看護師が人間関係でストレスを抱えてしまったら…3つの辛い悩みと対処法

看護師の人間関係が辛い
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職場の人間関係に悩み、どう解決したら良いのかわからないという看護師は少なくありません。職場を変えても、同じ状況をくり返す不安があります。

人間関係で悩みを抱えないためには、どうしたら良いのでしょうか。ここでは人間関係をストレスにしない方法や人間関係で悩んだときの対処法について解説していきます。

人間関係で悩んだ看護師さんの体験談

上下関係

社会に出てからの先輩・後輩の関係は、学生時代にもまして深刻な悩みを引き起こします。仕事を通して必ず関わらなければならないだけに相性が悪くても、避けることはできません。

上下関係に悩む看護師の体験談を紹介していきましょう。

学生時代からの苦手意識

学生として学んだ実習病院に就職をし、学生時代に指導者だった先輩看護師と同じ部署に配属されました。学生時代にあまり出来のよい学生ではなく、また、もともとの性格がマイナス思考であったため、先輩看護師のことはとても苦手でした。

配属後、同じ勤務時間で仕事をすると、いつも、何か言われたらどうしよう、と思っていたため余計にその人の前に出ると、頭が真っ白になり、できることもできなくなりました。白い目でみられたり、ため息をつかれたり、陰で何か言っている様子がうかがえたりして、落ち込みました。

どんな人にも苦手意識を持つ人はいるものですが、相手が指導する立場で毎日顔を合わせなければならないとすれば、大変に辛いことです。先輩の視線が気になり、委縮する一方では本来の力も発揮できなくなります。

上下関係が仕事に大きな影響を及ぼしているケースです。

板挟みの立場が辛い

私を間に挟んで、他のスタッフが上下関係でもめています。年上なだけで大したこともできないにの偉そうにしている年配の看護師を、若手の看護師は心底嫌っています。

常に緊張が走る間に立っていると、自分には実害がなくとも胃が痛くなる思いになり、まともに仕事ができません。

直接的な関わりがなくても、職場の雰囲気が殺伐としていると働く意欲が低下します。当事者でないだけに、逆にひとりで気を遣う状況になっているようです。

プリセプターから一方的な嫌がらせを受ける

プリセプターから嫌み(「私より仕事が出来ないくせに、大卒だから給料が高いなんてありえない」「質問してくるな」等)を言われたり、反省文を深夜2時まで書かされたりと、プリセプターから嫌がらせに近い指導を受けた

本来は新人を一日も早く一人前に指導するべきプリセプターが、私情にとらわれて嫌がらせをしてくるケースです。まともに業務を覚えることができず、看護師としての役割が果たせません。

看護師の仕事自体に絶望してしまう可能性もあります。

人間関係の悩みの中で最も多いのが「先輩との関係」です。特に新人の頃は自分にも自信がなく、誰にも相談できずに抱え込んでしまうケースが多いようです。

先輩との関係が悪化してしまうと、職業的な成長を妨害されることもあります。逃げ場のない悩みに、追い詰められて退職する例も少なくありません。

人間関係の悪さ、身近な人に相談しよう

人間関係は自分とは異なる相手がいれば、必ず発生します。良好となるのかどうかはそのときどきの状況に左右されますが、多忙な医療現場においては感情がすれ違いがちです。

人間関係が悪化すると「自分さえ我慢すれば」と考えてしまう人もいますが、その状態が長引くほど精神的な負担が増大し、業務に影響を与える結果となります。人間関係においては、誰かひとりの責任ということはあり得ません。

自分の心にためこまずに、信頼できる相手に相談することが大切です。

同僚に相談する

先輩との人間関係に悩むなどの場合、ほかに同じ思いを感じている人と辛い気持ちを共有することで乗り切るという方法があります。

特に新人に対しては、仕事の厳しさを教えるために敢えて冷たく当たるという方針の看護師もいます。同期と愚痴を言い合い、時にはストレス発散をしに行くことで時間を過ごしてみたら、先輩の態度が次第に変わり最終的には認めてもらえたという例もあるようです。

慰め合え、辛さを理解してくれる仲間がいれば、上下関係についての悩みも耐えられるものになるかもしれません。

とにかく理不尽なことで頭ごなしに怒られるなどの問題についても、そばで見ていた同期に愚痴を吐き出したら、そのひどさに共感してもらえてすっきりしたという例があります。

嫌な気持ちをすべて吐き出せれば、精神的に楽になります。そこで強い共感が得られれば、ひとりぼっちではないことに気付き、自分が悪いわけではないと思えるようにもなります。

「辞めるしかないのでは」「もう職場に行きたくない」といった後ろ向きな気持ちから立ち直り、解決につながっていきます。

上司に相談する

先輩の言うことは何でも黙って言うことを聞く、というような体育会系のような在り方は今の社会には通用しません。

あまりに目に余る言動があれば、例え相手が先輩であっても集団で上司に相談するという方法もあります。複数からの意見であればそれだけ説得力があり、職場の問題として取り上げてもらいやすくなります。

