糖尿病療養指導士の資格取得で看護師としての可能性が広がる!

糖尿病療養指導士の資格と役割
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看護師が取得できて、キャリアアップ、スキルアップにつながる資格のひとつに「糖尿病療養指導士」があります。

その名の通り、糖尿病患者ケアのプロフェッショナルであることを証明する資格です。

しかし、糖尿病療養指導士の資格を取得したことで看護師の仕事にどのような変化が生まれるのか、資格手当はつくのか、そもそも需要はあるのか…などを理解している看護師は少ないはず。

そこでこのページでは、糖尿病療養指導士の資格を取得した看護師の実情について詳しく説明していきます。

1.糖尿病療養指導士のメリット

看護師が糖尿病療養指導士の資格を取得するメリット

どの診療科でも必ず一人はいる慢性疾患。

それが「糖尿病」だと思います。

糖尿病療養指導士の資格を取得するということは、糖尿病について一定量の知識があるという証明になるため、就職や転職において、大きなアピールポイントとなります。

また、資格取得によって糖尿病看護そのものについて自信がもてるようになることも、メリットの一つになると思います。

資格があればできる業務

中規模以上の病院では、糖尿病の医師をトップとして、認定看護師や私を含む一般看護スタッフ、管理栄養士、理学療法士、薬剤師などコメディカルが集まり、よりよい糖尿病の治療が行えるようにバックアップをする「糖尿病チーム」を作っているところが多くあります。

糖尿病療養指導士の資格を取得したことで、この糖尿病チームに参加するコメディカルの方は多いようです。

ある看護師のケースでは、自分が配属されている病棟内での糖尿病患者さんについて必要だと思った情報をピックアップし、よりよい指導や投薬方法を糖尿病チームのメンバー全員で検討する、という仕事を任されていたそうです。

このように、資格を取得することでより看護師として責任のある仕事を任せられるようになります。

2.糖尿病療養指導士の業務内容は? 年収の変化は?

糖尿病療養指導士ならではの役割・活動

厚生労働省の「患者調査」によると、糖尿病の患者数は2015年現在でおよそ316万人いるといわれています。

一方、糖尿病についての専門医の数は2013年現在で4,760名登録されています。

この数字からもわかるとおり、患者数に対して糖尿病の専門医は不足しているのが現状なのです。

そこで登場するのが「糖尿病療養指導士」の資格取得者、というわけです。

専門医の代わりに一定の知識と経験をもった資格取得者が、患者さんの指導を行うことで、専門医の負担を減らすだけでなく、一人の患者さんをチームで看ていくとい「チーム医療」を行うことが可能となるのです。

糖尿病療養指導士の資格手当ては? 年収はどれくらい変わる?

糖尿病療養指導士の資格を取得したことで、お給料は…正直、資格手当というものはついていないのが現状です。

よって、収入および年収は変わっていません。

これはあくまで一つの総合病院勤務の看護師の場合なのですべての病院が当てはまるとは言い難いですが、他の病院で「資格手当がついている」という方は一人もいなかった現状を見ると、ほとんどの病院では糖尿病療養指導士の資格を取得することで手当がつく、ということは難しいのではないかと思います。

3.糖尿病療養指導士にかかわる診療報酬

糖尿病療養指導士による診療報酬の算定・加算

糖尿病療養指導士として患者さんにかかわることで、診療報酬の加算が取れるケースがあります。

それが、2012年より開始になった「糖尿病透析予防指導管理料」として、350点の加算が取れるようになりました。

これは糖尿病の患者さんが将来透析治療が必要とならないよう、指導した場合に加算されるものです。

糖尿病合併管理料とは?

そしてもう一つ、糖尿病療養指導士にかかわる加算として挙げられるのが「糖尿病合併管理料」です。

これは、糖尿病の合併症の一つである「足病変」に対するケアを行った際に加算されます。

現在、下肢の切断に至った原因の第一位は、糖尿病による足病変によるものです。

そのため、切断予防のためのフットケアに対し、「糖尿病合併管理料」として170点の加算が取れるようになっています。

4.フットケア研修って?

糖尿病療養指導士とフットケア研修の関係とは?

糖尿病関連の資格の一つに、「フットケア指導士」があります。

このフットケア指導士の資格を取得することで、患者さんにフットケアに関する診療加算である「糖尿病合併管理料」を申請しやすくなります。

なお、糖尿病合併管理料はフットケア指導士の他に糖尿病認定看護師でも申請は可能となっています。

そのため、糖尿病療養指導士の方の多くはこのフットケア指導士の資格も同時に取得しています。

また、このフットケア指導士は准看護師の方も取得可能となっているため、糖尿病療養指導士を取得できない准看護師の方も多く取得されています。

研修会や講習会、会場の情報を得るには

「フットケア指導士」については、「日本フットケア学会」のHPに詳しく記載されています。

そのため、フットケア指導士を目指す方は一度ぜひ日本フットケア学会のHPをご覧になることをお勧めします。

HP内にはフットケア学会が主催もしくは推薦している研修会や講習会なども随時更新されています。

また、フットケア学会主催のもの以外でも、民間のセミナーにて「フットケア」をテーマにしている研修は多くありますので、ぜひ一度「フットケア」として検索をかけてみてください。

