結婚・出産・育児 ライフステージの変化と看護師の働き方

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看護師は社会貢献としても大きな意義を持つ職業です。それだけに資格を活かして、一生働き続けたいと希望している看護師が大部分を占めるのではないでしょうか。

その一方で結婚をして子どもを産み育てるという、女性としての幸せも叶えたいと願うのは当然のことです。しかしただでさえハードな仕事というイメージのある看護師を、家庭と両立させていくのは果たして可能でしょうか。

結婚、出産、育児などライフステージの変化と、看護師の働き方について考えていきます。

女性はライフステージの変化が激しい

結婚・出産・育児と仕事

男女格差の改善や働き方改革といった社会的な動きはありますが、現実的にはまだまだ女性が仕事を続けることに対しての環境が整っているとはいえません。

結婚や出産、育児といった出来事は、本来、家庭全体の課題です。男性、女性のどちらかに負荷がかかるべきではないはずですが、ライフステージによって大きな変化を受けるのはやはり女性側というのが現状です。

長年勤めた病院でも、結婚相手の仕事の都合で転勤などがあれば、辞めざるを得ないこともあります。子どもが小さいうちは家庭で育てて欲しいという、夫の意見に従う看護師もいるでしょう。

どの業種でも結婚から子育ての時代では、女性は仕事との両立に悩みます。昼夜を問わず勤務しなければならない看護師であれば、なおさら厳しい選択を迫られます。

看護師は仕事と家庭を両立できる?

実際に結婚しても看護師として働いている女性は、どのくらいいるのでしょうか。

少し古い資料ですが、「平成19年就業構造基本調査 新職業分類(平成21年12月改定)特別集計 全国編」の中に「男女、職業(新)、従業者規模、従業上の地位、雇用形態、配偶関係、年齢別有業者数」があります。ここから医師や看護師について20~59歳の 5歳ごとの年齢別と40歳時点の未婚率を求めた資料によると、未婚の女性看護師は33.0%となっています。

また平均初婚年齢は30.4歳とされており、一定年齢以上の7割の看護師は家庭と仕事を両立していることになります。

この10年間のうちに社会全体の未婚率が上昇しているため、現在はもっと低い数値と考えられますが、それでも多くの看護師が結婚後も仕事を続けていることは間違いありません。

仕事を継続するためには職場の理解が必要

結婚しても夫婦だけであれば、看護師の仕事を続けるのはそれほど難しくはないでしょう。多少のすれ違いがあっても、大人だけであれば十分に折り合いはつけられます。

しかし、子どもが生まれるとなると、状況はかなり厳しくなっていきます。出産にあたっては、産休、育休制度が整っている病院でなければ同じ職場への復帰はできません。大規模な病院であればまず問題はありませんが、看護師の人数の少ない小さな病院では代替の看護師を雇い入れなければならないために、退職を勧められる可能性があります。

さらに産休、育休を終えて復帰した後には、働きながら子育てをする苦労が待ち構えています。子どもをもつ看護師が、両立が難しいと感じるのは次のような時だといいます。

  • 残業が発生してしまい、子どものお迎えの時間に帰れない時
  • 子どものお迎えのために、気まずい思いで他の看護師より先に帰る時
  • 子どもの急な発熱で仕事を休むことになり、同僚に迷惑をかけてしまう時
  • 子ども関係の用事で急な勤務変更を余儀なくされ、皆勤手当がもらえなくなった時

同僚への心苦しさと子育ての板挟みになり、看護師としての十分な働きができていないのではないかという悩みに陥ります。

このような状況を乗り越えるためには、職場の理解が不可欠です。

時短勤務や夜勤免除の子育て支援制度、院内託児施設の完備、子どもが急に具合を悪くした場合の周囲のサポートなど、病院側と働く仲間たちの理解がなければ到底仕事を続けられません。

看護師は女性が9割を占める職業です。先輩看護師たちも同様の悩みを抱えながら働いてきました。また、ママ看護師仲間も大勢いるはずです。 看護師という非常に大変な職業であっても、周囲の理解と協力がありさえすれば、結婚、子育てをしていても活躍していくことは十分に可能です。

