[ 記事作成日時 : 2016年4月3日 ]
[ 最終更新日 : 2020年3月10日 ]

看護師の転職で採用側に響く自己PRをするために知っておきたいポイントを解説

看護師の転職時の自己PR

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看護師が転職する際に、悩むポイントとしてあげられやすいのが自己PRです。どのように書けばよいかわからず、履歴書の欄を埋めるのに四苦八苦する人も多いのではないでしょうか。

面接の際にも再度の質問を受けて、頭の中が真っ白になったという経験を持つ人もいるようです。

ここでは看護師の採用に大きな影響を与える、間違えない自己PRの作成の仕方を解説していきます。

      
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そもそも自己PRとは?

就職・転職活動に付き物の「自己PR」ですが、そもそも自己PRとはいったいどのようなものなのでしょうか。基本的な考え方を見ていきましょう。

自己PRはパンフレットのキャッチコピー

一番に心得ていてほしいのは、就職活動の基本的な考え方です。転職活動においては、自分自身を商品に見立て、いかに魅力ある人材であるのかを売り込まなければなりません。

いくら看護師の需要が高く、売り手市場といわれていても、条件の良い職場はやはり競争率が高くなります。

看護師としてある程度のスキルをもった転職者の応募が重なった場合に、採用側ができるだけ良い人材を探そうとするのは当然のことです。

採用されるためには、提出書類や面接を通して、自分がその職場で誰よりも役立つ看護師であることを相手に伝える必要があります。

自己PRは商品を説明するパンフレットの中のキャッチコピーのような役割を果たします。就職活動の中で自分自身を長々と説明する場はほとんどありません。

選考書類の中で、あるいは面接の限られた時間の中で、自己PRは相手の目に留まり、心に残るキャッチフレーズとしての効果を発揮します。

あなたの顔と自己PRが採用担当者の中で一致し、印象づけられれば、採用への強力な足がかりとなるでしょう。

自己紹介との違い

転職活動の経験がない看護師の中には、一般的な自己紹介と自己PRの差を理解できていない人もいます。自己紹介と自己PRは、似ているようですがその目的はまったく違います。

自己紹介は周囲に自分を知ってもらい受け入れてもらうために行います。他人と今後、人間関係を構築するための第一歩です。

それに対して自己PRは、先にもあったように「自分を採用してもらうメリット」をアピールするものです。つまり自己紹介と自己PRでは、意識する目線が変わります。

自己紹介では周囲となじめるよう、出身地や趣味・家族構成など親近感をもたれるような要素をメインにしていきます。

自己PRではいかに他者との差別化をはかれるかが、ポイントとなります。さらにそこには、採用側が求める人物像の要素を入れていく必要があります。

実績そのものではなく可能性を強調する

多くの人が勘違いしやすいのは、「自己PR=実績の強調」ということです。

確かに実績はアピールポイントとはなりますが、それは履歴書の経歴欄や、職務経歴書を見ればわかります。必要であれば、面接官が詳細を質問してくるはずです。

自己PRで訴えるのは、自分がどういう人材であり、だからこそこの職場ではどのように役立つ可能性があるのかということです。

単に「これをしました」「あれをしました」という羅列ではありません。実績や資格は説明の中の脇役にすぎず、それを得るための取り組み姿勢や性格、資質といったところが自己PRの主役です。

「〇〇をするために××の努力ができた人間だから、看護師としてこの職場に必要」というシナリオが自己PRの柱となります。

実績そのものが主役でないことがわかれば、「自分には自己PRするものがない」という悩みはなくなるでしょう。

社会的に認められるような実績でなくても、自分自身が頑張ったことや感じてきたことがあれば、印象的な自己PRを作成するのは可能です。

看護師の自己PRの留意点

自己PRには履歴書の欄に記載するものと、面接官に質問された場合に応えるものとがあります。看護師の転職での自己PR作成で気をつける点を見ていきましょう。

看護師の自己PRポイント

第一のポイントとしては、応募先の病院によって自己PRする内容を変える必要があるということです。

後に見ていきますが、応募する診療科や業態によって求める人材像は変わります。

自己PRの作成ではそれに合わせて、自分の引き出しの中からどの部分をアピールするのかを考えなければなりません。

第二のポイントは、ありきたりなPRポイントはアピール度が低いということです。

看護師にありがちな自分の長所に、「協調性」「コミュニケーション能力」ということばがあります。

確かに看護師としては欠かすことのできない資質ですが、採用担当者の目からはすでに見飽きた文言となっているはずです。

これらをアピールするのであれば、よほど印象深く、強力なエピソードがなければなりません。

応募時にライバルが多いときには、いわば当たり前の要素ではなく、もう少し掘り下げて考える必要があります。

第三のポイントは、自己PRの着地点をきちんと決めておくことです。

実績やそれについての取り組み、自分はこういう人間であることがうまく伝えられても、それで終わってしまっては何にもなりません。採用側から見れば「それがどうした」ということになります。

