転職は失敗だったと後悔!看護師の転職の後悔をなくすためのポイント

  • no image0
  • LINEで送る

転職して後悔したこと:やりがいを感じられない

転職後の後悔にはさまざまなものがありますが、中でも「やりがいを感じられない」という問題は今後働き続けることに大きな影を落としかねません。

看護師の仕事は一般的な職種と比較しても、かなりの重労働です。しかし、看護師の多くはその仕事に誇りをもち、患者や家族からの感謝の気持ちを糧として大変な業務をのりきっています。

達成感や充実感によってやりがいを得られれば、多少の条件の悪さも気にならなくなるようです。

しかしその逆であれば、仕事を続けるのが次第に苦痛になっていく可能性があります。

体験談の中から、やりがいに関する転職後の後悔について見ていきましょう。

体験談:産婦人科へ転職

元の職場は産婦人科のクリニックです。もっとたくさんの経験を積み、看護師として場数を踏みたいと考えて、市立病院産婦人科への転職を決めました。

転職先を選んだ理由としては、家から近くて大きい病院なので、たくさんの症例を経験できると思ったからです。また給料も少し上がるので、一石二鳥だと思いました。

実際に転職してわかったのは、大きな病院は確かにたくさんの症例は診られるけれど、一人一人の患者さんとゆっくり接することができないということです。

クリニックにいたときのように、親しみをもって患者さんと接する機会がほとんど得られなくなりました。担当も毎回変わるので、やりがいを感じられなくなりました。

看護師にもいろいろなタイプがいます。

新しい経験を積み、技能を高めていくことに喜びを感じる看護師がいる一方で、患者さんとのふれあいやひとりの患者さんにじっくりと向き合うことにやりがいを感じるという看護師もいます。

自分が仕事のどのような部分にもっともやりがいを感じているのかを知っておかないと、転職の際に選択を誤る可能性があります。

大きな病院になるほど、患者が入れ替わるサイクルが早くなります。開業医から回される患者も多く、その分扱う症例は多岐にわたりますが、ひとりの患者と関わる時間は短くなります。

また、大規模な病院では、看護師の業務も分業化されています。

この体験談の例では、元の職場が産婦人科のクリニックということで特に患者との付き合いが長くなる傾向のある診療科です。

クリニックを訪れる患者は、看護師に相談がしやすく、また近隣からの来院が多いので顔なじみにもなります。

そうした環境に慣れていた看護師が大きな病院で経験を重ねたいという希望をもって転職をしたものの、以前の職場のような患者とのつながりがなくなったことでやりがいを見いだせなくなったようです。

大きな病院では、ある意味で患者との間柄が事務的な関係となってしまうのは仕方のないことです。

職場環境の違いを頭ではわかっていても、本当に理解できていなかったのかもしれません。自分が考えていた以上に、患者さんとの関わりから得ていたものは大きかったようです。

体験談:個人病院へ転職

総合病院の内科から個人病院の内科に転職しました。転職の理由は人間関係に疲れたことです。同じく看護師をしている人から、ここが良い環境であることを聞いたので転職先に選びました。

新しい職場は人間関係については、問題がありません。しかし、看護師としてのやりがいという点ではそれを感じることができませんでした

こちらは上記の体験談の例とは逆に、大規模な病院から個人病院への転職したケースです。恐らくは総合病院の業務の多忙さから、人間関係にも余裕が失われてぎくしゃくとしていたかと思われます。

