[ 記事作成日時 : 2018年7月24日 ]
[ 最終更新日 : 2019年12月25日 ]

近畿大学医学部附属病院で働く看護師の実態は?評判や年収を調べてみた

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大阪府にある近畿大学医学部附属病院は、医療に携わる人間であれば、誰も知っている有名な病院でもあります。近畿大学医学部附属病院で働きたいと考える看護師も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、同院で働く看護師の待遇や年収などを調査しました。わかりやすくまとめたので、気になる方はぜひご一読ください。

      
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看護師からみた近畿大学医学部附属病院の特徴・評判は?

ほかの病院とくらべて教育制度は整っている?

近畿大学医学部附属病院では、大学病院として質の高い教育制度を整えています。

その中でも特徴的な制度をご紹介します。

自律した看護師を育成するという概念

近畿大学は「人に愛される人、信頼される人、尊敬される人を育成すること」を原点としています。

この教えを基盤とし「人間性豊かで思いやりの心を持った自律した看護師」を目指した教育制度を整えています。

教育制度を充実させることはもちろんのこと、自身のキャリアは自身で開発するという「自律」の意味を込め、「キャリア開発システム」を構築している、というのが、近畿大学医学部附属病院における特徴の一つといえます。

プリセプターおよび教育担当者の配属

新人看護師にとって最も身近な指導者として、新人看護師1~2名に対して実地指導者であるプリセプターが配置されています。

また、近畿大学医学部附属病院では、各部署で実施される研修の企画・運営を中心に行う教育担当者が配属されており、新人看護師への指導・評価を行うとともに、プリセプターへの助言および指導を行っています。

プリセプターとなった看護師が新人の指導方法に悩むことはよく見られることです。

近畿大学医学部附属病院では、新人だけではなく、新人を指導するプリセプターに対する指導を担う教育担当者も各部署へ配属されているため、どちらの立場であっても十分なフォローが受けられる環境が整っているということがいえます。

スキルアップできる環境が整っている?

先ほどもご紹介した通り、近畿大学医学部附属病院では、自分のキャリアは自分でキャリアを開発するという自律の意味が込められたキャリア開発が行われています。

その考えの元、看護実践能力別到達段階を「就労後1年未満の者」「就労1年以上の者」「看護の必要性を判断し、自律的に看護実践できる者」「リーダーシップを発揮しながら看護実践ができる者」の4段階にわけ、それぞれに到達目標や研修計画が立てられています。

この制度によって看護師一人ひとりが「今自分がどの課題をクリアすべきか」という明確な目標を持つことができます。

看護実践能力別到達段階に応じて、「実地指導者研修」や「チームリーダー研修」、「教育担当者育成研修」など、それぞれの段階に合わせたより細かい研修が組み込まれている他、「がん看護」「退院支援」「クリティカルケア」「皮膚・排泄ケア」「災害看護」「高齢者」「手術看護」の7つの領域別研修も行われるなど、数々の研修によって看護師が「自分からキャリアを構築できる仕組み」が整っているといえます。

力を入れている診療科目はある?

近畿大学医学部附属病院は、患者本位の開かれた病院として安全で質の高い先進医療を提供する、という信念の元、日々医療を提供しています。

よってどの診療科も最先端の医療が提供されていますが、今回特にご紹介したいのが、2016年6月より稼働が開始された「ハイブリッド手術室」です。

ハイブリッド手術室では、血管撮影やX線透視などこれまで手術室とは別室で行っていた施術を同室で同時に行うことができるため、特に心臓血管外科・脳外科・整形外科手術の3分野において活用されています。

このほかにも、最先端のがん早期診断を行うためのPET検査や、周産期母子医療センターなど施設も充実しているため、看護師として最先端の医療に触れることができます。

近畿大学附属で働く看護師の働き方は?離職率は?

日勤のみ、残業なしといった働き方は可能か?