新人のときには「自分だけが悪いのでは」「新人の自分の口からは告げ口できない」と思い込みがちですが、明らかなパワハラを見過ごすことは、職場のためになりません。個人名を挙げられないとしても、状況を上司に伝えて全体的な改善を促す方法もあります。

看護師長などかなり上の立場の人間であっても、看護師の意見を上層部に誠意をもって伝えれば、環境は改善できます。勇気をもって進言したことで、理解を得られ、ねぎらいの言葉をかけてもらえたというケースもあります。

看護師が気持ちよく働けないような医療現場は、いずれ患者も不利益を被ります。自分ひとりだけの問題とせずに、思い切って上司に打ち明けることで、職場環境を良くするきっかけとなる場合もあるでしょう。

自分ではどうにもならない問題でも、上司に相談して担当者や仕事を変更するなど、状況を変えることは可能です。

家族に相談する

職場では相談しにくい内容や、誤解を招きそうな話である場合には、家族に話すのも気持ちを解放する効果があります。

例えば患者やその家族の話などは、なかなか病院内では話せないものです。問題の解決にはなりませんが、聞いてもらうだけでもすっきりとして心が落ち着きます。黙って聞いてもらったり、励ましを受けたりすれば精神的に楽になります。

職場以外にも生活の場があることを再認識できれば、人間関係の問題を小さく捉えられるようになるかもしれません。

人間関係のストレスを抱えたら自分を振り返ってみよう

人間関係の悩みには、お互い異なる人間の意思疎通がうまくいかないという原因があります。ほんの少し自分自身の行動や考え方を変えることで、改善できる部分もあるかもしれません。

もちろん自分ひとりが変わっても、まったく状況に変化がない場合もあります。また自分自身を追いつめたり、責めたりする必要はまったくありません。

前にもあったように、人間関係の問題は相手があるからこそ発生しているのです。ただ、視点を変えてみることは、どのような場面でも大切です。何らかの変化を起こしたいとき、参考となる考え方を紹介していきます。

捉え方を変えてみる

ひとりひとりの人間には、客観という見方は存在しません。あるのは、これまでの経験を通した主観だけです。一度「怖い人」「私を敵視している」とインプットされると、それをぬぐいさるのは難しいものです。

「自分にだけ厳しい」先輩について、冷静になり、固定観念を振り払って考え直してみてください。あなたが思っているほどその人は悪い人ではないかもしれません。真剣に、親身になり、指導してくれようとしていただけかもしれません。

医療現場では、ほんの少しの気のゆるみが人の命に関わります。患者さんの命や、医療行為をする自分を守るためには、誰かが厳しく指導することが必要です。看護師には厳しい人が多いと言われますが、それだけ仕事にかける本気度が高い表れでもあります。

少し割り切って「アドバイスがもらえてラッキー」くらいの気持ちでいることで、あなたが少し楽になれるのではないでしょうか。

苦手意識というのは、「苦手だ」と思い込むことでさらに積み重なっていきます。苦手意識があると避けようという気持ちが働き、相手の真意まで見失います。

例えば学生時代に指導者だった先輩でも、新しい段階になった時点で一度クリアな気持ちになり、先入観を持たない状態で関わることが大切です。昨日厳しい叱責を受けたからといって、今日もまた同じ状況になるわけではないのです。

看護師の働く現場は常に多忙です。嫌っているわけではなくても、ピリピリした現場において厳しい言い方になってしまうということを理解することも必要です。

行動を変えてみる

怒られるから、無視されるからといって投げやりな態度でいると、気の合わない人だけではなく、誰からも認められない存在となっていきます。自分から明るくあいさつをするなど、日々の自分の行動を変えていきましょう。

積極的にあいさつをし、礼儀正しくふるまっていれば、それを認めてくれる優しい先輩が必ずどこの病院にもいるはずです。

相手の注意が看護師の業務に対して必要であり、もっともならば、どのようなことばであっても真摯に受け入れることが大切です。しかしただ相手の顔色を伺うのではなく、常に自分の意見をしっかりともち、疑問点があれば明らかにしていこうとする姿勢を忘れてはなりません。

ただ黙り込めば周囲は余計いらいらします。あまりに無理なことを言う人に対しては、はっきりと「NO」という意志を伝えるべきでしょう。

基本的には他人は変えられないということを、理解するのが重要です。スキル不足のままでいくら反論しようとしても、相手は聞く耳をもちません。自分のスキルを向上させ、周囲の評価を変えれば、自然に意見も尊重されるようになります。看護師として一人前を目指すことが、人間関係の改善にも役立ちます。

仕事は人生の重要な部分を占めますが、決してそれがすべてではありません。プライベートとは切り離し、ときには業務内のことと割り切って、ストレスを発散させられる場所を確保しておくことが看護師を続ける上では大事です。

異動/転職する

現在の環境ではどうしても人間関係を改善できないと思う場合には、思い切って職場を変えるという選択もあります。

グループ内や病院内での異動という選択肢もありますが、部署が変わることで自分のやりたい仕事ではなくなってしまったり、問題のある相手と顔を合わせたりすることも考えられます。