そうした環境に疲れ、もっと穏やかな職場を希望したのでしょう。

確かに人間関係は良かったようですが、業務内容としては物足りなさを感じているのではないでしょうか。

総合病院ではさまざまな患者を扱い、情報や知識量もその分多くなります。

扱う患者数が多い分、看護師一人当たりの業務も増え、それをてきぱきとこなしていくことに充実感を覚えているということもあります。

そうした自分の気持ちに、環境が変わって初めて気づくという人は少なくありません。

人間関係の辛さから逃れたい一心で転職をしてみたけれど、人間関係を重視するあまり、業務内容の違いにあまり目がいかなかったのかもしれません。

大きな病院だから人間関係が悪いということはありません。職場の環境は規模の大きさよりも、運営状況やそこで働く看護師の層などでも変わってきます。

規模の大小で人間関係のイメージを決めつけてしまうと、転職の際の選択の幅が狭まります。

スタッフ同士の関係と、そこで行われている業務内容のバランスをどう見極めるかが、転職をする際の大きなポイントとなりそうです。

転職して後悔したこと:業務量が多い

看護師の仕事は一般的な職種と比較しても、業務量が多く、多忙である傾向にあります。

転職に際して忙しさを考えない看護師はいないと思われますが、それでも実際に働きだしてから「こんなはずではなかった」と後悔するケースは少なくありません。

看護師である以上、ある程度の忙しさは覚悟の上でも、働き続けられるかどうか不安に感じるようでは転職に成功したとは言えなくなります。

業務量が多いと感じ、転職に後悔している例について見ていきましょう。

体験談:老人保健施設へ転職

三次救急の総合病院外来から老人保健施設への転職です。病院勤務はそれなりに充実していましたが、自分は老年看護がしたくて転職しました。

転職先を決めた理由は自宅から近く、勤務時間や勤務日数が選択出来るパートが可能であったことです。子供の学校行事に休暇が取得出来ることを、優先しました。

しかし実際に働いてみると介護士の離職率が高く、スタッフが定着しない職場でした。そのため看護も介護も常に人手不足です。

新入職員に対して、できるだけ丁寧に指導をするのですが、間もなく退職してしまうので、次第に指導にやる気が起きなくなってきました。

居者へ十分なケアが出来ないことも、心苦しく感じます。

三次救急の総合病院からの転職ということで、こちらの体験者は介護施設ならばじっくりと看護に向き合えると期待して入職したと思われます。

しかし介護の現場は、看護師業界にもまして流動が激しい傾向にあります。じっくりと看護できるどころか、介護士の教育に追われる日々となっているようです。

介護士の新人教育は看護師の本来の業務とはいえません。せっかく老年看護を希望して転職したところが、看護師としての業務に徹することができずにいる状況です。

とは言え、介護施設のすべてでスタッフが定着しないというわけではありません。また、看護師という専門職に新人教育が回ってくるというのも、問題があります。

たまたま家が近いということで選んだ職場の運営状態が良くなかっただけであり、介護施設によっては体験者が希望するような働き方が可能となる場所が必ずあるはずです。

状況が変わらず、自分が思うような業務ができないようであれば、職場について再度検討する必要がありそうです。

体験談:総合病院混合病棟へ転職

総合病院混合病棟から、結婚と出産のために別の総合病院混合病棟へ転職しました。転職先に決めたのは24時間体制の託児所があり、夜勤にも対応していたからです。

しかし子供がいたので託児所があるかないかを優先してしまい、離職率や職場のことをあまり調べずに決めてしまったことを後悔しました。

転職先の病院はスタッフがすぐやめてしまい、パートさんで成り立っていたので常勤がとても大変です。

基本給が安いのに前の病院より業務量が多く、仕事を続ける上で厳しいものがあります。

働くママナースにとって、「24時間託児所あり」はとても魅力的な条件です。

夜勤に対応してもらえれば、収入を落とさずに働き続けられます。しかし、同時にそのほかの労働環境についてしっかりと下調べしておかないと、思わぬ状況に苦慮することになりかねません。

