[ 記事作成日時 : 2014年11月8日 ]
[ 最終更新日 : 2020年3月10日 ]

看護師のダブルワークがバレたくない!定番の夜勤求人の4つの注意点

看護師のダブルワーク

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ダブルワークってバレたくない…

看護師のダブルワークってどうやって探すの?

ダブルワーク(Wワーク)を考える看護師が一番心配することは、本業にバレることです。

実際に本業にバレることなく、ダブルワークをすることは可能なのでしょうか?

また、病院側にばれてしまった場合はどうすればよいでしょうか?

看護師のダブルワークの種類や時給に関して、さらにマイナンバー等の税金対策についてもご紹介いたします。

      
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看護師がダブルワークはやらないほうが良いケース

看護師がダブルワークを検討する際に、まず知っておくべきポイントはダブルワークをやらない方が良いケースです。やらない方が良いケースとしては2つあります。

1つ目は公立や国立の病院で勤めているケース、2つ目は私立病院に勤めていてその病院の就業規則で副業が禁止になっているケースです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

公立や国立病院勤務の場合

公立や国立の病院で働いている看護師の多くは、公務員として働いていますが、公務員の場合はダブルワークは難しいと考えるべきでしょう。

国家公務員や地方公務員は国家公務員法や地方公務員法を守る必要があります。

国家公務員方第103条、地方公務員方第38条には公務員の副業禁止が明確に規定されていますので、公務員の看護師が副業をすると法律違反になってしまいます。

公立病院の中には特定地方独立行政法人運営のものもありますが、特定地方独立行政法人の職員も公務員とみなされることがあり、地方独立行政法人方第53条の規定により副業が禁止されています。

私立病院勤務の場合

私立病院に勤めている場合は、まず就業規則の記載内容を確認することが大切です。就業規則はどの病院にもありますので、必ず確認しましょう。

就業規則の内容を確認した結果、副業を禁止する旨の規定がなければダブルワークをしても問題ないはずです。私立病院では副業を禁止していない私立病院も少なくないといわれています。

ただし、上司や同僚からの詮索を避けるために「ダブルワークをしている」と伝えずにこっそりと働いた方が無難でしょう。もちろん、本業に影響が出ない範囲で副業するのが基本です。

問題なのは、就業規則に副業禁止規定がある場合です。

「見つからないだろう」、「わからないはずだ」と考えて副業をしていても、なんらかの形で職場にばれてしまった場合、解雇を含め懲戒処分になる可能性があります。

副業をしていたら本業を失ったという事態にならないように気をつけましょう。仮に懲戒処分にならなかったとしても、看護師として同じ職場には、居づらくなってしまう可能性があります。

看護師が夜勤バイトをするときの4つの注意点

夜勤バイトは魅力的な条件が多い一方で、注意しなければならない点がいくつかあります。

  • 体力的にきつくなる

本業の病院でも夜勤があることもあるでしょうし、本来睡眠をとるなどして休むべき日にまた夜勤をするわけですから、体調管理には特別注意が必要です。

  • 1ヶ月日勤で勤めてからでないと夜勤に入れないなどの決まりがあるところがある

自分にとっていい条件の求人を見つけたいところですが、勤務先から求められる条件もよく注意して見ておかなければいけません。

  • 患者さんのことが詳しく分からないことが多い

ダブルワークとしてのアルバイトなので仕方がないことですが、頻繁に出勤できない場合も多いので、周りのスタッフにこまめに確認を取ることを意識しましょう。

  • 慣れない職場でもテキパキと仕事をこなせるだけの看護技術と適応能力が必要とされる

求人情報にどんな業務があるか、どんなスキルが必要か掲載されている場合もあります。

しかし、夜勤バイトをしているというだけで、周りのスタッフから「できる人なんだな」と思われることもあるので、経験を積んでから始めたいものです。

看護師が夜勤のダブルワークをする際の税金対策と就業規則

税金とマイナンバー制度

副業の所得が年間で20万円を超えると所得税の確定申告義務が生じます。

年間副業所得20万円を超えた場合は、本業の看護師の給与に合わせて副業の給与も確定申告書に記載し、給与をもらった翌年の2月16日から3月15日に住所地の税務署に提出しましょう。

もし副業禁止の病院に勤めているにも関わらずこっそりダブルワークをしてしまったら、マイナンバー制度により病院側にばれてしまう可能性があります。

副業からの収入が給与所得として確定申告をしなければいけない場合は、その分の住民税が本業の病院側に報告され、副業がばれるきっかけになり得ます。

ただし、副業からの収入を普通徴収とすることができれば、本業の病院側に報告されることはなく、ダブルワークを内緒で続けることも可能でしょう。

まずは就業規則を確認

ダブルワークを考えている場合、注意しなければいけないのが就業規則です。

現在の勤務先の病院の就業規則で副業が不可になっている場合はもちろん、非常勤を募集している病院でダブルワークをしようと思っても、副業禁止となっている場合がありますので、注意が必要です。

