保育園看護師は子ども好きなだけで働ける?仕事内容と求人の探し方

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「保育園の看護師の仕事してみたいけど、子どもが好きというだけで働ける?」「保育園の看護師って保育士や保護者との関係はどうなのかな?」「保育園看護師の求人はどこで見つかるの?」

保育園は土日休みで残業も少ないことが多く、看護師の間でも人気の職場です。働く女性の増加に伴って保育園のニーズも高まっていますが、実際に保育園での看護師の役割やニーズ、やりがいや悩みはどんなものがあるのでしょうか。このページでは、保育園看護師の仕事について詳しくご紹介していきます。

1.保育園・幼稚園の看護師の役割は?

保育園・幼稚園看護師はどんな仕事をするの?

保育園の看護師の役割は、医療のプロとして、子どもたちの健康を守り促進することです。医療機関の看護師とは違い、基本的に医療行為を行わず、園児の健康管理やケガの応急処置などの対応をしています。

主な仕事は下記の7つです。

  • 1.園児の健康管理
  • 2.けがや発熱などの応急処置
  • 3.クラスの担任としての役割
  • 4.感染症の予防
  • 5.保育園嘱託医との連携
  • 6.保育園職員の健康管理
  • 7.保護者への健康指導

まずは具体的な仕事内容について見ていきましょう。

1.園児の健康管理

保育園の看護師は園児の健康管理が主な業務です。検温・視診・触診・服薬の介助などのほかに病後児保育をおこないます。

また、看護師の専門知識を生かして、園児や職員・保護者にインフルエンザや風邪などの流行性の病気の予防や蔓延を防ぐための指導もします。 子どもの年齢に合った指導をすることも大切なので、人気のキャラクターを使って興味をひくなどの工夫をする看護師さんもいます。

近年アレルギーを持つ子どもは増加する傾向にありますが、そうした子どもたちへの対応も看護師の仕事の一つです。アレルギーの原因や症状が一人ひとり違うため、病院での診断をもとに保護者と連携をとりながら食事や日頃の生活を支援していくことで、子どもが健やかに成長していけるように配慮します。

特に食事の際には間違えてアレルゲンを摂取させないように職員に周知させることも大切な仕事です。

2.けがや発熱などの応急処置

基本的に保育園の看護師は採血や点滴などの医療行為をおこなうことはなく、ケガや発熱・嘔吐などの応急処置をします。保育園には連携している地域の病院があり、医療行為はそちらでおこないます。病院へ搬送するかどうかの判断は看護師がおこないます。

予防接種も保育園では行わないので、新卒や経験の少ない看護師さんでも問題なく仕事をこなせるでしょう

3.クラスの担任としての役割

看護師は0才児のクラス担任になることがあります。0才児は体調が変化しやすく、免疫もあまりないため風邪などの病気に感染しやすいです。初めて子育てする保護者にとって、0才児のクラスに看護師が配置されていれば安心感がありますね。

保育園により違いはありますが、クラスの担任になった場合、保育計画を立てることはなくても業務内容を日誌に記録するなどの仕事があります。

4.感染症の予防

保育所は毎日長時間を集団で過ごし、お昼寝やご飯・おやつ、集団での遊びなど子どもたちがお互いに接触する機会も多い場所です。そのため感染症の蔓延と重症化の危険性が高く、乳幼児の特性として脱水症状や呼吸困難などに陥りやすいリスクがあります。

手洗いやうがい、予防接種など基本的な対策をするとともに、子どもたちへの健康教育、コップやタオルなどの衛生管理に配慮し、乳幼児の扱いに対するマニュアルを整備する必要があります。また、日常的な観察を徹底し、異常の早期発見が看護師の重要な役割となります。

5.保育園嘱託医との連携

保育園では園医と呼ばれる嘱託医と契約しています。嘱託医は園での定期健診をおこない園児たちの健康管理にたずさわりますが、常駐しているわけではないので一人ひとりの状態についてすべて把握するのは困難です。

日常的な観察から、医師の診察の参考となる情報を提供するのは看護師の大きな役割です。検診の際のサポートだけではなく、園児の健康状態について気になることがあれば日ごろから嘱託医に相談し、緊密な連携を持つことが重要です。

