[ 記事作成日時 : 2019年9月26日 ]
[ 最終更新日 : 2023年6月30日 ]

看護師7年目の悩み!先輩看護師に聞く7年目の乗り越え方と転職事情

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看護師7年目のあなたは、もしかしたら人生の転換期を迎えているのかもしれません。仕事にさらなるやりがいやキャリアアップを考えている人、女性としてのライフスタイルの変化が重なって焦っている人、仕事がしんどくなっている人。同世代よりは年収はいいし、生活レベルも悪くないけど、なぜか漠然とした先行きの不安がある人、さまざまな思いを抱えている人が多いのではないでしょうか。

ここでは、なぜ悩める看護師が7年目に多いのか、今の自分を見つめ直し、先を見据えたセルフプランについて一緒に考えていきます。

      
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看護師が7年目に遭遇することとは

今後についていろいろ考えるようになっているのは、仕事にも心にも余裕が出てきたということです。周りを見渡すと同じようなことを考えている7年目の看護師は多いかもしれません。

7年目の看護師は自分だけでなく周りの環境の変化も大きく影響されて戸惑っている人もいるようです。皆さん、最近こんなことを考えていませんか。

自分の殻を打ち破りたくなる

新人の頃は何を見ても新鮮で得ることも多く、必死で過ごすうちに時間がたっていきます。つらさや喜びの波といった感情の揺れも数多く経験します。

しかし7年目にもなると仕事上の大方なことは経験済みで、知識や技術が安定して叱られることが少なくなるかわりに、刺激もなくなっていきます。向上心が少なくなり、日常がマンネリ化。何をしてもルーティンの一環としか思えなくなって、このままでいいのかと現状に不安を感じるように…。

看護師という国家資格をとった人たちは、本当は向上心が高く責任感がある人たちなのです。そんな人たちがマンネリから脱却したくなると思うことは不思議ではありません。

ライフスタイルの変化

看護師全体にいえることですが、女性が9割を占める職業という特性上、ライフイベントが仕事に大きな影響を与えることは避けられません。結婚や出産、配偶者の転勤など看護師7年目で大きなライフイベントに遭遇している人も多いのではないでしょうか。

仕事でも自身が重要なポストについたり、転勤を命じられたりして、家庭生活との両立が難しくなることもあります。結婚や出産で家族が増え、交替勤務が負担になる人も増えてきます。

ただでさえなかなか休みが取れない上に、新人指導や委員会などで求められる役割が多くあるといった背景から、負担を感じる看護師もいます。

また、変化がない人も、周りが変化していく中で「私だけ何も変わってない」と先が見えない不安を感じることも。20代後半から30代にかけての、社会人としても充実しているときを迎え、新たな環境に移りたいという気持ちが大きくなります。

心身共に疲弊…自分の力量も見えてくる

経験値が増えていくとともに、看護師を目指すきっかけとなった理想的な看護師像との大きなギャップが明確に感じられるようになってきます。しだいに上に立つことが多くなる中で、能力不足を痛感するというケースも。

それまでは当たり前に感じていた看護師という職業に対し、突如「自分に向いていないのかも」と悩み始めたり、何かのきっかけで患者の命を預かっているという重責に耐えられなくなったり、自分の限界を感じる人もいます。

求められる仕事の質が高くなり、本来の看護業務以上のことを強いられ、心身の疲れが顕著になる中で、弱気になって自分の能力を疑うようになる人もいます。重大な局面での責任が増えると、医療ミスへの不安も増大するでしょう。「すべてを把握しきれない」という恐怖が、転職や離職の引き金となることもあります。

逆に仕事にも心にも余裕が出てくると、自分なりのキャリアプランを具体的に立てられるようになり、現状との不一致に気がつくこともあります。看護師としての目標やキャリアアップを望むことも、現在の職場ではかなえられないと確信すれば異動や転職の強い動機となります。

職場を変えずに7年目を越える

看護師としての経験と知識が豊富だからこそ、チャレンジできることがあります。まずは職場を変えずにできることに挑戦してみませんか。どんなことができるのかを一緒に考えてみましょう。

資格取得を目指す

看護師の世界は、学ぶことがたくさんあり、挑戦しようという意欲さえあれば、やりつくすことはないでしょう。新たな知識はキャリアの構築に役立つことでしょう。

資格取得だけが学びではありませんが、結果が分かりやすいのが資格の取得です。日本看護協会の資格認定制度を利用することで、専門性をもった看護ができるようになります。

働きながら学位や大学卒業の資格を取得できるのが通信制大学です。看護学や心理学を学んだり、看護師養成所の教員資格を取得したりすることもできます。看護に関連する資格を取得するのも一つです。

出典:日本看護協会 認定看護師

参考:放送大学

他の診療科も見てみる

今まで働いていた診療科とは違うところへ異動し、さらに幅広い知識や技術を身につけてみてはいかがでしょうか。同じ所で働いていると、悪い意味でなれ合いになってきたり、他のやり方に適応しづらくなったりといった不安が出てきます。

