[ 記事作成日時 : 2018年8月13日 ]
[ 最終更新日 : 2019年12月25日 ]

京都大学医学部附属病院で働く看護師の実態は?評判や年収を調べてみた

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京都大学医学部附属病院は、安全で質の高い医療を提供していると評判の大学病院です。では、その質を保つため一丸となって働いている医師や看護師はどのように働いているのでしょうか。

この記事では、看護師の働き方や、勤務体制、お給料などにスポットを当てていきます。ぜひご覧ください。

      
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看護師からみた京都大学医学部附属病院の特徴・評判は?

ほかの病院とくらべて教育制度は整っている?

大学病院は教育制度が充実しているとよく言われますが、中でも京都大学医学部附属病院では、以下のような独自の教育制度を整えています。

マングローブ型キャリアパス

マングローブとは、主に熱帯地方に生息する植物であり、水中に根を張り、地上へ大きな幹、そして葉をつけています。

そのマングローブのように、いずれは地上で大きな葉をつけられるよう、京都大学医学部附属病院では、看護師の教育制度において「マングローブ型キャリアパス」を採用しています。

特に看護師になってからの4年間の指導に力を入れており、「看(み)る力」「護(まも)る力」「育(はぐく)む力」という3つの力を育成できるよう、様々な教育を導入しています。

卒後教育において、1年目は充実していたけれど、2年目以降は…という病院は少なくありません。

一方、京都大学医学部附属病院職員の口コミを見てみても「卒後4年間の研修がとても充実しており、看護師としての基礎を身に付けさせてもらった」という意見が多く、看護師として成長できる環境が整っていることがうかがえます。

新卒者を対象とした、クリニカルコーチ制とサポーター制度の導入

看護師として一番成長できる新卒者に対し、京都大学医学部附属病院ではクリニカルコーチ制による指導を行っています。クリニカルコーチとは、高い看護実践能力と指導力を併せ持つ、新人教育担当者のことです。このクリニカルコーチは各部署に配属されているため、新卒看護師は事前に指導力が認められた看護師の指導を受けることができます。

また、クリニカルコーチ制の他に注目したいのが、サポーター制度です。このサポーターは、クリニカルコーチとは別に2~3年目の看護師が新卒看護師1人に対して1人配置されており、新卒看護師が職場に適応するための精神的なサポートを行っています。

より高い専門性を持ったクリニカルコーチと自分に近い存在であるサポーターが新卒看護師の成長を全面的にサポートしてくれます。

スキルアップできる環境が整っている?

京都大学医学部附属病院では、新卒看護師以外の看護師に対してもスキルアップをサポートする、様々な制度を整えています。

7つのレベルアップ講習

京都大学医学部附属病院では、「がん看護」「感染管理」「重症集中」「摂食嚥下えんか障害」「認知症高齢者」「褥瘡じょくそうケア」「臨床試験」という、どの診療科においても重要となる7つの分野について、希望者に対し年3~4回にわたる特別講義を行っています。

この講習はそれぞれ日勤の時間帯全てを使って行われる本格的なもので、もちろん参加費は無料です。

担当者はそれぞれ病院に所属する認定・専門看護師や師長が担当しており、専門性の高い研修を受けることが可能となっています。

職員が使いやすいようカスタマイズされた、様々な検索および学習支援ツール

自宅でも気軽に学習することができる、様々なオンラインツール

中でも京都大学医学部附属病院では、「今日の臨床サポート」「ナーシングスキル」「eラーニング」「文献検索」「院内配信研修動画」と、多くのツールを用意することで、職員の個々の要望にあった情報を得やすい環境を整えています。

また、京都大学医学図書館や人間健康科学系図書室が利用できるほか、病院内の看護部図書室は24時間利用可能なため、自己学習などにも活用することができます。

専門、認定看護師資格取得に対する補助制度

専門、認定看護師はいずれも一定期間のスクーリングが資格取得の必須条件となり、その期間の扱いは病院によって大きな差があります。

特に専門看護師の場合は、大学院へ最低でも2年間通わなくてはいけないため、休職として認めず、一度退職扱いとなることが多くなっています。

一方、京都大学医学部附属病院では、大学院進学時には自己啓発等休業制度によって退職せず、休職扱いとするため、病院へ籍を残したまま進学することが可能です。

また、認定看護のスクーリング期間は出張扱いとなるため、お給料をもらいながらスクーリングでき、また期間終了後はすぐに職場へ復帰することができます。

力を入れている診療科目はある?