異動を希望する際には、異動先の雰囲気や業務内容をしっかりと把握しておく必要があります。

完全に現在の職場から離れるためには異動ではなく、転職という方法もあります。人間関係を理由とする転職に対して、マイナスのイメージを持つ人もあるようですが、決してそうではありません。

むしろ、看護師としての業務をしっかりとこなしていくための、前向きな選択とも言えます。辛い思いを無理に抑え込んで仕事をするよりも、転職によって自分が思い描く通りの、働き方を実現できる可能性があります。

転職を前向きに考えよう

人間関係は個人的な努力や行動の改善だけでは、どうにもならないこともあります。どれほど自分が頑張っても、やはり相性が悪い相手や、変えられない状況があるのが現実です。

そのような中では、思い切って転職するのは決して悪いことではありません。看護師は職場の人間関係を保つために仕事をしているのではなく、患者の回復のため、あるいは自身の人生のために看護師をしているはずです。

上司に相談し、でき得る限りの手を打っても改善されないのであれば、働く場所を変えるのが自分のためです。看護師の職場は、ひとつだけではありません。看護師を欲しているところは、いくらでもあります。

新しい職場では新しい自分、新しい仲間を知ることができ、新しい世界が開けます。無理をせずに、自分が自分らしく働ける場所を探すことが大切です。

どれほど素晴らしい病院であったとしても、自身が楽しく働くことができないのであれば、自分にとっての価値はありません。自分の心の健康を守るための転職であっても、一向に構わないのです。

転職前に気を付けるべきこと

人間関係がいい職場を選ぶコツ

せっかく煩わしい人間関係から逃れ、転職をするからには、できるだけ人間関係の良い職場を選びたいものです。

実際に病院に足を運び、自分でその場の雰囲気を感じておくのはもちろんですが、少しでも多くの情報を入手しておくことが重要です。どのような職場に入っても、上下関係が生じるのは仕方のないことですが、新人が馴染みやすい工夫や制度が整っているなど、組織としての受け入れ態勢もチェックしておきたいことろです。

また、女性同士の派閥争いがないか、職場の平均年齢、男女比、離職率に加え、看護部長や病棟師長の人柄や方針など、徹底して調査しておくと全体的な人間関係が見えてきます。

条件の優先順位を考えよう

「人間関係の良い職場に転職したい」という一心で人間関係だけを重視した結果、他の条件に満足できない職場に転職してしまう可能性があります。また、現在の人間関係から逃げたいというだけでは、どのような職場で働きたいかというポイントが明確にできません。

まずは現状を整理し、今ある問題点を確認しておきます。さらに人間関係以外で重視したい条件、その順位づけをしておくことが大切です。自分が理想とする職場、目標とする自身の姿をきちんと把握することで、転職先に求める具体的な条件を決めていくことができます。

例えば転職先の立地、給与や待遇、福利厚生、人間関係など、重視する項目について、それぞれにできるだけ詳細な希望を書き出してみます。優先順位をつけて並べておけば、次の職場で働くイメージを作ると同時に、応募先を選択するときに比較する基準が得られます。

人間関係で悩まない職場に転職する方法

新しい職場で人間関係で悩まないためには

新しい職場で人間関係に悩まないためには、前職での問題点を洗い出し、同じ状況を作らないことがもっとも大切です。基本的な姿勢としては、敵を作らず、敵と考えないこと。

当然ですが誰に対しても同じ姿勢で、あいさつを積極的にしていきます。苦手だと思える人に会ったときには、「そういった考え方もある」「自分とは違って興味深い」という受け止め方をしていきましょう。

必要以上にへりくだることはありませんが、見栄を張らないことが大切です。スキル不足は謙虚に認め、自信のあることについてほめられたら素直に喜びを表現します。

どのようなシーンでも相手を立てる話し方を心がけますが、お世辞ではなく誠実なことば選びをすることが信頼を勝ち得るポイントです。

転職サイトを利用する利点

人間関係の良い職場への転職を成功させるためには、内部情報に通じた転職サイトの活用が欠かせません。転職サイトのエージェントは、数多くの病院の情報を保有しています。

看護師専門の転職サイトでは多くの看護師の転職をサポートした経験をもち、入職後にもフォローを継続します。そのため実際に働いた後での様子を知ることができ、看護師の生の声を収集しています。

一般的に病院の雰囲気を知ることはできても、職場としての内部の雰囲気までは捉えられません。しかし人間関係を転職の条件として重視するのであれば、そこがもっとも知りたい部分です。加えて外部には公表していない新人の離職率や、上司たちの人間関係、人柄など、奥深い内部情報までをも確認することができます。

たくさんの看護師を見てきた転職アドバイザーが、あなた個人にマッチする病院を探し出して紹介してくれます。万が一、入職後にまた人間関係に悩むようなことがあれば、一緒に考えて解決法を探してくれるでしょう。

転職活動から就職後まで、しっかりと支え、見守りながら、力強い味方となります。

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