精神科で働く看護師が抱える悩みとは? やりがいはあるの?


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看護師が職場を決めるうえで様々な選択肢がありますが、特に大きな分かれ道といえるのが「診療科」です。多くの診療科が存在しますが、このページでは「精神科」にスポットをあてていきます。看護師の職場としての精神科とはどんな場所なのでしょう。どんな仕事をするのでしょう? なんとなくネガティブなイメージが先行してしまいがちですが、精神科ならではの魅力はあるのでしょうか。その実態に鋭く迫っていきます。

1.精神科看護師の業務内容・役割は

医療行為は多い?

精神科では、主に内服治療がメインとなるため、採血や注射などの医療行為は、他科に比べると少なくなります。

しかし、医療行為を行う際に患者さんの同意が得られないことも多いため、「いかにお互いのリスクを少なく、医療行為を実施するか」が重要となります。

他科にはない精神科ならではの仕事内容

また、精神科の中でも特に急性期の場合は、患者さんの状態が不安定であるが故に、看護師として常に細心の注意が必要となります。

暴力行為が顕著な方や、自殺企図が強い場合などは、保護室にて問題行動を起こさないかどうか24時間監視する必要があるほか、内服を拒否(拒薬)する患者さんも多いため、確実に内服しているかどうか確認することも、精神科ならではの仕事といえるでしょう。

2.精神科ならではの悩みやデメリット

精神科はやはり悩みが多くてストレスがたまる?

精神科では、文字通り精神疾患をもった患者さんを対象としています。

他の科に比べてよりコミュニケーション能力が求められるため、コミュニケーションに自信がない場合は、精神科で働くことはストレスがたまってしまうかもしれません。

一方で、相手の感情や言動に左右されず、患者さん一人ひとりの症状に合わせてうまくコミュニケーションをとることができる方は、「精神科だから」という理由でストレスがたまることは少ないと考えます。

精神科看護師のデメリットは?

精神科看護師としての一番のデメリットは、「患者さんから暴力や暴言を受ける割合が他科に比べて高い」という点です。

精神疾患を抱えている方は、症状の悪化により暴力行為や人を中傷するような発言をしてしまうことが多くあります。

そうした時、自分と他の患者さんの安全を守りながら対応しなくてはいけません。

全ての病院ではありませんが、一部の精神科では危険な業務であると判断されて「危険手当」が支給されている職場もあります。

3.精神科で働くための「心構え」

他科にはない緊張感がある? 心構えは?

精神科は、精神疾患を主訴に持つ患者さんを治療する診療科です。

そのため、他科以上にコミュニケーションが必要であるほか、「この患者さん、いつもと少し違う」というような細かい変化に気付くことができる観察力が重要となります。

精神疾患を持つ患者さんの中には、症状の悪化によって職員に対して危害を加えようとしてしまう患者さんもいらっしゃいます。

そのため、患者さんを守るため、そして自分自身を守るためにも、常に回りを意識しながら行動することが求められます。

患者や家族への対応も独特

精神疾患を持つ患者さんやその家族に対する対応も、他科とは少し違います。

患者さんは各疾患に合わせた対応が必要となりますし、家族に対しても、病気であることの受け止めや対応について、一緒に考える必要があります。

これらを可能にするのは、やはり「コミュニケーション」が重要です。

特に家族は、「患者さんを家族としてどう支えるか。自分たちに支えることができるのか」という不安があります。

家族の不安を理解するとともに、「家族だけでなく、様々な機関やサービスを利用して、みんなで患者さんを支えていく」ことを伝えることも、精神科の看護師として重要となります。

4.デメリットだけじゃない! 精神科のメリットと魅力

では逆に、精神科のメリットとは何でしょうか?

