[ 記事作成日時 : 2016年8月20日 ]
[ 最終更新日 : 2020年2月6日 ]

【看護師転職】採用される職務経歴書の書き方のコツは読みやすさ!

履歴書と職務経歴書

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求人へ応募する際に履歴書と並んで重要なのが、職務経歴書です。

実は、転職において職務経歴書は、履歴書にもまして採用の可否に大きな影響を与えます。

応募先の施設にとって本当に必要な看護師であるかどうかは、職務経歴書に記された内容によって判断されます。

そうは言っても、初めての転職で職務経歴書をどう作成して良いかわからないこともあります。ここでは採用担当者に認められる、正しい職務経歴書の作成について解説していきましょう。

      
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看護師の職務経歴書の基礎知識

職務経歴書の果たす役割

履歴書は求職者の個人的な情報を記載したプロフィールの役割であるのに対して、職務経歴書は過去の職歴を元に、どのようなスキルをもっているのかを詳細に伝える役割を果たします。

履歴書はパンフレットのように要約されたものですが、職務経歴書では経験してきた仕事について、さらに具体的に説明していきます。

履歴書の職歴欄だけでは、実際の業務内容や役割まではわかりません。

職務経歴書では人材としての価値を明らかにするために、仕事内容やスキル、実績などを詳しく記載します。

同じ看護師という職種であっても、診療科によって業務は多種多様です。また同じ診療科であっても、一人ひとりの看護師の経験値はまったく異なります。

採用担当者に対し、他の看護師との差別化して実務的な能力をアピールするためには、職務経歴書でうまく伝える必要があります。

そのためには自分の視点ではなく、応募先の視点をもって職務経歴書を作成していかなければなりません。

職務経歴書は採用時にのみ使われる

履歴書は個人の基本的な情報を伝えるものであるため、居住場所、学歴、職歴、過去の転職の状況などが記載されています。

入職後にも人事管理をするための書類として、長く保管されます。

職務経歴書は看護師として求められるスキルやキャリアを、どの程度保有しているか判断する材料となります。また履歴書の記載事項との矛盾点がないかも、併せて確認されます。

職務経歴書では単に過去の業務を羅列するのではなく、仕事に対する意欲や自身をいかに理解してもらうかというプレゼン力が必要です。

基本的には採用時にのみ必要とされる書類ですが、だからこそ書類に運命を預けるつもりで作成に臨まなければなりません。

職務経歴書には規格がない

職務経歴書には履歴書のように、JIS規格といった決められたフォーマットはありません。

基本的にはどのようなスタイルであっても構いませんが、応募先から指示があればそれに従います。

自由に作成して良い場合には、インターネット上からテンプレートをダウンロードするか、パソコンで作成していくと良いでしょう。

見やすくするために表形式でまとめるのが一般的なので、手書きはおすすめできません。

履歴書は手書きが推奨されますが職務経歴書は記載項目が多く、途中で訂正したり追加したりする必要が出てくるため、職務経歴書の作成にはパソコンが適しています。

どうしても手書きにしたい場合には、市販の用紙を利用するようにしましょう。

表形式にしても、内容がダラダラと長文になるのはNGです。箇条書きと大見出し・小見出しを利用して簡潔にまとめます。

フォントはビジネスシーンで活用の多い明朝体を使用し、サイズは10.5~11ptが適当です。表題となる「職務経歴書」はやや大きめに、中央揃えとしてください。

枚数は多くても、A4サイズ2枚までにとどめるのが良いとされています。

職務経歴書の形式

職務経歴書の書き方としては、おもに「編年体形式」と「キャリア形式」の2種類があります。

「編年体式」は、これまでの職歴を時系列に記載する一般的な形式です。

あまりキャリアのない看護師でも、長く看護師として活躍した人でもどちらにも使える汎用性の高い書き方です。経歴を重ねてきた歩みが良くわかるという、メリットがあります。

