また、ボーナス支給月である12月に転職すると、前職でのボーナスが支給されません。年末年始に休みたくても「入職してすぐに休むなんて…」とマイナスイメージを抱かれる可能性もあります。

転職活動を開始する時期としても、12月はあまりおすすめできません。年末年始の連休に向けて各職場や転職サイトが休みに入ることも多く、十分な情報を集められないからです。

転職活動は何か月前から始めればいい?

転職活動の開始時期

そもそも転職活動は、転職したい時期の何ヵ月前から始めればよいのでしょうか?

まずは今の職場の就業規則を確認し、退職を希望する時期の何ヵ月前に退職を申請しなければならないのか確認しましょう。

多くの職場では看護師が不足しているため、退職を申し出てもすぐに受理してくれないことがほとんどです。

だからこそ手順にのっとって申請しておくと、退職を拒否されたとしても「就業規則にのっとって申請しました」と権利を主張することができます。

また、退職する際は部長と面談するケースがほとんどでしょう。師長へ退職を申し出ると同時に、部長面談をセッティングしてもらうよう依頼しましょう。

師長にセッティングしてもらえない場合には、直接部長へ申し出ることも検討できます。

看護師の転職時期は、何年目が適切?

看護師の転職は何年目

ベストな転職のタイミングは、経験年数によっても変わることを知っていますか?どのような違いがあるのか新人看護師、経験3年目、5年目、10年目の場合を見ていきましょう。

新人看護師の転職

「仕事の疲れから、体調を崩してしまった」

「私がやりたい看護は、今の職場で学べない」

新人だからこそ、仕事を辞めるべきか悩むことが多くあるのかもしれません。しかし新人看護師の転職には、デメリットが多くついてまわります。

「看護師は最低3年は同じ職場で働かないと一人前になれない」と言われているため、新人で転職すると「この子は忍耐力がないな」とレッテルを貼られがちです。

一方で、新人看護師は特定の職場の看護に染まっていないため、転職することで幅広い看護を吸収できるというメリットもあります。

在職期間1年~2年ほどで転職する場合は、4月に転職するのがおすすめです。4月であれば、新卒看護師と一緒に研修を受けることができるからです。

個々の事情にもよりますが、最低1年は1つ目の職場でがんばることで、転職先に「忍耐力のある看護師」と良い印象を与えることができるでしょう。

看護師経験3年目での転職

経験3年目の看護師が転職する場合は、新人教育に携わる機会が減りというデメリットがあります。

看護師にとって新人教育に携わるのは大きな成長機会ですが、3年目で転職すると新人教育に携われる機会が減ってしまうため、「教える」ことでの成長のチャンスは失われてしまうかもしれません。

このデメリットを理解したうえで、慎重に転職を検討しましょう。一方で、看護師としては2年以上の経験を積んでいるため、基本的な知識は身につけています。

「本当に自分のやりたい看護」が見えてくる時期でもあるため、将来を見据えたうえでの転職であれば、理想の働き方を実現できる可能性もあります。

看護師経験5年目での転職

看護師5年目は、もっとも転職に向いている時期だといえます。

新人教育や委員会などひとつの職場でさまざまな立場からの経験をしたうえで、「自分はどんな看護師になりたいか」という将来像を見据えながら、転職を検討できるからです。

また、長年経験を積んでいる看護師よりも、経験5年目の看護師は環境の変化にも耐性を持って柔軟に対応できます。

転職してもすぐに新しい環境に慣れ、即戦力として活躍できるのは大きなメリットです。

デメリットとしては、看護師として一番成長できる時期だからこそ、新しい環境に飛び込むことでその後の看護師人生が大きく変わってしまう点です。

大切な時期だからこそ、転職先は慎重に選ぶ必要があります。

看護師経験10年目での転職

看護師も10年目ともなると、ベテランの域となってきます。今までの経験が固定観念となり「職場での常識=看護師の常識」と捉えやすく、新しい職場に慣れるまで時間がかかるというデメリットがあります。

また、10年目の看護師は結婚や出産など、ライフステージに大きな変化が起こりやすい時期でもあります。

結婚後や子育て中にどのような働き方をしたいのか、折り合いをつける必要があります。理想にかなう職場を探すことも大切ですが、それ相応の努力も求められるでしょう。

一方で、今まで経験できなかったことを学べるチャンスが得られるというメリットもあります。より幅広い知識と経験を積めるでしょう。

看護師転職の体験談紹介!