この体験談では、病院の離職率が大きなポイントとなっています。常勤の看護スタッフが居つかない病院には、何らかの経営上の問題があると考えられます。

労働環境がきちんと整備されていれば、最低限必要なスタッフは確保できるはずです。パートが主戦力になってしまえば、常勤者にしわ寄せが来るのが当然です。

責任のある業務や夜勤が、少ない常勤看護師の重荷となるのは目に見えています。

もうひとつのポイントは総合病院の病棟であるのに、基本給が低いという点です。基本給はすべての基準となるため、金額が低いと賞与や手当などにも影響が出ます。

業務量が多く、残業や夜勤手当など安いとなれば、スタッフがすぐに辞めてしまうとのにもうなずけます。どこかで見直しがされなければ、悪循環が止まることはないでしょう。

「24時間託児所」は一般的には福利厚生の充実として捉えられますが、体験談から考えると、単純に夜勤者が少ないためのやむを得ない手段のようにも見えてきます。

いくら託児所があったとしても、業務量が多すぎれば家庭生活との両立が難しくなってしまいます。

安心して働けると考えて選んだ条件なのに、逆にそれが夜勤の回数が多くなる理由となってしまっては意味がありません。

転職をする際に求人条件を正しく読み解くためには、ひとつの条件だけを鵜呑みにしてしまうのではなく、総合的に情報を集めた上で、よく検討する必要があります。

転職して後悔したこと:人間関係

退職理由、転職理由として常に上位にランクするのが、職場の人間関係です。

モラハラ、パワハラということばが良く話題となることでもわかるように、お互いの立場を尊重し合えないと、大きなトラブルの元となります。

職場の良好な人間関係は、業務を円滑に行うためのもっとも重要な土台となります。人間関係に関して転職で後悔したケースを、見ていきましょう。

体験談:眼科クリニックへ転職

大学病院神経内科から個人経営の眼科クリニックへの転職です。転職の理由は、元の大学病院が激務すぎたことによります。また、上司との関係が良くなく、はっきり言って嫌いでした。

転職先を決めた理由は、残業がなく、通勤しやすい立地にあって給料もよかったからです。

しかし就職後、院内の人間関係について面接で深く聞いておくべきだったのを後悔しました。

業務内容は悪くありませんが、院内では前職に比べてずっと少人数なのにも関わらず、派閥がわかれていて余計な気遣いが増えました。

派閥には入りたくないのですが、どちらに付かないというのもこの先難しいようです。

大きな組織、小さな組織といった規模のよらず、それなりの人間関係の難しさがあります。

個人経営の眼科クリニックであっても、たとえば会長と院長、また古参の看護師が中心になるなどの派閥があることは考えられます。

大学病院のようにスタッフの人数が多くないため、人間関係の密度が濃く、感情的にもつれるとかなり面倒なことにもなりそうです。

この体験者の場合では、元の職場でも上司との関係があまり良くなかったようで、激務が退職理由とはなっていますが、人間関係についても余計な煩わしさは避けたいところです。

大学病院と比較すると激務という点では解消されるかもしれませんが、人数が少なくなる中での派閥争いという新たな厄介ごとに悩まされることになりそうです。

大きな組織内での派閥とはまた違った形での争いごとに巻き込まれると、業務に差し支えたり退職せざるを得ない状況になる可能性も出てきます。

労働条件や労働環境だけでなく、事前に院内の人間関係についての詳細なリサーチがあればこうした事態を回避することもできます。

体験談:大学病院に再就職

大学病院内科から大学病院産科への転職です。転職の理由は結婚退職後に資格取得で進学したため、一度退職して再就職をしました。

転職先として選んだ理由は、家から近く福利厚生がしっかりしていたからです。長く働けることを第一の目的として職場を選びました。

しかし入職してみると大学病院はエスカレーター式に内部就職している人や血縁で入る人が多く、そうした人たちばかりが優遇されやすい環境にありました。

内輪的な環境のため、ローカルルールも多くあります。大学病院は比較的若い看護師が多く、技術的に勉強になることもありますが、一方で経験の浅い先輩もいます。

年齢を重ねてから新人になると、新卒入職よりも風当たりを強く感じます。理不尽な言いがかりや不当な扱いが多いと思います。

できるだけ人間関係は良好にしたいと考えていますが、辛く感じることが多い毎日です。

大学病院は給料や賞与が安定していて、福利厚生に恵まれています。症例を多く体験できるので、取得した資格を十分に活かしながらキャリアを重ねていくためには良い環境です。

