認定看護師の役割って?資格をとる前に確認したいこと

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認定看護師って何?業務や役割、必要性について

認定看護師の制度が始まって二十年以上が経ちました。

認定看護師の数は年々増加傾向にありますが、具体的な業務や役割、必要性についてまでは看護師間でもあまり知られていないのが実情です。

そこで今回は、認定看護師について詳しく解説していきましょう。

認定看護師と正看護師の業務や役割の違いとは

そもそも、認定看護師と正看護師とはどういった違いがあるのでしょうか?

日本看護協会では、以下のように定義しています。

「認定看護師は、特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を用いて水準の高い看護実践のできる認定看護師を社会に送り出すことにより、
看護現場における看護ケアの広がりと質の向上をはかることを目的としています。
認定看護師とは、本会認定看護師認定審査に合格し、ある特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を有することが認められた者をいいます。

よって、正看護師の業務が「医師の補助および療養上の世話」だとするならば、認定看護師は「看護ケアの広がりと質の向上」が業務となります。

認定看護師の役割として、同じく日本看護協会では、以下の三つを上げています。

  • 1、個人、家族及び集団に対して、重要熟練した看護技術を用いて水準の高い看護を実践する。(実践)
  • 2、看護実践を通して看護職に対し指導をおこなう。(指導)
  • 3、看護職に対しコンサルテーションをおこなう。(相談)

このように、認定看護師は正看護師の業務や役割に加え、以上のような内容が期待されているのです。

認定看護師の必要性について

医師は免許取得後に研修を経てそれぞれの診療科を選ぶことができますが、看護師の場合は専門の診療科を選ぶことは原則できません。

しかし、日々発展する医療現場において、特定の看護分野に特化した看護師の存在が必要となり、認定看護師の制度が始まりました。

認定看護師の目的の中に、「指導」と「相談」があるのも、看護職全体の質の向上が目的となっているからです。

今後さらに看護が発展していくには、認定看護師はまさに必要な制度であるといえるでしょう。

認定看護師になる条件や難易度は?資格取得のメリット・デメリットも知りたい

看護師のなかには、将来認定看護師を目指したい、という方も多くいらっしゃいます。

では、認定看護師を目指すためには、どういった条件があるのでしょうか?

難易度や資格取得のメリット・デメリットも併せて解説していきましょう。

認定看護師になるための条件は?

認定看護師になるためには、以下の四つの条件をすべてクリアしなくてはいけません。

〇看護師免許を取得していること(准看護師は除外)

〇看護師免許取得後、実務経験が五年以上あること。

そのうち三年以上は認定看護分野での勤務経験がある。

〇認定看護師教育機関を修了している(6か月、615時間以上)

〇認定試験に合格する

そのため、最低でも看護師資格取得後5年たたないと、認定看護師になる資格はありません。

また、認定看護師教育機関に最低でも6か月以上通学しなくてはいけません。

認定看護師の資格についてのメリット・デメリットは?

認定看護師の資格取得においてのメリットといえば、なんといっても特定の看護分野において、自分の知識と技術をより深めることができる、ということです。

看護学生時代とは違い、より専門的に特定の看護分野について学ぶことができるため、認定看護師が設定されている看護分野の勉強を深めたい方にはまさにうってつけの資格だといえます。

一方で、デメリットでは「認定看護師教育機関を修了する」という点があげられます。

認定看護師教育機関はすべて日中に講義および実習を行っているため、この期間は仕事をすることができません。

勤務先に支援制度がある場合には、研修扱いとなり基本給が支払われるといった対応がとられることもあるのですが、
そういった支援制度がないと休職や、一度退職して再就職する、ということも考えなくてはなりません。

また、教育機関は全国どこでもある、というわけではなく、看護分野によっては全国でも数箇所しかない、といったこともあるため、
自分の希望する看護分野の教育機関が近隣にない場合には、教育機関の近隣へ一時的に引っ越す必要も出てきます。

これらは、認定看護師の資格取得にあたって最大のデメリットであるといえるでしょう。

認定看護師と専門看護師はどちらが資格を取りやすいの?

認定看護師とともに知られているのが専門看護師という資格です。

専門看護師は、日本看護系大学協議会と日本看護協会が提携し、運営されている制度となっています。

資格取得のためには、看護師免許取得以外にも、以下が条件となります。

〇看護系大学の大学院修士課程を修了している

〇専門看護師教育課程基準の所定単位を習得すること

〇実務研修5年以上、うち3年以上の専門看護師分野の実務経験

大学院の修士課程は2年の通学が必要となるため、認定看護師よりもより取得条件は厳しいものとなっています。

そのため、資格取得の難易度は、専門看護師よりも認定看護師のほうが低いといえるでしょう。

認定看護師の資格を取る前に確認しておきたいこと

ここまで認定看護師について解説してきまたが、こうしてみてみると認定看護師の資格取得には相当の努力が必要であるということがお分かりいただけるかと思います。

では、そんな努力の末に認定看護師の資格を取得すると、どういった点が代わるのでしょうか?

認定看護師になると給料額はどれくらい変化する?

日々働く中で重要となるのが、「お給料」ですよね。

認定看護師の資格を新たに取得した方の文献を読むと、残念ながら認定看護師の資格を取得した後、大きくお給料がUPした、ということはあまりないようです。

具体的には、一万円以上のUPをしている、という方はほとんどいらっしゃいませんでした。

ただ、認定看護師の資格を取得することで役職がつき、役職手当がついた、という方は一定数いらっしゃいましたので、微増ではありますがお給料の額がUPする、ということはいえそうです。

認定看護師になるための費用や期間はどれくらい?

認定看護師になるための最大のハードルは「教育機関への進学」です。

教育機関によって費用はまちまちですが、

  • 教育機関進学にかかる費用が約100万円
  • 進学のための引っ越しや住居の確保、交通費や教材費などに約100万円

おおよそ200万円ほど費用が掛かるとされています。

教育機関入学のための準備や、教育機関での通学、認定試験までのことを考えると、資格取得には最低でも一年半ほどの期間は見込んでおくことが無難です。

認定看護師になるための病院の支援制度はある?

認定看護師になるためには、費用や期間がかかります。

そのため、大切となるのが「支援制度」です。

病院によっては、一度退職を迫るところがある一方で、教育機関にかかる費用を全額負担してくれたり、通学期間も研修として勤務扱いにして、通常通りの給与を保証してくれるところもあります。

これから認定看護師の取得を目指す場合には、認定看護師の資格取得に対して支援制度が整っている病院へ転職する、というのも一つの手です。

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