ブランクがある看護師も復職できる?再就職に向けての準備と心がまえ

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ブランクで、最新の技術や知識についていけないかも

10年のブランクがあるのに、採用してくれる職場はある?

看護師の仕事を離職してから2年、5年、10年と時間が経ってしまったという人は多くいます。

ブランクが長くなってしまうと、転職先が見つかるか不安になりますよね。

長いブランクも克服するために復職までに準備しておきたいこと、再就職に成功するためのコツをお伝えします。

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ブランク明けの復職に向けて準備したいこと

看護師の復職支援セミナー

自信をもって転職活動に臨むため、またなるべく早く技術力や勘を取り戻すためにも、復職に向けて準備をしておくことは非常に大切です。

ここでは、看護師復帰準備に適した方法をご紹介します。

復職までに身につけておきたいスキル

  • 採血・点滴の注射法
  • バイタルサイン測定
  • 血糖測定
  • 清潔ケア
  • 食事介助
  • 排泄の援助
  • 酸素療法・吸引

基本的な看護技術はしっかりと感覚を取り戻しておく必要があります。

復職前に、これらの復習をしておくことで、長年のブランクに対する不安を軽減させることができます。

特に、採血や注射に関しては、久々に見る針やシリンジがこわいと思わずに行えるようにしておきたいものです。

たとえば、看護学校時代に使っていた教科書や参考書を一通り読んでおくことなど、対策を事前にしておくことをおすすめします。

さらに看護技術を学ぶための学習アプリも、通勤中や少し手が空いた時間に使えるので便利です。

復職支援セミナーや研修に行こう

各医療機関や各自治体では、ブランクのある看護師を支援する「復職支援研修」などを行っています。

このセミナーで学ぶことができるのは、復職後に問題なく業務を行えるような、基礎的な知識や技術です。

各都道府県のナースセンターやナースプラザ、医療施設がブランク看護師の復職を促すために講習を開催しています。

次に、東京都ナースプラザの復職支援研修をご紹介します。

手厚くしっかり体験コース
すぐにでも復職したい方、最新の看護技術を現場で体験してから復職したい方対象
気軽にさくっと体験コース
復職に向けて少しずつ準備をしたい、まずは身近な施設で職場の雰囲気を感じたい方対象
学校に戻って体験コース
都立看護専門学校の模擬病棟や実習室などで、地元の潜在看護師に向けた研修を実施

上記のようなコースが3つあり、手厚くしっかり体験コースの標準研修プログラムは、『1日コース』、『5日コース』、『7日コース』の中から必要に応じて選ぶことができます。

兵庫県看護協会では、年2回5日間開催している『再就業支援研修会』、『看護基礎技術研修』、技術の再確認をしたい方を対象にした『一時救命処置研修』、『病院実習』などの取り組みを行っています。

こうしたセミナーに参加することで最新の医療や看護についての知識を学ぶことができ、実際に医療機器を使った演習や病棟での実習なども受けることができます。

自治体主催のものなどは基本的に無料で、気軽に参加できるので、各自治体や看護協会、ナースプラザの研修を積極的に活用してみましょう。

研修を通じて、手を動かしてみると、「意外と体が覚えている」ことに気が付き、少し自信が持てるかもしれません。

ブランクのある看護師は職場選びが重要!

子育てに家庭と仕事を両立するブランク看護師

いざ、復職に向けての転職活動を始める際、ブランクがある看護師がなるべくスムーズに復帰するためには職場選びが非常に大事です。

ブランクを経ても復帰しやすい職場選びのポイントとしては次の3点が挙げられます。

1.研修やフォロー制度があるかを確認する

転職先を探す際には、プリセプター制度や復職研修などのフォロー制度がある施設を選ぶことをおすすめします。

プリセプター制度は、通常は新人看護師を対象にした制度ですが、復職後の看護師をサポートするプリセプター制度を用意している医療機関も多くあります。

プリセプター制度があれば細かくプリセプターに指導してもらうことができますし、現場で実践的な指導を受けることで、現役の頃の感覚を取り戻すスピードも速まるはずです。

また、研修があれば学びながら実践を重ねていくことで自信をつけていくことができます。

これらの研修や制度は、すべての医療機関で行われているわけではないので、求人情報を見て、どのような研修や制度が整っているのか確かめておく必要があります。

2.ブランクを理解し再就職を歓迎してくれる職場か

ブランク後に再就職することを歓迎してくれる職場(看護部長、人事、同僚)であるということは非常に大事なポイントです。

そのような職場であれば、ブランクが長かったとしても「できること」にフォーカスして仕事を振るなどの配慮をしてくれるので、無理のないペースで働き続けることができます。