一方で、大学病院でずっと働いている看護師の中には、プライドが高く、仲間意識が強いタイプがいるようです。

この体験談では、長く働き経験値を深めていきたいという本人の希望通りの職場環境にありながら、人間関係がそれを妨げかねない状況が伝わってきます。

人間関係は外部からはなかなか見えづらく、条件だけで選んでしまうと後悔したり悩んだりする結果となります。

キャリアを積むためだけであれば、ほかにも同レベルの病院はありそうですが、元々大学病院に勤務していたことを活かして、情報を集めておけば良かったのかもしれません。

働きやすい職場であるかどうかは、入ってみなければわからないこともありますが、内科と産科の違いや、そこで働いている看護師たちの様子など、でき得る手段を駆使して調べておくことが、後悔しない職場選びにつながります。

転職して後悔したこと:病院の体制が整っていない

病院の運営体制の整備は、就職して中に入ってしまっても、自分で変えられるものではありません。運営の良し悪しは経営状態にも表れやすく、比較的外部からも見えやすいといえます。

患者の口コミや、離職率から推し量ったり、患者として訪れて院内の様子を観察したりすることで、ある程度推測できる場合もあります。

病院の体制の不備は、看護師としての業務遂行のしやすさに直結します。外観や条件にとらわれずに、しっかりと調べておくことで後悔せずにすみます。

ここでは病院の体制に関しての、転職後の後悔を見ていきましょう。

体験談:小児科へ転職

総合病院産婦人科から個人病院小児科への転職です。結婚したため夜勤が出来なくなり、皆さんにご迷惑をかけないようにと転職を決めました。

転職先として選んだ理由は、自宅から一駅で、自分が子供のころにがかかっていた病院だったことです。息子さんに病院を譲る際、初代院長先生からスカウトされたのも、決め手となりました。

しかし実際に入職してみると、息子さんである“坊っちゃん先生”は愛想ばかり良くて、誤診が多い無能医師でした。患者さんからのクレームが多く、結局は初代院長が再び診察をすることになりました。

医師の診断や病院の運営についても、看護師が苦情受ける羽目になります。

家族のいざこざに巻き込まれたおかげで、非常に大変な思いをしました。

個人経営の場合、長年評判の良い病院であっても、代替わりしたとたんにレベルが下がってしまうのは良く耳にします。

先代の頃から働いていれば、まだサポートのしようもありますが、代替わりと同時に入職すると困惑するばかりです。

この体験談では後継ぎの医師の能力が低く、先代が再登場する結果となったようですが、そこに落ち着くまでには相当な混乱があったと推測されます。

特に大きな病院からの転職の場合には、医師がひとりしかいないという状況に慣れていません。

転職先には個人病院であっても、運営が安定しており、患者の数も落ち着いているなどのポイントを見極めて選ぶ必要があります。

体験談:老人ホームへ転職

地域の小さい診療所から、老人ホームへ転職しました。転職のきっかけとなったのは、親しい人が老人ホームを開設することになり、声をかけられたからです。

思い切って決めた理由は職場としても家から通いやすかったことと、必要とされていると感じたからです。

しかし勤め先をやめて、いざ施設で働こうとしたときに、いろいろトラブルが起きました。たとえば当初聞いていたホームの開設日が延期され続け、なかなか本格始動ができないなど、不備ばかりでした。