また、心身ともに極限状態にならないように気をつけることも重要です。

看護師は楽な仕事ではありませんが、さらに副業・ダブルワークという形で労働時間を増やすことは体への負担を増やすことになるとともに休憩時間を削ることも意味します。

体力的にきつい状態が続くようでは、本業である看護師の仕事にも影響が出てしまう可能性があります。集中力の欠如からミスを起こしやすくなるでしょう。

また、精神的にも負担が大きくなるケースも多いです。

ダブルワークをすることによって人間関係も増え、悩みを抱える可能性も増加することも考えられまし、副業の仕事内容によっては心が不安定になることもありえます。

心身ともに良好な状態を長期間維持できなければ、疲れてしまい副業やダブルワークを続けるのは難しいということをしっかり理解しておくべきです。

看護師の夜勤のダブルワークの求人は好条件なものが多い

看護師のダブルワークで定番の一つと言えるのが、夜勤バイトです。

夜勤バイトは単発が可能だったり、日払い・週払いが可能だったり、魅力的な条件が多くあります。

体力的にも余裕があり、もっと働いてもっと高収入を得たいと考えている方には特におすすめです。

求人の例をいくつか挙げるので参考にしてみてください。

  • 時給2000円以上

    週2以上

    選べる勤務地

    ブランク可

  • 日給34000以上

    月4回週1以上

    一般病棟

    即日勤務可

  • 日給35800円以上

    月1~2回以上

    老人ホーム

    交通費支給

看護師のダブルワークの求人は種類が豊富

看護師が副業やダブルワークをする場合には、どんな仕事を選ぶのがよいのでしょう?

心身へ過大な負担がかかる仕事でなければどんな仕事をしても問題ありませんが、選択肢としては看護師の経験が活かせる仕事と気分転換を兼ねたまったく違う仕事という2つに大別できます。

看護師の求人には、常勤の仕事だけでなく非常勤の仕事もあり、具体的には、パートや中長期のアルバイト、短期・単発のバイトなど雇用形態の種類は非常に多いです。

その点、他の職業に比べてダブルワークしやすいかもしれません。

また、現在の職場では身に着けることのできないスキルを副業先で身に着けたいと考える方もいるでしょう。

看護師の資格を活かしたダブルワークの種類は、老人ホーム、訪問入浴看護、夜勤専属など数多くあり、それぞれ磨けるスキルがあります。

イベントナース

イベントナースは、単発のアルバイトとして募集されることが多く看護師の経験も活かせますので、気軽にできるという点で看護師の副業として人気があります。

イベントナースとは、コンサートなどのイベント会場やリゾート施設、遊園地などに設置される救護室に待機して来場者やスタッフなどの病気やケガの対応をする仕事です。

看護師の経験があれば比較的簡単に仕事が得られる点も魅力です。

介護系(ディサービスや訪問介護)

看護と介護は同じではありませんが、人の世話をするという仕事の性格上似ている部分も多いのが特徴です。

ディサービスとは、比較的軽い介護状態の人などが通う施設で、リハビリをしたり認知症防止のゲームなどをしたりして過ごす場所です。

ディサービスでは単発の職員アルバイトを場集していることが多く、看護師経験がある人は採用されやすい仕事です。

高齢者の介護の経験をすることによって、看護師として仕事をする際に活かせる知識や経験が得られることもある点は魅了といえるでしょう。

訪問介護も負担にならないシフトでやることで副業として働けるでしょう。

訪問介護の場合、登録介護業者から要介護者の自宅などに派遣される形をとるのが一般的です。

施設介護と違って利用者と1対1で向き合うことになりますのでやりがいを感じるという人も多いでしょう。

看護の経験を介護に活かし、介護の経験を看護に活かすことでスキルアップを図ることも期待できます。

看護の仕事とは関係ない仕事

気分転換を兼ねて副業するという選択肢もあります。

その場合は、座ってできる事務仕事を選ぶと体力を温存しながら収入アップが図れます。

事務仕事としては、経理事務や病院事務などが考えられます。具体的に仕事を得る方法としては派遣として登録するのがおすすめです。

派遣登録しておけば仕事の紹介をしてもらえますし、本業に影響を与えない程度のシフトで入れる事務仕事もしやすくなるでしょう。

さらに、在宅ワークを副業として選ぶ場合は、通勤時間などの無駄な時間が発生せず空き時間を有効活用できますので、効率的に副収入が得られるようになるでしょう。

在宅ワークにはさまざまなものがあります

ブロガーになってアフィリエイトで利益を得たり、口コミを書き込むことで報酬をもらったりする仕事、さらには文章を書くのが苦にならないのではればwebライティングという選択肢もあります。