仕事をすることへの不安やブランクがあることへの不安の両面を考慮し、限定的な業務から徐々に幅を広げ、時間をかけながらも無事に看護師として再就職することにつながったという方もいます。

また、出産を機に看護師を辞め、入園や入学を機に復帰するママ看護師も多いため、ママ看護師が多い職場であるかどうかも重要です。

ママ看護師が周りにいれば、園からの呼び出しや学校行事があってもお互いカバーし合ったり、気軽に育児の相談をしたり、とても心強く思えるはずです。

3.自分が貢献できる職場を選ぶ

ブランク看護師の職場

3つ目のポイントは、転職先を選ぶ際に「自分がどれだけ貢献できるだろうか?」ということを考えてみることです。

休職前どの診療科目に勤めていたか、複数あればどの診療科目が得意だったかなどから「自分が即戦力として働けるか?」ということ考えてみましょう。

ブランクがあるとはいえ、新卒看護師とは違って求められているのは即戦力です。

自分の今までの経験や知識をどう生かすことができるかという視点で職場を選ぶことはとても大切です。

自信がないのであればなおのこと、未経験よりも経験のある科目を、不得意分野よりも得意分野を選んだ方が採用されやすくなります。

その上、ブランク明けのハンディがある期間でも貢献している実感を持ちながら、生き生きと働くことができるでしょう。

ブランクのある看護師の方におすすめの転職サイトはこちら

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ブランク後の再就職で気を付けるべきポイント

雇用形態は?

  • 常勤(フルタイム)
  • 非常勤(アルバイト・パート)
  • 派遣

仕事に慣れるために、まずはフルタイムではなくパートやアルバイト、派遣などから始めるという方法もあります。

ブランクの期間が長い場合、最初からフルタイムで全力で仕事をするというのは難しいものです。

あまりの環境変化に体調を崩してしまうこともあるかもしれません。

そうした状況を想定して、初めは時間の融通がきくパートで様子を見て、感覚を養ってからステップアップ、というように段階を踏むとスムーズに復帰しやすくなります。

パートで働く場合も、「将来的にこういうふうに働きたい」という自分なりのイメージを持って応募すると良いキャリアデザインにつながります。

そうした将来展望に向けてどうしたらいいかということについても、転職サイトのコンサルタントに相談すればよいアドバイスがもらえるはずです。

医療機関選びの注意点

ブランク明けは仕事についていけるかどうか不安も多いので、できれば忙しい職場は避けたいですよね。

しかし、「仕事がラクそうだから」という視点で選んでしまうことには注意が必要です。

クリニック

たとえば、総合病院に比べてラクなイメージがあるクリニックは、確かに重症な患者さんは少ないですが、看護師一人に対するウエイトは総合病院に比べて大きくなりますし、1人勤務の場合もあります。

そうした状況も考慮すると、フォロー体制がしっかりしていたり、診療科目が限定されている総合病院の方が再就職しやすいとも考えられます。

介護施設

また、ブランクがある看護師は医療機関ではなく介護施設を選ぶケースもあります。

介護施設も医療機関に比べて重症な患者さんが少なく、病院に比べれば緩やかに勤務できるかもしれません。

しかし、多くの介護施設には医師が常駐していないので、医師の指示のもとでの業務ができず、困惑する看護師さんが多いです。

現役看護師でも自ら状況判断し適切に対処することが難しいのが介護施設勤務。

単にゆっくり勤務できそうだからという理由で介護施設を選択すると復職に失敗してしまう危険性もあるため注意しましょう。

ブランクが長いと敬遠されやすい医療機関

新卒をメインに採用している大学病院総合病院急性期病院に関しては、ブランクの年数を気にするところが多いです。

5年程度のブランクまでは相談可能ですが、5年以上になると敬遠されやすいです。

新卒採用をメインにしている法人は平均年齢が若く、教育に対するスピードも新卒対応のため、復職する看護師のスピード感にギャップを感じる方が多いためです。

また、検査が多くて忙しい循環器消化器、急変の可能性が高い重症患者が多くいる救命病棟集中治療室なども、ブランク直後の再就職先にはおすすめできません。

ブランク明けの看護師に人気の医療機関

一般病院・療養病院

一方、一般病院や療養病院は看護師が複数人いるため、、ブランクがあっても教えてもらえる環境がありますし、時短などの融通も利きやすいため、ブランクのあるママ看護師も復帰しやすい環境です。

