[ 記事作成日時 : 2018年12月18日 ]
[ 最終更新日 : 2020年6月24日 ]

転職先が合わない!看護師が感じるギャップへの対処法と病院の選び方

転職先にギャップを感じる看護師

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無事に転職をしてホッとしたのもつかの間、新しい職場で想定以上のギャップに衝撃を受ける例は少なくないようです。

業務に対応できずに自信を失ったり戸惑いを覚えたりしていれば、このまま働き続けて良いのかという迷いが生じます。

ここでは転職先で大きなギャップに出会った際の対処法について、一緒に考えていきましょう。

      
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看護師が転職後にギャップを感じた体験談と改善点:求められるスキルにギャップ

医療機器がどんどん最新型になり戸惑い

点滴の取り扱いかたや感染管理は、病院によってローカルルールがあることは感じていました。

戸惑ったのは、輸液ポンプやcsii等の医療機械はどんどん最新型に更新されることです。

新しい方法に慣れるまで、それまで当たり前にできていたことが出来ないことに焦りを感じました。

点滴の静脈留置針は、前の職場では1~2年目でivナースを取得しCV管理すらしていたのに、新しい病院では4年目以降しか許されず、管理できなかったことは衝撃でした。

医療器械の研修に参加

輸液管理に対しては、郷に入れば郷に従えという思いで納得しました。

只でさえ入職後1年目は風当たりが強く、スタッフ間で自分に対する信頼関係も薄い状況です。

さらに患者様にとっては不利益にならないのに波風を立てる必要はないと思ったからです。自信を持てない医療機械については研修に参加しました。

できないことは学ぶしかない!

病院によって業務の方法が違うのは、ある意味当然です。異なる環境の中では、「できて当たり前」という内容も違い、看護師に対しての要求も変わります。

感染管理の体制などについて提言があっても、転職直後に不用意に口にするのは、あまり勧められません。

たとえ自分のスキルに自信があっても、反感を買う材料となる危険性があります。

やり方というのはそこに至るまでの過程があって、定まっているものです。もしかしたらその施設なりの事情があって、方式が決定されてきたという経緯があるかもしれません。

こちらの体験者のように、ひとまず「郷に入っては郷に従え」と考えるのが賢いといえます。

異なる環境において、求められるものがすぐには果たせないというのは、仕方のないことです。

ある程度のスキルがある看護師にとっては、ショックに感じるかもしれませんが、社会の中のすべてを把握している人はどこにもいません。

自分の努力が報われない思いになるかもしれませんが、それは違います。これまでの経験値が必ず役に立つときが訪れるまでの、様子見という程度の気持ちで気楽に構えるようにします。

