看護師が理解しておくべきクリニカルラダーについて

  • no image0
  • LINEで送る
看護roo!
看護のお仕事
マイナビ看護師

求人票や病院のホームページで見かけるクリニカルラダーとは、どのような看護師教育制度でしょうか。メリットやデメリット、他の教育制度との違いについて見て行きましょう。

クリニカルラダーとは

クリニカルラダーとは、看護技術をいくつかの段階に分けて教育指導して行く看護学者パトリシア・ベナーの提唱する習熟度段階です。

第1段階ではこの程度の技術や知識が身に付くべき、第2段階では・・・と、レベル別到達目標を細かく分けることで、何が到達できていないか、何が不足しているか等の問題点・改善点が明確になります。

クリニカル(臨床での)ラダー(梯子)、つまり、1段1段登っていく看護者としての階段を意味しているのです。臨床実践能力が身に付いたと判断されると、看護管理領域や専門看護領域のラダーへと移ります。

クリニカルラダーのことを「ラダー教育」と呼んだり、「キャリアラダー」と呼んだりする医療機関もあります。病院によっては独自の到達目標を設定したクリニカルラダーを実践している場合もありますが、ベナーの提唱する基準を導入している場合も多いです。

クリニカルラダーのレベル分けと到達目標

クリニカルラダーのレベル分けの基準は病院によって異なりますが、看護協会もクリニカルラダーの基準を公表していますし、一般的にどのくらいの経験があるとどのくらいの教育目標をクリアするべきなのか把握しておきたいものです。

ここでは、レベル分けと教育目標の一例を紹介します。

日本看護協会のクリニカルラダー

日本看護協会のクリニカルラダーは、JNAラダーとも呼ばれ、全国の病院で活用できるような指標になっています。

逆に言えば、クリニカルラダーは病院によって異なるとはいえ看護協会のクリニカルラダーを参考に作られていることが多いため、看護協会のクリニカルラダーを知っておくと多くの病院で対応できます。

ただし、多くの病院で活用できるようにしてある分抽象的な内容も多いため、看護協会が公表している実践例も併せてチェックしておくとなお良いです。

看護協会のクリニカルラダーは以下の通りです。

レベル到達目標
レベル1基本的な看護手順に従い必要に応じ助言を得て看護を実践する
レベル2標準的な看護計画に基づき自立して看護を実践する
レベル3ケアの受け手に合う個別的な看護を実践する
レベル4幅広い視野で予測的判断をもち看護を実践する
レベル5より複雑な状況において、ケアの受け手にとって最適な手段を選択しQOLを高めるための看護を実践する

クリニカルラダーのメリット

看護師各自の不足する看護実践能力や知識が何なのかを、明確に知ることができるという大きなメリットがあります。

また、不足点を理解した後で、具体的に課題や目標を定めてプログラムを組むことも可能です。マンツーマンで先輩看護師が新人看護師に指導をする新人教育システム「プリセプター制度」と組み合わせて、教育担当看護師と一緒に看護職における未熟点を克服することもできます。

ベナーの提唱する基準を導入しているなら、看護師自身の到達レベルが客観的に見てどの水準なのかを知ることもできます。転職の際にも、推奨ラダーを明記している場合もありますので、看護師各自が自分の能力に応じた職場を見つけることが可能になります。

クリニカルラダーのデメリット

クリニカルラダーにより客観的に看護師としてのレベルが示されますので、それが評価に影響を与えることにもなります。

全ての技術の習得が、即給料につながると考えてしまいがちなことも、クリニカルラダーのデメリットと言えるかもしれません。

看護技術が数字になって見えると言う点も、デメリットと言えるかもしれません。看護業務にいそしんでいても、クリニカルラダーの基準を満たしていないなら、レベルアップしたと評価されないからです。

また、クリニカルラダーを導入している病院では、情報取得や課題解決のために講義会や研修を受けることも義務付けられていることがあります。拘束時間が増えることも、デメリットと言えます。

デメリットもありますが、自己の看護技術を見直す点では優れた技法です。講習会や研究会の教育プログラムなども、スキルアップのための機会と考えるようにしましょう。

おすすめの看護師転職サイトTOP5

看護roo!
看護のお仕事
マイナビ看護師
4位 医療ワーカー
5位 ナースではたらこ

10月は冬ボーナス後の転職や4月入職に向けた動きが活発化!

10月は年内の転職を考えている方が求人を探し始める時期です。「冬のボーナスを貰ってから、転職先を探せばいい」と考えていると準備ができず年内の転職は難しくなってしまいます。

大学病院、総合病院、企業の中には、10月に非公開で来年4月の求人を募集するところも多く、募集期間もとても短くなっています。

新着の条件がいい求人が看護師の転職サイトで非公開求人として紹介されています。転職サイトによって扱う求人情報が異なりますし情報が入る時期も違います。

条件がいい求人を探している方は、複数の看護師転職サイトに登録して非公開求人情報が手に入りやすい状態にしておくといいですね。

  • no image0
  • LINEで送る

«PREV 

»NEXT 

あなたの希望の職場はどれ?

  • 美容クリニックに転職
  • 働きやすい病院は人によって違う!!病院選びのコツ
  • 人間関係で悩まない!
  • 働くママナースにおすすめ
  • 第二新卒の看護師の復職のポイント
  • 夜勤なし!9時~17時勤務、日勤のみで30万円

掲載サイト一覧