また、ブランク明け看護師に対してのフォローアップを行っていることを表に出しながら、人材を募集している病院もあります。

介護施設

介護施設は病院同様、人数が複数人いるためさまざまな業務を教えてもらえる環境があります。

さらに、病院よりも医療行為が少ないため、医療行為にブランクのある看護師も慣らしていきながら働くことが可能です。

たとえば、慢性期病棟や特別養護老人ホーム、療養型病院、急性期病院があるケアミックスの病院であれば、ブランク明けは療養型で働き、慣れてきたら急性期に異動させてもらうという方法もあります。

保育園

保育園は土日祝休み、8時~18時勤務が一般的で、医療行為もほぼないため、医療行為に抵抗はあるが老年看護にはあまり興味が無いという方が再就職するにはおすすめの環境です。

看護師は基本的に0歳児を担当します。デメリットとしては、一緒に働く看護師の人数が少ない(0~1名)という点と給与面が低いという点です。

訪問看護

訪問看護は法人側の需要が多いため、時短等の融通が利きやすく、給与も他の医療機関よりも高めです。

医療行為に自信がないと抵抗を感じる方も多いですが、教育制度が整っているところも多いので、柔軟に働きたい方にはおすすめです。

デイサービス

医療行為を行いたくないが老年看護に携わりたいという方におすすめです。看護師1名体制が基本です。

仕事内容はバイタルチェック、薬の管理、一部医療行為が必要な方への対応、非常時の対応が基本です。

介護スタッフと一緒にレクを行ったりもするので、楽しい時間を過ごしやすいです。

看護師転職サイトのキャリアコンサルタントに相談

職場を探す際には、看護師専門の転職サイトを利用するのがおすすめです。

転職サイトの転職コンサルタントは数多くのブランクのある看護師を復職させた実績を持っています。

彼らは、ブランクのある看護師ならではの悩みや不安をよく理解してくれるはずです。

ブランクありの看護師が働きやすい職場を紹介してほしい」、「とにかく子育てに理解のある職場がいい」など、人によってさまざまな要望があるはずです。まずは転職サイトに登録し、コンサルタントに希望を伝えてみてください。

できる限り希望に合った職場を紹介してくれるはずですよ。

このほかにもコンサルタントは、職場の人間関係や制度・手当についてのリアルな話を教えてくれたり、志望動機や履歴書、面接での自己PRに関する悩みやアドバイスにも答えてくれたりします。

久しぶりに職場復帰する看護師にとってはとても心強い存在となると思います。

転職サイトには、複数登録をして、紹介される求人や担当者を比較できる状態にしておくことをおすすめします。

やらなきゃ損?!看護師求人転職サイトに複数登録する5つのメリット

ブランク後の復職に成功する看護師とは?

ブランク看護師の注意点

現場へ復帰する看護師はどんなに準備をしても慣れるまでは時間がかかりますし、ギャップを感じることは避けられません。

それでも、ブランクの長さに関わらず、復職に成功する看護師と失敗する看護師がいます。

その明暗を分けるポイントは何なのでしょうか?