転職後しばらくは「観察の期間」と割り切り、ひたすら周囲をウォッチングしておきましょう。そうすることで、その職場で求められるスキルを具体的に確認していけます。

漠然と「求められていることができていない」と思い込むのが、一番危険です。あれもこれもできないと自分を責めてしまうと、よけいパニックを起こします。

看護師である以上、基礎的な技能はすべて身についているはずです。新しい場所で「できないこと」とは、これから学ぶべきことにほかなりません。

たまたま知らなかっただけで、学べば身に付くものであるはずです。

体験談にあるようにそのときの要・不要を見分け、必要と思われる部分に関しては学びの場に説教的に参加していけば、ギャップは小さくなっていきます。

スキルに対してのギャップを感じたときには、そのギャップの「深さ」「大きさ」を冷静に判断することが重要です。

極端に専門的な部署でない限り、求められるスキルに到達するのはそこまで難しくはないと考えて良いのではないでしょうか。

「わからないことは学べば良い」と前向きにとらえれば、いつまでもギャップに苦しめられずに済むようになります。

看護師が転職後にギャップを感じた体験談と改善点:病院の体制にギャップ

医療と介護の現場の違いに戸惑い

国立病院の消化器外科から有料老人ホームへの転職です。医療と介護の現場の違いを感じ、病院とホームとの業務方法の違いに戸惑いを感じました。

たとえば吸引をするにしても病院は1回ずつ使い捨ての吸引チューブを使っていましたが、ホームでは1週間同じものを水につけて使用しており衝撃を受けました。

衛生面よりも利用者さんの経済的負担

常勤の看護師へ問いかけましたが、衛生面よりも利用者さんの経済的負担が大きくなるのを防ぐ方が優位になると言われて諦めました。

できることを見つけていく

医療と介護では、保険の適用の方法も違い、利用者への負担も一律ではありません。

病院では使う物品がすべて患者負担になることはありませんが、有料老人ホームはサービス業であるため、備品についても実費負担となる場合が多くなります。

看護師としては衛生面が気になるのは当然ですが、現実的にどこまで対応できるのかは、その職場の状況にもよります。

ただあきらめるのではなく、たとえば消毒を徹底するなど、経済面で負担にならない工夫を考えていくことも大切です。

いきなり全体を変えることが難しくても、自分の担当部分だけでも、看護師としてのポリシーに基づいて行動していけば、何かを変えられるかもしれません。

「病院ではこうだった」という意見を押し付けるのではなく、なぜ違いが生じるのかについて注目し、できることは何かを見つけていくようにしていきます。

衛生面だけでなく業務面すべてにおいて、病院と介護施設では状況が変わってきます。本来であれば、転職前に予備知識を得てよく理解しておく必要があります。

ただ現場に出て見て、目の当たりにしたときに、ショックを受けるということは十分にあり得ます。同じ看護師としての視点から、業態の違いによる違和感は避けられないことなのでしょう。

しかしどの職場にも、その仕事なりの役割があります。「あきらめる」というよりは、いったん棚上げしておくという方法もあります。

病院のやり方にこだわり続けると、目の前で行われている業務の重要性を見逃す結果にもなりかねません。

その職場で重要視されているものの本質を見極めるためにも、否定から入るのではなく、現行の状況を受け入れる柔軟性が大切です。

看護師が転職後にギャップを感じた体験談と改善点:患者のためになっていない

医者の意見が第一

赤十字病院 の手術室から、国立病院の手術室に転職しました。新卒から長期で同じ病院で働き、他の病院の最新技術やさまざまな看護を見てみたいと考えていました。

同じ病院で働いていると、考え方がその病院の方針になってしまい、固い考え方になると思ったからです。

しかし転職後の体制によって、やりがいが失われています。

転職前はとても忙しく、定時で帰れることはないだけでなく、一日中立ちっぱなしでした。夜間は当直制で病院での泊まりなのですが、朝まで働くことも多々ありました。

日勤で出勤していても、緊急が多く、当直メンバーでは足りない時に日勤の仕事の後、夜中まで緊急手術に対応することもありました。本当に忙しかったのですが、やりがいはありました。

転職後は日勤でも1日に2時間ほどの手術を一件のみでその日の業務を終了することも多く、物足りなく思われます。また、医者の意見が第一で、患者を看護する看護師の意見はほとんど聞いてもらえません。

患者にとって明らかにこうした方がいいと分かっていても、医者にとって不都合と思われることはやらせてもらえずにいます。

長年その病院で働く同僚からは「これは間違いなく医者から反対される」と言われ、試すことなく諦めてしまいます。

でも、最善の方法を考えたい、と矛盾したことも多く、ストレスが大きくなっています。患者のために看護師として何もしてあげられないと常に感じます。

スタッフがあきらめていて改善できず

働きかけたい気持ちはあり、同僚や上司に相談したことはあるのですが、みんながすでに諦めている部分もあり、私1人の力ではどうにもならなかったです。

転職検討も一つの手段

このケースではすでに運用体制が固まってしまっていて、個人の力では変えようがないという体験が語られています。

組織自体の在り方を変えようとするのであれば、提言についても組織的に行う必要があります。看護師の間で意見をまとめ、上申書を作成するなど、直接経営陣に働きかける方法しかありません。

働き方改革の推進によって、「風通しの良い職場」に対しての考え方も変わってきています。働く現場の声が吸い上げられないような体制の事業体は、成長ができず、時代に置いて行かれます。

どうすれば自分たちの声が通るのか、組織の構造を調べ、誰に対していつ声を上げれば良いのかを検討していく必要があります。

ただ日々の不満を述べるのではなく、何をどうしたいのかを明確にしていきます。目的をはっきりしなければ、単なる愚痴にとどまってしまいます。

ゴールをどこに設定するのか、どうなれば改善されたといえるのか具体的にしておかなければ業務改善に踏み出すことができません。

現場で患者に相対する看護師の意見を無視するようでは、本当に良い医療サービスを提供できるはずもありません。経営トップがそれを理解できないような病院であれば、改善されるのは難しいといえます。