京都は日本トップの観光都市であり、海外からも多くの観光客が来る地域です。

よって日本国内にとどまらず、国際化に向けた様々な取り組みが行われています。

Ask me!ナース養成制度

ただ通訳としての役割ではなく、海外からの観光客にも安心の医療を提供できるよう、京都大学医学部附属病院は、英語中国語が話せる「Ask me!ナース」養成研修を行っています。

海外研修

毎年5~10名の看護師が1~2週間の世界各国の病院や施設、大学の海外研修に参加しています。

海外で先駆的におこなわれている質の高い看護実践を実際に見学することで、多くの学びを得ることができます。

職員の中にも「この海外研修があるから選んだ」というナースが多く、まさに京都大学医学部附属病院の大きな特徴といえるでしょう。

京都大学医学部附属病院で働く看護師の働き方は?離職率は?

日勤のみ、残業なしといった働き方は可能か?

京都大学医学部附属病院HPに掲載されている看護師求人情報を見てみると、平成30年6月現在、平成31年度採用および中途採用の情報は掲載されているものの、非常勤の募集はありません。

育児中による時短勤務は認められているものの、それはあくまで現職員に対する制度であり、初めから日勤のみ、残業なしなどといった条件つきでの採用は行っていないようです。

子供がいるママナースにも働きやすい環境?

夜間保育所や病児保育室を併設しているほか、子どもが小学校3年生になるまで育児時短制度を認めるなど、子どもがいるママナースに対して様々な支援制度を整えています。

実際に働いている方の中には「病棟では委員会や勉強会などで帰りが遅くなることが多く、両立は厳しそう」「上司の中に育児に対して理解がない人もおり、その人の元で働くママナースは大変」といった声が少なくないため、決して働きやすいとはいえない環境のようです。

一方で「妊娠中より上司から様々な細かい配慮があったので、不満なく産休に入った」という意見や「外来はほぼママナースなので、みんなで協力してなんとか仕事と育児を両立させている」という意見もありました。

よって、ママナースであっても頑張り次第で両立することが可能な職場であるといえるのではないでしょうか。

休みが取りやすい雰囲気?

京都大学医学部附属病院では、基本的に4週8休となっています。

職員の方からは休みは希望すれば取れないことはほぼなかった、という意見がある一方で、「休日でも委員会や勉強会があると出席しなくてはいけないのが大変」という意見が複数上がっていました。

よって希望自体は通りやすいものの、完全な休日ではない日もあることを考慮すると、決して休みを取りやすい雰囲気である、とはいえないようです。

気になる京都大学医学部附属病院の「離職率」は?

京都大学医学部附属病院は、離職率について公表していないため、具体的な数値はわかりません。

あくまで推測となりますが、年度初めに毎年100名近い採用を行っているほか、中途採用も募集していることを考慮すると、離職率は決して低くないことがうかがえます。

一方で、元職員の中には京都大学医学部附属病院への感想として「とても恵まれた環境だったと気づいた」「もっと長く働きたかった」と、退職を惜しんでいる声もきかれ、「一度退職した人でも戻ってくる人が多くいる」という意見もあることから、一概に「働く環境として良くないから離職する人が多い」とはいえないようです。

京都大学医学部附属病院の看護師寮について知りたい

京都大学医学部附属病院の看護師寮はどこにある?通勤時間は?

平成30年6月現在、看護師寮は敷地内に3棟の計229室、敷地外にも1棟80室があります。

敷地内にあるために通勤時間はほとんどかからず、管理人が常駐しているため、セキュリティの面も安心です。

子供がいる、新卒…入寮できる条件は?

京都大学医学部附属病院の看護師寮には、以下の条件があります。

  • 新卒である
  • 入居期間4年間

よって、新卒でない方は入居できません。

また、新卒であっても寮がワンルームタイプであり、職員の情報では女子寮であることから、子持ちの方も入寮は厳しいことが推測されます。

寮にかかる費用は?住宅手当をもらうのとどっちがお得?

