錦秀会グループ病院で働く看護師の実態は？評判や年収を調べてみた

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看護師から見た錦秀会グループ病院の特徴・評判は？

他の病院と比べて教育制度は整っている？

大阪市内と堺市に7病院・2施設、さらにさまざまな関係施設を展開する西日本最大級の医療法人錦秀会グループは、グループという特質を活かしたしっかりとした教育制度で定評があります。

無資格・未経験、新人看護師から再就職、転職看護師まで、新しい職場になじみながらキャリアを重ねていける教育システムが整備されています。

錦秀会グループのおもな教育制度には、次のようなものがあります。

新卒の看護師に対しては各病院の特徴に合わせた卒後教育の体制が敷かれており、助言を受けながら安全な看護を実施する基礎から、応用、創造的看護までを身につけられます。適宜チェックリストを活用し、看護技術の向上が目に見える形となっています。

無資格・未経験段階にある看護師見習いや再就職者については、実地指導者制度によって早く場になじみ、各人がレベルに合った働きができるようサポートされます。グループローテーション制度では、各病院を交互に行き来しながら研修するため、より多彩な経験が得られます。

また大阪住吉区我孫子に開設された「錦秀会看護・介護研修センター」では、集中的に効率の良い学習を受けられます。

スキルアップできる環境が整っている？

本格的な研修専門施設を有する医療法人は、それほど多くありません。そうした意味でも「錦秀会看護・介護研修センター」は、すでに看護師として働いていながらさらなるキャリアップを目指すための大きな役割を担っています。

研修センターではおもに入職5年目程度の看護師を対象にして、指導力や技術力の向上につながる学習を実施しています。

錦秀会グループには多くの認定看護師や専門看護師が働いています。資格取得サポートも充実しており、キャリアアップのモチベーションとなっているようです。

グループ内での相互研修では、さまざまな診療科を見学・体験することでキャリアチェンジについての可能性も広げられます。

力を入れている診療科目はある？

錦秀会グループでは、病気の早期発見による健康保全に力を入れています。

阪和インテリジェント医療センターにはがん早期発見システムの最新型PET・CT機器が導入されている他、大阪大学と提携し診断・研究施設を運営しています。

西日本トップクラスの医療グループとして急性期から療養型までの幅広い対応をしています。大阪梅田にはインフュージョンクリニックを置き、高い専門性と先進性に特化した外来医療を提供するなど常に新しい時代を見据える医療を目指しています。

錦秀会グループで働く看護師の働き方は？離職率は？

日勤のみ、残業なしといった働き方は可能か？

錦秀会所属の病院では、グループ組織としての利点を活かし、さまざまな働き方に柔軟に対応しています。日勤帯のみや、午前のみ、午後のみ、週2、3日でもOKという病院もあります。

また錦秀会グループ内での異動が可能なため、ライフステージに合わせて働く時間を変更していくという方法もあります。個人的な事情に対しての需要度はかなり高めといえるでしょう。

子どもがいるママナースにも働きやすい環境？

錦秀会グループでは、看護師という職業をライフワークとしてとらえています。そのため育休後の職場復帰や子育てと仕事の両立などに関しても、手厚いサポートを行っています。

グループ付帯の施設としては、24時間対応の保育所が大阪住吉区に2つ、堺市に2つあり、業務に集中できる体制を整えています。子どもの体調の急変などについても、母親へ即時連絡しながら専門スタッフによる対応が行われます。

勤務時間は7時間15分で設定されている他、さまざまな勤務時間を選択できるため、子どもの発育に合わせた働き方が可能です。

休みが取りやすい雰囲気？

錦秀会グループの基本の休日は、4週8休制（月8～10日 ）となっています。実際に働いている人の感想ではかなり休みは取りやすい職場であるという意見が多く見られます。

公表されている数字では、急性期病院でも有給休暇消化率が50％以上です。フルタイムで働く看護師である以上、一般的な企業と比較すると完全とはいえないまでも、他病院と比較すると休みには恵まれているようです。

気になる錦秀会グループの「離職率」は？

錦秀会グループは他の病院と比較して特別に離職率が高いというわけではないようです。明確な数値は公表されていませんが、福利厚生面や残業時間などに対して好評価が多く見られ、就職者の選択理由の中に「離職率が低いから」という声がありました。

現在働いている人の声でも「長く働ける職場だと感じる」という意見があり、全体的に働きづらい職場というイメージは見られません。病床数3,206床という大所帯だけに看護師の募集が随時ありますが、退職者が多いからというわけではないようです。

錦秀会グループ病院の看護師寮について知りたい

錦秀会グループ病院の看護師寮はどこにある？通勤時間は？

7病院・2施設を有する錦秀会グループでは、それぞれの施設によって寮の立地が違いますが、おおよそ通勤に便利な場所が確保されているようです。

遠方から就職した看護師からは、住みやすい社宅が提供されていたおかげで新しい環境でも不安なく仕事を始めることができたという声が聞かれました。

子どもがいる、新卒…入寮できる条件は？

錦秀会グループでは母子寮などは特に開設していません。寮があるのは介護スタッフに限られ、看護師には社宅という形で住まいが提供されています。

1DK、2DKが提供されており、家族形態に合わせて選択できます。子どもがいるシングルマザー、新卒に限らず誰でも利用可能です。

寮にかかる費用は？住宅手当をもらうのとどっちがお得？

看護師の社宅は月3万2,500円程度です。住宅補助手当の額は明らかにされていませんが、看護師の相場でいうと1～2万円です。

大阪市、堺市のシングル向けワンルームマンション相場は5～7万円なので、大阪というエリア事情から考えれば社宅を選択する方が得といえます。

社宅であれば通勤に便利な場所に立地していると思われるため、利便性の面からも社宅が有利なのではないでしょうか。

錦秀会グループ病院看護師の収入事情は？

新人看護師の収入は、他の病院と比べて高い、低い？

錦秀会グループの募集要項では、大卒看護師の初任給は基本給のみで25万4,000円とされています。2018年の最新の調査によると、大卒の新卒看護師の基本給は平均20万6,608円となっているので、決して低くはないといえます。

しかしグループ内看護師の30代前半での年収は400万円程度と、看護師全国平均の470万円には大きく届きません。（日本看護協会2018）

労働者全体の平均でも関東と関西では年収で50万円ほどの差があるので、立地エリアにも関連があるかもしれません。

ボーナス額はどれくらい？認定看護師ならアップする？

ボーナス支給は7月・12月の年2回で、年次にもよりますが給料の2ヶ月分程度のようです。30歳の看護師の基本給が23～25万円ほどなので、そこから換算して45～50万円になります。

専門看護師や認定看護師などの資格手当については月給に上乗せされますが、ボーナスでは基本給ベースとなるため影響はありません。