先細りしか予測できない職場と判断するのであれば、再度の転職の準備をしながら穏便に働くというのもひとつの手段です。

看護師のやりがいは、患者の回復への貢献感にあります。どれほど忙しくても、充実した気持ちになれれば、働くモチベーションが維持できます。

体験談からは、忙しさがなくなったことが問題なのではなく、自分の思うような看護が実施できないことへのいら立ちが感じられます。

仕事に誇りがもてず、何のための看護師なのかと迷うようであれば、転職を検討するのも仕方のないことと言えるでしょう。

再転職してもいいの?

看護師の求人はいつでもどこに行ってもなくなるということは、考えられません。恐らく、現在の職場を辞めても、ほどなく転職先は見つけられることでしょう。

それならば、再転職を決めても良いのでしょうか。

アンケートで回答を寄せた30人のうち、1年以内に再転職をした人は2人です。

よほど大きなギャップがあり、耐えかねたと考えられますが、逆にいえば残りの看護師は疑問をもちながら、少なくとも1年以上は継続して働いているということになります。

ギャップを感じて、師長や上司に相談してみたが状況が変わらなかったという声も聞かれます。それでも、患者に対して影響がないことから、現状に甘んじて働き続けているという看護師は少なくないようです。

転職をした後、新しい職場にギャップを感じたとき再転職をしても良いのかどうか、それは個人の考え方や状況によるもので一概に良い悪いはいえません。

再転職をしても良いのか悩むということは、すぐに転職をすることについての不利な点を感じているからでしょう。何も考えていなければ、ためらうことなく別の職場を探すはずです。

再転職のマイナス面①:応募先からの視線が厳しい可能性がある

再転職をすることによるマイナス面とは何でしょうか。

ひとつは、転職を繰り返すことで次の応募先からの視線が厳しくなる可能性です。

特に1年以内の転職の場合、よほど強固な理由がなければ「飽きやすい人」「あてにならない人材」といったイメージをもたれやすくなります。

自分が求める転職先がレベルの高いところであればあるほど、ハードルが高くなると考えて間違いありません。

そこをクリアしていくためには、客観的に見たときに再転職をする確固たる理由を持っていなければなりません。

たとえば職場との雰囲気が合わない場合、そうした中で働き続けるのは心身の負担となります。思い切って再転職を図るのも、ひとつの手段ではあります。

しかし応募先に対して「雰囲気が合わなかった」という理由では、採用が難しくなると考えられます。

現在の職場をけなすようなことばを使わず、自分の看護師として目指す方向性と違っていることを上手に表現する必要があります。

再転職のマイナス面②:職場にうまく巡り合えるかわからない

もうひとつのマイナス面は、転職した後に果たして現職以上の職場にうまく巡り合えるのかという保証がないことです。

職場は確かに、実際にそこで働いてみなければわからないという点が多くあります。入職前には、想像していなかったようなギャップに、打ちのめされることも珍しくありません。

けれども、その職場を選んだのも自分自身です。「ここが良い」「ここにしよう」と決めたからには、それなりの根拠があったはずです。

再転職を本気で考えるのであれば、再度そのときの気持ちを振り返り、何が間違えていたのかをはっきりさせておかなければなりません。でなければ、また同じようなギャップを抱えてしまうこともあり得ます。

自分がその職場を選んだときには、何を重視したのかを良く思い出してみましょう。

次の職場選びの際には、そのポイントに今回ギャップを感じてしまった原因を追加していきます。転職が良いか悪いかではなく、転職したことを次に活かせるのかどうかが重要です。

自分が看護師として、何を本当に大切にしていきたいのか、どのような仕事をしたいのかをきちんと整理した上で、再転職に臨む必要があります。

再度の転職を決める前に、考えておくべきことがあります。

それは、現在感じているギャップが永久的なものなのかという点です。

先に出てきた体験談のように業務運用の体制が硬直化してしまい、自分の努力や工夫ではどうにもならない、この先もまったく改善される余地がないという問題であれば、転職するのがもっとも有効的な解決方法です。

