[ 記事作成日時 : 2017年3月5日 ]
[ 最終更新日 : 2020年5月8日 ]

離島看護師は知識が必要!離島看護師の仕事内容と給料、求人の探し方

離島で働く看護師

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看護師としての仕事も好きだけど、自分の時間も楽しみたいという人には、離島での看護師が向いているかもしれません。

都会の病院で学んだ知識をもとに、看護師としての新たなスキルを身に付けながら、マリンスポーツやビーチを散歩したりなど、充実した時間を送ることができる離島看護師についてご紹介します。

      
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離島の看護師はどのような地域で働くの?

離島には南国のイメージがあるかもしれませんが、北海道にも利尻島や奥尻島などをはじめ離島が多くあります。

日本は島国なので離島はたくさんあり、看護師の需要が多いです。北は北海道から南は沖縄まで様々な地域で働く離島の看護師がいます。

離島での医療状況は当然のことながらあまりよくありません。平成23年の調べでは、医師の不在の島が109島あり、介護保険施設がない島は185島にものぼります。産婦人科医がいる島はたったの10島のみです。

日本一離島の多い都道府県は長崎県で、離島の医療に力を入れている病院もあり、離島勤務の研修などを企画しています。

東京都にも離島は多く、船で東京に遊びに行けるのは魅力的に感じる人も多いでしょう。

離島や僻地の看護師の職場環境は?

離島の職場環境について、医療と人間関係の両面から考えてみましょう。

医療の面からみた場合、先端医療を取り入れていることは考えにくく、限られた施設と医療物資で医療をしているところが多いです。

離島といっても、島の人口によっては、医療施設の規模は変わってきます。少し大きめの島になると老健施設や総合病院がありますが、多くの離島は病院というよりは診療所に近いイメージになります。

人間関係の面からみた場合、田舎でのんびりしていることもあり、親切な人が多いといわれています。

都会のギスギスした疲れを癒したい人は短期に応援看護師として離島で働いてみることも1つの選択肢です。

どのくらいの規模の病院で働くの?

ある程度知名度が高く、人口が多い離島では総合病院があり、診療科が分かれています。したがって、医師や看護師など複数の医療関係者が働いている状況です。

病院側としては即戦力と体力のある若い看護師を望むことが多いでしょう。

人口の少ない島になると、島内には全く医療者がいないという状況も少なくありません。

離島によっては、医師のいない離島で看護師のみがいる場合もあります。看護師1人の環境で働く場合、1人で判断をして立ち回るので、それなりの医療や看護の知識と経験が必要になります。

そうなると、必然的に看護師は経験のある年齢の高い層になり、新人看護師や数年の経験では難しいでしょう。

人手不足が深刻な環境で働く離島看護師

診療所にしても、少し規模のある病院にしても、離島での看護師は深刻な人手不足があることが予想されます。

したがって、都会の大きな病院のように看護師を育てるという余裕はなく、即戦力となる臨機応変に対応できる看護師が喜ばれます。

離島の診療所では、都会の病院のような忙しさはありませんが、特に高齢者に対して辛抱強く対応する力が必要です。

診療所が閉まった後も、急病患者が出た場合は対応することが求められ、どのような病気にも数少ない医療品で的確に対応する力が不可欠です。

離島で働く看護師は思っているよりも大変?

実際に離島で働いていた人の声によると、人手不足もあり、業務内容は大変であることが多いようですが、経験してよかったという感想がほとんどです。

診療所勤務、病院勤務に限らず、仕事と私生活とのバランスが整っているということが要因でしょう。ただし、方言になれるまでは言葉の理解に苦しむことは多いようです。

臨機応変な対応が欠かせない離島看護師

離島での求人には病院または診療所での看護業務がほとんどです。診療科が分かれていなかったり、いくつかの診療科が複合されていたりするので、さまざまな科に対する知識が必要になります。

離島は高齢化が進んでいる地域でもあるので、高齢者への対応はもちろんですが、小さい赤ちゃんから高齢者まで、患者の年齢には制限がないことも頭に入れておく必要があります。

また、医療品も都会の病院のように引き出しを開けると揃っている状況ではありません。

そのためには、基本をしっかり理解している看護師にしか務まらない仕事といえるでしょう。

離島看護師に求められるもの

離島看護師に求められるスキルは高い医療技術というよりは、的確な判断力でしょう。

限られた物資と医療機器の中、ときに医師の指示なしで、看護師としてできることを的確に判断して、対応していかなければいけません。

新卒で離島の看護師に興味があるという人は、まずは急性期の疾患に対応できる力をつけておくと良いでしょう。

離島は高齢化が進んでいますから、慢性疾患の対応も重要なポイントですが、いざという時に備えて、急性疾患の経験を積んでおくことは必要です。

新人看護師の場合、できるだけ多くの病院や診療科で経験を積み、基本をしっかり身に付けることが理想といえます。

男性看護師のニーズ

看護師というと、日本ではまだまだ女性の仕事というイメージがありますが、海外の病院では普通に男性看護師も働いています。

そのような影響もあってか、都会の方では、限られていた男性看護師の職場も広がりつつあるといわれています。

離島での男性看護師の需要については、男性か女性かという問題よりも、どれだけ臨機応変に対応できるかということを重視することが多いでしょう。

男性だということで不利になるということはなく、逆に離島での看護業務は力の強い男性の方が好まれる場面も多くあると考えられます。

離島で働く魅力とは?

