もう辞めたい…男性看護師が抱える悩み|原因と解決方法を探った

  • no image0
  • LINEで送る
看護roo!
看護のお仕事
マイナビ看護師

男性に看護師の仕事は向いていないのか?」「女性看護師の中では男性は不利だ…。」

仕事における男女均等が叫ばれても、依然看護職は圧倒的な女性上位の世界です。決意をもって看護師になったものの、さまざまな障害に遭遇して気持ちが折れてしまう男性看護師は少なくありません。

しかし社会の動きとしては、男性看護師の受け入れも進んでおり、需要が高まる傾向にあります。「辛い」「辞めたい」と感じても自分を責めることなく、希望を持ちましょう。解決方法を探れば、必ず明るい未来は開けます。

男性看護師が抱える悩みと、解決方法について考えていきましょう

男性看護師の多くが感じている悩みとは

男性看護師の抱えるパイオニアとしての悩み

男性看護師の感じる悩みとしてよく聞かれるものには、次のようなものがあります。

  • 女性患者や女性看護師に関する困惑感
  • 直属の男性の管理者がいない
  • 共感してもらえる男性看護師がいない
  • 男性看護師の認識度が低い
  • 男性看護師のキャリアが見えず将来に不安がある

男性看護師がごく当たり前の職業として社会に受け止められていれば、上記の大半の悩みはなくなります。看護職が「看護婦」のものであると思われていた時代が長すぎたため、感覚的にもシステム的にも男性看護師の受け入れ態勢が整っていないということが主な原因となっています。

過去にも男性の「看護士」は存在していましたが、軍隊や組織内、あるいは一部の精神病棟など、ごく限られた場所での活動にとどまっていました。そのため、「男性看護師は未だ特殊なもの」というイメージが一般的に残っているようです。

男性看護師の悩みは、いわばパイオニアとしての悩みといえます。男性看護師のロールモデルの少なさが根本の原因となっていると考えられます。そうした中で働くためには、前例がなければ作っていく、という気構えがある程度必要とされるのかもしれません。

男性看護師の働く場の格差

現在のところ、男性看護師の働ける場所はまだ一般化されているとはいえません。男性看護師の募集が多いのは、地方よりも大都市圏、しかも大規模な医療施設にとどまっています。

そうした状況もまた、男性看護師の認知度が広まっていない理由となっています。

しかし、高次医療を行う大規模病院での男性看護師の採用が当たり前となれば、男性看護師の働き方の事例が増えると同時に、雇用のメリットについても理解されていくはずです。

プロの看護師に男女で技能の差はありません。あるのは個人の資質と適性だけです。

男性が看護師として活躍できる場は、少しずつ広がっています

厚生労働省管轄の「医師・看護師等の働き方ビジョン検討会」で実施されたアンケートでも、75%の医療機関が「男性看護師を増やしたい」と答えています。病院側の意識改革と受け入れ態勢の整備が進めば、やがてどの病院でも男性看護師の配置が当たり前となっていくでしょう。

男性看護師を取り巻く環境

働きやすい環境整備が進んでいる

看護職では女性看護師が9割以上を占め、男性看護師が1割にも満たないのが現状です。看護業界では男性看護師の立場は、圧倒的なマイノリティといえます。それでも、男性看護師に対して期待する声は多く、需要は着実に上昇しています。

この10年の間、男性看護師の増加率は2倍近くに達しています。男性看護師の場合、医療系の4年制大学を卒業し、新卒から高い給与を得ていたり、各種の資格取得に励んだりする傾向がみられます。いまだに少数派ながらも、男性看護師には質の高い看護ができる人材が多く、幹部候補生として期待をかけられることも少なくありません

病院の規模を変える

日本看護学会の調べによると、男性看護師が配置先では「内科系病棟」が最も多く、次いで「混合病棟」「手術室」「集中治療室」「外科系病棟」「精神科病棟」「整形外科病棟」「救急外来」の順となっています。

ここから見ても、すでに多岐にわたる分野で男性看護師が活躍していることがわかります。

さらに男性看護師の働きやすい環境整備のため、次のような啓発活動が行われています

  • 各部署への男性看護師の複数配属を推奨
  • 日中及び夜間の勤務帯において1名以上の男性看護師の配置を推奨
  • 男性看護師の育児休業取得を推奨

厚生労働省が積極的に男性看護師雇用に対して介入することで、病院側の受け入れ態勢が急激に進行しています。患者からの理解が得られにくい母性・産婦人科領域をのぞいて、男女の別なく看護業務が行われるよう国が働きかけています。

男性看護師が育児休暇を取得することで、女性看護師にも好影響があらわれているという報告もあります。

男性看護師の活躍によって患者のニーズに合わせた看護の幅が広がり、全体的な看護の質の向上につながる効果を期待されています。

女性看護師の視点

一緒に働く女性看護師は、男性看護師をどのように見ているのでしょうか。

一般的な女性看護師は、男性が職場に参入することについて前向きにとらえる人の方が多いようです。「女性の職場だから」と頑なになる様子は見られず、むしろ頼りになる存在に育ってほしいという声が聞かれます。

