糖尿病看護認定看護師の役割とカリキュラム

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糖尿病看護認定看護師の3つの役割

「糖尿病」は5大疾病のうちの一つですが、厚生労働省の平成26年の患者調査によると、糖尿病の患者総数は317万人と年々増加傾向にあります。

糖尿病は放置するとさまざまな合併症を引き起こしてしまうので、食事や運動、薬物療法や化学療法などの治療法を自己管理して行いながら糖尿病とうまく付き合っていくことが必要です。

期待される役割としては糖尿病患者の病態生理や臨床薬理を習得し、疾病管理とケアができること、心理的、社会的および身体的な側面から包括的に患者を理解・アセスメントし、生涯を見据えながら目標を設定し問題解決のための援助ができることなどがあります。

これはもちろん、どの看護師にも言えることですが、糖尿病看護認定看護師の場合は特に、重要視されます。

以下が糖尿病看護認定看護師にとって必要とされる3つの役割です。

血糖パターンマネジメント

対象をアセスメントし、血糖管理に向けての支援を行う能力が求められます。 具体的には、患者と目標血糖値の確認をしたり、食事療法、薬物療法やセルフケアの教育などをします。 患者一人ひとりに合った方法を考えることが大切です。

インスリン療法では毎日の血統のチェックが欠かせません。患者が日常生活でも簡単にリアルタイムで確認できるようにしたものが、血糖自己測定(SMBG)になります。このSMBGから得たデータを患者と一緒に確認しながら、何が良かったのか、何が悪かったのかを分析し、今後の改善をしていきます。

フットケア

糖尿病足病変予防のための自己管理への指導能力が求められます。 糖尿病が進行すると神経障害が起こり、ちょっとした傷や怪我等に気が付かなかったり、その傷口から細菌が体内に入り感染症を引き起こしてしまうことがあります。こういったことが起こらないように、足のセルフケアの指導を行なう必要があります。

糖尿病ケアシステム立案

施設や地域で必要な糖尿病一次、二次、三次予防を目指した糖尿病ケアシステムの構築能力が求められます。

糖尿病一次予防は、糖尿病患者の増加の抑制を行うことが目的です。 発症をしないよう生活習慣の改善を促したり、運動量を増やすよう促すことが重要です。

糖尿病二次予防は、重症化の予防が目的です。 血糖値の管理が重要になってくるので、食生活やインスリンの量に関して注意して指導していく必要があります。

糖尿病三次予防は、合併症の予防などを改善することが目的です。 技術面だけでなく、糖尿病患者やその家族の日常生活のサポートや精神的サポートをしていくことが大切な役割となっていきます。

糖尿病認定看護師の資格

糖尿病に関連する資格として、糖尿病療養指導士、糖尿病性腎症に欠かせない透析に関連する透析記述認定士、透析療法指導看護師などがあり、そのうちの一つとして「糖尿病看護認定看護師」があります。

糖尿病看護認定看護師の役割は、フットケア技術や血糖パターンマネジメント技術などがあり、糖尿病の発症を事前に予防すること、患者や家族に対して合併症を防ぎ健康的な生活が送れるように生活習慣や食事指導・教育などを行い、患者のQOLを維持・支援することにあります。そのため、糖尿病看護認定看護師には糖尿病患者に対しての幅広い理解と知識が求められます。

糖尿病看護認定看護師になるためには、まず日本の看護師免許取得後、5年間の実務研修が必要になります。また、そのうち3年間は認定看護の分野の実務研修が必須です。その後、認定看護師の教育機関で約6か月以上学び、筆記試験に合格することが必要です。認定看護師合格者の合格率は平成25年、26年と94%と高い割合となっています。しっかりと取り組めば合格できるでしょう。

糖尿病看護認定看護師のカリキュラム

教科基準カリキュラムには、教科目として共通科目、専門基礎科目、専門科目、学内演習、実習があります。

教科目 項目 詳細
共通科目

<必須>

・看護管理

・リーダーシップ

・情報管理

・看護倫理

・指導

・相談

・文献検索・文献講読

<選択>

・臨床薬理学

・医療安全管理

・対人関係

看護管理やリーダシップなどを学び、選択科目では、対人関係、医療安全管理、臨床薬理学のいづれかを学びます。
専門基礎科目

・糖尿病ケア概論

・疾病及び治療方法の理解

・患者及び家族

・重要他者などの対象理解

・援助方法

糖尿病看護や糖尿病看護におけるリスクマネジメントなどについて学ぶ糖尿病ケア概論、ライフステージの理解や家族の理解について学ぶ患者及び家族・重要他者などの対象理解、セルフケア理論やストレスマネジメントについて学ぶ援助方法などがあります。
専門科目

・ライフステージに応じた生活調整、療養支援

・治療法と生活調整、療養支援

・合併症の病期に応じた生活調整、療養支援

ライフステージに応じた生活調整や療養支援について、食事・運動・薬物療法とそれに伴う適切な生活調整・療養支援についてなどを学びます。
学内演習

・学内演習

対象のライフステージや社会背景、生活と血糖パターンとの関連を理解し血糖パターンマネジメント技術などを習得します。
実習

・臨地実習

糖尿病看護認定看護師として実践・指導・相談に関する能力を高めることを教科目のねらいとしており、ケーススタディなどについても学びます。

糖尿病学科のある学校で全ての科目を合計615時間学び修了となります。

全国で糖尿病学科について学べる学校は4校しかなく、平成26年現在で東京都1校、福岡県1校のみとなっていますので、受験する際は注意する必要があります。

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