最終的には、応募先の施設の状況に合わせて「だから自分としてはこういう役割を果たしていきたい」というところにまとめなければ、本当の意味のPRにはなりません。

転職活動全体での整合性に注意しよう

転職活動全体を見渡したとき、離職した理由や志望動機と自己PRなどの項目がすべて同じ方向性をもっていなければ、説得力がありません。

前職を辞めた理由を「ステップアップを目指したため」とするのであれば、「就職することでそれが叶えられること」が志望動機となります。

それにつながる自己PRとしては「自分の役割を果たしつつ、さらに上を目指していく意欲」をアピールすることになるでしょう。

履歴書の自己PR欄のスペースは、それほど大きくはありません。そこにすべてを書き込もうとするのではなく、離職理由・志望動機とひとつの流れを作るつもりで考えれば、落としどころが見えてきます。

適当に欄を埋めれば良いという考えで作成すると、面接で整合性が取れていないことを指摘される可能性もあります。

書類作成も面接対策も、すべての流れが同じ方向に向かっているのかを、必ず確認するようにしてください。

記載する自己PRと話す自己PR

自己PRには履歴書・職務経歴書などの書類に記載するものと、面接の応答の中で話すものがあります。それぞれの違いや作成時のポイントも見ておきましょう。

履歴書の自己PR

就職用の書類には履歴書と職務経歴書がありますが、履歴書は人物の全体像をつかむための目次職務経歴書はその詳細説明といった位置づけになります。

両方の書類に自己PR欄がある場合には、同じ内容を記載しても意味がありません。

履歴書の自己PR欄は、あまり大きくないので強みや自信がある部分について、「長い間〇〇にたずさわってきました。△△を得意としているので、●●でお役に立てるかと考えています」といった端的な書き方をしても問題はありません。

職務経歴書の方で、強みや自信を持つことに対する具体的なエピソードを語っていくようにすると良いでしょう。

もちろん、双方の書類の内容が異なっているのは問題外です。2つの書類を並べて、一連の説明として成り立っているのか確認しておきます。

面接の自己PR

看護師の場合、応募時に職務経歴書を求められない場合があります。そうしたときには、面接での自己PRが履歴書の内容を補足する場となります。

いずれにしても面接では応募書類が面接官の手にありますので、同じ話をくどくどとする必要はありません。

書類に記載した内容を事前に確認し、より強調したいところや補足説明を考えておくようにしてください。

面接の自己PRは、あまり凝った内容を話そうとすると失敗しがちです。面接官もプレゼンテーションではないので、そこまで難しい話を求めているわけではありません。

相手に伝えようとする熱意や姿勢に、注目されていることを忘れないようにしましょう。

声が小さかったり、逆に大きすぎたりするのも良い印象を与えません。柔らかな表情で、しっかりと話せるように、十分に練習しておきます。

看護師の面接では一般企業ほどは厳しい状況にならないことが多いようですが、例えば「1分で自己PRしてください」と言われたらどう答えるのかシミュレーションしておくなどは、面接対策として有効です。

看護師のシチュエーション別自己PR

ひと口に看護師の転職といっても、置かれたシチュエーションは人それぞれです。状況の違いによる自己PRについて見ていきましょう。

ブランクがある看護師の自己PR

ブランクがある看護師はどうしても現役よりも自信を失いがちですが、仕事を離れていたときに得た知識や、復職後は長く務められるという点を軸に自己PRを作成するとうまく説明できます。

例えばブランク期間中にも復職の場として緩和ケアへの思いを募らせ、自主的に看護理論を勉強したり各種セラピーケアなどの資格取得をしたりしていたのであれば、強力なアピールポイントとなります。

子育て中に地域ボランティアとして働き、現状や課題点を直接感じたことで、他の人よりも子どもや高齢者などの生活弱者に関する知見を得た、というのも地域医療への施策を行っている病院へのアピールになります。

ブランクがある場合には介護や出産・子育てなど、仕事を離れた理由を明確にした上で、そこから復職につながった経緯を自己PRに取り入れると良いでしょう。

看護師は机上の学習だけではできない仕事です。看護師としてはブランクになっていても、その分人生経験を重ねていることをしっかりとアピールしてください。

自己PR例1

出産・育児といった生活の変化により、看護師として〇年のブランクがありました。仕事を休んでいる間も看護師ケアへの思いは尽きず、自分なりに勉強して参りましたが、実践についてはやはり不安があります。