平成30年5月現在、近畿大学医学部附属病院の採用情報Q&Aにて「夜勤なし(日勤常勤)の看護師・助産師の募集は行っておりません」と記載されています。

よって日勤のみという条件の元、入職することは現段階においては難しいといえます。

また、子育て中などの理由によって時短勤務している方が、口コミにて「残業が多い」という情報を寄せていることから、制度として時短勤務はできたとしても、実際に時間通りに仕事を終えることは難しいといえます。

子供がいるママナースにも働きやすい環境?

近畿大学医学部附属病院では、医師が常駐する院内保育所が完備されているため、子どもを同じ敷地内で見てもらいながら仕事を行うことができます。

ワークライフバランスの提唱から、時短勤務など子育て中の方も安心して働けるよう、環境を整えている一方、実際に勤務されている方からは「保育所は19時までなので、その時間までになんとか仕事を終わらせなくてはいけない」「保育所の定員数が少ないため、確実に入れるとは限らない」「時間外勤務や研修、会議が多い」といった意見も聞かれました。

以上の情報から、近畿大学医学部附属病院では、職場として育児と両立できる環境を整えようと様々な試みが行われているものの、大学病院という特性上仕事が忙しいこと、そして職員数も多いことなどから、働きやすい環境であるとは言い難い状況のようです。

休みが取りやすい雰囲気?

平成30年5月現在の募集要項を見てみると、休日は年間115日となっており、1ヶ月8休+国民の祝日+創立記念日+年末年始6日)とあります。

これ以外に、有給が初年度12日、次年度以降20日あるほか、夏期休暇が初年度5日、次年度以降7日用意されており、職員の方々からは「通常の休みは少ないと感じるけれど、夏休みとして1週間休みが取れるのはありがたい」という意見が多くあがっていました。

一方、通常の休みについては「希望休を3日申請可能」という方がいる一方、「師長の匙加減で希望休みが取れないこともあった」としている方もいて、部署によって休みが取りやすいところと取りにくいところがあるようです。

気になる近畿大学附属の「離職率」は?

近畿大学医学部附属病院において、明確な離職率は提示されていません。

一方で、実際に働いている方の中に「就職後、多くが3年以内に辞めてしまう。そのため看護職員は30代以上の方か、20代前半の若い方が大半」という意見や「残業が多いため、結婚や出産を機に辞める方が多い」という意見が多くあがっていました。

これらの意見から、近畿大学医学部附属病院の離職率は低いとは言えないようです。

近畿大学医学部附属病院の看護師寮について知りたい

近畿大学医学部附属病院の看護師寮はどこにある?通勤時間は?

平成30年5月現在、求人要項のQ&Aにて看護師寮について「附属病院については提供しておりませんが、住宅手当が月1万9,500円出るのと、賃貸物件のご案内等の補助がございます」と記載されています。

以前は病院とつながっている寮があったようですが、病院の改築工事に伴って現在は提供していないようです。

近畿大学医学部附属病院看護師の収入事情は?

新人看護師の収入は、ほかの病院とくらべて高い、低い?

近畿大学医学部附属病院で働いている方の多くがメリットとして挙げていたのが「給料面がとても充実している」という点です。

平成30年5月現在の募集要項を見てみると、大卒で年間総収入は約490万円となっています。

日本看護協会による大卒の新卒年収が平均340~350万円であることを考えると、新人看護師としての収入はかなり高いといえます。

実際に働いている方からは、「4年目で手取り23~25万程度」「卒後6年で年収約580万」「30代後半主任クラスで年収750万」「看護長クラスになると1,000万を超える人も少なくない」など、うらやましくなってしまうような金額が次々報告されていました。

一方、ひとつ気になるのが2013年より給与形態が変更され、看護師全体の減給があった、という情報です。

よって平成30年5月現在においても収入面については高い水準を維持しているといえる一方、今後減給される可能性もある、ということをチェックしておきましょう。

ボーナス額はどれくらい?認定看護師ならアップする?

