[ 記事作成日時 : 2018年8月27日 ]
[ 最終更新日 : 2020年2月19日 ]

川崎医科大学附属病院で働く看護師の実態は?評判や年収を調べてみた

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岡山県にある川崎医科大学附属病院は、病床数1182床もある大規模な大学附属病院です。看護師としてスキルアップできる環境づくりにも力を入れている同院。

今回は、そこで働く看護師の働き方や待遇面などを徹底的に調べてみました。

      
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看護師からみた川崎医科大学附属病院の特徴・評判は?

川崎医科大学附属病院はいくつあるの?それぞれに特徴があるの?

川崎医科大学附属病院は、川崎という名前から神奈川県川崎にあると思われている方もいらっしゃいますが、岡山県にあります。川崎医科大学には附属病院と総合医療センターという2つの病院があります。

川崎医科大学附属病院

川崎医科大学附属病院は、岡山県倉敷市にある、病床数1182床の大規模な大学病院です。

「24時間いつでも迅速かつ最高の医療」を掲げ、ドクターヘリをはじめとする高度救急救命センターを完備しているほか、地域がん診療連携拠点病院、特定機能病院の指定を受けており、まさに岡山県の医療を支えている病院の一つといえます。

川崎医科大学総合医療センター

川崎医科大学総合医療センターは、岡山県岡山市北区にあり、岡山駅から車で10分ほどと立地条件のよい病院です。

病床数は647床あり、附属病院同様に24時間365日診療で救急医療を提供しているほか、地域医療と連携し、地域包括ケアシステムの推進を行っています。

川崎医科大学附属病院は、附属病院と総合医療センター、2つの病院によって岡山県内の医療を支えています。

ほかの病院とくらべて教育制度は整っている?

川崎医科大学附属病院職員の口コミをチェックすると、多くの方が「教育制度が充実している」と回答していました。川崎医科大学附属病院では、新人看護師を対象として、以下のような教育制度を整えています。

プリセプターシップLife

川崎医科大学附属病院では、新人看護師に対してプリセプターシップLifeと呼ばれるプリセプターシップ体制を整えています。プリセプター制度を導入されている病院の多くは、新人看護師の入職前よりペアリングを決定しているために、性格が合わない等の問題が発生しやすくなっていました。

川崎医科大学附属病院のプリセプターシップLifeでは、入職時に新人看護職員と先輩看護職員のペアリングを決定します。よってそういった問題が起きにくいというメリットがあります。

また、プリセプター以外にも職員全員がサポートナースとして、新人看護師をサポートする体制を整えており、新人看護師が心身ともに健全で、明るく働き続けられるような環境といえます。

スキルアップできる環境が整っている?

川崎医科大学附属病院では、患者さん中心の質の高い看護を提供するために、新人看護師はもちろんのこと、一人ひとりの実力や目標、学ぶ意欲に合わせて、ステップアップできるシステムを採用しています。

レベルは新人、レベルⅠ~Ⅳにわかれ、レベルⅣの方に対して認定看護師や専門資格など、特定領域のスペシャリストや管理職の養成も視野に入れられています。

管理職=年功序列という職場も多い中、管理職の養成についても明言している病院は少ない中、川崎医科大学附属病院ではまさに「一人ひとりの実力や目標、学ぶ意欲にあった教育」を受けることが可能となっています。

力を入れている診療科目はある?

川崎医科大学附属病院では、特に救急医療に力を入れています。

2018年7月に発生した豪雨災害時、川崎医科大学附属病院では災害発生翌日である7月8日にDMAT参集地点に指定され、他院のDMATとともに被災地にて数々の医療活動を行いました。

また、災害発生時以外にも、川崎医科大学附属病院にはドクターヘリを要する高度救急救命センターがあり、岡山県の救急医療を支えています。

よって川崎医科大学附属病院は、大学病院の中でも特に救急医療に精通した病院である、といえます。

川崎医科大学附属で働く看護師の働き方は?離職率は?

日勤のみ、残業なしといった働き方は可能か?

川崎医科大学病院の募集要項を見てみると、2018年7月現在ですでに2019年度の募集のみを掲載しています。

また、HP上の募集では「夜勤可能な方に限る」との注意書きが書かれていることから、日勤のみという働き方は難しいと推測されます。

残業なしについては、多数の職員が「残業が多い」という情報を寄せていること、休日であっても勉強会や研修へ参加しなくてはいけないということを考えると、この条件もかなり難しいと推測できます。

子供がいるママナースにも働きやすい環境?

川崎医科大学附属病院では、院内保育所を完備しています。定員に余裕があれば一時保育も行っているほか、毎週1回は夜間保育も実施しており、ママナースが働きやすい環境を整えています。

一方で、ママナースであっても勉強会や研修参加しなくてはいけないことが多いこと、残業が多いことなどから、職員の方からは「働くママナースはほとんど家族のサポート体制を整えている」という意見も多く寄せられていました。

よって家庭を重視したいママナースにとっては、かなり厳しい環境だといわざるを得ません。

休みが取りやすい雰囲気?

川崎医科大学病院の募集要項を見てみると、年間の休日は111日、と記載されています。12ヶ月で割ると、1ヶ月につき9~10日休みがあるという計算になり、休日数は平均といえます。

職員の方からも「希望休みは取りやすい」「調整はあるが、夏休みはおおよそ希望通りとれている」とのことでした。

一方で有給については、「勝手に取得されていた」「病欠のためにとっておいている人がほとんどで、自由に使えるというイメージはない」といった厳しい意見が多く聞かれています。

よって、休み希望は比較的通りやすいが有給は消化しにくいため、結果としてとりやすい雰囲気であるとは言いがたいようです。

気になる川崎医科大学附属病院の「離職率」は?