貴院ではブランク明けの看護師に対しての、研修や勉強会が充実しており、復職の実績も多いと伺っております。自身の持ち味としては、素直で吸収が早く、勉強熱心です。前職での勘を一日も早く取り戻し、戦力となれるよう努力していく所存です。

自己PR例2

親が倒れるなどの事情により暫くブランクがありましたが、状況が変わり、この度看護師として再び働くこととなりました。前職では急性期医療に従事し、それなりに知識と経験を重ねてきましたが、介護を通じで深く感じるところがございました。

今後はライフワークとして、緩和ケア医療にたずさわっていきたいと考えております。患者様とご家族の気持ちに寄り添いながら、おひとりおひとりに対し、心をこめた看護ができることを望んでおります。

診療科を変更して転職する自己PR

転職にあたり、これまで経験のない診療科を希望している看護師も少なくないようです。この場合のポイントは、現在のスキルを今後の業務にどう生かしていくかという点です。

自己PRの文章は短くても、しっかりと調べていることを伝えられれば、それだけ信頼性が高まります。

元の診療科と希望している転職先との違いを把握し、どの部分に接点がもたせられるのかを考えていきます。

看護ケアへの積極性や臨機応変の対応、コミュニケーションスキル、チームへの貢献など、看護師としてベースとなる部分はどこへ行っても重要です。

これまでの業務経験の中で新しい職場との接点がうまく見つけられないときには、そうした基本的な部分をアピールしても良いでしょう。

自己PR例1

私はこれまで急性期病棟の勤務の中で、数多くの経験と積んで参りました。常に患者様に最良のケアを提供できるよう、またご家族に対しても良い看護となるよう取り組んできたつもりです。非常に多忙な職場ではありましたが、患者様とご家族からは「本当に○○さんが担当でよかった」とおほめのことばを頂戴したこともあります。

今回の転職は、より一層、患者様とそのご家族に寄り添ったケアやサポートを目指すものです。より心身に寄り添える看護師として、貴院に貢献したいと思っております。

自己PR例2

総合病院の手術室看護師として長く勤務してきました。円滑に手術を行うために、内科、手術科、麻酔科など、各担当医や関連スタッフなど多様な部署と密に連携を取ることを心がけ、仕事をしてきました。

リハビリテーションの現場もまた、職務の異なる数多くのスタッフがひとつの目標に向かって業務にあたると聞いております。チームワークの重要性は誰よりもよく理解しているつもりです。今後は業務内容について学びながら、チームの良き一員となれるよう精進していく気持ちでおります。

パート・時短で働くときの自己PR

復職するにあたり、子育てや家庭との両立を考え、パートからという手段を取ることもあります。パートだからと軽く考えて応募してしまうと、採用されるはずのものもうまくいかなくなります。

フルで働けないとしても、可能な範囲で役に立とうとする姿勢が好感度を上げます。

子育て期間終了後に正社員を目指すのであれば、なおさらしっかりとした印象を与えておく必要があります。

パートであっても、目指す方向性を明確に伝えるようにします。

自己PR例

出産後はしばらく育児に専念しておりましたが、やはり看護師としての仕事に戻りたいと考えました。前職では急性期病院の病棟勤務を6年経験しておりますが、以前からじっくりと患者様と向き合える療養型病院に心惹かれておりました。

今回はパートという形での応募ではありますが、今現在できる範囲ででき得る限り貢献してきたいと思います。またいずれはフルタイムでの勤務をと考えており、将来的には頼られる看護師として成長していければと願っております。

診療科別自己PR

自己PRは応募先に合わせて考える必要がありますが、診療科の特徴にマッチしたものであればより具体性が増します。

ここでは志望する診療科別の自己PR例をみていきましょう。

集中治療室

これまで主に急性期病院での勤務経験があります。特に前職では三次救急医療の現場で呼吸器管理の主任として、大変重いポジションを任せていただいております。 急性期の患者様のケアはもちろん、そのご家族に対する精神的なサポート、対応にも慣れております。緊急時にあっても、冷静に行動し、周囲との信頼関係を尊重することを心がけてきました。

集中治療室での仕事はさらに厳しい現場であることは、理解しているつもりです。不足している看護スキルを向上させ、看護師として積極的に行動していきたいと考えております。これまで培った臨機応変な対応力を存分に生かして、患者様の回復に尽力します。