自分に声をかけてきた人を含め、開設の中心となっていたメンバーが必要な手続きなどを、あまりきちんとやってなかったのが原因のようでした。

開所してからも細部にわたってトラブルが続き、運営の整備についてしっかり確認しなかったことを後悔しました。

知り合いに声をかけられると断りにくいものですが、新しい事業所を転職先として選ぶ場合には、中心となる人の人間性や経営能力をしっかりと見なければなりません。

友人としては良い人であっても、経営者としての資質に欠けていると事業運営の行く末も思いやられます。

少しでもアバウトなところがある人と感じるときには、返事を保留しておくのがおすすめです。

この件では前職を辞めてしまった後で、開所が遅れたり不備が起こったりしています。介護事業は次々とスタートしている一方で、つぶれたり撤退したりしているところも後を絶ちません。

共同経営者ならば話はまた違いますが、従業員として参加するのであれば、厳しいようですが経営が存続されるかどうかを見極めてからでも遅くはありません。

転職はいつでもできます。同じ老人ホームであっても、経営が軌道に乗っていると確信が得られる職場を選ぶべきでしょう。

体験談:総合病院ERへ転職

総合病院外来から、総合病院ERへの転職です。転職の理由は急性期医療に関わるのが好きで、自身で救急看護を学びたかったためです。

転職先として選んだのは、救急だけで独立した部署になっており、24時間救急を自分の部署で受けることができる専門的な職場だったからです。

また、通勤面から見ても希望のエリアにあり、新しく施設がきれいなのも魅力でした。

しかし、就職後は運営体制の不備にがっかりしました。もともとグループ病院の評判は悪かったのですが、見学ではそのような印象は受けなかったので入職しました。

ところが比較的新しい病院だったため、内部環境やシステム・マニュアルなどがまったくできていませんでした。救急の場であるのに、個々のやり方で業務をしていることに怖くなりました。

救急看護を専門的に学べると考え、就職したはずなのに、基本的な体制が整備されていなというのは、かなりショッキングな話です。

そうした現場があるというのも驚きですが、いずれ医療事故につながりかねないことなので、改善がなければすぐに辞めた方が良い事例です。

新しく設立された部署であっても、病院自体の在り方がきちんとしていれば、先にマニュアル作成や運用整備を行っているはずです。

「入れ物ありき」は医療現場ではありえません。まずはスタッフの教育や業務運用の整備が先決です。

救急の専門部署でありながら、そうした体制が確立されていないということは、とりあえず救急部署を形だけでも設置しておくというずさんな考え方によると思われます。

そのような無責任な管理体制の下で、何かあったときには、現場のスタッフだけが責められてしまうでしょう。

元よりそのような職場ではまともな救急看護を学べるはずもありません。本来の目的が果たせる環境への再転職を、早期に検討するのがおすすめです。

転職前には気づけない後悔の原因とは?

転職後に後悔をしてしまう人の場合、本当に求めていることに自身が気づかず次の職場を決めてしまっている傾向があります。

安定した生活を捨ててまで転職したいという理由には、自分が思っている以上に複雑な要素がからんでいるのかもしれません。転職をより良い人生につなげるためには、現時点でおかれている状況をしっかりと把握し、次のステップにつなげていく必要があります。

例えば単純に「人間関係がイヤ」という場合でも、本当に我慢できないのはどの関係性なのでしょうか。そこを突き止めておかなければ、次の職場へ行っても同じ状況になってしまうかもしれません。

現在の人間関係を嫌って転職したのに、新しい職場ではそれ以上の泥沼にはまる危険性もあります。人間関係がまったくない職場など、この社会には存在しません。であればこれまでの職場にある「耐えきれない人間関係」が同僚との関係なのか、上下関係なのか、指導体制によるものなのか、きちんと区別しておくことが重要です。

別のタイプの理由の場合も同様に、問題点がいつのまにかすり替えられていることもあります。

「とにかく給料の高いところ」という考えで転職したら、元の職場とは比べものにならいほど要求が高く、自らのスキル不足に初めて気づかされたという例もあります。そのほかにも目の前の辛さから逃れたいあまり、実は心の奥に隠れて表面化していない問題を取り残していることは十分に考えられます。

このように隠れている問題は、目に見えていた問題がクリアされると同時に表に出てきます。最初は問題視していなかったのに、いつのまにか後悔の原因へと変わってしまうのです。