初心にかえる

ブランクがある場合、それまでの実務経験が長く実績がある方でも、新人になったつもりで一から勉強するという心づもりでいることが大切です。

変に過去の実績にあぐらをかいていると、現実とのギャップに混乱することも多く、また、プライドが邪魔して自分より年齢や経験値が低い看護師に質問しにくくなります。

新人のつもりで業務へ謙虚に臨むことが、結局はブランクを埋める近道につながります。

家族に協力してもらう

夫や子どものいる看護師さんにとっては、再就職することで家族が犠牲になるのでは?という不安もありますね。

確かに、仕事を始めたら家事や育児の時間は減ってしまいますが、ママがいきいきと仕事をする姿はきっと家族にもいい影響を与えてくれるはずです。

実際、家庭と仕事を両立しながら働き続ける看護師はたくさんいます。

復職に向けては、あらかじめ家事や育児の役割分担について家族と話し合っておくことも大切です。

家事も育児も仕事も100%頑張る必要はないですし、無理して体を壊してしまっては元も子もありません。

家族に協力してもらいながら仕事と家庭のバランスを探していくことで、家族の絆が深まることにもつながりますよ。

ブランクを乗り越えた看護師さんの体験談

ここで、長いブランクを経て職場復帰を果たしたという看護師の体験談を紹介しましょう。

きっとこのエピソードはブランクのある多くの看護師さんを勇気づけてくれるはずです。

徐々に復帰を果たした看護師さんの体験談

私は家庭に入って15年。最初は働くこと自体に不安があったため、まずは通所リハビリテーションの入浴スタッフとして週3日4時間から始めました。入浴介助を行いながら、利用者の身体状況を確認し、塗布やガーゼの張替えなど、簡単な処置を現職の看護師の指示のもと行う仕事です。

慣れてきた頃からルーティンの処置は独り立ちし、利用者の身体状況の変化にも敏感になってきたため、入職後半年頃から勤務日数を週5日に増やしました。その後、通所リハビリテーションの介護スタッフとなって全体的な業務を覚え、入職してからちょうど1年が経った頃に看護師として勤務することになりました。

仕事をすることへの不安、ブランクがあることへの不安の両面を考慮し、限定的な業務から徐々に幅を広げ、時間をかけながらも無事に看護師として復帰することにつながった好例です。

ブランク18年を乗り越えた看護師さんの体験談

私は42歳でブランクが18年もありました。実質的な勤務経験は3年ほどで、結婚後は専業主婦をしていました。そんな私が、思い切って総合病院の外来へ応募しパートとして働き始めることにしました。

最初は薬品名もわからず、機器類の操作にも戸惑い、叱られてばかりの毎日にくじけそうになることも多くありました。それでも新人のつもりで仕事と向き合ううちに、過去の勤務経験からの行動が少しずつ呼び起こされるようになっていったのです。

次第に「人の役に立ちたい」という看護師になったときの気持ちと、看護師という仕事に対する責任と誇りがよみがえり、毎日の仕事も充実したものに変化していきました。45歳となった今、ついに私も正社員の看護師となり、次第に周囲の信頼も得られるようになってきたかなと思います。

このように、18年ものブランクがあっても、再スタートは切れるのです。

看護師にとって本当に必要なこと

本当に看護師にとって大切なことは、患者と向き合う心です。

新しい技術や知識は、新たに学べば済む話です。実際に長い空白期間を経て、職場復帰を果たした看護師はたくさんいます。

結婚や妊娠をきっかけに離職することは不利かもしれない、と考える方もいるかもしれません。

しかしよくよく考えてみれば、出産や育児の経験は看護師という仕事にとって大いにプラスになるのです。

妊娠・出産時の苦労や母としての喜び、子どもを想う母の気持ちなどを理解しているからこそ、患者や家族の心に寄り添うことができるわけです。

復帰できるか悩んでいる方は、ブランクを前向きにとらえて、職場復帰に向けて一歩踏み出してみましょう。

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5月は早期退職者の追加募集が増える時期

4月入職の新人看護師や勤務先の都合で退職時期をずらしていたスタッフの退職などが多くなります。そのため、予定人員が確保できなくなり追加募集をする医療機関が増える時期です。

夏のボーナス後の退職希望者を獲得する動きも始まります。また、復職を考えている潜在看護師の方が求人を探し始める時期なので、ママさん看護師向けの求人も多くなります。

フルタイムで働けて夜勤もできる看護師や即戦力となる看護師はとても重宝がられます。

新着の条件がいい求人が看護師の転職サイトで非公開求人として紹介されています。転職サイトによって扱う求人情報が異なりますし情報が入る時期も違います。

条件がいい求人を探している方は、複数の看護師転職サイトに登録して非公開求人情報が手に入りやすい状態にしておくといいですね。

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