6.保育園職員の健康管理

保育園勤務の看護師の仕事は、園児たちの健康管理だけではありません。保育士、栄養士、調理員、事務員、用務員といった園内で働くすべての職員の健康について、適切な助言をおこない、ケアしていく役割を負っています。子どもたちだけではなく、園内全域の健康について、看護師が中心となって取り組んでいきます。

保育園全体が健康的で正常に運営されるよう、自身を含めた構成員全員の生活を病気から守るという意識が必要となります。

7.保護者への健康指導

子どもを預ける親にとっても、保育園の看護師は頼れる存在でなければなりません。保育時の健康状態についてはもちろん、その子に合わせた健康管理の知識を保護者に伝えます。保護者から子どもや家庭の健康についての質問があれば、専門職として適切な回答をする必要があります。 わからないことがあれば医師に確認するなどして、親の不安を解消するのも看護師の役目です。

また、保護者に向けた保健だよりを発行し、衛生管理やかかりやすい病気の知識を伝えるなど、園内の病気予防や病気の早期発見にも注力します。 そのため、乳幼児の健康や医療の知識を日々更新する努力が求められます。

2.保育園・幼稚園の看護師の年収は低い?

保育園や幼稚園の看護師の給料は、夜勤のある病院の給料に比べると低めです。それでも保育士の平均給与21.4万円(平成24年賃金構造基本統計調査より)に比べると高く、平均年収は350万前後です。

詳しくご紹介しましょう。

平均的な保育園看護師の給料

各看護師 平均年収(夜勤・ボーナス含)
保育園看護師 約325万円
保育園以外の看護師 約480万円

保育園看護師の平均年収は、夜勤ありの看護師の平均年収約480万円に比べて低いと言えます。一般に公立や認可保育所では給料が高い傾向があり、認可外では予算が少ないことから低く設定されています。

保育園看護師の月の平均給与は20万~25万円くらいで、ボーナスや諸手当を入れた年収は325万円程度となり一般的に見ても低目の給与です。 ただし、保育士の給与の改善が検討され始めているので、今後は保育園看護師の給料も上がっていく見込みです。

また非常勤の看護師は時給1,000円~1,200円ほどで、同じ年代の保育士と比較すると高めの設定になっています。

給料が低いワケ

保育園は日中の保育がほとんどなので、看護師は夜勤がないことが多いため、夜勤手当のつく病院看護師に比べるとその分の給料が少なくなります。 保育士の給与に基準を合わせていることもあり、ボーナスなどを含めても年収を低く設定されがちです。

また保育園は国や自治体の助成金や保育料などで運営されていて予算が決まっており、営利を目的にしないことも理由の1つです。

3.保育園・幼稚園の看護師のやりがいとメリット

保育園・幼稚園看護師の4つのメリット

保育園や幼稚園で働く看護師がやりがいを感じるのは、やはり子どもたちとの関わりの中から生まれることが多いです。 本音でぶつかってきてくれる子どもたちとの触れ合いは体力も必要ですが、同時に大人同士の付き合いからでは得られない新鮮な発見や喜びも多い仕事といえるでしょう。

子どもの成長にかかわることができる

保育園には就学前の幼児が保育されています。子どもたちは季節の行事やさまざまな遊びを楽しみながら、同年齢・異年齢児と触れ合って成長していきます。 これは豊かで幸せな子どもの成長のために保育士が保育計画を立案しておこなうものですが、看護師もその中で専門性を生かしながらかかわっていきます。

保育園や幼稚園での仕事は子どもたちの成長とともにある仕事ともいえますね。あんよができるようになった、おしゃべりできるようになった、お友達と一緒に仲良く遊べるようになった…。 そんなふうに日々成長していく子どもたちの姿に、毎日見ていても感激する場面がたくさんあります。

