看護師のリーダー業務とは?看護師のリーダー業務に求められるスキルや役割

  • no image0
  • LINEで送る

現在の病院の多くが、「チームナーシング」「モジュール型看護方式」「機能別看護方式」といった複数の看護師が連携して看護ケアを行う看護方式を採用しています。

そうした看護業務をスムーズに進めるためには、中核となりみんなをまとめる役が必要となります。それがチームリーダーです。どのような医療現場でも看護師がバラバラに動いていたのでは、業務の遂行が難しくなります。

リーダーと聞いただけで、「自分には無理」と尻込みしてしまう人もいるようです。しかしある程度の年次になれば回ってくる率は高くなり、またリーダーとしての役割を果たすことで看護師としてステップアップできます。

ここでは看護師のリーダー業務の仕事の内容や流れ、求められる役割について解説していきましょう。

ランキング1位 看護roo!
ランキング2位 看護のお仕事
ランキング3位 ナース人材バンク

看護師のリーダー業務とは

リーダーは管理職なの?主任とはどう違う?

看護師での役職というと、主任や看護師長、看護部長といったものが知られていますが、リーダーはそれらとは少し扱いが違います。

病院にもよりますが、チームリーダーは比較的短期間で変わることが多く、中にはシフトのたびにリーダー役が交替になるところもあるようです。

主任や看護師長、看護部長のような管理職は、役職として固定されています。

リーダーの場合は管理職ではありませんが、働きや能力が認められれば今後のキャリアの足掛かりとなる可能性があります。

リーダーはどちらかというと班やグループといった少人数をまとめ、より直接的に業務の進行を図る役割をもちます。リーダーは「リードする人」、まさに「仲間の中で先頭に立つ人」という意味となります。

リーダーになるのはいつ頃から?

リーダー業務が割り当てられるのは、いつ頃からになるのでしょうか。

主任であれば小さな病院ならば5年程度から、大病院ならば10年ほどで昇格することが多くなります。

リーダーの場合も病院の規模や組織運営によって異なりますが、プリセプターを任せられるようになる3年を過ぎた頃からが一般的なようです。

しかし中には、1年目の後半からリーダー業務に入れられるというところもあり、かなり若いうちからリーダー経験をさせる病院も見られます。

リーダーを任せられるのは重荷を感じる反面、一人前になったのを認められたとも言えます。あまりに若いうちだとやはり相当なきつさがありますが、逆にいつまでたってもリーダーになれずに焦りを感じる看護師もいます。

病院の方針によって、年次でリーダー役を回していく場合もあれば、看護師の資質を評価してリーダーに抜擢する場合もあります。

いつかはリーダーをするという意識をもって、目の前にいるリーダーの行動を若いうちからしっかりと学んでおくことが後々必ず役立ちます。

リーダーって何をするの?

リーダー業務は診療科によっても変わりますが、主なものとしては以下のような役割をもちます。

  • 病棟スタッフのまとめ
  • 他職種・他科との連携
  • 医師や上司からの指示の伝達
  • 医師の回診時のサポート
  • 退院患者のサポート
  • スタッフの勤務調整
  • 新人看護師の指導・教育

病棟スタッフのまとめ役

看護師のリーダー業務のもっとも大切な役割は、看護業務の核となり他のスタッフをまとめることです。

チーム力を十分に発揮させるために統率をとりながら、個々の看護師がばらならにならないよう連携を緊密に保てるよう尽力します。

もちろん自身もチームのひとりとして、自らが看護業務に当たります。

専門知識をもつ看護師といっても、ときには現場で戸惑ったり業務をうまくこなせなかったりということもあります。リーダーはいち早く状況を察し、チーム全体でカバーしたりフォローをしたりする手配をしていきます。