療養型病棟

前職では急性期の外科と内科の混合病棟に、5年ほど勤めておりました。看護師としての基礎をしっかりと学び、ひと通りの知識と技術を身に付けられたと自負しております。ただ急性期という状況下では、患者様1人1人との関わりを持つことが難しく、日に日に自身の看護観との相違を強く感じるようになりました。

焦燥感にかられながらも仕事を続けていたある日、貴院の「1人1人の意思を尊重し個人にあった医療を提供する」という理念を目にして感銘を受けました。これまで培った経験をもとに貴院のスタッフの一員として、患者様に寄り添った最良の看護ケアを目指したいと考えております。

精神科

これまでの療養型病院、緩和ケア病棟での仕事を通し、患者様とコミュニケーションをとる重要性を深く感じておりました。身体的な症状をもたれる患者様には精神疾患の合併症持つ方も多く、また認知症を患っている患者様への対応を行ううちに、精神面のケアへの強い意欲を持つようになりました。

貴院の人間性への重視の姿勢は、自身の看護ケアの原点に通じるものがあると考えております。個々人に合わせ、心に寄り添う看護師として勤めを果していく所存です。

クリニック

これまでは比較的大規模な病院での経験が長かったのですが、数多くの研修に参加するうちに、地域医療を支える診療所の存在こそが大切であると考えるようになりました。

貴院は地元に古くから根を下ろし、大変信頼の厚いということをお聞きしております。また小規模医療施設であるからこそ、できることがあるという院長先生のお話は心に染み入りました。もともと最先端医療よりも、家庭医学や予防学に興味があり、個人的にも学んできました。これまでの病院経験と共に、きっと何らかのお役に立てると考えております。

外来

これまで総合病院病棟、クリニックでの勤務経験があります。主に内科系が多かったため、一般的な看護師の技術については問題なく対応できます。病棟でもクリニックでも、患者様との会話を楽しめる環境にあったため、いつも「あなたは外来向き」と周囲から太鼓判を押されてきました。

こちらのような大規模な病院の外来は初めての経験ですが、これまで通り患者様とのコミュニケーションを楽しめるような働き方ができればと思っております。また少人数体制での経験があるため、繁忙時のスムーズな対応にも自信をもっております。

企業

ビジネス街にあるクリニックでの勤務経験が長く、生活習慣病外来などで、健康指導に携わって参りました。以前には大規模な急性期病院での看護ケア経験もあり、さまざまな症例にも知見があります。

前職のクリニックでは電子カルテの導入が進んでおり、ITの知識もございます。個人的にもパソコンの処理を得意としておりますので、企業内での業務に支障なく対応できると考えております。即戦力となれるよう、精進して参りたいと思います。

訪問看護

前職では内科病棟での勤務を長く経験してきました。ご高齢の患者様も多く、常に気持ちに寄り添えるよう看護ケアを心がけてきました。ありがたいことにその姿勢を高く評価していただき、難しい患者様からご指名をもらえたこともあります。

訪問看護は初めての経験となりますが、基本的な姿勢は同じであると考えております。病院とご自宅という違いはかなり大きく、最初は戸惑うこともあるかとは思いますが、人当たりの良さには自信があります。不安なく過ごされるよう在宅医療を支えられる、信頼のおける看護師に一日も早く成長することを目指します。

美容クリニック

これまで約10年間、主に外科や形成外科の手術室で経験を積んで参りました。看護師としての知識や技術はもちろんですが、自分には相手に共感できる大きな力が備わっていると自負しております。

美容クリニックはこれまで自分がいた医療現場とは少し異なりますが、人生に対して前向きになるという意味では同じと考えています。自分は人様の笑顔がとても好きです。その笑顔を生み出す場所に勤められ、その一助となれることは、この上ない幸せと考えております。

自己PRに活かせる自分の長所を探す

自己PRの作成については、インターネット上でも数多く紹介されているため、逆に個性や面白みのない内容となりがちです。

自己PRでのアピールポイントにできる、自分なりの長所やメリットを見つけ出していくと、他の看護師とは違う印象を残せる可能性が高くなります。

自己PRに使える特徴について見ていきましょう。

プリセプター経験

看護師歴は6年になりますが、3年目からはプリセプターとして指導にたずさわるようになりました。最初のうちは戸惑うことが多く、プリセプティに対してどのように向き合えば良いのか、かなり苦悩しました。しかし良きエルダーに恵まれ、周囲の支えをいただくうちに、プリセプティの成長とともに、自分自身も成長することができました。

数多くの気づきがあり、看護師になってもさらに学びを深めることの重要性を感じております。今後も看護師として患者様に最良のケアを提供するとともに、若手の教育にも積極的に関わっていきたいと思っています。