川崎医科大学附属病院では、離職率を公表していません。よってあくまでも推測となりますが、職員の方からは「結婚・妊娠をきっかけにやめる人が多い」「若い看護師と年配の看護師が多く、中間層があまりいない」という情報が多く寄せられていました。

毎年約100名の看護師が新たに入職していることを考えると、看護師の離職率は低くないのではないか、という推測ができます。

川崎医科大学附属病院の看護師寮について知りたい

川崎医科大学附属病院の看護師寮はどこにある?通勤時間は?

川崎医科大学病院の看護師寮は、病院まで徒歩5分の位置にあります。警備上の問題から詳しい場所が明記されていませんが、鉄筋4階建ての9畳ワンルームであり、数に制限こそありますが駐車場も完備されているとのことです。

子供がいる、新卒…入寮できる条件は?

川崎医科大学附属病院の看護師寮は、HPにて明確に「独身者」と記載されています。よって既婚者は入居できません。

また、新卒に限らず希望者は概ね利用できるとのことですが、空き状況によってはすぐに入居できない場合もあるとのことです。

よって入寮を希望している場合は、事前に空きがあるかどうかを確認されることをお勧めします。

寮にかかる費用は?住宅手当をもらうのとどっちがお得?

寮にかかる費用については、HP上には記載がないため費用はわかりませんでした。住宅手当は、借家・居住者に対し月額最高27,000円まで支給と記載されていました。

大手不動産サイトHOME’Sによると、病院のある岡山県倉敷市のワンルーム・1Kの平均家賃は4,18万円であることから、仮にこの金額で住宅手当を満額もらった場合、自己負担額は約15,000円となります。

よって寮費が15,000円以下であり、条件が合えば入寮を検討したほうが金額面ではお得であるといえます。

川崎医科大学附属病院看護師の収入事情は?

新人看護師の収入は、ほかの病院とくらべて多い、少ない?

募集要項を確認すると、新卒での給与額は夜間看護手当、超過勤務手当などを含み、大卒で290,637円、3年卒で279,708円となっています。

この額はほぼ平均並みだといえますが、職員の方からは「残業が多いので、見合っていない」という意見が多く聞かれました。

一方で、川崎医科大学附属病院は国家公務員の人事院勧告に準じて、給与のベースアップを行っています。これはつまり、給与のベースアップは公務員と同等に扱われるため、長く務めれば務めるほど、よりよい給与を得ることができることを意味しています。

職員の方からは「若いうちは給与は低いが、長く務めることで着実にベースアップするのは魅力的」という意見も多く、「川崎医科大学附属病院へ長く勤務したい」と考えている方にとっては、とても良い環境であるといえます。

ボーナス額はどれくらい?認定看護師ならアップする?

募集要項によると、平成29年度のボーナス実績は4,4ヶ月であり、看護師の職場としてはまずまずの水準となっています。また、水準だけでなく注目したいのが、ベースアップによるボーナス額の上昇です。

ボーナスは基本給の額を元に算出されるため、ベースアップが確実にある病院であればあるほど毎年ボーナス額は上昇することになるため、長く務めれば務めるほどボーナス額も確実に上昇します。

なお、給与以外の支給手当に資格手当は入っていないことから、認定看護師など資格があることで別途手当がつく、ということはないようです。

川崎医科大学附属病院の新卒採用事情は?

新卒看護師の採用試験は難易度が高い?倍率は?

川崎医科大学附属病院では、毎年約100名の新卒者を採用しています。

採用試験は6月から10月まで全5回行われていること、職員の方より「友人と一緒に受けたが、全員合格していた」という情報が寄せられていたことから、難易度としては決して高くないことが推測されます。

附属の学校に通っていれば就職できるの?

川崎医科大学附属病院には、附属の学校として川崎医療短期大学があります。

平成28年度卒業生の進路を見てみると、58%が附属病院、または総合医療センターへ就職していることを考えると、附属の学校に通うことでより川崎医科大学附属病院や総合医療センターへの就職はしやすいと推測されます。

川崎医科大学附属病院に中途で転職したいなら

川崎医科大学附属病院の中途採用は通年行っている?

2018年7月現在、HP上にて中途採用については「随時募集しています」と掲載されています。HP上に記載されている情報の多くは新卒者向けとなっているため、中途での転職を希望する場合は事前に問い合わせをする必要があります。

ママナースでも転職できる?必要なスキルはある?

川崎医科大学附属病院では中途採用も随時行っており、ママナースであっても転職そのものは可能です。

一方で、職員の方からは「家族の協力を得ることができないと、働き続けることは難しいと思う」「当日の急な休みがあると代わりに休日の人が出勤で呼び出されることがあるため、裏でいろいろといわれているママナースがいた」など、ママナースに対してかなり厳しい意見が聞かれました。

よってママナースで転職を検討している場合には、家庭を優先にできない場合があること、そして周囲の方全員から子育てに対して理解を得られるとは限らないという覚悟を持つ必要があるといえます。

本気で川崎医科大学附属病院に転職したいなら!

川崎医科大学病院では、通年で中途採用を行っています。しかし実際にどのような対策をとれば良いのか、ネット上で得られる情報は限られているため悩んでいる方も多いかと思います。

そうした時、ぜひ活用していただきたいのが転職エージェントです。転職エージェントを使うことで、看護師の転職について精通した専門スタッフが、あなたの転職活動を全面的にバックアップしてくれます。

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