しかし中には、もう少し経験を積み、あるいは年数がたてば状況が変わる場合もあります。求められているスキルとのギャップについては、再転職の先でも同じ課題を抱える可能性があります。

自分のもっているスキルに職場を合わせるのではなく、転職先で求められるスキルに自分を合わせていくつもりでなければ、いつまでたっても成長できません。

個人の資質やスキルに何から何までぴったりという職場に巡り合う確率は、ほぼゼロに近いでしょう。そう考えれば、入ってすぐに結論を出すのは早すぎるといえます。

ギャップが埋められるのか、それともさらに広がっていくのかは、感じている課題の質によります。

再転職をすべきなのかという判断基準となるのは、自分が患者に対してベストを尽くせるのか自分の心身が守られた状態で看護師としての使命を果たせるのかという点です。

先にも「患者に影響がない」ということから、感じているギャップがあってもひとまず仕事を続けているという意見がありました。

現実の問題として、これまで看護師としてキャリアのある人間が、まったく違和感のない職場というのはなかなかないのではないでしょうか。

経験値があるからこそ、新しい職場でギャップを感じられるともいえます。何の知識もなければ、比較のしようもありません。

病院などで働いてきた看護師が転職先でギャップを感じるのは、むしろごく普通のことであるのかもしれません。

ギャップを感じない職場選びのコツ①:施設形態の特徴の違いを知る

今後、職場を選んでいく上で、できるだけギャップを感じないようにするためには、施設形態や部署による特徴の違いがあることを理解しておく必要があります。

もちろん施設によって多少の差異はありますが、施設規模や形態により、ある程度の予測はできます。

例えば、大学病院や大規模な総合病院などでは、看護師の裁量の幅が小さく、自由な処置は制限されます。

慢性期病棟と比べると、急性期病棟では患者ひとりひとりと接する時間が限られ、深い関わりがもちにくいという傾向があります。

また求められるスキルも、施設形態や部署によって大きく変わってきます。

介護系の施設であれば技術的なスキルよりも、コミュニケーション能力や精神的なスキルが重視されます。

重篤な患者を扱う急性期病院では、高い技術力に加え、冷静で的確な判断力が求められるでしょう。

そうした施設形態や部署の性格をとらえることで、看護師に具体的に求められる役割が把握でき、転職前の準備や心構えがしやすくなります。

あらかじめ想定できていれば、それだけギャップを感じにくくなります。

転職では応募先の労働条件や待遇面を見てしまいがちですが、もっとも重要なのは、「看護において何を大事にしたいのか」「どんな働き方をしたいか」ということを自分で知っておくことです。