これに対して「キャリア式」は、キャリアごとに職歴をまとめて記載する方法です。

応募先が特に専門性を求める職場であれば、実績が伝わりやすくアピールしたい部分を強調して書くことができます。

経歴がコンパクトにまとまるため、有能さが良く伝わるというメリットがあります。

看護師の職務経歴書の書き方

職務経歴書は、仕事で経験した具体的な業務内容、獲得したスキル・実績などを詳細に伝えることを目的としている書類ですが、ここでは職務経歴書の記載項目とともにその書き方の注意点などを紹介します。

看護師の職務経歴書

年月日

職務経歴書を郵送する場合は郵送日、持参する場合は持参する日を記載します。これは履歴書も同様です。

<p.ここで日付を西暦似た場合、これ以降もすべて西暦で統一するようにします。西暦と和暦が混入しないよう注意が必要です。

氏名

フルネームを大きくはっきりと記載します。

もし職務経歴書の氏名欄に「ふりがな」とひらがなで記載されている場合はひらがなで、「フリガナ」とカタカナで記載されている場合はカタカナでふりがなを記入します。

おもな業務内容

どのような業務に携わっていたかを簡潔に記載します。

職務経歴書の業務内容・経歴

職務内容詳細

期間や勤務先名、勤務部署、勤務先の概要(病床数、職員数)、業務内容など、より詳細な内容を記載します。

期間
入職日から退職した日を記入します。西暦で記載した場合は全てを西暦で、和暦で記載した場合は全て和暦で記入します。
法人名
法人名は、略語を使ったり、省略したりせず正式名称をフルネームで記載します。
例:医療法人社団○○会 □□総合病院
診療科目
病院で勤務していた診療科を記載します。複数の診療科を経験した場合は全ての診療科を記載するようにします。
病床数
勤務していた病院の病床数を記載します。
職員数
勤務していた病院の職員数を記載します。
病床数、職員数に間違いがないように、ホームページなどで確認しましょう。
業務内容
どの部署(診療科)に配属され、どのような業務を行っていたかを記載します。
教育的立場、指導的立場、例えばプリセプターやリーダーとしての役割を果たしていたのであればその旨も記載します。
業務を通して学べたことなどを加えるのもいいでしょう。
複数の病院で勤務していた場合、それぞれの病院ごと同様に記載します。
職務経歴書の資格・自己PR