こうした状態をくり返さないためには、次の職場に求める条件の優先順位をつける方法がおすすめです。

まずは現在の職場で不満となっている要素を、できるだけ多く書き出していきましょう。次にその要素に対して、10点満点で点数評価してみます。短時間で決めてしまうのではなく、ある程度日数をかけて再評価を重ねます。最終的にはこれだけは譲れないという条件を3項目程度に絞り込んでいき、段階的に並べておくと、応募先を決めるときの目安ができて迷いが少なくなります。

給料の金額だけに目を奪われていたけれど、実は働きに対する評価の低さが不満だったなど、自分の本当の気持ちを理解するためのツールとなります。

問題点を探すためにリストアップしていくときは、過去の日記を読み返すなどして自己分析の材料を探します。「辛い」「イヤ」といった感情のみに囚われていると、解決しなければならない問題を見失いがちになります。冷静に自分の求めるものを探り当てるためには、過去を分析し、現状を見つめ直す姿勢がとても大切です。

後悔しない病院選びの方法

転職するときには、何のために転職をするのか、転職に対して何を求めるのかをクリアにしておくことが重要です。ここではKJ法の決定分析のプロセスを参考にして考えていきます。

転職で何もかも自分の希望の沿った職場を見つけるのは、まず不可能です。しかし出来る限り、理想に近づけていくことならばできるかもしれません。

そのためには転職に求める条件を絶対にゆずれないMUST条件と、叶えば嬉しいWANT条件に分けて設定していきます。これは先にも出てきた現状の不満から、転職に求める項目をリスト化するときの、より具体的な手法となります。

MUST条件では絶対に譲歩できないことを考えて、転職の最終的な目的となるべきものを挙げていきます。WANT条件は理想的な未来を想像する上で、思いつくままの条件をランダムに書き出していきます。その後、WANT条件のそれぞれに10点満点を基準として点数を与えていきます。この項目の重みづけの作業によって、自分の深層心理を分析でき、職場に対して求めるものが具体的に整理されていきます。

チェックリストを作成すると次の職場についてのイメージが定まり、応募先を選定する際の明確な材料にもなります。 チェックシート作成の参考を見ていきましょう。

※チェックシート作成例

MAST条件

  基本給〇万円以上 託児所あり 通勤時間〇分以内
応募先候補A ×
応募先候補B
応募先候補C
応募先候補D ×

WANT条件 重み10→1

週休・有休取りやすい

融通が利く

総合・大学病院 夜勤回数の設定が自由 教育制度が整備されている 診療科目10以上
応募先候補A
応募先候補B × ×
応募先候補C
応募先候補D ×

一覧表にすることで応募先と自分の条件の一致の程度がひと目でわかり、合理的な判断の助けになります。データが誤っているとリスト化する意味が薄れてしまうため、十分な情報収集が必要となります。

外部からわかりにくい情報については転職エージェントを利用し、精度の高いリストを作成していきましょう。

どんなに優れた転職アドバイザーであっても、依頼者が自身について良く理解できていなければ、その人にぴったりの転職先を紹介することはできません。過去の仕事の様子や業務上の思いについては、転職する人が一番良く知っているはずです。逆にいえば転職者が本当に求める条件を明確にピックアップさえできれば、転職の成功がかなり高まるといえるでしょう。

条件が固まれば転職のプロがそれにマッチした転職先を探してくれます。条件の決定に時間をかけて慎重に行えば、後は楽に転職活動が進められます。

元キャリアコンサルタントに聞いた!転職後に後悔しないために気を付けること

転職後に後悔しないために、気をつけるべきことは、「退職理由の不満点を、入職後に改善できるようにすること」が必要となります。

そのためには、退職理由=転職理由を掘り下げて明確にする必要があります。

給与を上げるため転職する場合

紹介会社の立場として、転職後に後悔しないために、基本給だけでなく、夜勤の回数、夜勤手当、その他手当を含めることで、 入職後の月収、年収を事前に確認することを案内しております。