子どもたちの病気を未然に防ぎ、成長を健やかに促すという非常に大事な役割が看護師にはあり、そこにやりがいを感じる人は多いです。

残業が少なく、休日出勤なし

保育園や幼稚園の看護師は基本的に日中の勤務のみ、土日休みがほとんどで休日出勤もないというのが大きなメリットです。

特に派遣やパート、アルバイトの看護師は契約時に勤務時間を自分の都合に合わせて決めることができるので、子育て中の看護師さんに向いていると言えます。 日中の定時勤務や短時間勤務で無理なく働けるので家事・育児とも両立しやすく、おすすめです。

正社員の看護師は早番遅番などの職員ローテーションに入ることもあるため、夜間も保育している保育園であれば夜勤を行なうこともあります。 正社員の求人へ応募するときは、勤務形態や保育園の運営時間などについてよく確認してみましょう。

4.保育園・幼稚園の看護師ならではの悩みはある?

保育園・幼稚園看護師の悩み

元気な子どもたちと触れ合う保育園の仕事はやりがいも多い反面、医療機関で働く看護師とはまた違う悩みがあるようです。特に、保護者との関係やスキルアップに悩むという声が多く聞かれます。

保護者との人間関係

保育園で働く看護師の悩みとしてあげられることに、「保護者との関係が大変」というものがあります。 基本的には感謝されることが多いのですが、時には少しの誤解や気持ちのすれ違いから保護者からのクレームにつながることもあるかもしれません。

さまざまな考え方の保護者がいるので、その対応は気を遣うものです。ですから時には悩んでしまい、辞めたいと思うほどに行き詰ってしまうこともありますよね。 しかし、そうしたクレーム一つ一つに対して誠実な対応を続けることは、保護者との強い信頼関係構築につながるのです。

クレームのきっかけはちょっとしたことかもしれませんので、普段からよいコミュニケーションを心がけ信頼関係を築いておくことで避けられる場合もあります。

保育園での仕事は人とのコミュニケーションがほとんどと言ってもいいくらい人間関係は大切です。保護者への対応には慣れも必要ですし、大切な仕事のひとつと捉えていきましょう。

キャリアアップできない

保育園の仕事を辞めたいと思う看護師の中には「保育の仕事の割合が多く、看護師としてのキャリアアップにつながらない」という悩みも多いです。

保育士の仕事は非常に忙しいため仕事を振られることも多く、慣れない保育の業務に苦労することも。また、基本的に園では医療行為を行わないので看護師のキャリアを築くことは難しいです。

キャリアよりも、ワークライフバランスや子どもたちと触れ合うことで得られるやりがいを優先したいという方にはおすすめの職場です。

5.保育士資格や小児科経験はなくてもOK?

お悩みにもあったように、保育園では保育士としての業務を任されることも多いです。とすると、保育士の資格があった方が有利なように思いますが、実際はどうなのでしょうか。 また、子ども相手の仕事なので小児科での勤務経験や子育てをした経験があった方がいいのでしょうか?

保育園での仕事を具体的に考え始めた看護師さんのために、転職に役立つ資格などをまとめてみました。

保育士の資格は不要

結論からいうと、保育士の資格は必須ではありません

保育士の仕事はとても忙しいですし、子どもたちからすれば保育士も看護師も同じ「園の先生」なので、保育士の仕事は業務外だからやらないというわけにはいきません。 特にクラス担当としてクラスを任された場合は、園によっては保育計画を立てるところから任されるということもあるので、保育士の資格があれば実務的に役立つということはあるかもしれませんね。

しかし保育園としては看護のプロを求めて採用するので、保育士の資格は必須ではないということがほとんどです。また、「保育士の資格があると保育業務を振られやすいので、保育士資格はない方がいい」という意見もあります。

小児科の勤務経験は有利

保育園では即戦力になる人材を求めているため、小児科勤務や子育ての経験がある看護師は優先的に採用されます。 こうした経験がなくこれから保育園看護師をしたいと考えている人は、小児科へ勤務してから応募することもひとつの選択肢です。