離島での看護業務は責任が重く、決して楽であるとはいえません。それにも関わらず、離島看護師を経験した人は好意的に思っていることが多いものです。

理由として、やりがいがあるということと、仕事以外の時間において、離島での暮らしが魅力的であることがあります。

都会では味わうことのできないゆっくりとした時間の中、看護観や人生についてなど、さまざまなことを考える良い機会になることは間違いありません。

島民との密な関係性

人口の少ない離島においては、島民すべてが家族のような関係にあるといいます。看護師はそんな島民1人1人の背景をよく理解しながら、島民の方々のニーズに応えていかなければいけません。

一方で、離島での生活になれていない看護師は、さまざまな場面で島民の人たちに助けられることも少なくありません。

お互いが持ちつ持たれつの関係にあります。離島で看護師として働く魅力は、このような島民の人たちと築き上げる温かい関係にあります。

プライベートが充実

医療従事者が少ないという離島においては、休みの日に急病人が出れば対応しなければいけません。

ですから、休日もあってないような状況といえます。だからといって、ショッピングに出かけたり、遠出をしたりする環境ではありません。

離島看護師の休日の楽しみは島の自然を満喫することに尽きます。都会では味わうことのできない、仕事とプライベートの両立が離島看護師の魅力といえます。

離島で働く看護師の給料ってどれくらい?

仕事である以上、気になるのが給与です。都会での家賃や物価を考えると、離島では寮が完備されていたり、全体的に出費が少なくてすむことから、貯金ができる人が多いようです。

理由として、離島の看護師不足は深刻で、自治体もそれを解消すべく、さまざまな策を練っているからです。以下では離島で働く看護師の給料について紹介していきます。

正職員として離島で働く場合

離島でも比較的に人口が多い島や、知名度が高い島になると総合病院か、それに準ずるような病院が設置されているところがあります。そのような病院では、看護師の正職員の募集を行っているところが多いです。

それらのほとんどは公立病院に属するので、その自治体の公務員ということになります。

都心部の総合病院に比べると、給料面では落ちるところが多いですが、公務員か準公務員にあたる給与体系、待遇が用意されることになるので、決して悪くはありません。

派遣で働く離島応援ナースの場合

離島の看護師としての仕事に興味があっても、離島へ移り住むのは勇気がいるものです。そんな場合、応援ナースとして6か月、離島で看護師として働く方法もあります。

応援ナースはボーナス支給はありませんが、給与は高めに設定されていて、月に30万~50万円となっています。

離島によっては、家具付きの家を用意してくれたり、引っ越し費用を負担してくれたりしますから、少しでも興味がある人にはその後押しをする制度が整っているといえます。

離島や僻地医療の求人の探し方って?

離島看護師に魅力を感じる人が増えています。海や緑を体いっぱいに感じながら、仕事ができる生活というのは、都会で生活している人にとっては魅力的なものです。

それなりの経験を積んで看護師として自信があるなら、離島での看護師にチャレンジしてみるのも良いでしょう。

応援看護師などで検索をかけると、さまざまな情報が出てきます。応援看護師を取り扱っている看護師専門の転職サイトに登録をして、担当者に直接話を聞くと、より具体的な情報を得ることができるでしょう。

希望条件をかなえるためには?

離島で看護師として働くといっても、職場の環境はさまざまです。働く環境が良い悪いということではなく、自分がどのような環境下で看護師として働きたいかという違いによるものです。

病院がいいのか、それとも診療所か、より小さい島で島民の人たちと密になって働きたいのかなども大きな決め手になるでしょう。

理想の希望条件をかなえるためには看護師としての経験を磨くことが第一でしょう。

離島看護師として働くに値する履歴書が用意できると、それだけ自分の希望条件にあう離島が見つかる確率も高くなります。

具体的には大きな病院でできるだけ多くの科を経験していることが望ましいでしょう。

全国の離島看護師求人を調べる方法は?

インターネットで検索をするだけでも多少の求人情報を入手することはできますが、やはり看護師専門の転職サイトに登録をするのが一番です。

中には、離島の短期派遣を数多く取り扱っている会社もあります。

これまでの事例などかリアルな状況を聞き出すことも可能なので、利用するメリットは大きいでしょう。自分の希望の条件を伝えておきましょう。

余裕をもって登録をしておくと、自分自身がどのような準備をしておけば良いかなどのアドバイスももらえます。

離島看護師は個人の性格や考え方によって合う、合わないが大きく分かれる職場といえます。どのようなメリットとデメリットがあるかを整理したうえで、自分に合っているか検討してみると良いでしょう。

※ランキング評価の詳細は看護師転職サイトおすすめランキングの記事で紹介しています。

※ページ内の求人数は職種別に集計しています。