寮費は敷地内の寮が宿舎費+共益費で約1万~1万5000円、敷地外の寮が2万5千円となっています。

住宅手当は最大27000円まで支給されますが、不動産大手サイト「HOME“s」によると、京都大学医学部附属病院近隣のワンルームタイプの相場は4.74万円であり、敷地内の寮費よりも自己負担額は多くなります。

よって新人として京都大学医学部附属病院へ就職する場合には、敷地内外にある寮へ入寮されたほうがお得といえるでしょう。

京都大学医学部附属病院看護師の収入事情は?

新人看護師の収入は、ほかの病院とくらべて多い、少ない?

職員の方々の口コミで多く聞かれたのが「収入面ではとても満足している」という意見でした。

経験3年目で500万を超える、多い月で手取りでも32万円だったなど、他の職員から見るとうらやましくなってしまうような報告が相次いで聞かれていました。

一方で「残業代だけで月10万円をこえた」という意見もあるため、お給料が高い分、やはり仕事そのものはかなり激務であるということがうかがえます。

ボーナス額はどれくらい?認定看護師ならアップする?

募集要項によると、ボーナス額は現在の年間支給割合は初年度を除き、約4.4ヶ月分とかなり良い水準といえるでしょう。

先の経験3年目で500万を超えるという意見からも、収入面はかなり恵まれた職場であるといえるでしょう。

手当について確認してみると、認定看護師など資格に応じた手当支給は掲載されていないことから、資格手当はないようです。

京都大学医学部附属病院の新卒採用事情は?

新卒看護師の採用試験は難易度が高い?倍率は?

京都大学医学部附属病院では毎年100名以上の採用を行っていること。

看護師寮も新卒4年間であり、新人教育に特に力を入れていることなどを考慮すると、新卒看護師の難易度そのものは決して高くないことが推測されます。

また、職員の出身校一覧を見てみると、専門学校から大学まで学校の種類にとらわれず、そして学校所在地も北海道から沖縄まで全国各地に広がっていることから、出身校や地域に関係なく、採用されていることがうかがえます。

附属の学校に通っていれば就職できるの?

京都大学医学部附属病院の附属学校となると、それは京都大学となります。

東大とならぶ国内にある最高峰の大学へ、附属病院入職のために入学を目指すというのは、現実的とはいえません。

一方、京都大学大学院へ職員として在籍したまま進学された方も複数名いらっしゃるため、「将来京都大学大学院へ進学したい」と考えている方にとっては、京都大学医学部附属病院への就職が、大学院進学への大きな一歩になるといえるでしょう。

京都大学医学部附属病院に中途で転職したいなら

京都大学医学部附属病院の中途採用は通年行っている?

病院のHPを確認すると「中途採用」という記載はあるのですが、具体的な希望試験日に関する提示はありません。

そのため、中途採用という制度自体はあるものの、その採用は不定期であり、いつでも行っているというわけではないようです。

京都大学医学部附属病院へ中途採用を希望している場合には、求人情報を随時チェックされることをお勧めします。

ママナースでも転職できる?必要なスキルはある?

京都大学医学部附属病院では、病児保育と夜間保育という、「子どもが病気した時、看てくれる人がいない」「夜間の預け先がない」といったママナースが持ちやすい悩みを解決してくれる施設を併設されており、ママナースも安心して働ける環境が整っています。ママナースだから転職できない、ということはないでしょう。

一方で、病児保育があるということは、子供が病気の時も仕事にきてほしいといわれても仕方ない、ということも同時に意味しています。

よって子育てを支援する施設や制度が整っているからこそ、「子育てと両立させるために、これは大事にしたい」という点を自分の中でしっかり持ちながら働く必要があります。

本気で京都大学医学部附属病院に転職したいなら!

京都大学医学部附属病院へ転職する場合、まず問題となるのが「中途採用の採用試験はいつ行われるのか」という点です。

看護師として忙しい日々を送りながら、随時転職情報をチェックするというのは大変ですよね。そこでぜひ活用したいのが、転職エージェントです。

転職エージェントへ登録することで、看護師の転職についてプロであるコンサルタントが随時情報をチェックしてくれるだけでなく、採用時に聞かれやすい質問事項や、より好感をもたれる履歴書の書き方など、京都大学医学部附属病院への転職を全面的にサポートしてくれるんです。

本気で京都大学医学部附属病院へ転職したいと考えている方には、転職エージェントを使っての転職をお勧めします!

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※ページ内の求人数は職種別に集計しています。