家族との関わり方と看護師という職業

自分の生き方への考えが前提

看護師を続けていくためには、結婚前にパートナーと十分な話し合いを行い、お互いに納得しておく必要があります。相手に対しての思いやりは大切ですが、まずは自分自身で看護師という仕事について、どのような考えを持っているのかを明確にしておかなければなりません。

子どもができたときには子育てを優先するのか、あくまで看護師という職業を主体とする生き方を目指すのか、前提とする考え方を固め、具体的な方法を探ります。

どのような形であれ看護師を一生続けるつもりであれば、夫となる人に「宣言」をして理解を得るようにします。ここをうやむやにしておくと、後から「子どもが生まれたら仕事を辞めてくれると思っていた」などと言われかねません。

相手の希望が自分の生き方に対しての考え方とそぐわないときに、徹底的に話し合っておかなければ、将来、必ず大きなトラブルになります。看護師を続けたいのならば、姑などにも余計な口を出させないといった取り決めも必要です。

結婚前から「看護師の夫」としての教育を始めていく気持ちで、夜勤やシフトなどについての知識を与えておきます。

ある看護師の例では結婚後に定時に帰ろうとしたところ、主任看護師から時間をつぶしてから帰宅するようにアドバイスを受けたといいます。

新婚のうちから看護師の妻は帰ってくるのが遅いということをしっかり覚えさせるために、早く帰らない方が良いというのです。定時に帰れると思わせてしまうと、遅くなったときには夫が不満を感じるかもしれません。

やり方は人それぞれですが、いずれにしても看護師は一般的な職種以上に時間の自由が効かないということを理解してもらわなければ、仕事は続けられなくなります。

理解を得られるための努力も必要

看護師は普通の仕事以上に大変な仕事です。夜勤など女性の仕事としては身体的な過重労働がある上、命に関わり、弱った患者に向き合うという精神的な負担もあります。

しかしそれらを超えるほどの、やりがいと責任に満ちた仕事です。そうした職業に対する思いを、しっかりと伝えておかないと、大変な様子が見えたり口に出したりするたびに「それなら辞めればいいのに」と言われることでしょう。仕事を継続することを理解してもらうためには、自身からの働きかけも必要です。

夫が一般的なサラリーマンでも、その仕事なりの辛さや大変さはあります。看護師を理解してもらおうとするならば、相手の仕事をも同様に理解しなければなりません。看護師の業務について話すときには、夫の業務の話にも同じように耳を傾けるようにします。お互いを理解し合うことが、相手を思いやる心につながり、看護師を続けられる環境を作り上げます。

サポートがあるなら感謝して甘えよう

自分や夫の両親が近くにいて、サポートをしてもらえるときには、素直に甘えるのが一番です。子どもを保育所に預けるにしても、人手は多いに越したことはありません。自分や夫が仕事でどうしてもお迎えにいけないときや、子どもが病気のときに、血縁者が見てくれるのであればこれ以上のことはありません。

それを当然とは考えずに、常に感謝していることを伝えてください。別世帯で暮らしているのならば孫だからといって、双方の親には子育てを助ける義務はありません。血がつながっていても、好意について感謝の心を忘れると、関係をこじらせてしまいます。サポートの申し出は素直に受け、代わりにできることや相手の希望も聞く姿勢を見せるようにしていきます。

思いや理屈だけでは続けられない

看護師を目指し、それを果たしてきた背景には、職業に対する強い思いがあったはずです。仕事はきつくても、ずっと続けていきたいと願う看護師はたくさんいます。 それでも生活に変化が起こり、これまでのようなわけにはいかないというときもあります。

看護師としての適性に優れ、仕事が優秀で周囲に認められている人でも、体重が著しく減少する、疲れているのに眠れないなど、身体的・精神的に無理が見えてきたのならば、そこで考え直さなければなりません。

子どもとの接触の時間が足りない、夫とすれ違って話をする暇がないなど、家庭に及ぼす影響が深刻な場合も同様です。

看護師の仕事が意義深く、重要性が高いのは事実です。しかし、人の生活は理屈通りにはいきません。

例えば子どもができたことを契機に、急性期病院からの転職を考えたとしてもそれは仕事をおろそかにするということではありません。人生の優先順位はそのときどきで変わります。 自分の身体、家族の健康のために一時立ち止まったからといって、誰も責める人はいません。