保有資格

保有資格に関しては、看護師資格だけでなく仕事に役立つ資格全てを記載します。

取得日は、証書に書かれている日付を記載します。取得日の古い準(時系列)から記載するのが一般的です。

自己PR

ここが最も重要なポイントとなります。履歴書では伝えきれなかった、実績や臨床経験、看護師としてのスキルなどをより詳しく記載します。

今まで身に付けてきたこと、経験から学んだことなどを具体的なエピソードを交えながら自己PRを行います。

限られたスペースの中で、応募先にとって有益で、即戦力となりうる人材であることを上手に表現するようにします。

最後に職務経歴書に記載した内容と履歴書の内容とに矛盾がないかをチェックするのを忘れないようにしましょう。

看護師職務経歴書作成のポイント

キャリアの棚卸を徹底しよう

自分で自信をもって推奨できるスキルと強みを見つけ出さなければ、採用担当者に響く職務経歴書は作成できません。

そのためにはこれまでの歩みを振り返り、徹底的にキャリアの棚卸を行う必要があります。

まずは履歴書に記載している職歴を点検し、抜けや省略がないかを確認していきましょう。

そこから一つひとつの職歴に対して、行った業務や役割をできるだけ詳細に書き出していきます。

たとえば、手術室看護師の経験があった場合には、器械出しと外回りのどちらを受け持ったのか。具体的にはどう動き、何を行っていたのか。

その際に行った患者とのコミュニケーションをとる工夫やチームの一員として働くための心構え、手術に関する学習方法など関連するすべてを思い出していきましょう。

実際に職務経歴書に記載することではなくても、業務にまつわるエピソードが必要になった場合に活用することができます。

仕事や業務について詳しく書き出せたら、そこからポイントとなる部分を絞り込んでいき、職務経歴書に記載する内容を整理していきます。

ここから自分の経歴を伝えるのには、「編年体形式」と「キャリア形式」のどちら適しているのかを判断できます。

見やすさ・読みやすさが深い理解につながる

職務経歴書は一度で作成できるものではありません。何度も加筆と削除を行いながら、最終的にはA4サイズ1~2枚に収まるように調整していきます。

職務経歴書作成についてのポイントとしては、次のようなものが挙げられます。

  • 行頭をそろえる
  • 見出しを利用する
  • 可能な限り箇条書きでまとめる
  • 履歴書との整合性に気をつけて正確に書く
  • 面接を想定して作成する
  • 応募先を意識して書く

ぎっしりと文字が詰め込まれ、一目見て相手がうんざりするような職務経歴書では勝負になりません。

見やすく、一文は短くが基本です。見やすく、読みやすい職務経歴書ほど、担当者は応募してきた看護師に対して理解を深めてくれます。

履歴書との重複は避け、詳細を補足する目的に沿って作成します。また双方の矛盾点がないか、しっかり確認しておきましょう。

職務経歴書は面接の際の資料となります。質問に対しての回答や説明を想定しながら、書くことが大切です。

応募先が求めている看護師像を意識し、自身のキャリアの中から一致する点をアピールポイントとして作成していきましょう。

履歴書作成のよくある悩み

履歴書との自己PRと同じになる

履歴書にも職務経歴書と同じく自己PR欄があります。その場合、同じ内容を記載してしまっては意味がありません。

履歴書の場合には、紙面の関係で自己PR欄のサイズも制限されています。

「私の強みは〇〇です」「〇〇の業務には自信があります」という言い切りをしておき、職務経歴書でその裏付けとなる根拠を記していくという手法がおすすめです。

具体的なエピソードや数値的な根拠を示し、履歴書の自己PRの内容を強化していきます。

また履歴書には主に「看護師としての人間性・特徴」を重点的に書き、職務経歴書では「今までの経験を踏まえて、今後どのように活かそうと思っているのか」を記載する方法もあります。

いずれにしても、まったく同じ内容を重複して記載するのでは、応募についての熱意が疑われます。面倒がらずにしっかりと考え、説得力のある自己PRを作成してください。

理想的な枚数に収まらない

職務経歴書は内容が薄すぎると、就職にかける熱意が疑われますが、枚数が多すぎるのも担当者から嫌われます。

内容を削る必要があるときには、項目ごとにもっとも本筋となる部分を残して削除していきます。

重複の説明や表現が饒舌になっている箇所を探しながら、できるだけ短い文に直していきましょう。

いかに読み手にストレスを与えないようにするかを考え、余分な説明を省き、適切なことばを選んで表現することが大切です。

何を書いて良いかわからない

職務経歴書作成のポイントは理解できたけれど、やはりどこから手を付ければ良いのかわらかない、またキャリアの棚卸をしてみても強みやアピールポイントが見付けられないこともあるでしょう。

そのように考えて悩んでいるのであれば、転職サイトの活用がおすすめです。

もともと書類の作成が苦手な人であれば、1人で煮詰まっていても先には進めません。

転職サイトに登録すれば、看護師の転職を数多くサポートしてきたプロからアドバイスが受けられます。

経歴の詳細の記録から、その中にある強調すべき経験や自分自身の長所など、職務経歴書の中に記載する価値のあるポイントを見つけ出してくれます。

業界に通じたアドバイザーに従い、応募先が求める看護師像にマッチした職務経歴書に仕上げることで、必ず良い結果を得ることができるでしょう。

職務経歴書作成は転職活動においてとても大切ですが、作成自体することが目的ではありません。専門家の力を借り、効率的に効果の高い応募書類を作成していきましょう。

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