近畿大学医学部附属病院で働く方々の意見として多いのが「ボーナスがとても多い!」という点です。

その金額はなんと、年間6.43ヶ月分!

この金額は他の病院を圧倒する高さであり、実際に働いている方の多くが「ボーナス額が非常に良い」とし、給与面に満足していました。

実際に看護師4年目の方は夏のボーナスが40~50万、冬のボーナスが70~90万程度、としています。

この2つを足すと、一年間でのボーナス額は110~140万円、ということになります。

一方で、募集要項での諸手当を確認すると、通勤手当や家族手当、住宅手当等は支給されているものの、資格手当は記載されていないことから、認定看護師等看護師+αの資格を取得していても、それが給与面に影響を与えることはないようです。

近畿大学医学部附属病院の新卒採用事情は?

附属の学校に通っていれば就職できるの?

近畿大学医学部附属病院では、平成31年度の募集要項において看護師・助産師合わせて約150名募集しています。

先ほどもご紹介した通り、離職率も決して少なくない点を考慮すると、新卒における採用試験の難易度はそこまで高くないのではないか、と推測されます。

一方、実際に働いている方からは「近畿大学医学部附属附属専門学校の出身者が非常に多いため、他校出身者は環境に慣れるまで時間がかかる」という意見が複数上がっていました。

出身校一覧には北海道から沖縄まで、専門学校から大学まで様々な学校が記載されていますが、附属専門学校以外から入職する場合は、環境になじむよう努力を要する、ということが言えます。

また、近畿大学医学部附属病院へ新卒として入職するにあたり、ぜひチェックしたいのが「修学資金」制度です。

修学資金制度とは、4、5月の採用選考時、医学部附属病院または系列の奈良病院を第一希望とする方を対象とし、30名程度に大学生は月5万円、年60万円、専門学生・短大生は月3.5万円、年42万円、助産学生は年4.5万円、年54万円が貸与され、卒後1年間勤務すれば、返還免除となります。

採用選考合格者のうち、希望者から成績優秀者順で決定するため、第一希望を近畿大学医学部附属病院にしている場合は、ぜひこの制度を利用されることをお勧めします。

近畿大学医学部附属病院に中途で転職したいなら

近畿大学医学部附属病院の中途採用は通年行っている?

近畿大学医学部附属病院の募集要項を見てみると、中途採用については4月入職のみが記載されており、通年での募集は行っていません。

一方で、看護師転職あっせん会社の中には、近畿大学医学部附属病院の情報を掲載している会社もあるため、表立っての募集は行っていませんが、会社などを通じて通年の採用を行っている可能性もあります。

ママナースでも転職できる?必要なスキルはある?

子育てに対して院内保育所や時短勤務などの制度を進めている近畿大学医学部附属病院ですが、実際に働いている方の多くが「子育てとの両立は難しい環境である」としています。

よってママナースで近畿大学医学部附属病院へ転職を検討している場合には、まず多忙な職場であることを念頭に置き、院内保育所へ入所できなかった時、そして時間外勤務となった場合や急な病気に罹った時などに周囲のサポート体制を事前にしっかり整えた上で、採用試験を受けることをお勧めします。

本気で近畿大学医学部附属病院に転職したいなら!

近畿大学医学部附属病院では、HP上では4月入職のみを対象としているため、4月以外に入職したい場合は、まず「通年で採用してもらえるかどうか」を確認する必要があります。

しかし、自分で直接そういった問い合わせをするのは、気が引けてしまいますよね。

そこでぜひ利用したいのが、転職エージェントを利用することです。

転職エージェントに登録すれば、あなたに代わって担当者が直接病院へ通年の採用をしているかどうか、そしてそれ以外にも病院に対して聞きたいことを問い合わせしてくれます。

また、転職エージェントを使うことで、ネット上にはなかなか出てこない、よりリアルな現場の声を情報として得ることもできるんです。

近畿大学医学部附属病院へ本気で転職したいとお考えの方は、ぜひ一度、転職エージェントへ登録してみてくださいね!

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