スタッフ間の潤滑油となってコミュニケーションを保つ努力し、常にチームで動けるような体制づくりを心がけます。

スタッフの動きを把握できる、広い視野をもつことが求められます。

他職種・他科との連携

患者の症状によっては、理学療法士や薬剤師・栄養士といった他職種、また他診療科との連携が必要となることもあります。

その際の情報共有のセンター役となったり、医師との疎通を図ったりするのもリーダー業務のひとつです。

現代の医療は日々の進化が非常に速く、業務が細分化されています。各部署との連携は、日常的な業務の中でも欠かすことができません。

他部署のリーダーの看護師とも協力し、効率的に業務を進めていくようにしなければなりません。医療現場の伝達ミスは患者の生命にも関わります。

管理職のような役職による責務がないとはいえ、現場でのリーダーの行動は責任重大です。

医師の回診時のサポート

リーダーは医師の指示などの情報を収集しながら、患者を受持つ看護師の業務の分担決めやその進捗管理を行います。

医師の回診に際しては指示通りに処置がなされているかを報告したり、回診に際して不足している診療材料を補充したりするなど、円滑な回診のための補助を実施します。

また医師からの申し送りがある場合には、受け持ちの看護師と病室を回り患者を診ながら確認事項の共有をすることもあります。

リーダーの回診前後の働きにより、医師の回診の質が向上し、情報共有が確実になります。

退院患者のサポート

入院の短期化の傾向が高まるとともに、退院後の患者の生活についても意識されるようになっています。各病院でも退院支援のプログラムを整備するところが増えてきていますが、そこでも中心となるのがリーダーです。

退院に際し、かかりつけ医や家族、またそれをサポートする人たちと患者に関する情報を共有し、関係各所に連絡をします。

ある病院では退院支援研修のリーダー編を実施し、地域との連携をいかに密に図っていくかを学んでいます。看護師のリーダー業務は、患者の退院後の見守りまで及びます。

スタッフの勤務調整

看護師はシフトを回しながら、24時間体制での看護を行っています。リーダー業務の中でも大変なのが、このシフトを含む勤務の調整作業です。

病棟の勤務はチーム内だけではないため、他のチームとの調整もしなければなりません。

休憩に配慮し、休みを公平に配分して無理な勤務体制にならないように、均等に業務を割り当てます。

今は看護師が余っているなどという、恵まれた医療施設はありません。どの病院でも人員を何とかやりくりしながら、運営している状態です。

リーダーはこうした状況の中で、スタッフの健康を守るために勤務調整を練り上げていきます。

またチームスタッフの勤怠管理をしっかりと行うのも、リーダーの役割です。

新人看護師の指導・教育

リーダーが直接的に新人看護師を指導するということではありませんが、プリセプターとプリセプティとの関係を見守るエルダー的な役割を果たしていきます。

一般的にプリセプターは3年目前後の看護師が受け持つことが多く、年次的にリーダーとも近いため、相談しやすいのではないでしょうか。

プリセプターにもある意味でリーダーシップが求められますが、プリセプター経験がチームリーダーとして活きることもあります。

プリセプターとプリセプティがチームの中で孤立しないよう、調和を図りながら新人育成に協力していきます。

リーダーになれば収入は増える?

リーダー業務の重責は大きく、決して楽な役目ではありません。しかし、自分の成長とキャリアアップについて期待ができ、また職務に対する給与への加算があります。

リーダー手当の金額は病院によっても異なりますが、平均的には2~3万円多いところでは5万円という場合もあるようです。

看護師の3年目の平均給与は、一般的には400万円前後です。例えば3万円のリーダー手当がついているとすれば年額で36万円、5万円であれば60万円の加算となります。

リーダーをすることで、他のスタッフよりも収入が増えるのはやはり喜ばしいことです。また実績が認められればさらなる昇格につながり、それに従って収入もアップしていきます。

苦労が多いリーダー業務ではありますが、やり遂げる価値は十分にあるといえるでしょう。

リーダーに必要とされる能力

誰もが最初からチームをうまくまとめられるわけではありません。リーダー業務をこなしながら、自分の中で気づき、経験からスキルを磨いていく経過をたどります。

次第にリーダーらしさを増していくことで、周囲に認められて仕事がやりやすくなっていくでしょう。リーダーとして求められる能力について考えていきます。

自己管理能力

看護師のリーダーは、チームスタッフを引っ張っていくことがメインの業務となります。人を動かすためには、後ろについてきてくれるような人間力がなければなりません。

とは言っても、リーダーを命じられた看護師がそこまで成熟しているとは限りません。

ほとんどの職場では、リーダー業務をするための明確な基準というのは設けていないようです。上司から見て「恐らく大丈夫」と思われる場合や、「あえて役割によって成長できるかもしれない」という場合もあります。