入職後のギャップを小さくするためには、自分の理想とする働き方を考慮した上で、自分に合う施設形態や部署であるかを見定めていく必要があります。

ギャップとは、思い違いや捉え違いから発生します。ズレをなくすためには、自分自身の基点をきちんと持たなければなりません。

ギャップを感じない職場選びのコツ②:職場見学をする

職場の雰囲気は、自分の感覚でとらえなければわかりにくいものです。職場の雰囲気を的確につかむためにも、職場見学をすることが大切です。

しかしただ漠然とその場所にいっても、「ただ何となく」といった程度でしか捉えきれません。

見学時には具体的にどのような行動をしていけば良いのか、2つのポイントを紹介していきます。

通り過ぎる人に挨拶をする

通り過ぎるスタッフや患者など、区別なく挨拶をしてみましょう。自分の挨拶への反応を見れば、挨拶を習慣的に行っている職場かどうかがわかります。

常にことばを交わし合っている職場では、人間関係をも含め明るい職場である傾向があります。

逆に声をかけても無言だったり無視されたりするようであれば、入職後もなじみにくい可能性があります。

いくらコミュニケーション能力に自信があっても、最初から打ち解けてくれない職場では先が思いやられます。

気さくにことばをかけられる雰囲気があるかを、挨拶で確認してみましょう。

現場の看護師に、実務的な質問をする

見学時に現場の看護師と話せるチャンスがあれば、実務的な質問をしてみるのがおすすめです。面接や応募時には、看護部長や総婦長が人事対応をしていることが多いものです。

大規模な組織では、現場の状況を看護部長が把握しきれていないということもあります。実際に現場で一緒に働く看護師に話が聞ければ、具体的な雰囲気がより伝わります。

誰もが明るく、わかりやすく答えてくれる現場であれば、入職後も気持ちよく働くことができそうです。

ギャップを感じない職場選びのコツ③:5つのチェックポイントで応募先を選定

転職後に大きなギャップを感じないためには、次のようなチェックポイントで応募先を選別していきます。

  • 中途採用者へのフォロー体制の整備
  • 看護師に任せられている裁量の範囲
  • 看護師に任せられている裁量の範囲
  • 使われている器具や技術の新しさ
  • 病院独自のルールややり方・制限と柔軟性

中途採用の看護師に対してのフォロー体制が確立されていないと、わからないことがあっても、誰に聞いて良いのかわからず放置される可能性があります。

病院や施設ごとの違いを早期に埋めるためには、フォロー体制が整っていることが重要です。

自分のスキルを活かした看護ケアをしたいと思っていても、看護師の裁量権が狭すぎて何も手出しできないというケースがあります。

また、逆に転職間もないのに、「好きにして」と放り出されても困惑するばかりです。

先のフォロー体制とともに、ひとりの看護師が実施できる自由性についても、確認しておきたいところです。

自分が受けてきた教育による知識や使ってきた医療器具と、現場の状況が違い過ぎると業務がうまく遂行できない場合もあります。

新しい技術であればスキルアップに役立ちますが、時代を逆行するような現場では働くモチベーションも低下します。

病院独自のルールがあり過ぎ、それに厳密に従わされるのも苦痛を感じる原因となります。

非効率であったり理屈に合わないやり方であったりしても、改善の提案が受け入れられず、柔軟性がない現場では次第にやりきれなさを感じるようになります。

ギャップを感じない職場選びのコツ④:自己分析をする

慢性的な看護師不足の社会にあって、転職市場は常に売り手市場です。

転職者としては喜ばしい限りですが、希望条件にばかり目を向けて転職を行うとギャップを解消できず、また転職をくり返す恐れがあります。

そうした傾向から抜け出すためには、「自己分析」が必要となります。自己分析なくして転職の成功はあり得ません。

自分が理想とする看護師像、自分の保有するスキル、自分の看護師としての強み、働き方と転職先に求めるもの、そして今回の転職の目的。

そうした項目を分析し、明らかにすることで応募先の選定の精度を上げることができます。

自己分析とは自身を見つめ直すことで、より自分にマッチする職場を探すための基準を明確にする作業です。

自己分析をきちんと行って転職した看護師ほど、離職率は低い傾向にあると言われます。

自己分析を行わずに目先だけの条件で転職をしてしまうと、応募先の施設の特徴や経営方針へのチェックが甘くなります。

実際に業務に入ってから、想像と違い愕然とするといったことがおこりがちです。

自己分析によって自分がどのような職場にあれば活躍できそうなのかを探り出し、そこに応募先を重ね合わせることで、職場に対するギャップを最低限に抑えることができます。

転職先でのギャップに再度泣かないためには、ていねいな自己分析こそがカギとなります。

ギャップを感じない職場選びのコツ⑤:病院のことをよく知るためには

先にもあったように転職先の状態を確認するためには、ポイントがあります。しかし、病院の内情を自分だけで調べるのは、なかなか困難です。

ひとりで転職活動をした場合には、情報の入手経路がどうしても限られてしまい、本当に知りたいことには手が届かない可能性があります。

看護師という特殊な世界の情報を集めるためには、その道のプロを頼るのが一番良い方法です。

看護師専門の転職サイトでは、担当する施設の内部情報や多くの看護師から収集した情報を提供してくれます。

応募候補となる職場の比較的細かい部分や、深い部分までの情報も集められるので、自分によりマッチした職場を見つけやすくなります。

自己分析の方法や強みとなるスキルの見つけ方など、転職活動に向けた具体的なアドバイスももらえる上、転職への不安についていつでも相談にのってもらえます。

転職先でギャップを極力抱かないようにするためにも、応募先候補についての綿密な情報収集は重要です。転職サイトを上手に活用して、転職をぜひ成功させてください。

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