思いや理屈だけでは続けられないときがあることを、自身で理解しておくべきでしょう。

看護師のブランク後の復職事情

産休・育休後の勤務については事前に相談をしておく

産休・育休明けの場合、事前に上司と相談することで、復帰後に比較的楽な部署や科に変更してもらえることがあります。また病院によっては、子どもが小さいうちは時短勤務や夜勤免除といったシステムをおくところも見られます。

妊娠がわかったときから、産休・育休に向けて病院の制度の確認を始めましょう。復帰後の状況については、先輩看護師などから聞いておくと、イメージが持ちやすくなります。特にどんなことに困ったのか、復職したときに大変だったことなどを知っておくと、とても参考になります。保育施設、託児施設などのほかにも利用できる制度についての情報収集にも役立ちます。

ブランクを埋めるための工夫

産休・育休が1年以上に及ぶと、看護師として取り残されるのではないかと不安になります。現場から離れてしまうのは仕方のないことですが、ブランクを埋めるためにおすすめなのが、「看護雑誌や医療書を読み込む」ことです。育休中の時間を使って、少しでも最新の医療情報に触れておくことで、復帰時でも比較的スムーズになじむことができます。

一度身に付いた看護ケアの技術が1年程度でさび付いてしまうことはありません。ただ時代の流れが速い現代で、医療現場の情報をまったく知らないと話に付いていけなくなる恐れがあります。書籍やインターネットなどを通じ、最新情報に触れておくのは復帰後のために有効な方法といえるでしょう。

ライフステージに合わせた職場を選ぶのはひとつの生き方

結婚をしたら子育てを見据えて計画する

結婚をしていずれ子どもをもつと決めたら、働き方について見直しをしておく必要があります。現在のままの職場で子育てをしながら看護師として働くことが可能なのか、支援体制は整備されているのか、あるいは部署替えや時短、夜勤免除といった要望が通るのかを良く調べておかなければなりません。

あくまで仕事優先なのか、そのときどきで職場を変えても柔軟に対応していくか、生き方としてはどちらが正しいということはありません。

仕事を続けていく以上は、自分にも家族にも負担があるのは避けられませんが、できるだけ軽減できる方法や工夫をしながら生活していくことが求められます。一度キャリアを休むつもりであれば、経済的な面も含めて将来の計画を立てていくようにします。

復職、転職をするときの心強い味方

仕事と生活が両立できるような職場への転職を考えたり、子育て後に新しい職場に復職をしたりするときには、転職サイトの活用がおすすめです。

夜勤がない、託児所を完備しているなどの子育てサポートが充実している、余裕のあるシフト、土日休日など、希望する条件に合わせた病院やクリニックを個人で一から探すのは、とても大変です。

転職サイトであれば、経験豊かなエージェントから非公開の求人情報も含めて提供してもらえます。病院の内情にも詳しく、同じような子育て仲間が多い環境かどうかも教えてくれるでしょう。

子育てを終えたらいずれは看護師として本格的に働きたいという希望があれば、そうした条件を受け入れてくれる病院を最初から探す方が転職をくり返さずにすみます。 ライフステージの変化につれて大きく生活を変えなければならない女性看護師だからこそ、そのときどきに適応する働き方を実現していくことが人生の豊かさにつながっていきます。

人生に対して何を求めるのかを自覚していれば、いつ、どのような働き方をするのかは自然に決まっていきます。他人の目にとらわれず、自由に考え、選択をしていきましょう。

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ほぼすべての医療機関や企業が、来年4月の求人募集を始めます。条件が良い新着求人はどんどん決まっていく時期です。

条件がいい求人は看護師の転職サイトで非公開求人として紹介されています。転職サイトによって扱う求人情報が異なりますし情報が入る時期も違います。

条件がいい求人を探している方は、複数の看護師転職サイトに登録して非公開求人情報が手に入りやすい状態にしておくといいですね。

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