日本糖尿病協会のフットケア研修内容、費用、参加条件

また、日本糖尿病協会においても、フットケア研修を行っています。

この研修を受けるためには、5年以上糖尿病患者の足病変に対する看護を行ったことや常勤の看護師であることを推薦状に記載してもらう必要がある他、日本糖尿病教育・看護学会の会員であることや、糖尿病療養指導士の資格を取得している方が優先で研修を受けることができます。

期間は二日間で、参加費は昼食込みで5万円となります。

5.糖尿病患者のケアに役に立ついろいろな資格

運動指導、フットケアに関する資格

糖尿病は、様々な合併症を引き起こす恐れがあるため、コメディカルがそれぞれ協力し「糖尿病チーム」として患者さんに対してチーム医療を行うことが大切とされています。

そのため、運動指導については、理学療法士の協力が必要ですし、フットケアについては先ほどご紹介した「フットケア指導士」の方の協力があると、より専門的な指導を患者さんに対して行うことができます。

注射管理に関する資格

また、注射管理については薬剤のスペシャリストである薬剤師の出番となります。

インスリンの注射の種類について患者さんに詳しく説明してもらうとともに、内服薬についても飲み合わせについてや飲む時間などについても、詳しく指導をしてもらうことで、より患者さん自身が管理できるようにアプローチしていきます。

食事指導や栄養指導に関する資格

食事や栄養指導については、栄養士、または管理栄養士の方が担当となります。

糖尿病では、同じ食べ物でも食べ方や食べる時間を工夫することで、血糖の急激な上昇を防ぐこともできます。

そのため、「食べてはいけないもの」や「食べるのを控えたほうがよいもの」などを指導するだけでなく、「食べ方」や「食事のバランスのとり方」などを指導します。

機会があるならば、一度ぜひ栄養士さんの栄養指導を患者さんと一緒に受けてみてください。

看護師もしらないような、栄養についての知識をたくさん教えてもらえるかと思います。

6.糖尿病療養指導士の求人は?

糖尿病療養指導士資格者は需要がある? 募集状況は?

「糖尿病療養指導士」の資格を条件としている職場としてあげられるのが「糖尿病専門クリニック」です。

専門クリニックでは、診療加算のためにも糖尿病療養指導士の資格取得者を条件としている代わりに、お給料や待遇が良いということもあります。

一方、他の医療施設では、何も資格を所持していない方に比べると取得していた方がよいアピールポイントとなりますが、需要となると今のところ少ないのが現状のようです。

糖尿病外来なら糖尿病療養指導士の資格は必須?

また、病院での「糖尿病外来」においてでは、糖尿病療養指導士の資格は必須ではないところがほとんどです。

しかし、外来でも取得者の割合は高いため、資格を取得していなくとも、配属された後に取得される方は多いようです。

7.糖尿病療養指導士が転職するなら

糖尿病療養指導士の資格があると転職に有利?

私自身、糖尿病療養指導士の資格を取得していることで、比較的スムーズに転職をすることができました。

そのため、有利かどうかと聞かれたら、「有利です」という回答になります。

特に内分泌科もしくは糖尿病科がある病院、あるいは糖尿病療養指導士の資格を持っている看護師が少ない職場の場合は、資格取得者は歓迎される傾向にあります。

病院、クリニック選びのコツ

病院およびクリニックを選ぶ際、注意したいのが「糖尿病専門医は常勤で在籍しているか」という点です。

先ほどもお話しした通り、現在日本では糖尿病の患者さんの数はうなぎのぼりで上昇しているにも関わらず、専門医が圧倒的に少ない状態です。

そのため、病院として「糖尿病科」あるいは「内分泌科」とうたっていても、実際に常勤として勤務医してる糖尿病専門医はいないために、糖尿病チームが活動できなかったり、糖尿病について知識が乏しい医師に代行してもらうしかないなど、治療にも影響を及ぼしてしまっているケースは残念ながら少なくありません。

そのため、病院やクリニックへの転職を考えている場合は、必ず「専門医は在籍しているか」について確認しておくことをお勧めします。

専門知識・資格が生かせる医療施設を選ぼう

病院、クリニックにおいて自分の資格を生かして転職する場合、ぜひ参考にしたいのが「糖尿病センターがあるかどうか」です。

糖尿病は内分泌科の一つとして分類することができます。

そのため、「糖尿病科」」としてではなく、「内分泌科」として扱っているところが多くあります。

一方、「糖尿病センター」と表記してある病院またはクリニックでは、まさに糖尿病そのものについて扱っており、合併症で他の疾患を抱えていることはあるでしょうが、元疾患として糖尿病があげられるため、自分の資格を多いに生かすことができます。

そのため、「糖尿病センターがあるかどうか」はより重要な項目かと思います。

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