そこで最低限、意識しておきたいのが自己管理です。自分のことを棚に上げてあれこれと指示をするような人間は、もっとも信頼されません。

リーダー業務を命じられたときには、まずは自分の生活と仕事をしっかりと管理できるように意識していきましょう。

コミュニケーション能力

リーダー業務では、スタッフ間の連携、他部署との連携の中継ぎ役が求められます。

医師からの指示を正しく伝える、申し送りの内容を把握し各スタッフに正しく伝わっているのかを確認するのもリーダーとしての務めです。

普段から「報連相」の徹底を意識し、過不足のない情報の伝え方について考えるクセをつけておけば、リーダーとなってからもスムーズなコミュニケーションに役立ちます。

忙しいとつい上の空で返答をしてしまうことがあったり、自信がなくて発言をぼやかしたりといったこともありますが、あいまいなことばは誤解の元となります。

日常的に自分なりに工夫をしながら、どうすればわかりやすい会話ができるかを考えていきましょう。

コミュニケーションの円滑化には、感情的な態度はNGです。カッとなりやすい性格だと自覚している人は、ひと呼吸おいて心を鎮める方法を学んでください。

目標設定ができる

リーダー業務とは集団の管理です。それがどれほど少人数だとしても、自分以外の人間を複数まとめることには、さまざまな苦労があります。

全員が同じ方向を向くためには、各時点での目標の設定が有効です。中長期的なものから、1日、午前といった小さな目標まで、また個人、ペア、グループ全体というように単位ごとの目標もあります。

こうした目標を適切に立てるかどうかで、リーダーの仕事の進めやすさが変わります。「頑張りましょう」といった漠然とした目標ではなく「本日中に〇〇を完了する」「今週は〇回××をする」というようにより具体的に設定をしてきます。

できるだけ数値で表現できれば、それだけ目標が理解しやすくなります。ただし目標を立てるにあたっては、リーダーの独断とならないようにします。

スタッフが納得できて、現実的でなければ、誰も目標に向かおうとはしません。

また目標だけ立ててもそれを実現できるプランがなければ、意味はありません。目標を達成するために、「こうした方法はどうだろうか」といったプランを率先して提案する必要があります。

向上心

業務への知識はリーダー業務では必須です。チームメンバーが対応に行き詰ったときや、処置の方法に迷ったときには、リーダーが責任をもってアドバイスする必要があります。

看護師の行動には常に確信がなければなりません。指示をするからには、正しい知識に裏打ちされた根拠が求められます。

看護師は日々学習の継続が必要とされる職種ですが、チームリーダーにはさらなる向上心がなければなりません。

限られた時間の中でどう知識を吸収していけば良いのか、考えていくことが大切です。

書籍やテキストだけではなく先輩や医師から話を聞いたり、ネットやアプリを利用したりするなど、無理なく学習ができる方法を工夫していきましょう。

社会人の勉強は「がり勉」ではうまくいきません。実践で応用できる、再現性をもった知識を身に付けることを心がけます。

グループ管理能力

グループの管理というと、権限をもち、トップダウン的なイメージを抱く人もいますが、適切なグループ管理とはそうしたものではありません。

グループとしての業務を遂行していくために、各自に役を割り振り、それらが滞りなく行われているのかを常に気をつけていきます。

決して押し付けや丸投げとしないためには、各スタッフの仕事量やシフトを把握していなければなりません。また一極に権限が集中しないように、適材適所で責任と役割を振り分けることを意識します。

もっとも重要なのは、こうした業務が患者の安全の元に行われることです。自分たちの都合により患者への対応が遅れたりおろそかになったりすることがないよう、何事も患者ファーストの体制を守ります。