精神科は、医療行為を行う機会が他科に比べて少ない代わりに、患者さん一人ひとりとじっくり向き合う看護が要求されます。

そのため、急性期の病棟に比べてせかせかと忙しくはなく、基本的に看護師が座るひまもない、ということはありません。これは精神科ならではのメリットといえます。

また、急変も少ないため、残業になる日が他科に比べて少ないということも、メリットの一つです。

5.精神科で得られるやりがいは?

こんなとき感じる! 精神科看護師のやりがい

精神科は、基本的に一人の患者さんの回転が他科に比べてゆっくりなため、より一人ひとりの患者さんとじっくり向かいあうことができます。

その中で、始めのうちは暴力行為が顕著だった患者さんの症状が改善し、笑顔で話せるようになった時には、「自分も患者さんの回復過程に付き添えることができた」とやりがいを感じられます。

患者さん一人ひとりの症状を見極め、自分の対応によって問題行動を納めることができたときも、「精神科ナースとして成長できた」ことを感じ、やりがいを感じられます。

精神科での仕事を楽しむには

精神科で扱っている症状について、明確な治療法が確立されていないものも多くあります。

そういった部分について、「不思議だな。なんでこの症状は、こうなってしまうんだろう?」と興味を持てることが、楽しむポイントです。

「こんな症状なんて、辛いだけじゃないか」などと否定的に考えず、「こういう症状で苦しんでいる人もいるけど、こういう対応をしたら少し良くなるかもしれない」というような、症状を前向きに捉えると、仕事に対して更にやりがいも感じやすくなるはずです。

6.自分は精神科に向いている? 向いていない?

精神科に向いている素質・性格

精神科に向いている看護師を一言で表すと、「周囲に流されない」人です。

「自分がこんなことを言ったから、相手がこうなってしまったかもしれない。どうしよう」など、本当は違うかもしれないのに自分に対してネガティブに考えてしまう方は、精神科でも同様に悩みすぎてしまい、自分自身が疲れてしまいます。

ある程度周囲に流されず、「この患者さんはこういう疾患だから、こうとらえてしまった。だから次は、こういう対応をしよう」など、行動について冷静に分析し、そして対策を考えられる人。

このような方が、きっと精神科に向いています。

男性看護師、女性看護師、どちらが向いている?

精神科には、男女問わずたくさんの患者さんが入院されています。

症状によっては男女別の病棟となっていることもありますが、男性看護師、女性看護師双方に精神科に向いているところがあります。

男性看護師は、なんといっても暴力行為など相手が力を武器にしてきた場合、女性に比べて力が強いために対応しやすいという点がまず挙げられます。

また、特に40代以上の男性看護師の多くは精神科に配属されているため、就職先に男性看護師が多くいる可能性が高いという点も、男性看護師にとっては大きなメリットとなります。

一方、女性看護師は男性に比べて細やかな観察や対応ができるという面において、精神科に向いているといえます。

また、男性が多く配属されているために看護師独特の「女の職場」のような雰囲気となっているところが少ないというのも、女性にとってメリットといえるでしょう。

このように、男性女性どちらにとってもメリットがあるため、「どちらが向いている」というよりかは、「どちらも向いている科である」ということが言えます。

新人・ブランクありでも働ける? 必要とされる経験は?

新卒やブランクがある状態で精神科を希望する場合、かなりのリスクがあるといえます。

というのも、他科と違い医療行為が少ない分、高いコミュニケーションと対応力が求められるため、万が一精神科が合わないと思った場合、また別の職場で一から看護について学びなおす必要があります。

実際に、新卒で精神科の単科病院に就職しても、そのまま継続して精神科で働き続ける方は少数で、ほとんどの方が「イメージと違う」と一年未満で辞めてしまったというデータもあるほどです。

そのため、新卒やブランクがある看護師で精神科で働こうと思っている場合には、事前に「離職率はどうか」「医療行為に対して、どのような研修を行っているか」について十分に調べ、「すぐに離職する」ということを防ぐようにしたほうがよいでしょう。

 
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