特に看護師さんは、夜勤の回数によって給与の増減が大きく変わるため、入職後夜勤はどのくらい入ることができるか否かの確認は必須です。

夜勤多め、少なめ等の希望は入職前に事前にお伝えしたほうが安心です。

人間関係が悪いため転職する場合

配属先の確認」、「上司との事前面談をすること」で、入職前に事前に働く人達の雰囲気が分かるため、入職後のギャップが減ります。

体験入職ができる場合は、事前に体験することで、入職後のギャップを埋めることができ、転職後の後悔を減らすことができます。

現職でやりたいことができないため転職する場合

やりたいことが明確ならば、面接時にしっかりと思いを伝えることが必要です。

また、入職前に確認できるならば、配属先を明確にすることで、転職後の後悔を減らすことができます。

現職の超過勤務が多すぎるため転職する場合

入職前に、平均の超過勤務時間を必ず確認すること。入職先の職員の方と話せる機会があるならば、超過勤務の実態を確認すること。

更に聞くことができるならば、何が原因で超過勤務をしているかも確認すると、入職後のギャップを減らすことができます。

キャリアアップをしたいために転職する場合

入職前に、事前に目指す方向をしっかり伝えること。

理由として、入職後は管理職に希望を伝えることができるか否かは約束できません。

面接時は伝えることができる唯一の機会のため、キャリアアップしたい意思は事前に伝えといたほうが、 入職後気にかけてもらいやすくなります。

伝えられる時にやりたいこと、目指す方向を伝えることで、管理職の方に気にかけてもらいやすくなり、 入職後の後悔を減らすことができます。

実際に、希望のキャリアップをしている方が職場にいるのかの確認。

支援してもらえる環境か否かを確認することで、転職後のギャップを埋めることできます。

上手に口頭で伝えることができない方は、 面接時もしくは面接後に、書面(例えばレポート等)OR紹介会社を通して伝えてもらうことを行うことで、 しっかり自分の意志を伝えることができ、更にやる気がある人というポジティブな印象を持ってもらいやすくなります。

(書面で伝える方法は、他の受験者と差をつけることもできます)

希望条件通りの職場に転職する方法

後悔しない転職をするためには、希望条件が叶うということが重要になります。

まずは再就職にあたってこれだけは落とせないという条件、さらに理想的な職場環境とするために必要な条件というようにあらゆる方面についても経験値と想像力から考えていきます。

ただ個人での就職活動では、条件がうまく整理できなかったり何をポイントにしぼったら良いのかわからなかったりと迷うこともあるでしょう。

また条件がそろったとしても、それに適合するような転職先を探し出すのはとても大変です。

そこで活用したいのが看護師専用の転職サイトです。

転職サイトでは専任のキャリアアドバイザーが、自分の転職先への希望を聞いてくれます。

たとえば漠然と「人間関係の良いところ」という希望条件だったとしても、自分で探すときには具体的にどのような環境であれば人間関係が良いといえるのかわかりません。

人間関係が良くなるような取り組みを運営側が行っている、スタッフ同士の意見交換が活発で風通しが良い、年齢層に偏りがなく役職の配置も適切になされている、コミュニケーションが良く取れているなど、人間関係の良好さを示す基準はさまざまです。

転職サイトの経験豊富なキャリアアドバイザーであれば、実際にその職場で働いている看護師からの声や独自に調査した情報をもとに、求職者が求めている条件にあてはまる職場であるのかを判断してくれます。

また仕事を探している側は、どうしても目の前にある好待遇などに気を取られがちになり、自分が本当に望んでいる条件がどれなのか見失うこともあります。

第三者的な立場のアドバイザーがいれば、冷静な視点から自分が真に希望している条件は何なのかを分析してもらえます。

同じように業務量が少ないところを望んでいる看護師でも、定時に帰宅できるということを望む場合と、1日のうちの仕事量が少ないことを望むのでは働き方に違いが出てきます。