チーム全体の動きを俯瞰する視点をもち、看護師としての本来の仕事が適切になされるよう管理できるのが、グループ管理能力といえます。

バランス感覚

個性の異なるチームスタッフをまとめ上げながら、求められる業務をこなすためにはバランス感覚も大切です。

例えばチーム内でも、ペアや小グループでの行動をすることが数多くあります。また日常業務の中での役割分担でも、関係性の深い仕事が発生する場合もあります。

そうしたときに、誰と誰をどのように組み合わせるのかを決めるのもリーダーの役目です。

すべてのスタッフを満足させるのは難しいとしても、性格の組み合わせによってミスやトラブルの発生を減らすことはできます。

性格的に合わなそうに見えるスタッフ同士が、業務上の協力では高い効果を上げるケースもあります。

非常に高度なテクニックのように感じますが、意外と直感でわかることが多いものです。こうしたバランス感覚を活かすためには、スタッフの個性を理解しようとする姿勢が重要です。

謙虚さ

リーダーとして張り切るのは悪いことではありませんが、謙虚さを失うとすべてがうまくいかなくなります。リーダーはチームのメンバーがあって、初めて成り立つものだということを強く心得ておくべきです。

謙虚さがあれば、自分ひとりではとても無理だと感じたときに、素直にメンバーに助けを求められます。みんなで話し合って進められるというのも、リーダーの能力のひとつです。

「リーダー役なんて無理」「どうして良いのかわからない」と考えてしまうのは、自分の力だけで何もかもをしようとするからです。

ひとりの力でできることには限界があります。最初からリーダーは「お世話役」に過ぎないことを意識し、「困ったときにはみんなに頼ろう」と思ってしまえば、ずっと心が楽になります。

リーダー業務のスケジュール例

リーダー業務の一日は、他の看護師とどう違っているのでしょう。リーダーとひと口に言っても、チームの大きさや診療科などによっても異なります。

ここでは病棟看護師のリーダー業務の例を見ていきましょう。

出勤
自宅を出る前や通勤中のすき間時間で、チーム全体の本日の業務内容を確認。メンバーごとに整理しておく。
出勤後
情報収集・引き継ぎを行う。特記事項のある患者、特別な処置が必要な患者の情報について引継ぎと情報の把握をする。
申し送り・ショートカンファレンス
今日1日の行動計画をチームで共有と確認。チームメンバーに患者に関する処置やケアを指示し、質問や疑問があれば相談・回答をする
病棟全体の管理・確認
チームメンバーが病室のラウンドに入る間「医師からの指示受け」「ベッドの空き状態の確認」「内服薬の確認」を行う。
退院患者についての対応
・退院後に関しての説明を患者・家族に行う。
昼休憩の調整
人員の配置を見ながら調整を行い、チームメンバーに昼休憩の指示を出す。
昼食休憩
昼食を取りながら午後の業務内容を確認・整理。
フォロー対応
各担当看護師からの報告を受け、患者の状態を把握。必要があればフォローに入る。
報告受けと引継ぎの準備
患者の容態変化などのフォローをまとめ、夜勤者への引継ぎ準備をする。
記録
本日の患者に関する観察事項・看護計画によるケアなどを看護日誌に記録。
引き継ぎ
日勤者が実施した処置・ケア、患者の状態と今後の予定などを夜勤者に引き継ぎする。
振り返り・最終チェック
本日のケアや状態についての記録漏れを再確認。チームで振り返りを行う。
勤務終了

チーム内でのショートカンファレンスなどについては、病院によって異なります。午後の始業に入る前に確認を行う病院もあります。

チームリーダーは自身の業務を行う傍らで、チーム全体の動きを把握しておく必要があります。

リーダー業務を上手にこなすための極意

リーダー業務をこなしておくために、心得ておくべきことはあるのでしょうか。ケースバイケースであることはもちろんですが、基本的な考え方について解説していきます。

チームメンバーの力を信じる

信頼はすべてのベースとなります。自分を信頼して欲しければ、相手のことを先に信頼するようにしなければなりません。

チーム力はバランスがカギであることは先に述べましたが、チーム力を発揮するためには個々の力を最大限に引き出していく環境が大切です。

ひとりひとりの看護師がもつ力には、たくさんの可能性があります。配置と組み合わせを適切に行い、あとはその人の力を信じることです。

「リーダーとして失敗したらどうしよう」と考えてしまうと、人を信頼できなくなります。

「チームのために自分の力を尽くすのだ」と考えれば、チームメンバーの能力をどう引き出せるのか、どう活かせるのかというスタンスがもてます。

信頼関係さえできれば、例え何かが起こってもあなたひとりに責任を押し付けるようなことは誰もしないはずです。

ひとりひとりの能力を信じ、時には人に任せること、心の底から期待することが大切です。見守る姿勢には忍耐が求められます。そこを耐えてこそ、真のリーダーへと成長していけます。