保育園の看護師要員は1人だけであることが多く、さまざまな判断を任せられることがあります。その際には、小児科の経験が非常に役立ちます。

採用に結び付きやすい資格

最近の保育園看護師の採用は今まで以上に制限をかけて優れた人材確保をする動きが見られているので、子どもに関連する資格の取得はおすすめです。

保育園での仕事に役立つ資格には「ベビーマッサージ」「ベビーシッター」「レクリエーションインストラクター」などがあげられます。

小児科の経験がなくても、このような資格を取得しておくことは他の人よりも就職に有利に働くことでしょう。

6.保育園・幼稚園看護師に向いているのはこんな人

保育園・幼稚園の看護師に有利な資格情報についてお伝えしましたが、中には「子どもが好きだから子どもと触れ合う仕事がしたい!」という思いで保育園・幼稚園看護師を志す人もいるかと思います。

資格や経験はなくても、この仕事は務まるのでしょうか。実際にどういう人がこの仕事に向いているか、という点にクローズアップしました。

子どもが好きな人

まず、「子どもが好き!」という気持ちが一番大事な要素かもしれません。業務のほとんどは子どもたちと関わる時間です。

まだコミュニケーションもままならない乳児もいれば、反抗的だったり自己主張が強い幼児もいます。それぞれに合わせた対応をするのは非常に骨の折れることです。

それでもイライラしたりすることなく冷静に仕事を進められなければ、園での仕事は務まりません。むしろ子どもたちの反応を楽しむくらいの余裕が必要です。

だから、どんな子どもとでも関わり合うことに喜びを見いだせるという人は非常に向いていると言えます。

キャリアよりも家庭での時間を大切にしたい人

お悩みのところにもありましたが、キャリアを積みたい、お給料を重視したいという人はあまり向いていないかもしれません。 それよりも、お給料はそこそこでも家族との時間を大切にしたいというワークライフバランス重視の人にはおすすめの職場です。 さらに子育て中のお母さん看護師であれば、子育て経験をいかして活躍できるでしょう。

7.保育園看護師はレア求人!効率よく探すコツ

1969年に初めて厚生労働省から保育園へ看護師を配置する基準が定められ、通達がありました。まだすべての保育園へ看護師が配置されているわけではありませんが、今後さらに保育園看護師の需要が高まっていくと考えられます。

しかし、求人を探してみるとなかなか見つからないというのが現状です。この背景には、保育園の看護師は人気があることや、一度採用されると継続して勤務することが多く欠員がでないことがあります。

非常勤で経験を積み、常勤へ

採用は経験者優遇であることが多いです。また、採用条件を40才くらいまでとしている保育園もあります。

常勤の求人がなかったとしても、非常勤の求人があれば応募し勤務することで常勤へと替わるケースも多くあるので、まずは非常勤で働いて経験を積むというのも有効なやり方です。

転職サイトを上手に利用しよう

高倍率&超レアな保育園看護師の求人を探すためにおすすめなのは、転職サイトを利用することです。保育園の看護師求人は非公開であることが多く、自分で探すことは難しいため、転職サイトへの登録は必須ともいえます。

また、転職サイトに登録しておけば、いち早く希望に合った求人情報を手に入れることができます。

自治体や私立の保育園など、運営母体によっても看護師の配置や仕事は異なります。なので、求人に応募するときには、保育園看護師の仕事内容や条件などの詳細について知っておいた方がいいでしょう。

職場ごとの仕事内容もきちんと確認するには、転職支援のプロである転職コンサルタントへ相談するとよいでしょう。

保育園看護師の求人が探せる転職サイト

実際に保育園の看護師求人はどれだけあるのでしょうか?

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保育園の看護師求人が豊富な看護roo

また、同様にマイナビ看護師医療ワーカーでも保育園を指定して求人検索ができます。

それぞれ紹介している案件は違うので、複数の転職サイトに登録することをおすすめします。 各エージェントとの相性も見えてきますし、なるべくたくさんの求人情報を比較検討する方が希望に合う職場が見つかりやすくなりますよ。

この記事のまとめ
  • 保育園看護師の仕事は基本的に医療行為を行わず、園児のケガの応急処置などの対応
  • 保育園看護師は保育士よりも高く、年収にして350万円前後
  • 向いているのはこども好きでキャリアよりも家族との時間を大事にする人
  • 小児科での勤務経験があれば有利
  • 保育園の看護師求人は非公開のことが多いため、自分で探すことは難しい
  • 転職支援のプロである転職コンサルタントへ相談することがおすすめ

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