業務の量的には少なくてもその分じっくりと患者と向き合える職場もあれば、決められたことだけをしていれば時間内で帰れるという職場もあります。

業務の量のみを条件としてしまうと、看護師としてのやりがいに物足りなさを感じる可能性もあります。

表面的な条件からはわからない自分の働き方についての希望を明確にし、満足度の高い転職の実現を目指すのが、キャリアアドバイザーの役割でもあります。

転職先に対しての希望条件をピックアップし、優先順位をつけるなどして十分に整理ができれば、後悔せずに済む転職先を見つけるのがずっと楽になります。

キャリアアドバイザーは数多くの求人情報の中から、転職を望む看護師の条件に合ったものだけピックアップして提供してくれます。

個人では探しようのない非公開の求人情報も、転職サイトを通せば確実に入手できるようになります。できるだけ幅広く、しかも良質な情報から応募先を見つけるためには、個人での活動では不足です。

希望条件通りの転職先に就職するためには、まずその条件自体を精査し、実現性のあるものとしていく必要があります。

転職サイトのキャリアアドバイザーのサポートを受けることで、納得できる就職への道が広がります。

人はなぜ同じ後悔を繰り返してしまうのか?

人生を悪くしようとして転職をする人はいません。しかしより明るい未来へ向かって行ったはずの転職をした直後、後悔が始まるという人も中にはいるでしょう。そもそも人はなぜ後悔してしまうのでしょうか。後悔のない転職を果たすためには、いったいどうすれば良いのでしょう。

ここでは転職と後悔のくり返しから脱出するため、解決へと導くKT法という考え方を使って解説していきます。

KT法は世界中の企業で活用されている、考え方を論理的に整理していく手段です。問題解決をしなければならないとき、4つの段階に分けることでよりわかりやすくしていきます。今回はこのKT法を応用し、転職の動機と後悔のつながり、転職しなければならなくなった本当の問題点、転職に際しての優先順位の決め方、より客観的に自分を理解して転職に臨むための方法などを考えます。

何を求めているかを自分自身が正しく把握することで、転職することへの動機づけが明確になり、自信をもった転職ができるようになるでしょう。

表面的にとりつくろった満足感ではなく、心の奥底に潜んだ問題点を探り、解決していくことで後悔しない転職が実現します。

おすすめの看護師転職サイトTOP5

看護roo!
看護のお仕事
ナース人材バンク
4位 マイナビ看護師
5位 ナースではたらこ

9月は12月退職や4月入職の動きが活発化!転職に向けて早めの情報収集を!

9月は年内の転職を考えている方が求人を探し始める時期です。「冬のボーナスを貰ってから、転職先を探せばいい」と考えていると準備ができず年内の転職は難しくなってしまいます。

大学病院、総合病院、企業の中には、9月~10月に非公開で来年4月の募集を開始するところも多いので、早めに登録してキャリア相談や希望条件のヒアリングを済ませておくといいですね。

新着の条件がいい求人が看護師の転職サイトで非公開求人として紹介されています。転職サイトによって扱う求人情報が異なりますし情報が入る時期も違います。

新着の条件がいい求人が看護師の転職サイトで非公開求人として紹介されています。転職サイトによって扱う求人情報が異なりますし情報が入る時期も違います。

条件がいい求人を探している方は、複数の看護師転職サイトに登録して非公開求人情報が手に入りやすい状態にしておくといいですね。

  • no image0
  • LINEで送る

«PREV 

»NEXT 

あなたの転職の希望条件はどれ?

  • 美容クリニックに転職
  • 看護師の病院選び
  • 看護師の人間関係の悩み
  • 働くママナースにおすすめ
  • 第二新卒の看護師の転職
  • クリニック看護師
  • 夜勤なし日勤のみの看護師求人
  • ブランク看護師の復職

掲載サイト一覧