自ら黙って行動する

動かないリーダー、口だけのリーダーほど嫌われるものはありません。いざという時には自らが率先して行動することも必要です。

リーダーだから楽な仕事をするのではなく、もっとも面倒な作業や、もっとも人が避けたがる業務を引き受けましょう。それもできるだけ目立たない形が効果的です。

責任感の見せ方にはさまざまな方法がありますが、辛い役割を淡々とこなす姿は、同じ仕事をする人間に感銘と尊敬の念をもたらします。

「リーダーが黙ってやってくれた」「ただでさえ大変なのに」という気持ちが、「自分たちも頑張ろう」という感情に変わります。

「リーダーだからやらなくても良い」「リーダーだからやらなければならない」ではなく、「みんなの役に立てることは何か」「チームが快適に仕事をするために何をするか」という考えの元に行動をしていきます。

表に立ってみんなを引っ張る姿と、陰でチームを支える姿の両面を見せることで、誰もが認めるリーダーになっていくことでしょう。

ことばに出さないと伝わらない

リーダーはチーム内のコミュニケーションの向上に努めなければなりません。まずは自らがほめことば、感謝のことばを口に出すように心がけましょう。

ことばを交わさない職場ほど、雰囲気の悪いものはありません。嬉しいことばや優しいことばを聞いて嫌な気持ちになる人はいません。

リーダーになると、業務の進行が気になるあまり厳しいことばが口から出てしまいがちです。もちろん注意や指示も必要ですが、そこで終わってしまうと反発だけが残ります。

マイナスの評価をしたのであれば、プラスの評価もしないとバランスが悪くなります。ささいな気遣いや、気の利いた行動、丁寧な作業に対しては、口に出しておおいにほめてください。

また、チームメンバーのサポートがあったときには、小さなことでも「ありがとう」のひと言を伝えます。

看護師の業務は多忙でときに過酷です。それでもみんなそれぞれが看護師としての使命を胸に、仕事をこなしています。

リーダーからほめてもらったり感謝されたりするだけで、「見ていてくれる人がいる」と感じます。ときには折れそうになっていた、心の支えとなるのかもしれません。

チームリーダーのことばには、自分が考えている以上に力があります。良いことばはなるべく多く口に出し、厳しいことばは口に出す前に一度考えるようにしていきましょう。

なにごとにも公平感を重視する

リーダーとしての自分は、何の意図もせず役決めをしたりシフトを調整したりしているのかもしれません。

しかし、そこに少しでも不公平感があると、敏感に反応する人もいます。

差別はされる方の意識によります。ちょっとした言動によって一度傷つくと、ずっと後を引きずるものです。

チームリーダーにはある程度の権限があり、メンバーから見れば自分が思っている以上に大きな存在です。他の看護師と比べて自分がどう見られているのかを、気にする看護師もいます。

小さな不満が大きなトラブルを招くことがないよう、メンバーの気持ちに配慮していきます。

例えばSNSなどを活用してグループ内で気づいた点があれば、すぐに意見を吸い上げられるような方法を考えておくと良いかもしれません。

また折々の機会に、公平さを重視している姿勢について発言をしておくと、誤解をもたれにくくなります。

リーダーは万能ではないと知る

自分では完璧でないことが十分にわかっていても、真面目な性格が災いしして自分を許せなくなるかもしれません。

リーダーとしてできていないことだけがクローズアップされ、チームメンバーから信頼されていないのではないかと疑心暗鬼になります。

そうしたときには大きく深呼吸をして、「誰とも比べなくても良い」と考えましょう。

パーフェクトでなくても、不器用なやり方でも、リーダーはリーダーです。自分自身の方法で、焦らずに目の前の課題をひとつずつクリアしていけば良いのです。

もっともまずいのは、落ち込みにはまってしまい、チームを置き去りにすることです。

チームはリーダーの指示によって動いています。リーダーがいつまでも落ち込んでいれば、チームの業務遂行に支障が出るかもしれません。

リーダーとしてもっとも大切な極意は、「自分が元気でいること」にあります。リーダーを引き受ける不安の大きさは理解できますが、自分を追い詰めてしまうと、前に進めなくなります。