看護師という職業が他の仕事に比べても、非常に重責が大きく、厳しい労働環境であることは誰よりも経験ある女性看護師たちが理解しています。男性看護師が活躍する職場からは、「力仕事を分担できるので頼もしい」「男性がいることで職場の雰囲気がよくなる」といった声も上がっています。

性差の違いによりお互いに補え合えれば、業務効率は飛躍的に向上できるでしょう。男性という立場をマイナスととらえず、いかにプラスに活かせるかを職場の一員として考える姿勢が、女性看護師の信頼を得ることにつながります。

やり方次第でキャリアアップは可能

男性看護師の平均年収を見ると、全体的に女性看護師を上回っており、定年間際には100万円ほどの違いが見られます。これは、先にもあったように男性看護師の人数に対して4年制大学を卒業している割合が多く、また給与水準の高いエリアの大規模病院に勤務している率の高いことが理由として挙げられます。

また男性看護師は向上心を持って資格取得にチャレンジし続ける傾向が強く、最終的に管理職や看護大学の教授になるケースもあります

圧倒的な女性社会であっても、能力があれば必ず認められます。個人の能力を看護職に活かせれば、男性看護師だからといってキャリアにストップがかかることはありません。むしろ、海外視察などの機会が巡ってくるなど、看護職の将来的な在り方へ関われるチャンスも多いようです。

男性看護師の悩みとその解決法

医師のパワハラ

医師の中には必要以上に権力を誇示しようとするタイプの人がいます。女性看護師には優しいのに、男性看護師にだけきつく当たり散らすといったケースもあるようです。

医師は確かに医療の中心的存在ですが、医師ひとりで病院は成り立ちません。現代はひとりの患者に対して、さまざまな立場からのサポートを行い、チームとして症状の改善に取り組むのが理想的な医療の在り方とされています。

相手によって態度を変えるというのは、職業人としても医師としても失格です。男性看護師が働きやすい職場は,誰にとっても働きやすい職場です。それはまた逆のことも言えるでしょう。

医師のパワハラによって、男性看護師の業務に支障が出るようでは病院にとっても損失です。病院によってはパワハラ相談窓口を設けている場合もありますが、ない場合でも我慢しながら働く必要はありません。その医師の上司に当たる病院長や医局長に訴えるなど、改善への行動を起こしましょう。

女性看護師からのいじめ

男性看護師がひとりしかいないような環境の中で、自分だけが厳しく注意をされていると感じる場合も少なくないようです。

1年目であればまだ我慢ができますが、2年目、3年目になってもまだ他の看護師と比較して注意の度合いが大きいときには「いじめ」なのか「行き過ぎた指導」なのかの判断を冷静にする必要があります。

対策としては、一連の出来事をすべて記録するのがおすすめです。

何が発端なのか、どのようなことばで叱責されたのか、問題は解決できたのか、という流れを、日時を含めて記録します。忙しいさなかであれば、簡単なメモ書きにして一日の終わりにまとめておくと良いでしょう。

落ち着いて読み返せば、それが自分の落ち度に対する指導なのか、単なる言いがかりなのか良く見えてきます。

指導であるとわかれば、将来への糧としてありがたく拝聴できるようになります。言いがかりであれば、これはいじめの標的にされているということになります。ただちに上司に報告して対処してもらいましょう。

職場の雰囲気を悪くしたくないと考え、不満に思いながらも我慢をするケースは多いようです。しかし、現状を正しく把握しなければ、看護師を辞めてしまう事態へと発展しかねません。

先輩看護師だからといって、理不尽な暴言を吐く権利は誰にもありません。同じ看護師として働いている以上、数の少ない男性看護師だからといって何にでも従う理由はないのです。

女性看護師ばかりの中で孤立感がある

人間関係は女性看護師の悩みでもトップを占めています。看護師の世界に限らず、どこの職場でも人間関係は付いて回ります。全職業の転職理由でも、常に人間関係がランクインしていることを見れば、いかに面倒なことであるかがわかります。

まして女性ばかりの中で数少ない男性が働くのは、かなり厄介です。しかし、9割が異性という看護職では、職業を選択したときからある程度の覚悟があったのではないでしょうか。

解決策としては、相手を理解する努力をするということに尽きます。相手に理解してもらおうと思うのではなく、自分から歩み寄る努力をすることです。

休憩時間に誰とも口を利かずにいれば、孤立感があるのは当たり前です。大勢の中にいきなり入るのが難しければ、当たりの柔らかそうな人に対して少しずつなじんでいきましょう。