笑顔

笑顔はプロとしての看護師の使命と考え、これまでの5年間を過ごしてきました。新人の頃、自分にいっぱいいっぱいで、先輩から「また怖い顔になっているよ」と注意を受けたのが気付きでした。

自分が考える笑顔とは、にこやかであるということで、決して不謹慎な意味ではありません。患者様に不安を与えないよう、いつでも話しかけられる看護師でありたいと考えています。ご高齢者の患者様が多いこちらの業務でも、「笑顔力」を発揮し、安心して治療を受けていただけるよう努めてまいります。

責任感

子どもの頃から責任感が強いと言われてきましたが、自分ではあまり意識していませんでした。しかし看護師となってからは、責任感をもつのが当然のことであり、何事も粘り強く最後まで行うことが、人の命を救うこともあるのだと考えるようになりました。

新人の頃は、周囲が見えず一人だけ頑張っているつもりで周囲を困惑されることもありました。プリセプターを経験し、プリセプティと時間を過ごすことで逆に周囲との調和を教えられたような気がします。

現在では、「自分が今なすべきこと」と「自分にフォローできること」といったように、責任感の「使い分け」をするようにしています。人の領域を侵さず、しかし常に注意力をもって自身の責任感を上手に仕事に活かしていきたいと考えております。

体力

体力が取り得というと誤解をされがちですが、それでも自分の最大の強みは体力だと考えています。実は10代の頃は病弱で、学校行事のほとんどを休むような子どもでした。しかし看護師を目指したときからとにかく体力がなければダメだと気づき、水泳を始め、さまざまな体力向上策に取り組んできました。

看護師になってからは、夜勤明けにジムでひと汗流すほどになりました。手術室勤務のときにも、長時間の業務に耐え、担当医師から信頼を頂けるようになりました。貴院でもこの体力を十分に発揮して、救急医療の現場でお役に立っていきたいと望んでいます。

短所

短所が長所というと、少しわかりにくいですが、自分の場合は短所を認める力こそが自分の持ち味だと思います。若い頃は何かと反発心もあったのですが、途中からは人の意見こそ人生の宝だと気付けるようになりました。以降は短所であるのを素直に受け入れ、修正する努力をするようにしています。

考え方を変えてからは周囲の信頼も厚くなり、前職では重要な役割を任されてきました。短所であることを修正力に変えることについては、誰にも負けません。貴院の勤務の中でも至らない点は多々あるとは思いますが、必ず克服し、大きな戦力となれるよう努めていきます。

採用につながる自己PRとするために

自分だけにできる自己PRを考える

私たち日本人は、文化的に自身の良さを口に出すことに慣れていません。謙虚さこそが美徳、といった考え方に長くとらわれてきました。

しかし転職活動の場ではその考え方から抜け出し、客観的な視点から自分の持ち味を探し出していく必要があります。

就職活動では書類作成の際に「キャリアの棚卸」を行いますが、その中からこれまでは気づかないできた自分の良さが見えてくることもあります。

また、欠点と思っていた部分が別の角度から見ると、強みに変わるという可能性もあります。

自己PRの作り方のお手本はさまざまなところで見ることができますが、目の肥えた採用担当者には単なるコピーかどうかがすぐにわかってしまいます。

自己PRがうまくできている看護師は、自分のことをよく理解できている人材として高評価を得ます。採用側が見るのは、単に文章のうまさや表現の巧みさではありません。

自分の看護師としての経験を振り返り、学びや気づき、努力について、過去から未来につなげられる長所を見つけ出していきましょう。

自己PRに悩んだらプロの助言を

自己PR欄は小さく、また面接での応答時間も限られています。何をどのように語れば、採用側に響く自己PRができるのかは、誰しも悩むところです。

実は人の心に訴えるときには、ある程度のテクニックが必要です。

自己PRの例でも多く見られたように、「最初はうまくいかなかったけれど、努力で克服した」「気づきが得られて改善できた」といったストーリー性があれば、人を引き付けることができます。

いわゆる「V字回復のシナリオ」というものですが、こうしたテクニックは、転職活動のように相手との接点が少ない場合に、大きな効果を発揮します。

自己PRの主題となるもの、あるいはその表現について、どうしても自分だけで作成するのは無理だと思えるときには、転職サイトの活用がおすすめです。

転職サイトに登録すれば、数多くの自己PRを見てきたプロのアドバイザーがサポートしてくれるでしょう。

自分では見つけきれなかったアピールポイントを探し出し、磨きをかけて強い自己PRへと整えてくれます。自己PRを作成する過程で、きっと新しい自信が加えられていくでしょう。

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