さまざまなものから自分に合ったものを見つけてやってみるとよいでしょう。

ダブルワークは一日だけの単発も可能

看護師の場合ダブルワークの仕方も色々あるかと思います。

例えば常勤で勤務している看護師の方が、休日を利用して1日だけ仕事をしたり、夜の空いた時間を利用して単発の夜勤の仕事をしたりなど様々な方法が考えられます。

また、短時間勤務のパートの掛け持ちという働き方もあります。

看護師の単発の仕事には、巡回検診や健康診断、訪問看護・入浴サービス、ツアーナース、イベント会場での看護業務、夜勤業務など1日だけの仕事も少なくありません。

給与は仕事によって様々で、時給1500円程度から夜勤のバイトのように1日で3万円以上の収入を得られるバイトもあります。

看護師のダブルワークの具体例と、それぞれの給与や時給を紹介します。

  • 電話相談業務

    時給1500円~

  • 老人ホームなどの派遣

    時給2200円~2500円

  • 訪問入浴看護師

    時給2000円~

  • デイサービスなどの単発

    時給1900円~2100円

  • 夜勤バイト

    一回25000円~

単発のアルバイトは時間的にも余裕が持てて空いた時間に働いて収入アップできるというメリットがあります。

しかし、常に仕事があるわけではなく、特に人気のある求人の情報はなかなか手に入らないというデメリットもあります。

看護師のダブルワークのメリットとは

看護師がダブルワークを始めるには、就業規則や法律などの面から副業などが許されるかどうかという点をクリアした上で、注意事項を守って働くことが重要です。

しかし、ダブルワークにはそういった苦労に見合うメリットがあるのでしょうか?主なメリットは3つあげられます。

収入が増える

特に、時給の高い夜勤の仕事を副業によって得られる収入増加効果は大きいでしょう。

もちろん、自分の体力や精神に負荷がかかりすぎないようにすることが前提です。

しかし、収入がアップすることによって、生活の不安が解消され、自信を持って仕事ができることにつながるメリットもあるでしょう。

空いている時間があれば副業するというスタンスではなく、月収をいくらアップさせたい、貯金をいくらまでしたいといった目標を持ってダブルワークや副業することをおすすめします。

目標を持つことでモチベーションが維持しやすくなりますし、働きすぎの防止にも役立つはずです。

気分転換になる

本業と副業が別の仕事である場合、飽きずに働けることが期待できるでしょう。

本業が看護師で副業も夜勤勤務の看護師の場合は、長時間、病院で過ごすことになりますが、看護師ではない副業を選べば新鮮な気持ちで副業ができます。

人の世話をする看護の仕事は人の役に立てるという面で、やりがいのある仕事ではありますが、ストレスを感じることが多い仕事でもあります。

長期的に仕事をしていくためにはしっかりと気分転換をすることも重要です。

ダブルワークを気分転換として利用するという考え方もあることを知っておくとよいでしょう。

両方パートにすることで無理なく看護師を続けられる

フルタイムで看護師の仕事をするとなると、子育てや介護をしながら両立するのはかなり難しくなります。

しかし、2つ以上の職場でパートとして看護師の仕事をするのであれば無理なく看護師を続けることができ、ある程度まとまった収入も確保できることにつながるでしょう。

看護師の仕事は続けたいが子育てや介護で正社員として働くことが難しいという人は、2か所で看護師のパートをするというダブルワークのスタイルを試してみることをおすすめします。

ダブルワークでトラブル多発?!退職の危機?

看護師のダブルワークの注意点を紹介してきましたが、何よりも重要なのは、勤務先の病院に迷惑をかけないようにすることです。

就業規則で副業が可能とされているとしても、ダブルワークをしてハードな生活を送ることで、本業に影響が出てしまえば本末転倒です。

副業の影響だと判断されれば、副業をやめるように注意を受けることもあります。ひどい場合は退職を余儀なくされる場合もあります

特に注意力が散漫になり、インシデントが多くなったり、重大なミスにつながってしまえば看護師を続けることが難しくなります。

もちろん体調を崩してしまっては元も子もありません。あくまでも副業であることを忘れずに無理のない範囲でつづけられる仕事を選ばなくてはなりません。

ダブルワークをしたいけれど勤務先の病院が副業禁止の場合や、本業とのバランスをとっても希望する収入を得られないなら、今の職場よりも高収入が見込める職場への転職を考えるべきかもしれません。

現職では身に着けることのできないスキルを取得する目的で副業をする方も、本来やりたかった業務ができる病院に思いきって転職することを考えてみてはいかがでしょう。

この記事のまとめ
  • 公立や国立の病院に勤めている場合、ダブルワークは難しい
  • 私立病院に勤めている場合、ダブルワークが可能な場合があるので就業規則の記載内容を確認する
  • 副業からの収入を普通徴収とすることができれば本業にバレない
  • 今の職場よりも高収入が見込める職場への転職が一番安全

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