転職までは勇気がないけど、環境を変えてみるための異動ならばハードルが低く感じると思います。複数の診療科を経験することで、患者を多方面から考えるスキルを身につけることができます。

ここで注意したいのが、看護師も7年目になると経験や技術、コミュニケーションスキルが高くなるため、自分の信念も強くなり、柔軟性が乏しくなりがちということ。

いくら同じ病院内でも病棟が変わればやり方や人間関係も大きく変わります。郷に入れば郷に従えといいますが、今までの自分のやり方や考え方をいったん外に置いてその場を受け入れ、合わせることも必要です。

自分メンテナンス

あっという間に6年間を駆け抜けてきた人は、この辺で仕事だけでなく自分の体や生活のことを考えてみましょう。

このあたりで一息つくのもよいものです。家族と過ごす時間を大事にしたり、旅に出てみたり、新しい趣味を見つけてみましょう。ボランティアや習い事に通ったりすることもおすすめです。

ヨガは呼吸、姿勢、瞑想を組み合わせて、心身の緊張をほぐし、心の安定とやすらぎを得られるので、多忙を極めている看護師に向いています。

辞めたいなら転職もあり

「もっと別の看護について学びたい」「この責任から解放されたい」「夜勤のない、人間らしい生活をしたい」など、環境を変えたいと思う理由はさまざまです。約6年看護師をしてきたのなら、自信をもって次のステップ=転職という選択もあるでしょう。

病院の場所や規模によって、患者層や重症度、専門分野、専門疾患は異なります。自分の得手不得手を振り返り、ここを伸ばしたい、もっと極めたいと思ったら、他の医療機関への転職を考えてみましょう。

国家資格があるのですから、場所にはこだわる必要はありません。新天地で、地元へ戻って、離島ナースとして知らない土地に移るなどということもできます。

まずは、じっくり自分と向き合い、好きと興味を探ってみましょう。あなたが好きなこと、興味がある診療科はどこですか?興味をもったきっかけは?など、看護師7年目だからこそわかることがあるはずです。

これは外科病棟に勤務していた看護師の話です。病棟には術後元気になって退院するがん患者や、ターミナル期で入院し最期を迎えた患者が多くいたため、接する機会が多かったことで、看取りやついのすみかに興味をもつようになり、ホスピスへ転職しました。

ある看護師は、自分も患者も同じひとりの人間であるはずなのに、一つの病院で長年同じ看護をしていると、患者を人として見られなくなり、ひとりの人間である患者への見方が壊れていくように感じるようになったそうです。ただ援助をこなしていくだけ。そんな看護に疑問を抱き、病気だけでなく生活まで介入した、人に寄り添う看護ができる訪問看護という在宅ケアの道へ転職。認定看護師まで取得して長年働いています。

脳は7年周期

人の脳には7年ごとのタイムスイッチがあり、そのタイムスケジュールに従って人生が作られているという専門家がいます。看護師が7年目にいろいろな壁にぶつかったり自分を変えたいと思ったりするのには、それなりの理由があるというのです。

元病棟看護師の場合

看護師の体験談
元総合病院外科看護師

看護学校を卒業して働き始めて7年目のこと、知識も技術もだいぶ身につき、給料もそれなりにもらえ、プライベートも充実した安定した生活を送っていました。しかし、周りでは起業や転職をする人が多くなり、「このまま病院という狭い世界で一生看護師を続けていくのか」と疑問と焦りを感じ始めていました。昇格の話がきたとき「もっと違う世界で自分を試してみたい」と強く思い、転職を決意。病棟勤務ではなく、土日休みで日勤だけのOLのような生活をしたいという思いもあって一般企業を探しました。

しかし、当時は看護師といえば病院やクリニックなどの医療機関で働くのが当たり前。看護師のスキルが活かかせる一般企業への転職活動は難航しました。でも、国家資格があるのだから焦らないでいこう、と正社員にはならずに看護師の派遣会社に登録。健診センターやツアーナースなど時間を自由に使える仕事をしながら、自分が本当にやりたいことを探し、2年かけて転職活動をしました。

感性アナリストである黒川伊保子さんの著書「ヒトは7年で脱皮する」によると、私たちの脳には7年ごとのブレインサイクル(脳の周期)が存在し、「今の気分」を作り出しているのだといいます。

何かを始めてから7年目に、「一巡した」というある種の完遂感が降りてきて、「このままじゃ、ダメだ」あるいは「このままではいられない」という思いが強いトリガーとなって次の人生へと背中を押すのだそうです。

看護師に当てはめると、7年目といえば中堅と呼ばれる時期。リーダーや指導者などの役割を担っている人も多いでしょう。自分にゆとりができ、必死で働いてきた自分を振り返るようになるのが7年目。本能的な行動といえるのかもしれません。

すぐに決断する必要はありませんが、自分を日常と少し違う環境に置いて、別の視点から今後を考えるきっかけを作ってみましょう。

転職に挑む際は、病院が公開している情報やネットの口コミ、見学といった情報収集は念入りに行いましょう。より効率的に自分の条件とマッチングさせるために転職サイトを活用することも考えてみましょう。

出典:黒川伊保子オフィシャルサイト

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