できれば、いつも話の中心になっているような看護師を味方にできれば、後は簡単です。年齢の近い人よりは、やや年の離れている方が逆に話しやすいかもしれません。

悩みを打ち明けたり、業務の相談に乗ってもらったりして、こちらから弱みを見せていくと、気にかけてもらえるようになります。

女性患者に拒否される

女性患者に対する悩みは個人でどうすることもできません。性差がもたらす戸惑いについては、いかに相手が看護師というプロフェッショナルであっても抵抗があるのは当然です。

女性患者が男性看護師の前で裸になったり、男性看護師に肌に触られたりすることを拒否しても、それは個人として嫌っているわけではないのです。

看護は日常であれば、他人が入り込めない領域まで踏み込みます。女性同士であっても慣れるまでは裸を見られるのに抵抗があるのですから、異性であればなおさらです。

例えば産婦人科を選ぶときに、「ここの先生は女性だから」という声を良く聞きます。しかし、病院内では看護師を指名できません。基本的には一方的に担当が決められるので、そこで拒否反応があっても仕方ないと思うしかありません。

恐らくは病院の側でも、異性の患者の清拭を業務として強要することはないでしょう。

実際の男性看護師の経験談では、年配の女性患者さんから「元気になる」と声を掛けられるという例も聞かれます。「清拭だけは女性看護師に頼みたいけど、受け持ちになってほしい」と言われるそうです。業務の中には拒否されることもありますが、それはあくまで作業内容に対してということがわかれば、心が穏やかでいられるのではないでしょうか。

逆に思春期の男の子が患者の場合などでは、男性であることが有利に働くこともあります。

男性看護師が役に立つ場面では率先して看護を行い、女性患者の問題については女性看護師にお願いするなど、適切に業務を分担することで思い悩む必要がなくなります。

男性看護師が転職によって改善を求める際の注意点

転職以外の方法がないかを吟味する

圧倒数で勝る女性看護師の中で、男性看護師が「辞めたい」と思い詰めてしまう理由は多々あります。どのような理由であれ、自分自身を責めても意味はありません。

何が真の原因かを探ることで、あるいは転職以外の道も見つけられる可能性があります。

悩み別の解決策を取り上げてきましたが、まずは周囲とのコミュニケーションを作るという努力が大切です。

パワハラやいじめに対しても、同僚を含めた複数で声を上げた方が威力は増します。業務の連携がうまくいけば、自然消滅する悩みも少なくありません。

看護師という大枠の中での自分を見つめ、技能を鍛錬していくことに注目してください。

男性、女性というこだわりをまずは自分から無くしていかないうちは、少数派の壁を破ることはできません。

どうしても場がなじまないというときには、グループ施設内での異動や配置転換の道を探ってみましょう。男性看護師に期待される声の中には、「長期雇用」が含まれています。キャリアアップを図る上でも、できれば同じ系列の病院で長く勤務する方が有利です。

転職サイトを賢く使う

良く検討し、それでも転職がもっとも最適な改善策と思うのであれば、早速実行に移していきましょう。

まずは転職に求めるポイントを絞ります。

将来についての不安が転職原因であれば、男性看護師のキャリアアップが期待できる転職先でなければなりません。

男性看護師の上司がいなかったり、管理者がいなかったりしたことが転職につながっているのであれば、男性看護師の勤務体制が整った病院選びを優先させます。

こうした詳細条件を探るためには、個人の転職活動だけでは限界があります

転職サイトを上手に活用し、必要な情報収集をしていきます。転職サイトに登録すれば、アドバイザーが求職条件にマッチする適切な求人情報をピックアップしてくれます。知りたい内部情報についても、適宜提供してもらえるでしょう。

男性看護師が活躍できる病院は、残念ながらまだそれほどは多くありません。しかし、自分の将来象を想定し、きちんとした条件を提示できれば必ずそれに適合する勤務先は見つけられるはずです。

業界の事情に通じた転職エージェントを利用することで、看護師として理想的な毎日を送れる職場と、出会える可能性が広がります。

おすすめの看護師転職サイトTOP5

看護roo!
看護のお仕事
マイナビ看護師
4位 医療ワーカー
5位 ナースではたらこ

12月は冬ボーナス後の転職や4月入職に向けた動きが本格化!

12月は冬ボーナス後の転職や年内の退職を考えている方の動きが活発になります。

ほぼすべての医療機関や企業が、退職者の補充のため求人募集を始めます。

条件がいい求人は看護師の転職サイトで非公開求人として紹介されています。転職サイトによって扱う求人情報が異なりますし情報が入る時期も違います。

条件がいい求人を探している方は、複数の看護師転職サイトに登録して非公開求人情報が手に入りやすい状態にしておくといいですね。

  • no image0
  • LINEで送る

«PREV 

»NEXT 

あなたの希望の職場はどれ?

  • 美容クリニックに転職
  • 働きやすい病院は人によって違う!!病院選びのコツ
  • 人間関係で悩まない!
  • 働くママナースにおすすめ
  • 第二新卒の看護師の復職のポイント
  • 夜勤なし!9時~17時勤務、日勤のみで30万円

掲載サイト一覧