動脈ラインの管理

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動脈ラインとは

動脈ライン(一般的にAラインと呼ばれます)は橈骨動脈(手首の母指側)、大腿動脈(鼠径)、足背動脈(足の甲)などからとられますが、静脈注射や経静脈栄養法とは用途が大きく異なります。中心静脈や末梢静脈のラインは主に薬剤の投与や高カロリー輸液のために使われるのに対し、動脈ラインは連続的な血圧測定(観血式血圧測定と言われます、一般的なマンチェットを巻いて測定するのは非観血式血圧測定です)のため使用され、医師だけでなく看護師も行うことができる動脈ガス分析の採血が可能で、四肢にマンチェットが巻けない場合の血圧測定にも用いられます。

動脈ライン留置における合併症と看護のポイント

  • 出血
  • 動脈は血圧が高いため出血すると吹き出すように大量に出血します、見落とすと患者様の命に危険が及ぶ可能性が高いものです。出血を認める場合は5分間以上圧迫することで止血を試みますが、それでも止血しない場合は医師に報告しましょう。またライン抜去後や出血が続く場合はICUなどで状態を観察することもあります。

  • 血栓
  • 長期間ラインを確保することで血栓が発生しやすくなります。皮膚の色が悪くなる、冷感、疼痛や感覚異常など、手指や足趾の末梢循環障害は起りやすいため注意が必要です。また一般状態を観察することは全身に起こりうる血栓症の早期発見につながります、バイタルサインの他に意識状態、呼吸状態や意識状態など全身状態の観察も大切です。

  • 感染
  • 長期間ラインを確保することにより感染の可能性も高まります。重篤な場合では、ライン刺入部に起った感染が血流に乗り全身に広がる敗血症なども見られます。刺入部や周囲の発赤、腫脹、疼痛により局所的感染を、またバイタルサインの観察により全身に感染が起きていないか早期に発見することができます。

  • 空気塞栓
  • 気泡が血液に入り細い血管をふさぐことにより起こり、脳や心臓などに多く発生します。ルートからの採血やルート類の交換、フラッシュなどの際には空気が入らないよう細心の注意を払いましょう。一般状態、特に意識レベルの低下、見当識障害、胸痛、冷汗、四肢の循環障害などに注意して観察しましょう。

動脈ラインの管理

各チューブ類、三方活栓やその他の接続部にゆるみがないことを確認

接続にはロック式のものを使うことが推奨されます、ゆるんでいる場合は高い動脈圧により血液が逆流し多量の出血を起こすためです。またルートが正しくつながれているか(三方活栓の向きなど)、ルート内に気泡が混入してないかもチェックします。

ラインやルート固定部を観察

発赤、腫脹や炎症などの感染やドレッシングによるかぶれがないか、きちんと固定されているか、ルートがからんだりひっかかったりしていないか確認しましょう。

トランスデューサーの調整

動脈圧を測定するためのトランスデューサーはゼロ点を調整する必要があり、これが狂っている状態では動脈圧が正確に測定できません。トランスデューサーを心臓の三尖弁(胸郭の厚みの半分)の高さに合わせてゼロ校正します。

ルート交換時や採血時などには感染予防のため清潔操作を徹底し、栓塞を防ぐために気泡が混入しないよう慎重に行う

ヘパリン入りの加圧バッグとポンプの設定を常に確認する

加圧バッグの役割は血液が凝固しないように、また圧の高い動脈血がラインやルートに戻ってこないようにすることで、圧は300mmHgで1時間に2~4mlのヘパリンが流れるように設定されています。決められた圧と流量でラインが保持されているか確認して下さい、また持続的に動脈圧を測定している場合は動脈圧が正しく測定されているか、圧モニターチューブには問題がないかも必ず確認しましょう。

  • 動脈ラインのドレッシングの交換は週に1~2回、ルートの交換は週に1~2回行いましょう。
  • 加圧バッグは感染の原因になる可能性があるため、交換は24~48時間が一般的です。

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この記事を監修した人
ココナス編集部
はる
地方の公立大学病院小児科病棟で2年勤務したのち看護師をやめ都内のIT企業に転職。結婚を機にUターンし専業主婦となる。10年のブランクを経て訪問看護師として復職。その後、急性期病院の外来・救急外来勤務を経て、療養型病院の病棟師長として勤務。家族の都合により上京後は回復期リハビリ病棟に勤務。看護師として通算15年以上の臨床経験がある。現在はココナスにて記事の企画、監修をはじめメディア運営を行う。管理人プロフィール
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