万能ではない自分を許す余裕が、柔軟性のあるチームをつくります。そのために重要なのは、相談できる相手をもつことです。ひとりで悩まず、できればチーム内に良き理解者を見つけてください。

指示へのためらいを捨てる

「こんなことを指示したら反発されるのでは」と考えて、適切な指示が出せないのではチームとしての業務がうまく進められません。

業務上必要とされる指示は、リーダーの個人的な指図とは違います。どれほど大変なことであっても、必要であればしっかりと告げるべきです。

年齢の若いリーダーの場合、自分よりも年上の看護師に指示が出しにくいということもあります。

その場合にはあえて名前ではなく、担当の役名で呼ぶという方法もあります。指示を出す際には、常に役名にすると決めておけば、少しは抵抗がなくなるのではないでしょうか。

いずれにしても、指示ができずに自分ひとりで仕事をかぶるようなことは避けてください。リーダー業務は一度で終わるわけではありません。

命じにくい仕事をいちいち自分でしていたら、いくら時間があっても足りなくなります。指示出しを上手にすることは、リーダー業務の柱ともいえます。

言い出しにくい業務の場合には、説明に十分な時間をかけて全員の理解を求めるようにしていきます。

何もリーダーという地位をふりかざして無理を言うわけではないので、何も遠慮する必要はありません。チームで動くという意味をよく考え、必要以上に気を遣わずにすませる方法を探っていきましょう。

リーダー業務には苦手意識をもつ看護師も少なくありません。確かにいわれた指示に従う方が楽かもしれませんが、誰かが統率をとらなければチームとしての仕事ができなくなります。

リーダーを引き受けることは、チームのため以上に自分のためでもあります。「指示待ち」では決してできない体験を通し、大きく成長できるチャンスです。

看護師は能動的でなければならない職種です。リーダーシップを身に付けるということがどういうことなのか、リーダー業務をこなすことではっきりと理解できるでしょう。

この記事を監修した人
ココナス編集部
はる
地方の公立大学病院小児科病棟で2年勤務したのち看護師をやめ都内のIT企業に転職。結婚を機にUターンし専業主婦となる。10年のブランクを経て訪問看護師として復職。その後、急性期病院の外来・救急外来勤務を経て、療養型病院の病棟師長として勤務。家族の都合により上京後は回復期リハビリ病棟に勤務。看護師として通算15年以上の臨床経験がある。現在はココナスにて記事の企画、監修をはじめメディア運営を行う。管理人プロフィールはこちら>>

おすすめの看護師転職サイトTOP5

看護roo!
看護のお仕事
ナース人材バンク
4位 マイナビ看護師
5位 ナースではたらこ

12月は年内の退職希望者や4月入職希望者の転職活動が本格的になる時期!

12月は年内の転職を考えている方が求人を探し始める時期です。「冬のボーナスを貰ってから、転職先を探せばいい」と考えていると準備ができず年内の転職は難しくなってしまいます。

1月以降は看護師転職サイトへの申し込みが増えてきます。3月末をめどに転職しようと思っている方も、早めに登録してキャリア相談や希望条件のヒアリングをすませておくといいですね。

新着の条件がいい求人は看護師の転職サイトに登録済の方に優先的に紹介されています。転職サイトによって扱う求人情報が異なりますし情報が入る時期も違います。

条件がいい求人を探している方は、複数の看護師転職サイトに登録して非公開の求人情報が手に入りやすい状態にしておくといいですね。

  • no image0
  • LINEで送る

«PREV 

»NEXT 

あなたの転職の希望条件はどれ?

  • 美容クリニックに転職
  • 看護師の病院選び
  • 看護師の人間関係の悩み
  • 働くママナースにおすすめ
  • 第二新卒の看護師の転職
  • クリニック看護師
  • 夜勤なし日勤のみの看護師求人
  • ブランク看護師の復職

掲載サイト一覧