採血

看護技術情報
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採採血とは

看護師が日常的に行う採血は基本をしっかり押さえなければ、必要な検体は採取できず患者様に苦痛を与えるだけで終わってしまいます。また新しい手法や製品が開発されてきますのでそれらを取り入れて、患者様への苦痛の少ない採血の技術を身につけることが重要です。

採必要物品

駆血帯、アルコール綿、ディスポーザブル手袋、採血針ホルダー、採血針(21、22ゲージ、検査内容によっては太めの針を使用することもあります)、予備の注射器と注射針や翼状針(真空採血管では取りにくい場合に使用します)、真空採血管、真空採血管立て、絆創膏、針捨て容器、膿盆、肘枕など

採血に適した部位と避けるべき部位

  • 採血に適した皮静脈
  • 下肢:大伏在静脈(足背内側)、小伏在静脈(足背外側)

    上肢:尺側正中皮静脈、尺側皮静脈、橈側皮静脈(肘窩)

    手背:尺側皮静脈(小指側)、橈側皮静脈(母指側)

  • 避けるべき部位
  • 麻痺側:神経障害を確認できません

    シャント部位、またはシャント予定部位:採血の穿刺により血管を潰す可能性があります

    抹消静脈点滴をしている側:点滴の成分が 混入し正確な検査結果が得られません

    疼痛がある部位:疼痛が増悪する可能性があります

    採血の手順

    必要物品を用意し、使いやすいように並べます。

    採血針をホルダーにセットする時は無菌操作でおこないます。

    患者様本人であることを、フルネームで確認します。

    持参した真空採血管が本人のものであることを、採血前に再度確認します。

    採血を始める前にディスポーザブル手袋を着用します。

    駆血帯を巻き、採血する静脈を探します。

    駆血帯は採血したい部位より10cm程度上部に巻きます。手を握って力を入れてもらい、静脈の怒脹を促します。怒張した静脈を目で確認し指で触れ、血管の弾力や血流量を確認します。採血に適していない場合は駆血帯をゆるめ、他の部位を探します。

    針の刺入部とその周囲を消毒します。

    この時刺入部を中心にして、「の」の字を書くように外側に広げていくように消毒します。

    針を持つ手ではない方(利き手ではない方)で皮膚を少し手前に引っ張りながら針を刺入します。

    皮膚の緊張がある方が針が刺入しやすいためです。針の角度は10°程度です、表静脈は皮膚下の浅いところに存在するため深く刺すと血管を突き破ってしまいます。針を刺入した後、神経に針が触れている症状(ビリビリと電気が走るような痛みやしびれなど)がないか確認します。

    ホルダーに真空採血管を入れ、内部側の採血針に真空採血管のゴムの部分を刺入します。

    針が採血管のゴムにしっかり刺さっていることを確認して下さい、刺さり方が良くなければ真空ですので空気が混入します。血液が採血管に入ってくるのを確認し、流入が止まるのを待ちます。

    真空採血管をホルダーから取り出し、他の真空管と取り替えます。

    抗凝固剤が入った採血管は採血直後に混和しましょう。凝固すると検査ができなくなります。

    患者様に手を開いてもいいことを伝え、駆血帯を外します。

    ゆっくりと抜針し、止血を確認できるまでアルコール綿で2~3分圧迫止血してもらいます。

    筋肉注射の要領で採血部位を揉む方がいらっしゃいますので、揉まないで圧迫するように伝えましょう。

    アルコール綿や絆創膏を採血部に貼用します。

    採血の注意、看護のポイント

    • 駆血帯は1分以上巻いたままにしないで下さい。
    • 採血針刺入後は、その周囲に内出血がないか確認して下さい。内出血がある場合は血管を刺し抜いてしまった可能性もありますし、血管の刺入部からじわじわと血液が漏れだすこともあります。真空採血管への血液の流入状態を見て、刺し直すべきか判断しましょう。
    • 血液媒介感染症を防ぐために、採血前に必ずディスポーザブル手袋を着用しましょう。また使用後の採血針の誤刺防止にも、細心の注意を払いましょう。
    • 血管を突き破ってしまった場合や、針が神経に触れていることが疑われる場合は速やかに抜針し、圧迫止血を行いましょう。
    • 無菌操作を徹底しましょう、採血は感染の原因になることもありえます。
    • 患者様への苦痛と負担が少ない採血ができるようになるには、経験と慣れが必要です。練習と実践を重ね、負担が最小限になるよう心がけましょう。
    • 採血に失敗した時は素直に謝り、他の部位で再度採血させてもらえるよう患者様の協力を求めましょう。
    この記事を監修した人
    ココナス編集部
    はる
    地方の公立大学病院小児科病棟で2年勤務したのち看護師をやめ都内のIT企業に転職。結婚を機にUターンし専業主婦となる。10年のブランクを経て訪問看護師として復職。その後、急性期病院の外来・救急外来勤務を経て、療養型病院の病棟師長として勤務。家族の都合により上京後は回復期リハビリ病棟に勤務。看護師として通算15年以上の臨床経験がある。現在はココナスにて記事の企画、監修をはじめメディア運営を行う。管理人プロフィールはこちら>>

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