人間関係が原因で入職して1年3ヵ月で転職しました

  • 三次救急病院の小児科病棟へ新卒で配属
  • 1年3ヵ月勤務し、退職
  • 転職した当時の年齢:23歳
  • 転職先:二次救急病院の外科病棟

新人として入職し、プリセプターとの人間関係に悩んでいました。

夜勤の仮眠時間も新人は勉強するのが当然など、今考えるとパワーハラスメントとしか思えないような言動が多々ありました。

その時に師長など上司と相談することができればよかったのですが、その考えが当時はなぜか浮かばなかったです。

そのため、辞めると思った次の日には師長に面談を申し込み、気がつけば来月で退職したいと伝えていました。

退職後は、二次救急病院の外科病棟に転職しました。

転職前の小児科では採決や点滴は医師が行うため、転職時点では基本的な看護技術が身についていませんでしたが、転職後の職場では、まだ若かったこともあり、落ち着いた部署へ異動させてもらうなどサポートしてもらうことができました。

夜勤の一人体制がつらくて3年で転職しました

  • 介護施設に新卒で入職
  • 3年間勤務し、退職
  • 転職した当時の年齢:25歳
  • 転職先:美容外科クリニック

入職時の想像とは異なり、夜勤のお仕事は思った以上に大変でした。

特に、一人体制の時は本当に体力がもちませんでした。

休みが少なく、疲れが溜まってしまう状況だったことも原因です。

人間関係もそのせいでぎくしゃくしていて、このままではぎくしゃくした部分が患者さんに伝わって嫌な思いをさせてしまうと思い、退職を決意しました。

もとはと言えば、夜勤がつらいことが原因だったので、転職先は夜勤がない職場にしようと思い、美容外科に転職しました。

前職を退職するときに家族に相談したところ、せっかく3年も働いたのだからやめるのはもったいないと説得されましたが、そのときは気持ちが落ち込んでいたので、辞めること以外は考えられませんでした。

新しい職場でも、辞めたくなることはありますが、友人に相談に乗ってもらいながら続けることができています。

他の病院が知りたくて5年で転職しました

  • 公務員系列の病院の脳外科・神経外科・婦人科の混合病棟に新卒で入職
  • 5年間勤務し、退職
  • 転職した当時の年齢:27歳
  • 転職先:内科混合病棟

看護学校から新卒で付属の病院に入職しました。

そのため、他の病院について知りたいという思いで転職をしました。

3年目で一旦辞めようと思いましたが、3年で仕事を一通り任せられるようになったこと、4年目でリーダー研修、5年目で学生指導と今後看護師を続けていくうえで大切な研修があったので5年目までは働こうと思いなおしました。

また、働いていた部署にSCUがあり、そこに3年目から入ることになっていたので、OPやアンギオなどの勉強を徹底して行ない、自信がついた5年目で他の病院に転職することに決めました。

スキルアップがしたくて10年で退職しました

  • 透析専門の病院に併設されている透析クリニックに准看護師として入職
  • 入職後に正看護師の資格を取得し、トータルで10年間勤務
  • 転職した当時の年齢:32歳
  • 転職先:日勤常勤の救急外来

透析クリニックでの看護業務をこなしていましたが、自分のスキルアップのために転職を決意し、再就職先を探していた中で、以前より興味をもっていた救急外来の募集を見つけ、挑戦してみたいと思いました。

子どももいたので、夜勤はできないと相談したところ、日勤常勤での採用が可能との返事をいただき、転職することを決意しました。

看護師の転職成功のカギは情報収集!

看護師の転職活動において、時期よりも重要なのが「いかに多くの情報を集められるか」という点です。

いくら転職に適した時期であっても、よい求人情報を集められなければ、満足できる転職はできません。

転職情報を集める方法としてオススメしたいのが、看護師専門の転職サイトをフル活用することです。

転職サイトを使うことで、より多くの求人情報を集められるだけでなく、あなたに適した時期を生の声から具体的に知ることもできます。

また、転職コンサルタントが相談に乗ってくれるため、悩む方も多い円満退職の秘訣も教えてもらえますよ。

転職サイトを活用し、たくさんの情報を収集すること。それが転職成功のカギでしょう。

この記事のまとめ
  • 看護師の転職に適した時期は、4月と10月。
  • 転職活動を始める時期は、求人数が多い10月・11月がおすすめ。

※ランキング評価の詳細は看護師転職サイトおすすめランキングの記事で紹介しています。

※ページ内の求人数は職種別に集計しています。